2023年02月17日

柴田よしき「あんの明日 お勝手のあん」

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 柴田よしき 著
 「あんの明日 お勝手のあん」
 (ハルキ文庫)


一人前の料理人として歩み始めたおやす。彼女の前には見慣れぬ食材への挑戦、調理場での出会いなど新しい出来事が次々と起こっていく。そんな日々の中、料理に興味を持ち始め歩み出したとめ吉と二人で考え出した料理は紅屋の新たな名物となってゆく。一方、とめ吉に嫌がらせをした男がお縄になったことで、おやすは若女将であるおゆうから、相模屋の女郎・桔梗との意外な秘密を聞かされる。そして山路一郎から想いを告げられ、おやすは一つの決心を固めるのだが・・。大好評お勝手のあんシリーズ第七弾!−裏表紙より−


紅屋は災害からもうまく復活し、再び経営も軌道に乗って来た感じです。

そんな安泰な紅屋ですが、時々よからぬ噂が出てきています。とはいえ、ほとんどが誤解なので、良い店であることは変わらないようです。おやすが良い店で働けていることが嬉しいです。とりあえず、彼女が一人前の料理人として成長できるまではきちんと店が存在していて欲しい物です。


おやすは今回、女性としてどう生きるかの決断を迫られました。そういう話が出るであろうことは前作まで読んでいれば想像出来たのですが、もしかして良い解決策があったりして・・という淡い期待はやはり無理で、そうなるわね、という結果になり、残念ではありました。

でもこれをきっかけに、料理人としてしっかり生きようという決意が更に強固になったのは良いことなのかもしれません。それも一つの幸せですからね。


一人前の料理人になるための試練も与えられました。おやすが苦労したのは、年上の女性を自分の部下として使うことでした。年上ということで遠慮もしますし、手取り足取り教えるより自分でやった方が早いので、つい何でも自分でやってしまうおやすの気持ちはよくわかります。

でもおやすの師匠は「人を使うことも料理人の仕事」と励まします。人をうまく使えないと美味しい料理は出せませんから、この経験は今後の料理人人生にとても役立つと思います。

とりあえずこの女性も良い人そうなので安心しました。今後、おやすの手足となって働いてくれると思います。


今回は悲しい場面もありましたが、これからの未来が明るい感じがしたのでうれしかったです。続きも楽しみです。


<お勝手のあんシリーズ>
「お勝手のあん」
「あんの青春〜春を待つころ〜」
「あんの青春〜若葉の季〜」
「あんのまごころ」
「あんの夢」
「あんの信じるもの」


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posted by DONA at 14:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:柴田よしき
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