
北大路公子 著
「生きていてもいいかしら日記」
(PHP文庫)※電子書籍
40代、独身。好きなもの、昼酒。座右の銘は「好奇心は身を滅ぼす」。“いいとこなし”に見えるけれど、なぜかおかしいキミコの日々。
「結婚しないの?」と聞かれた時の答え方、圧力鍋との15年戦争、父のゴミ分別の不可解なルール、朝はなぜ眠いかについての考察など、日常の出来事に無駄な妄想で切り込んでいく。読んでも何の役にも立たないけれど、思わず笑いがこみあげて、不思議と元気が出てくるエッセイ集。。−出版社HPより−
苦手なエッセイですが、ネットでの感想を読んで面白そうだったので読んでみました。初めましての作家さんです。
読み終わってしばらく経っていますが、改めてあらすじを見てびっくりしました。キミコさんって40代だったのね??勝手に私より年上だと思っていました・・。
40代にしてこの枯れ方はどうなんだ!?
ここまで堕落した生活をしていたらそりゃ周りは色々言いますわね。まだ若いですから。
普段、私は年齢を気にせず生活していますが、やはり40代と50代は違うなと感じることが多々あります。体力的なこともですけど、脳的なことも。
今まででは考えられないようなミスをしますし、物を失くしたこともあります。しかもなぜ失くしたのかもわからない状態。自分でショックなことがたくさんあります。
毎日ちゃんと働いていますし、昼酒も飲みませんし、食事もしっかり食べていますがこんな感じですから、キミコさんは50代になったらどうなるんだろう?と他人事ながら心配になってしまいます。
生活ぶりは大丈夫か!?って感じですが、考えていることはさすが作家さんだけあってクスクス笑ってしまうことばかり。かなり短い話がたくさん詰まっているのですが、電車で読んでいると笑いをこらえるのに必死になるくらいでした。
各話の題名からして笑えます。例えば「乳の立場がない」「圧力鍋と私の十五年戦争」「中年カップル、ドームに行く」「開け、頭の蓋」「朝はなんで眠いのよ」・・
どんな話が待っているのかワクワクしながら読むと、想像を超えてくる内容なので笑えます。まあ題名から想像できる話なんて無いんですけどね。
なかなか面白かったのでまた作品を読んでみようかな?と思う反面、この生活ぶりを読んで心配になるのも嫌だと思う所もあって、しばらく様子をみようと思います。
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