2021年07月08日

「猫だまりの日々 猫小説アンソロジー」

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 アンソロジー
 「猫だまりの日々 猫小説アンソロジー」
 (集英社文庫)※電子書籍


仕事を失くした青年と、そんな青年の願いを叶えるべく彼のもとを訪れてきた猫との心温まる交流(椹野道流「ハケン飯友」)かつて飼っていた猫に会えるというウワサがある、ちょっと不思議なホテルにまつわる物語(谷瑞恵「白い花のホテル」)猫飼い放題をうたう町で出会った、猫があまり得意じゃない彼女と彼のせつない恋(真堂樹「猫町クロニクル」)猫が集まる縁結びの神社で起きた、恋と友情をめぐるアレコレ(梨沙「縁切りにゃんこの縁結び」)後に猫へと生まれ変わり、妻に飼われることになった男の生活(一穂ミチ「神さまはそない優しない」)オレンジ文庫の人気作家陣が描く、どこかにあるかもしれない猫と誰かの日々。全五編を収録。−出版社HPより−


猫がたくさん出てくるアンソロジーです。

初めましての作家さんもおられましたが、やはり読みやすかったのは既読の方でした。


「ハケン飯友」は、「最後の晩ごはん」シリーズの作家さんで、この話もファンタジー色が強くて、ほっこりしました。仕事を失くして独身で何となく寂しさを感じていた青年の元にハケンされてくる猫。一応人型に変身して一緒にごはんを食べてくれます。会話をしながらた食べる食事って幸せなんだということを再確認させてくれる話でした。



「猫町クロニクル」は、私の苦手なガッツリ恋愛物でした。でもせつなくて意外と楽しめました。ただこれが猫じゃなくて霊的な物だったら嫌だったかもしれません。猫というだけで結構ハードルが下がるのかも?



「神さまは」は、突然事故死した夫が気づいたら猫になって妻の元にいるという話で、自分の死後、妻がどのように生活していくのか、どんなことを感じているのかを目の前で見ながら生きていきます。どうやら妻の方も猫が夫の生まれ変わりだと気づいているようなので、お互いに暮らしにくそうだと思います。これはラストに衝撃が。なるほどそういうオチですか・・。まあそういう流れでしたけどね。


他の話はイマイチ入りきれずでした。でもどれも猫の可愛さで読み進められたので良かったです。

そしてどの話も猫の感情がしっかり描かれていて、ほとんどの話は猫が何かの生まれ変わりだったり、猫が化身して人になったりしていました。つまりすべての話がファンタジーでした。

確かにそういう描き方が一番良いのでしょうけど、一つくらいは話せない、感情もわかりにくい、本当の猫の話があっても良かったかも?と思います。

猫好きでファンタジー好きな方にお勧めです。


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