
高田郁 著
「あきない世傳金と銀<七> 碧流篇」
(ハルキ文庫)
大坂天満の呉服商「五鈴屋」の七代目店主となった幸は、亡き夫との約束でもあった江戸に念願の店を出した。商いを確かなものにするために必要なのは、身近なものをよく観察し、小さな機会を逃さない「蟻の眼」。それを胸に刻み、懸命に知恵を絞る幸と奉公人たちだが―。ものの考え方も、着物に対する好みも大坂とはまるで異なる江戸で、果たして幸たちは「買うての幸い、売っての幸せ」を実現できるのか。待望のシリーズ第七弾!−裏表紙より−
読み終わったのが10月の終わり。もうすでに7か月くらい経ってしまいました・・。
細かい部分は覚えていないので、大まかに書いておいて、また改めてまとめます。
すでに、次の巻も手元にあり、いつでも読める状況ですから、早く書いて次を読むことにします。
江戸に出店して、何度か躓きながらも、少しずつ江戸の人たちにも愛される店になってきました。
番頭や手代たち、そして幸も色々アイディアを出し合って、みんなで店を盛り立てています。
女名前がダメな店主の問題も、ある人の出現により、良い方向に転がっていき、少しではありますが幸が店主を続けられる期間が延びました。
なるほど、そのために彼は死んだことになっていなかったのね、と納得です。
とはいえ、いつかは誰かに継がさないといけないので、問題が解決したわけではないですが。
まだまだ軌道に乗ったとは言えない江戸店。そして、店主の後継者問題。問題は山積みですが、これからどんな成長、商いを見せてくれるのか楽しみです。
<あきない世傳金と銀>
「源流篇」
「早瀬篇」
「奔流篇」
「貫流篇」
「転流篇」
「本流篇」
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