2019年06月07日

ジョアン・フルーク「ウェディングケーキが待っている」

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 ジョアン・フルーク 著
  上條ひろみ 訳
 「ウェディングケーキが待っている」お菓子探偵ハンナシリーズ19
 (ヴィレッジブックス)


ニューヨークで開催されるデザートシェフ・コンテストに出場することになったハンナ。ロスとの結婚式をレイク・エデンでささやかに挙げ、ハネムーンをかねてニューヨークに向かう予定だったが、急遽コンテストの日程が早まり、式は後回しになってしまう。あわただしいままコンテストが始まり、実力派揃いのなか好調な滑り出しを見せていたハンナだったが、またまた彼女の死体レーダーが発動して・・・。−裏表紙より−


前作で、読むのをやめようか?と思ったのですが、一応どうなるのか見てから考えることにしました。

今まで18作に渡って、マイクとノーマンからのプロポーズを拒否し続けてきたハンナですが、元カレのロスとはサラッと結婚することに。

えー!?結局、元カレ? ほんとにびっくりです。しかも、プロポーズを受けたとたんさっさと結婚式を挙げようとしています。でも、同じ時期にデザートシェフコンテストが行われることになったので、ちょっと延期されることに。

シリーズを今まで読んできた人なら、今回、どんな事件が起こるか想像できるでしょう。いつもハンナの邪魔になる人が殺されるわけですから、コンテストの誰か・・。具体的に誰なのか?は書きませんが。


今回もコンテストに参加しつつ、結婚式に想いを馳せつつ、事件を調査。犯人は誰か?はいつものようにどうでもいい感じ。そして、いつものように突然わかってしまう・・。


ハンナの結婚に対して、マイクとノーマンがどんな反応をするのか、それが一番気になっていたのですが、2人はほとんど怒りません。どれだけ良い人なんだ! というか、お人好し過ぎて呆れます。

「これからも友だちだよ」となるであろうことは何となく想像できていましたが、ここまでとは・・。すごい人たちです。


このままハンナの結婚生活は順調にいきそう・・かと思ったら、何やら怪しい雰囲気もあります。
何だか、どうでも良いや!という気分になってきましたが、やっぱり次も読むのでしょう。

ほんと、不思議な魅力のあるシリーズです。


<お菓子探偵ハンナシリーズ>
「チョコチップクッキーは見ていた」
「ストロベリーショートケーキが泣いている」
「ブルーベリー-マフィンは復讐する」
「レモンメレンゲ・パイが隠している」
「ファッジ・カップケーキは怒っている」
「シュガークッキーが凍えている」
「ピーチ・コブラーは嘘をつく」
「チェリー・チーズケーキが演じている」
「キーライム・パイはため息をつく」
「キャロットケーキがだましている」
「シュークリームは覗いている」
「プラムプディングが慌てている」
「アップルターンオーバーは忘れない」
「デビルズ・フードケーキが真似している」
「シナモンロールは追跡する」
「レッドベルベット・カップケーキが怯えている」
「ブラックベリー・パイは潜んでいる」
「ダブルファッジ・ブラウニーが震えている」


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