2019年04月02日

今野敏「去就 隠蔽捜査6」

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 今野敏 著
 「去就 隠蔽捜査6」
 (新潮文庫)


大森署管内で女性が姿を消した。その後、交際相手とみられる男が殺害される。容疑者はストーカーで猟銃所持の可能性が高く、大正女性を連れて逃走しているという。指揮を執る署長・竜崎伸也は的確な指示を出し、謎を解明してゆく。だが、ノンキャリアの弓削方面本部長が何かと横槍を入れてくる。やがて竜崎のある命令が警視庁内で問われる事態に。捜査と組織を描き切る、警察小説の最高峰。−裏表紙より−


久しぶりの隠蔽捜査。前回は冴子さんがあまり出て来ず寂しかったのですが、今回はたくさん出てくれました。大きなテーマとして“ストーカー”というのがあり、女性の連れ去り事件が発生して捜査することになるのですが、それ以外に竜崎の娘と恋人の関係もおかしくなっていて、それを解決することになるのです。 娘も大変ですが、お陰で冴子さんがまたいい味を出しくれたのはファンとして嬉しい限りです。よくこんな変人の堅物と暮らしていけるな〜と毎回感心します。


今回も竜崎の大森署管内で事件が発生し、捜査本部が作られます。そうなると同期の伊丹刑事部長も登場し、彼とのやりとりにもニヤニヤさせられます。

そして、今回竜崎の足を引っ張るのは方面本部長の弓削。彼はノンキャリアなので竜崎の方がちょっと上のような、でも本当は弓削の方が立場は上で、ややこしい関係性です。こういう人って変にプライドが高いから大変です。ひがみ根性もあるせいで、竜崎が言う正論にいちいち引っ掛かってしまいます。

そんな彼と現場での指揮をめぐって争いに・・。どう見ても竜崎が正しいと思うのですが、やはり縦社会の厳しい警察ですから、命令系統が破られるとうるさいんですよね。正しいことをしたはずの竜崎の立場が危ぶまれます。


最後はとても気になる終わり方。もしかして竜崎は元に戻るのか? それは嬉しいような、でも出来れば彼には現場にいてもらいたいような複雑な心境になりました。

続きが気になるので、早く文庫化してほしい!!


<隠蔽捜査>
「隠蔽捜査」
「果断」
「疑心」
「初陣」
「転迷」
「宰領」
「自覚」



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posted by DONA at 14:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:今野敏
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