
坂木司 著
「アンと青春」
(光文社文庫)
アンちゃんがデパ地下の和菓子店「みつ屋」で働き始めて八ヶ月。販売の仕事には慣れてきたけど、和菓子についてはまだまだ知らないことばかりだ。でも、だからこそ学べることもたくさんある。みつ屋の個性的な仲間に囲まれながら、つまずいたり悩んだりの成長の日々は続きます。今回もふんだんのあんことたっぷりの謎をご用意。待ちに待ったシリーズ第二弾!−裏表紙より−
和菓子屋「みつ屋」で働くアンちゃんの成長物語第2弾です。
相変わらずしっかりしてかっこよくて更に美人でもある店長、ロマンチックで乙女なイケメン・立花くん、アンちゃんと同じ年だけど先輩で口が悪いけど優しい桜井さんという3人と共に毎日にぎやかにアルバイトしています。
今回も5つの短編で、和菓子の奥深さを知ることができ、アンちゃんも少しずつ成長しているのが見られます。
同じデパート内にできた洋菓子屋さんの新人さんと話すようになったことで、色々相談にのるうちにアンちゃんが悩むことになったり、自信のなさから空回りして、店長に怒られたり、そして客とのやりとりに悩むことも。
アンちゃんのウジウジと悩む姿は読んでいて腹が立つこともあります。そばに行って「しっかりしろ!」と喝を入れたくなるくらいです。
でも、周りに素敵な人たちがいてくれるので、必ず立ち直ってくれますし、確実に成長しているんですよね。それがわかるから読み終わるとスッキリ爽快な気分になります。
読んだら絶対に和菓子が食べたくなりますし、デパートの和菓子売り場をうろつきたくなるこのシリーズ。毎回お腹がすきつつ読んでいます。
続きもアンちゃんたちに会うために読むつもりです。
<和菓子のアンシリーズ>
「和菓子のアン」
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