
矢崎存美 著
「NNNからの使者 猫だけが知っている」
(光文社文庫)
最近寂しさが身に染みる独身男藤本誓のもとに、やけに模様がくっきりとした三毛猫が現れるようになった。と同時に、会社からの帰り道、野良と思われる白猫が「お腹すいた」と猛アピールしてくるように。食べ物を与えるようになった誓は、次第に猫が飼いたくなり、ペット可物件に入居してしまう(表題作「猫だけが知っている」より)。今日もミケさんたちは、猫好きな誰かのことをじっと見ている!? ページをめくるたび、あなたも猫の魅力のとりこになる、モフモフ猫小説誕生!−裏表紙より−
NNNとは「ねこねこネットワーク」の略で、猫好きや猫を飼いたい人のところへ猫を派遣し、猫のしもべとして生きるように画策する謎の組織のことだそうです。
猫好きですけど、初めて聞きました。
ネットを調べてみると、都市伝説っぽい感じです。野良ネコに餌をやったら、その人の所にたくさんの猫が集まってくるようになったとか、飼っていた猫が亡くなって悲しんでいる人の前に、タイミングよく別の猫が現れるとか、そういう出来事がよく起こるそうで、それは全てNNNの仕業ではないか?ということらしいです。
猫って確かに謎めいた動物ですもんね。そういうこともやっていそうです。
この話は、そのNNNのことが描かれています。ミケさんと呼ばれる、NNNのボスっぽい三毛猫が組織を動かしているようです。まずは寂しさを感じている独身男がターゲットに。
猫を飼うつもりなんてなかったのに、野良猫になつかれてしまって、ついペット可物件に引っ越すほど猫を飼いたくなりました。
その他、猫を使って親子関係を修復することもありました。
私も猫好きなので、ターゲットにされそう・・でも、今の所全く飼おうとは思っていませんし、寂しさも感じていないのでダメかな??
仕事を引退してからでも、NNNから猫を派遣されていものです。
シリーズ化しているようなので、続きも読んで、猫の世界に浸りたいです。
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