2018年07月17日

上橋菜穂子「炎路を行く者 守り人作品集」

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 上橋菜穂子 著
 「炎路を行く者 守り人作品集」
 (新潮文庫)



『蒼路の旅人』、『天と地の守り人』で暗躍したタルシュ帝国の密偵、ヒュウゴ。彼は何故、祖国を滅ぼし家族を奪った国に仕えるのか。謎多きヒュウゴの少年時代を描いた「淡路の旅人」。そしてバルサは、養父と共に旅を続けるなか、何故、女用心棒として生きる道を選んだのか。過酷な少女時代を描いた「十五の我には」−やがてチャグム皇子と出会う二人の十代の頃の物語2編。−裏表紙より−


ヒュウゴね〜・・・。はっきり言って「誰だっけ?」状態で読み進めました。最後まではっきり思い出せず。

それでも「守り人シリーズ」の世界観がわかっていれば、十分楽しめますし、多分バルサたちにとって厄介だったであろうヒュウゴのことが好きになりました。


物語の冒頭から不穏な雰囲気。そして悲しい結果が待っていました。ほんと、戦争って残酷です。命からがら逃げだしたヒュウゴはまだ命を狙われている中、リュアンという女性に助けられました。

彼女はタラムーという生物を通してしか話すことが出来ない不思議な存在。彼女の雰囲気はタンダに似ているかも。軟らかくて優しい雰囲気が一気に好きになりました。

そんな彼女がもっと活躍してくれたら良かったのですが、ほとんど出てこなくて残念。


ヒュウゴは少年時代から過酷な人生を歩んできたので、裏の社会では一気にボス的存在になりました。でも自分の生きていく道がなかなか見つからず悩む日々。

そんな彼が選んだ道は、シリーズの中で出てくるわけですが、彼なりに信じた道だということがわかったので良かったかな?



そしてもう1話は、バルサの少女時代の話。とはいえ、少女とは思えないくらいのしっかりぶりなんですけどね。

それだけ過酷な人生を生きてきたということなんですが、もっと幼いままで生きられたら良かったのにと少し寂しい気持ちにもなります。

そうなったら、チャグムたちが救われなかったかもしれませんし、難しい所です。

バルサの話は短くて、もっと読んでいたくなりましたし、またバルサの活躍を読みたいと強く願ってしまいました。続編書いてくれないかな??


<守り人シリーズ>
「精霊の守り人」
「闇の守り人」
「夢の守り人」
「虚空の旅人」
「神の守り人 上−来訪編」
「神の守り人 下−帰還編」
「蒼路の旅人」
「天と地の守り人 第一部ロタ王国編」
「天と地の守り人 第二部カンバル王国編」
「天と地の守り人 第三部新ヨゴ皇国編」
「流れ行く者 守り人短編集」


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posted by DONA at 15:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:上橋菜穂子
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