2018年05月23日

桂望実「嫌な女」

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 桂望実 著
 「嫌な女」
 (光文社文庫) 


初対面の相手でも、たちまちするりとその懐に入ってしまう。小谷夏子は男をその気にさせる天才だ。彼女との未来を夢見た男は、いつの間にか自らお金を出してしまうのだ。そんな生来の詐欺師を遠縁に持つ弁護士・石田徹子は、夏子がトラブルを起こすたび、解決に引っぱり出されるのだが……。対照的な二人の女性の人生を鮮やかに描き出し、豊かな感動をよぶ傑作長編。−裏表紙より−


以前読んだ「ハタラクオトメ」は軽く読める明るい感じの小説でしたが、この作品は読むのに時間がかかりました・・。

ページ数の多さもあるのですが、主人公でもある弁護士の徹子先生のことが好きになれず、その遠縁の夏子のことは更に好きになれず、なかなか読み進められませんでした。


夏子が問題を起こして、徹子に頼って来るという展開で話は進みます。1話目から時間が進んでいるので、夏子も徹子も年齢を重ねていきます。

性格も生き方も違う二人の女性が年齢を重ねていくのもこの物語の魅力になっているのでしょうが、とりあえず二人とも好きではないのでどうでも良いと思ってしまいました。

夏子のことはたぶん、女性はほとんどの人が苦手なタイプだと思うでしょう。男性は好きかもしれませんが。徹子や周りの人たちのように「次はどんなトラブルを起こした?」と興味はもてませんでした。そんなに大人になれていないってことかもしれませんが。

徹子は、弁護士に向いているのか微妙な感じのまま、人生に大きな波もなく歩んでいきます。もしかしたら、自分の人生と似ているから好きになれなかったのかも?と思わなくもない感じですが、どうして夏子にここまで振り回されるのか、その理由が理解できないせいもあると思います。


終わりの方にあった、弁護士事務所のベテラン事務員の言葉には感動させられましたが、それ以外はあまり印象に残らない感じでした。


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タグ:桂望実
posted by DONA at 15:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:その他
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