
矢崎存美 著
「ぶたぶたラジオ」
(光文社文庫)
東京のAMラジオ局で、朝の帯番組のパーソナリティを務める久世遼太郎は、木曜日の新しいゲストに、山崎ぶたぶたという人物(?)を迎えることになった。ぶたぶたの悩み相談コーナーは、一味違う答えがもらえる、とすぐ大人気に。今日もラジオに耳を澄ませると、ぶたぶたの渋い声が聞こえてくる。それだけで、不思議と心が落ち着くんだな。胸に響く三編を収録。−裏表紙より−
「ぶたぶたの本屋さん」の続編です。
「ぶたぶたにきいてみよう」「運命の人?」「ずっと練習してたこと」の3編収録。
今回は本屋さんのことはほとんど出てきません。ラジオのパーソナリティとしてのぶたぶたさんの活躍が描かれています。
ラジオのパーソナリティってぶたぶたさんにぴったりな職業ですね。リスナーには姿が見えないですから、どんな姿かたちをしていても声さえ良ければオッケーです。
しかも、人生経験豊富なぶたぶたさんは、リスナーの悩みを解決するのが得意です。
本人は「僕で大丈夫だろうか?」と心配をし続けていますが、説得力のある声と答えでみんな癒されていきます。
今回は3話で、同じ番組でパーソナリティを務める2人の悩みにも答えていきますし、更にリスナーの悩みも解決。
小さな悩みも、真剣で深い悩みも解決してくれるので、ぶたぶたさんの悩み相談コーナーは大人気となっていきます。
ラジオって学生時代以来ほぼ聞くことはなくなりましたが、たまには聞いても面白そうかもと思えました。ぶたぶたさんがやってくれるなら聞きたいです。
でもたぶん「僕はぶたのぬいぐるみです」と告白されても信じないでしょうけど・・。
さ、次はどんな職業のぶたぶたさんに会えるのかな? 楽しみです。
<ぶたぶたさんシリーズ>
「ぶたぶた」
「刑事ぶたぶた」
「ぶたぶたの休日」
「夏の日のぶたぶた」
「クリスマスのぶたぶた」
「ぶたぶた日記」
「ぶたぶたの食卓」
「ぶたぶたのいる場所」
「ぶたぶたと秘密のアップルパイ」
「訪問者ぶたぶた」
「再びのぶたぶた」
「キッチンぶたぶた」
「ぶたぶたさん」
「ぶたぶたは見た」
「ぶたぶたカフェ」
「ぶたぶた図書館」
「ぶたぶた洋菓子店」
「ぶたぶたのお医者さん」
「ぶたぶたの本屋さん」
「ぶたぶたのおかわり!」
「学校のぶたぶた」
「ぶたぶたの甘いもの」
「ドクターぶたぶた」
「ぶたぶたの花束」
「居酒屋ぶたぶた」
「海の家のぶたぶた」
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