2017年12月28日

乃南アサ「死んでも忘れない」

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 乃南アサ 著
 「死んでも忘れない」
 (新潮文庫)


夫婦と、息子ひとりの3人家族。どこにでもある、新興住宅地の平穏で幸福な一家だった。妻が妊娠したことで、新たなる喜びに一家は包まれる・・・・はずだった。しかし、ある朝、夫が巻き込まれた小さな事件が思いもよらぬ展開を見せ、彼らの運命を大きく狂わせていく―。次第に追い詰められ、崩壊に向かう家族に、果たして救いはあるのか? 現代の不安を鋭くえぐった心理サスペンス。−裏表紙より−


題名と表紙の雰囲気から、怖そうだと思いつつ読みました。いきなり妻の妊娠。これは旦那が浮気して、愛人にも赤ちゃんが出来て、奥さん流産して・・とものすごく悪い方悪い方へ考えてしまったのですが、最終的には違ってホッとしました。


夫婦と息子という3人家族ですが、妻と息子は血のつながりがない関係。でも長年一緒に暮らしていて、2人は仲良くやっています。でもある日、夫がある事件に巻き込まれたことで家族の関係に亀裂が・・。

妻も妊娠がわかって、少しずつ本性が見えてきます。義理の息子とはうまくやっているようですが、夫の前ではポロポロと血のつながらないことに対する不満が。

息子の方も学校での人間関係がこじれていくことで、家庭への不満が出てきます。

夫も家庭のことよりも自分の問題と仕事のことに精一杯になり・・。


表面上だけうまく取り繕っていたら、ちょっとのきっかけで家族なんて壊れていくんだと思うと読むのが怖いくらいでした。でもどうなっていくのか気になって次々読み進めました。

最悪な状況も想像しながら読んだのですが、途中で急に全てが収まる結果に。

最後は、4人になる家族が幸せに暮らしていってくれるだろうと思えて、ほっとしました。

不穏な題名に踊らされた作品でした。


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posted by DONA at 15:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:乃南アサ
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