
つるみ犬丸 著
「日本酒BAR「四季」春夏冬(あきない)中 さくら薫る折々の酒」
(メディアワークス文庫)
恵比寿の繁華街の片隅にたたずむ「四季-Shiki-」。 日本酒専門のこの店で供されるのは、客の好みに合わせたお酒と自慢の料理。 仕事でへとへとの体には爽やかな爽酒でほっと一息、くたくたの心には薫り高い薫酒で心ゆくまでゆったりと。 あなたの疲れた心と体に、ぴったりのお酒がここにあります。酒と肴と思い出と、人生に寄り添うこの店に、どうぞ癒されにいらっしゃい。 実在する日本酒が多数登場。読んだら飲みたくなる、日本酒レビューも収録。−裏表紙より−
初めましての作家さんです。
読み始めは面白い展開だったので一気に引き込まれたのですが、途中から失速・・。
何だろう? 読んでいる時は面白くて、どんどん読み進めていけたんですけど、本を閉じたらあまり心に残る物が無い・・。
話毎に美味しそうな料理と、それに合う日本酒が出てきて、お酒好きな人にはたまらない内容です。
だからといって、日本酒片手に読む本とは違うような。
日本酒のガイドブックに近いかもしれません。
「おれ」こと冴蔵の生い立ちが珍しくて、そこを掘り下げていくのかと期待したのですが意外とあっさりスルーされ、店主の楓さんの引きずっている問題を深く掘り下げるのかと思ったら、これまた意外とあっさり解決し、その辺りには重きを置いていないのかもしれません。
日本酒のことは色々書いてあって参考になりそうだったので、とりあえず名前をメモしておこうかな? そして日本酒がたくさんある店で飲んでみたいと思います。
あまり得意ではない日本酒が好きになれたら良いな。って感じでしょうか。
何も考えたくないとき、疲れているときに読むと良いかもしれません。
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