
大沼紀子 著
「真夜中のパン屋さん 午前5時の朝告鳥」
(ポプラ文庫)
真夜中に開店する不思議なパン屋「ブランジェリークレバヤシ」。あれから五年の歳月が経ち、暮林や弘基には様々な変化の波が訪れていた。それは常連客である班目やソフィアたちにとっても同様だった。そしてもちろん、希実にとっても・・。「まよパン」シリーズ、ついに完結!!−裏表紙より−
前作で終わりでも良いのでは?と思っていたので、発売されてもなかなか手が伸びず。一応最後まで見届けるつもりで読みました。
読み始めたら1作読み飛ばしたか?と思うくらい状況が変わっていてびっくりしました。こんな話あったっけ?と何度思ったことか。
最終巻ですべてを丸く収めるために仕方ないことだったのかもしれませんが、それにしても変化大きすぎ。
前作から5年経ったという設定になっているのですが、5年経つ前の話の方がじっくり読みたかったです。先に話を進めておいて、後で回想するみたいにちょっと戻るというのはどうにも入りにくい構成です。
無理やり全部納めなくても、もっとふんわりした終わり方でも良かったような気がします。
とりあえずみんなうまくいきそうで良かったとは思いますけどね。
希実と弘基はやっぱりそうですか、って感じです。何となくうまくいきそうです。
暮林さんも新たに進んで行けそうですし。
最後にやっとなぜ真夜中に開いているのかがわかるわけですが、何だかロマンチックだね〜って感じです。あまりピンとこなかった私はひねくれものってことかな?
まあ、最後まで読むことができて良かったです。
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