2017年06月20日

西澤保彦「腕貫探偵」

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 西澤保彦 著
 「腕貫探偵」
 (実業之日本社文庫)


大学に、病院に、警察署に・・突如現れる「市民サーヴィス課臨時出張所」。そこに座る年齢不詳の奇妙な男に、悩める市民たちはついつい相談を持ちかけてしまう。隣人の遺体が移動した? 幸せ絶頂の母がなぜ突然鬱に? 二股がバレた恋人との復縁はあり? 小さな謎も大きな謎も、冷静かつ鋭い観察力で腕貫男がさらりと解明! ユーモアたっぷりに描く連作ミステリ7編。−裏表紙より−


変わった題材で書くのが得意な作家さんです。

本を買ったとき、なぜか「敏腕探偵」だと思い込んでいて、改めて読むときに見て「腕貫??」と戸惑ってしまいました。

腕貫をしているお役所の役人さんが悩める市民の相談に乗るという話で、殺人事件から恋愛相談まで何でも話を聞いて、サクッと解決してくれます。

年齢不詳で印象に残らないタイプの男性なのですが、話を聞いただけでズバッと的確なアドバイスをしてくれます。

淡々と手短に。

普通、悩み相談って相手にしゃべらせて楽にならせようとするもので、長々時間を取りますが、この人はあっさり時間になったら終了。しかも答えが謎めいていて、頭に「?」マークを浮かべたまま去ることになります。

読者の私も当然、「?」となったまま読み進めると、相談者はいつの間にか腕貫男のアドバイスを正確に理解して、サラッと解決するんです。

何だか置いて行かれた感じ・・・と思っているうちに1話終了。

こんな謎めいたヒントで解決出来るだけの頭があるなら、相談しなくても良かったんじゃない?と思わされる人たちでした。

大体、自分の名前を覚えるのさえ大変じゃない!?と思うような複雑な名前の人ばかりで、そこも気になってしまって余計に話に入りこめませんでした。

1話出たらもう出てこないならともかく、妙に絡んできますし、そうなると気になって前に戻ったり進んだりして忙しくなってしまいました。

謎がすっきり解決するのは爽快ですが、それ以外の部分で引っ掛かりが多すぎました。シリーズになっているようですが、次を読むかは保留かな?


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タグ:西澤保彦
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