
矢崎存美 著
「居酒屋ぶたぶた」
(光文社文庫)
寒い冬の夜。商店街の一角に気になる店が。覗いてみると、温かな雰囲気に心が躍る。ああ、入ってみたい、そんなとき。もし、店の隅にピンクのぶたのぬいぐるみが転がっていたら、それは「味に間違いない店」の目印かも。見た目はぬいぐるみ、中身は心優しい中年男性。山崎ぶたぶたが、いろんなタイプの飲み屋さんで、美味しい料理とともにあなたを待っています。−裏表紙より−
今度は光文社のぶたぶたさん。
そして、有りそうで無かった「居酒屋」さん。1話目からわくわくする店で、これから色んなお客さんが来ては癒されていくんだろうと思ったら、2話目は違う店になっていました・・。
違う店でも良いんですけど、1話目の居酒屋さんが妙に気に入ってしまったので、このまま進んで欲しかった〜!
色んな店ではありますが、全てお酒を飲ませるお店。おでん屋さんだったり、バーだったり。
それぞれの店で、ピンクのぶたのぬいぐるみは大活躍し、お客さんを思いっきり癒していきます。
内容的にも1話目が好きでした。育児疲れした母親が疲れすぎて爆発してぶたぶたさんに癒されます。旦那さんも結構助けていましたが、ぶたぶたさんには敵いませんね。美味しい居酒屋でお夕飯を買って帰るってなんだか素敵!と思ってしまいました。
他の店でのぶたぶたさんは、シェイカーを振ってカクテルを作ったり、ワインを注いだりと驚くような姿を見せてくれます。それだけでも面白かったです。ぶたのぬいぐるみがワインボトルを抱えてグラスに注ぐ様子を想像して笑ってしまいました。シェイカーを恰好つけて振るのはぜひ見てみたいです。
怖い話があったのだけがイヤでした・・。ぶたぶたさんのホラーだしな〜と軽い気持ちで読んだら本気で怖かった! ホラー好きの人にとっては大したことないのでしょうが、私は無理!!
寝る前に読んでドキドキしてしまいましたよ・・。
次はどんな職業かな〜? また居酒屋でも良いけど。電車とかタクシーとかのドライバーはどうだろうか??
<ぶたぶたさんシリーズ>
「ぶたぶた」
「刑事ぶたぶた」
「ぶたぶたの休日」
「夏の日のぶたぶた」
「クリスマスのぶたぶた」
「ぶたぶた日記」
「ぶたぶたの食卓」
「ぶたぶたのいる場所」
「ぶたぶたと秘密のアップルパイ」
「訪問者ぶたぶた」
「再びのぶたぶた」
「キッチンぶたぶた」
「ぶたぶたさん」
「ぶたぶたは見た」
「ぶたぶたカフェ」
「ぶたぶた図書館」
「ぶたぶた洋菓子店」
「ぶたぶたのお医者さん」
「ぶたぶたの本屋さん」
「ぶたぶたのおかわり!」
「学校のぶたぶた」
「ぶたぶたの甘いもの」
「ドクターぶたぶた」
「ぶたぶたの花束」
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