浅葉なつ 著
「神様の御用人2」
(メディアワークス文庫)
名湯探しに家探し、井戸からの脱出の手伝いに、極めつけは夫の浮気癖を治してほしい!? 御用人となった良彦に今回も神様からの様々な無理難題が言いつけられる。 手のひらに載るほどの小さな神様から、出雲のあの神様の妻まで、神様の神様らしからぬ悩みの数々に頭を抱えるなか、良彦は不思議な少女・穂乃香に出会う。誰にも言えない秘密を胸に秘めた彼女と、神様の関係とはいったい―?フリーター御用人・良彦とモフモフの狐神・黄金の神様助っ人(パシリ)物語第二弾!−裏表紙より−
今回の良彦は、「名湯の条件」「貧乏神の憂鬱」「彼女の涙」「夫婦の事情」の4話で、4人の神様の御用を聞き届けます。
第二弾も、神様のパシリとして走り回るはめになる良彦と、彼を支えるというか喝を入れながら導く(時には突き放す)モフモフの狐神・黄金のコンビ。
相変わらず2人(?)の掛け合いは最高です。何度もニヤッと笑いながら読みました。
今回の神様たちの御用も何だか神様らしくない物がほとんど。1話目から、昔入って気持ちよかった名湯を探してほしいというものでした。「自分で探せよ!」と突っ込みたくなりますが、人間のせいで力が弱まっているから探せないと言われると、言い返す言葉もありません・・。
手のひらに乗るほど小さな神様にお風呂を見つけるため、小さな容れ物に温泉の基を混ぜて入ってもらうという暴挙に出ます。そんなことで見つかるなら苦労はないでしょ、と思っていたらやはりそう簡単にはいきません。でもまあ納得の結果で終わりました。
2話目は有名な貧乏神からの依頼。憑りつかれたら最悪!と思っていたら、良彦も必死で確認していました・・。貧乏神にも色々とこだわりや苦労があるということがわかる話でした。現代の日本をよく表している話かもしれません。
3話目は井戸から出してほしいという依頼。人間の代わりに泣くという使命を持った神様で、自分の流した涙の重さで動けなくなったとか。この話で、穂乃香という不思議な少女と出会います。神様と人間の友情に涙する話でした。
4話目は夫の浮気癖を治さないと離婚するぞ!という依頼。勝手にすれば?と言いたくなるような依頼ですが、そこは神様同士の夫婦なので、簡単にはいきません。浮気性の夫のことは、依頼のほんの一部で、本当の依頼はもっと深いもので、これも考えさせられる内容になっていました。
このシリーズを読んでいると、お正月しか神社に行ってお参りしないというのは良くないなと思わされます。もっと神様を信じる方が良いのかも?でも、小さい頃からこんな風に育ってしまったので簡単には変わらないでしょうけど。
とりあえず、神様の名前や役割など、このシリーズを通して少しずつ知っていこうかな?と思います。そこから始めよう!
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