2016年07月15日

大門剛明「不協和音 京都、刑事と検事の事件手帳」

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 大門剛明 著
 「不協和音 京都、刑事と検事の事件手帳」
 (PHP文芸文庫)


刑事だった父は、本当に冤罪を生んだのか―。京都府捜査一課の川上祐介は、妻を殺したと自白しながら、黙秘に転じた被疑者に手を焼いていた。そこへ、京都地検から「不起訴」の連絡が届く。それを決めた担当検事は、父が違法捜査を疑われて失職した際に別の家の養子となった弟の真佐人だった。不起訴に怒る祐介に、真佐人は意外な一言を返す。刑事と検事の信念がぶつかる連作ミステリー。−裏表紙より−


題名や表紙の雰囲気で勝手に中年おやじたちをイメージしていたので、新人刑事と検事の話だということに驚かされました。後になってみると、なぜ中年だと思ったのか自分でも謎ですが・・。


刑事と検事という2人の兄弟ですが、弟が養子に出たため、名字が違います。刑事である兄も、冤罪を生んだ亡き父とは違う名字なので、あの伝説の刑事”と親子だとは気づかれていませんし、検事の弟とも兄弟とはバレていません。

兄を中心に話は進みますが、兄が捜査を進めて送検するときには、検事の弟がダメ出しをしてきます。しかも、しばらく疎遠だったせいもあって、何だかよそよそしい上に高圧的な態度。

兄はイライラを募らせますが、弟の言うことはかなり的を射ていて、その通りに調べると、被疑者が罪を認めたり真犯人が見つかったり、スムーズに解決できるようになるため、頭の片隅に置いて捜査するようになっていきます。

弟を育てた父は検事だったので、弟は検事の道を選びました。刑事だった実の父を非難するような言動を繰り返しています。それも兄は気に入らないのですが、弟の言動にはどうやら裏がありそうです。

なかなか本心を語らない弟の本心が、シリーズを読み進めたら明らかになっていくのでしょう。その辺りも楽しみですし、何より警察小説は大好きなので、シリーズを追っていきたいと思います。

今回は、弟にやられっぱなしだった兄ですが、いつかひっくり返してくれることにも期待します。


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posted by DONA at 15:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:大門剛明
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