椹野道流 著
「最後の晩ごはん 小説家と冷やし中華」
(角川文庫)
兵庫県芦屋市。この街に、定食屋「ばんめし屋」はある。夜のみ営業、メニューは日替わり一種のみ、幽霊すらも常連客・・。この不思議な店で、元イケメン俳優の五十嵐海里は、ただいま料理修行中。芸能人としての挫折を乗り越え、常連客で小説家の淡海とも仲良くなり、順風満帆、と思いきや、後輩の若手俳優・里中李英が店を訪れたことで、再び嵐に巻き込まれ・・。人の優しさと美味しいごはんに癒される、泣けるお料理青春小説。−裏表紙より−
マスコミというのはしつこい物なんですね。現実でもワイドショーを見ていると「まだこの話題か・・」とあきれるくらいしつこく報道していることがありますもんね・・。
海里のことも、一旦下火になったかと思ったら、居場所が見つかったせいで再燃してしまいました。でも、騒動以来、めっきり大人になった彼は大人の対応でうまく切り抜けて見せます。
現実の芸能人や政治家たちも、こんな風にきちんと説明して、謝罪すべきは謝罪しておけば、もっとあっさりした報道で終われるのに、としみじみ感じてしまいました。不倫やら政治資金の使い道やら・・。
今回の話の中心となるのは、常連客の小説家。彼はある理由で冷やし中華が食べられません。どうして食べられなくなったのか、は霊の話になるわけですが。
メガネのロイド(読んでいない人にはわからないでしょうが)も活躍して、霊のことも、小説家のことも万事解決!その瞬間にはほろりとさせられました。
彼の人生はなかなか大変だったようです。
もう一つ気になるのは、定食屋の主人・夏神のこと。彼も毎晩うなされてしまうくらい、何か重い物を抱えているようです。とても気になりますが、海里は「本人が話してくれるまで待つ」と言っているので、待つしかなさそうです。
みんな良い奴ばかりなので、みんなに幸せになってもらいたいものです。
<最後の晩ごはん>
「ふるさとだし巻き卵」
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