2016年04月15日

伊吹有喜「オムライス日和 BAR追分」

9784758439732.jpg

 伊吹有喜 著
 「オムライス日和 BAR追分」
 (ハルキ文庫)


有名電機メーカーに勤める菊池沙里は、大学時代にゼミで同期だった宇藤輝良と再会する。卒業して五年、宇藤は「ねこみち横丁振興会」の管理人をしながら、脚本家になる夢を追い続けているという。数日後、友人の結婚式の二次会後に、宇藤がよくいるというねこみち横丁のBAR追分に顔を出した沙里だったが・・(「オムライス日和」より)。昼はバールで夜はバー―二つの顔を持つBAR追分で繰り広げられる人間ドラマが温かく胸に沁みる人気シリーズ、書き下ろしで贈る待望の第二弾。−裏表紙より−


「BAR追分」の続編です。

猫の恩返し」「オムライス日和」「ようこそ、餃子パーティーへ」「森の隠れ家」の4編収録されています。


前作も短編で、1話ずつちょっとずつ読もうと思っていたのに次々読んでしまいましたが、今回も同じように面白くてあっという間に読み終えました。

相変わらず美味しそうな物がたくさん出てきて、空腹時に読むと大変です。今回はオムライスと餃子が無性に食べたくなって、でもオムライスってうまく作れないし美味しい店も知らないし、未だに食べることができていません・・。ほんと、罪な作品ですよ。


今回は横丁の管理を任された宇藤くんのことがより深くわかるようになりました。前作では陰が薄い彼ですが、今回はイケメンという要素も加わって、何だか「良い奴なんだ」と改めて思わされました。

学生時代の彼を知る人物まで登場し、意外と注目を集めていたこともわかって、ますます彼の今後が楽しみになりました。最近の若者らしくない、良い奴なんです、ほんと。

脚本家でもエッセイストでも良いから、とにかく大好きな物書きとして大成してもらいたいものです。大成しても横丁の管理人はやってほしいですけど。


今回も大人の雰囲気漂う話が多かったです。「オムライス日和」は青春!って感じでもありましたが。他はしんみりさせられる内容ばかりでした。でも暗い気分になるわけではなく、常に微笑んでしまうような、ほのぼのした空気が流れていて、幸せになれる作品です。

明るい人が多い横丁の人たちですが、大人として人生を生きてきただけあって、それぞれ何かしら抱えてきているようです。その辺りを含めてまた続きを書いてもらいたいものです。

横丁の人たちだけでもたくさん話が書けそうですが、横丁にやってくるお客さんでも話が書けそうですし、シリーズ化してどんどん出版してもらいたいです。それを楽しみに待つことにします。


↓ ランキングに参加中 ポチッ×2と押して下さるとうれしいです。

   人気ブログランキングへ にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

posted by DONA at 15:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:その他
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/174915894
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック