2015年04月27日

近藤史恵「ヴァン・ショーをあなたに」

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 近藤史恵 著
 「ヴァン・ショーをあなたに」
 (創元推理文庫)


下町のフレンチレストラン、ビストロ・パ・マル。フランスの田舎で修業した変人シェフの三舟さんは、実は客たちの持ち込む不可解な謎をあざやかに解く名探偵。田上家のスキレットはなぜすぐ錆びる? ブイヤベース・ファンの女性客の正体は? ミリアムおばあちゃんが夢のように美味しいヴァン・ショーを作らなくなったわけは? シェフの修業時代も知ることができる魅惑の一冊。


前作と同じように、短編集になっていて、前半はギャルソンの視点で描かれています。残りの2話は、シェフの修業時代の話が描かれていて、三舟シェフのファンにとってはたまらない一冊になっています。

前作から気になっていたホットワイン・ヴァンショーのルーツも明らかになり、しかもそのルーツは本当に人を思いやる優しい気持ちから来ていることがわかって、ますます興味津々になりました。赤ワイン嫌いな私でも飲めるだろうか??


前半の短編は、店に持ち込まれた謎をシェフが解き明かすというパターンで話は進みます。スキレットがなぜ錆びるのか?という話では、ちょっと涙が出そうになる感じで、子どもの気持ちを思うとかわいそうになりました。


気になったのは、あらすじにもあるブイヤベース・ファンの女性客の存在。彼女の気持ちは本当の所、どうだったんだろう?三舟シェフにも春がやってくるのかと思えば・・。でもなんだか彼は一生独身のような気がします。フランス料理が恋人。的な感じ?


後半は、シェフの修業時代の話が描かれています。とはいえ、彼がどんな風に修業をしているのかは描かれていません。フランスで出会った日本人とのエピソードの中に、修業中だと書かれているだけ。

でも、その頃から料理に対する熱意と、センス、そして謎解きの能力の高さはあったようです。


次は、彼がどうやってビストロ・パ・マルを開店させたのかを読みたいと思います。

あ〜、フランス料理が食べたい!


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posted by DONA at 15:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:近藤史恵
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