2014年12月03日

ローラ・チャイルズ「ローズ・ティーは昔の恋人に」

無題.png

 ローラ・チャイルズ 著
  東野さやか 訳
 「ローズ・ティーは昔の恋人に」お茶と探偵13
 (コージーブックス)


サンゴ礁と魚たちが織りなす美しい水中庭園―セオドシアが水族館の巨大水槽をうっとりと眺めていると、目の前の水中で必死にもがく男性の姿が。あれは元恋人パーカー!? 懸命の救助も間に合わず、彼はその場で絶命した。警察は事故死と判断するが、セオドシアの目はパーカーの腕にある傷を見逃さなかった。おそらく犯人に抵抗したときにできたもので、これは事故なんかじゃない! 彼女が早速調べてみると、シェフだったパーカーは死の直前、店の買収問題などいくつものトラブルを抱えていたことがわかった。でも、容疑者を絞れないまま捜査は行き詰まり、人気店の経営者であるセオドシアには本業の仕事も山積み。おまけに、店の大切な仲間ヘイリーに引き抜きの話まで持ち上がり・・・!? 茶の湯に着物、和の心が光る人気シリーズ第13弾!−裏表紙より−


このシリーズももう13作目。何だかだんだんセオドシアの性格が変わってきているような・・。こんなに毒舌で計算高い感じでしたっけ??

今回は、あらすじにもあるように、元恋人・パーカーが殺されてしまいます。更にその死体をセオドシアが見つけてしまうという衝撃の始まり方。ストーリー展開的に必要だったのかわかりませんが、何も殺さなくても・・と思ってしまいました。

発見者がセオドシアですから、当然今までのように事件の調査を始めます。でも相変わらずの忙しさなので、店を色んな人に押し付けつつ進めていきます。

今回も楽しそうなイベントと、美味しそうな食事とスイーツが最高でした。こんなに色んなイベントがあったら、日にちや場所を間違えたり、着る服も悩みそうです。ドレスを何着持っているんだろう??と変な興味をもちました。

こういう部分が面白いので、事件の解明とかどうでも良いのにと思ってしまうことも多く、セオドシアが調査に出かけるとがっかりしてしまうこともあります。

そして、最初に書いたようにセオドシアの性格が。表の顔と心の中がこんなに違うなんて。パーカーの今の恋人に対しても嫉妬しているのか?と思うくらいの疑いぶり。確かに怪しい雰囲気ではありましたけど。

何とか軌道修正して元の素敵な女性に戻ってもらいたいものです。

色々書いておきながら、このシリーズの雰囲気はとても好きなので、また続きも読むと思います。


<お茶と探偵シリーズ>
「ダージリンは死を招く」
「グリーンティーは裏切らない」
「アールグレイと消えた首飾り」
「イングリッシュ・ブレックファスト倶楽部」
「ジャスミン・ティーは幽霊と」
「カモミールティーは雨の日に」
「ブラッドオレンジ・ティーと秘密の小部屋」
「ロンジン・ティーと天使のいる庭」
「ホワイト・ティーは映画のあとで」
「ウーロンと仮面舞踏会の夜」
「ミントの香りは危険がいっぱい」
「オーガニック・ティーと黒ひげの杯」


↓ ランキングに参加中 お帰りの際にポチッ×2と押して行って下さると嬉しいです。

   人気ブログランキングへ にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/106149977
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック