
天野頌子 著
「よろず占い処 陰陽屋は混線中」
(ポプラ文庫ピュアフル)
夜行性ゆえに授業中寝ずにはいられない妖狐高校生・沢崎瞬太は、王子稲荷のご加護のおかげか、なんとか無事二年生に進級。先輩になった瞬太にふりかかる数々の恋の疑惑!? 一方、イケメン毒舌陰陽師・阿倍祥明がいるバイト先「陰陽屋」にも次々と相談ごとが。大事な柔道の試合の前に必ず体調を崩す少年は誰かに呪われているのか? 青白い顔で過剰勤務を続ける青年に取り憑いているものは・・・?ドラマ化もされて絶好調、ほのぼの大人気「陰陽屋」シリーズ第六弾!−裏表紙より−
前作で、ちょっと変化の兆しが・・という展開があったのですが、今回はまた失速。
結局ほとんど解決されることなく、ダラダラ、ほのぼのと進んで行きます。もう6巻なんですけどね〜。
相変わらず高校生と思えないくらい子どもっぽい瞬太。両親の親バカぶりに辟易しているようですが「あんたがもっと高校生らしくなったら親も変わるわ!」とイライラさせられます。
狐の力のお陰か、何となく二年生になっていますが、また落第の危機が訪れます。これはもう当たり前のことですし、もう今更じたばたしても仕方ないので「またか〜」という感じで読みとばしておきました。
あらすじにある「柔道の試合の前に必ず体調を崩す少年」の話が一番面白かったです。今時らしい話でした。少子化ならではですね。謎が解けたら笑ってしまいました。
瞬太と三井の関係は最後にほんの少し進展(とまでは言えないですが)した雰囲気。まあきっと次ではサラッと流されてしまうんでしょうけど。
と言いつつ、結局最後まで読むんだろうと思っています。
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