
霜月りつ 著
「神様の子守はじめました。10」
(コスミック文庫α)
「なんと愛らしいのだ、子供たち〜!」サンシャイン通りのコスプレ祭りに参加するため、大張り切りで四神子の仮装衣裳を作成した水の精・翡翠は子供たちの可愛さにメロメロになっている。もちろん四神子のお世話係・羽鳥梓や火の精・紅玉も大絶賛。うちの子が世界で一番カワイイ!状態だ。子供たちもお祭りに大はしゃぎで―。だが、パレードの山車が通りすぎた後、気がつくと白花の頭がかぼちゃにすりかわっていた!なんでも西洋の悪魔の仕業らしい。みんなの力を合わせて、白花の頭を取り戻そうとするが・・!?−裏表紙より−
よく頑張った!白花ちゃん。の巻。色々巻き込まれましたが、優しい白花ちゃんが健在で良かったです。そして、いつも寝てばかりの玄輝も珍しく活躍しました。彼らが大人(?)になったら人間想いの素敵な神様になってくれそうです。
1話目では四神の子たちが、水の精・翡翠と火の精紅玉と共に神有月に出雲へ行きます。珍しく梓は留守番。人間は入ることが出来ないところへ行くという緊張感あふれる展開でした。
それぞれが、同じ神様に会って色々と教えてもらうわけですが、玄輝のことは驚かされました。だからいつも寝ているのかもしれないと思いますし、彼がポロっと言うことや行動することに重みがあるのはそういうわけか、と納得もしました。
秘密が明かされたからか、その後の話でも玄輝はいつも以上の活躍を見せます。
寝てばかりいる彼ですが、自覚すると頼りになる存在になるのかもしれません。
今後が楽しみになりました。
そして、白花。ずっと念話しか出来なかった彼女が話せるようになり、どんどん成長しています。
元々大人しい彼女ですが、大人しさの中にも冷静でしっかりと物事を考える部分があり、そこが成長して頼もしくもなりました。何より優しいのが彼女の良い所。
自分の頭がかぼちゃにすり替わっても怒らず、また貸してあげるから、と約束までしてしまうところが素敵です。
毎回大きな成長を見せてくれますが、今のところ見た目はあまり育っていない様子。でも着実に梓との別れは近づいているわけで。
どんな状態で終わるのか、今から楽しみでもあります。
<神様の子守シリーズ>
「神様の子守はじめました。1」
「神様の子守はじめました。2」
「神様の子守はじめました。3」
「神様の子守はじめました。4」
「神様の子守はじめました。5」
「神様の子守はじめました。6」
「神様の子守はじめました。7」
「神様の子守はじめました。8」
「神様の子守はじめました。9」
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