2024年03月29日

買った本

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 高田郁 著
 「幾世の鈴 あきない世傳 金と銀 特別巻(下)」
 (ハルキ文庫)


楽しみにしていた下巻。発売してすぐに購入しました。読み終わるのが勿体なかった!


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 柚月裕子 著
 「月下のサクラ」
 (徳間文庫)


シリーズ第2弾。こんな雰囲気だったっけ?とすっかり1作目を忘れていました。


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 今村翔吾 著
 「玉麒麟 羽州ぼろ鳶組」
 (祥伝社文庫)※電子書籍


大好きなシリーズ。今回も面白かった!

2024年03月22日

霜月りつ「神様の子守はじめました。9」

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 霜月りつ 著
 「神様の子守はじめました。9」
 (コスミック文庫α)


四神子が卵から孵って半年以上が過ぎ、常に一緒に行動してきた子供たちも、今ではひとりひとり好きなものができて別行動をとるようになってきた。普通の人間なのに仮親を任命された羽鳥梓は、そんな子供たちを頼もしく思ったり寂しさを感じたりで複雑な想いを抱くようになってきた。だが、まだまだ手のかかる子供たちは、いきなり探偵になりたいと言い出したり、嘘ばっかりつくようになったりとハラハラするも楽しく新鮮な毎日で―。−裏表紙より−

「神子たち、遊ぶ」「神子たち、フリマを楽しむ」「白花、雷獣と修行する」「蒼矢、梓の悪夢を払う」「神子たち、キャンプへ行く」


あらすじを読んでまずびっくり! まだ半年しか経っていないの!? なのに9巻?? どんな時間の過ぎ方なんだか・・。

それなのにかなり大きくなっている四神の子供たち。人間でいう所の4〜5歳な感じなんですけど!

お友だちも出来てきて、今後どうごまかすつもりなのか・・


少しずつ自分で考えて行動できるようにはなってきて、梓のラクになったかと思えば、実は今が一番大変なのかもしれないですね。今まではごまかせてたこともごまかせなくなりますし、体力もついてきますしね。

でも、梓の人の良さが今回再認識できたので、まあ彼なら大丈夫と改めて思えたので大丈夫とは思いますが。

自分のことより四神の子たちを優先しますし、見ず知らずの困っている人のことも優先します。子供たちの世話を彼に任せた神様はさすがと言うべきですね。


今回一番面白かったのは、蒼矢の話でした。嘘つきになった彼に対してみんな困っていたので、梓が神様に相談しました。すると、蒼矢が付いた嘘が全て本当になるという現象が。

これは子供にとってはなかなか辛いし怖い! もちろん猛反省した蒼矢です。


白花も自分の力をコントロールしたいということで、修行を始めますし、それぞれ大きく成長中です。


<神様の子守シリーズ>
「神様の子守はじめました。1」
「神様の子守はじめました。2」
「神様の子守はじめました。3」
「神様の子守はじめました。4」
「神様の子守はじめました。5」
「神様の子守はじめました。6」
「神様の子守はじめました。7」
「神様の子守はじめました。8」


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タグ:霜月りつ

2024年03月07日

柴田よしき「別れの季節 お勝手のあん」

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 柴田よしき 著
 「別れの季節 お勝手のあん」
 (ハルキ文庫)


政一が献立帖作りに取り掛かり始めた。おやすの絵も使われて、紅屋の記録になるという。料理の道に邁進する日々。そうして正月も過ぎた折、お小夜から文が届く。里帰りをするのだが、その時におやすと人知れずに会いたいという。息子が病弱で苦労していると聞いていたおやすは不安を覚え……。開国をしたことで外つ国の話題が多くなり、料理人として新しい料理がもたらされることに胸躍りながらも、戊午の大獄は世相に暗い影を落とし、次第におやすの運命にも関わるようになってくる。待望のシリーズ第九弾!−裏表紙より−


題名を見たとたん、今回は悲しい展開なのだろうとは思っていましたが、まさかあの人との別れだとは・・。このシリーズでは久しぶりの号泣でした。

最近あまり登場しないと思ったらそんなことになっていたとは。今まで少しもそんな話がなかったから驚きました。

生まれた店が悪かったなと始めは思ってしまったのですが、最終的にはここに、この夫婦の間に生まれて幸せだと思えました。悲しい別れで泣いてしまいましたが、きっといつかまた会えるでしょうし、手紙でのやり取りもあるでしょう。

子どもの幸せのために決断したことを、心から応援したいです。


そして、やすにも色々と決断の時がきています。世の中も変革の時ですし、やすにとって良い方向に進むといいのですが。

紅屋の主人夫婦が隠居して少し離れた静かな所に引っ越すことが決まり、やすにとっては命の恩人とも言える旦那さんとの別れもやってきます。奥様にも目を掛けてもらったやすですから、寂しさもひとしおです。

隠居前の主人から重大な選択を迫られるやす。

この場面は読んでいてもドキドキしました。思わず「決められません」と答えたやすの気持ち、よくわかります。でもそれではダメなんですよね。

早く大人になることを要求される時代。今後の人生は自分で切り開くしかないんです。


結婚して主婦になるのも、料理屋を開くのも、紅屋で料理人をするのも、どんな選択をしたとしても、今後も応援していくつもりです。早く続きも読みたいです。


<お勝手のあんシリーズ>
「お勝手のあん」
「あんの青春〜春を待つころ〜」
「あんの青春〜若葉の季〜」
「あんのまごころ」
「あんの夢」
「あんの信じるもの」
「あんの明日」
「あんとほうき星」


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posted by DONA at 14:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:柴田よしき

2024年03月04日

南原詠「特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来」

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 南原詠 著
 「特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来」
 (宝島文庫)※電子書籍


特許権を盾に企業から巨額の賠償金をふんだくっていた凄腕の女性弁理士・大鳳未来が、相方の弁護士と共に防衛専門の特許法律事務所を立ち上げた。今回のクライアントは、映像技術の特許権侵害を警告され、活動休止を迫られる人気VTuber・天ノ井トリィ。調査に乗り出した未来は、さまざまな企業の思惑が絡んでいることに気づき、いちかばちかの秘策に・・! 2022年第20回『このミステリがすごい!』大賞大賞受賞作。−出版社HPより−


初めましての作家さんです。ネットで感想を読んで面白そうだったので読んでみました。

確かに文章や展開はなかなか面白かったですが、内容が難しい・・。

特許なんて日ごろ触れることもない分野ですし、更に特許の内容が映像技術のこととなるとますますわかりません。

VTuber なんて見たこともないので、多分ほとんど理解できていないと思われます。

でもキャラクターの濃さと、展開の面白さと、大まかにしか理解できていないとは思いますが、どうやってやり込めていくのかが気になって、次々と読めました。

とはいえ、わからない部分が多くて読み終わるまでには時間がかかりましたけど。


普段は、小説を映像化したのを見るのが好きでは無いのですが、今回ばかりは映像で見てみたいと思いました。映像で見たら少しは理解出来そうな気がします。

特に VTuber のトリィはどんな動きをするのかが気になります。演じるのは難しそうですけど。


最後は華麗なる逆転劇ですっきり爽快な終わり方をするので読むとスカッと出来ます。

次を読むか?は微妙ですけど、この話は面白かったです。


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タグ:南原詠

2024年03月01日

2月のまとめ

後宮の百花輪(1) (双葉文庫)後宮の百花輪(1) (双葉文庫)
豪華な宮中の生活が読めるのかと思っていたのになかなか怖い展開。女性だらけの世界は怖い!しかも政治まで絡むとなると更に怖すぎます。不穏な空気が流れて、これからますます楽しくなりそう!という時に終わってしまったので、続きも読まないといけません。
読了日:02月07日 著者:瀬那 和章


特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来 (宝島社文庫)
私には難しかった・・。読み終わるまでに時間がかかってしまいました。でも面白かったとは思います。映像が見てみたい話だったので、映像化されたら見るかもしれません。
読了日:02月16日 著者:南原 詠


別れの季節 お勝手のあん (時代小説文庫)別れの季節 お勝手のあん (時代小説文庫)
久々に号泣しました。題名からして不安になっていたのですがやはり別れがきましたか・・。色々な選択を迫られるようになったあんちゃん。そういうお年頃になったということですけど、大人になるというのは大変です。でも読者からするとどんな料理人になってくれるのか楽しみで仕方ありません。
読了日:02月21日 著者:柴田 よしき


神様の子守はじめました。 9 (コスミック文庫α し 1-9)神様の子守はじめました。 9 (コスミック文庫)
相変わらずのドタバタですが、確実に成長している四神の子たち。それぞれに問題があって一つ一つ解決していく姿が心地よかったです。梓もかなり良い人。それが改めてわかった巻でした。
読了日:02月26日 著者:霜月 りつ


最後の晩ごはん 後輩とあんかけ焼きそば (角川文庫)最後の晩ごはん 後輩とあんかけ焼きそば (角川文庫)
久しぶりの号泣でした。弟分であり親友でありライバルでもある李英の病は本当に辛かった。これからという時に・・。でも海里と本音で語り合えたのは良かったし、夏神さんの言葉も刺さりました。前向きに生きてくれたら良いな。今後も応援していきたいです。
読了日:02月28日 著者:椹野 道流



全部で5冊。

特に印象に残ったのは「別れの季節 お勝手のあん」です。
posted by DONA at 13:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:まとめ