2024年01月30日

買った本

9784065330210_w.jpg

 今野敏 著
 「天を測る」
 (講談社文庫)


お気に入りの作家さん。でも時代小説は初めてでした。


128807_l.jpg

 帚木蓬生 著
 「閉鎖病棟」
 (新潮文庫)※電子書籍


なかなか重い内容でした。感想が難しい・・。


mrb_mrb922_l.jpg

 ジョアン・フルーク 著
  上條ひろみ 訳
 「トリプルチョコレート・チーズケーキが噂する」
 (mirabooks)※電子書籍


なぜ読んでいるのかわからないシリーズ。でも年1回、とても楽しみでもあるんです。

2024年01月26日

永野水貴「恋した人は、妹の代わりに死んでくれといった。3−妹と結婚した片思いの相手がなぜ今さら私のもとに?と思ったら」

51UPoYejxuL._SY445_SX342_.jpg

 永野水貴 著
 「恋した人は、妹の代わりに死んでくれといった。3−妹と結婚した片思いの相手がなぜ今さら私のもとに?と思ったら」
 (TOブックス)※電子書籍


異界で暮らすウィステリアは、ふと気づいた。自分を倒しに来たはずのロイドと、無防備な姿で一緒に朝食をしているではないか。初恋の人に瓜二つのその弟子は、自分の孤独な番人生活が元の世界を救っていることも教えてくれた。これ以上彼に近づけば、きっともう一人では生きられない。そう思って距離を置いた途端、異変が!なぜか魔物が大竜樹を襲撃してきたのだ。「何でも一人で背負うな」。その言葉に背中を押され、一緒に敵へと立ち向かうが―?帰還が近づき揺れる二人を新たな波乱が襲う!孤独な元令嬢×天才肌の貴公子の師弟恋愛ファンタジー第3巻!書き下ろし番外編収録!−出版社HPより−


どんどん読むのが苦しくなるシリーズです。3作目になり、結局ロイドってなんでここにいるんだっけ?という気分に。

ひたすらウィステリアをかき乱して去るつもり? 彼が変に気遣ったり優しくしたりする度にイライラします。


前作でも思いましたが、ウィステリアは終わりのないこの暮らしをどうやって過ごして行こうとしているのだろう?と心配になります。異界に来るのは妹の代わりで、一応生贄の役目ではありましたが、この先、何の思い入れもなくなった元の世界のために命をささげる意味ってなんだろう?と思ってしまいます。

それでなくても辛い暮らしを送っているのに、今では以前恋した人にそっくりな男性に惑わされ、救いが無さ過ぎです。


ほんと、いつかは去るつもりで、元の世界に想い人がいるのだから、そっとしてあげてほしい!


今回は異界で問題が多発します。恋どころではないはずの2人ですが、要所要所で恋愛模様が描かれて、その度にイライラしてしまうので、問題が起きたことが軽く思える感じです。

ウィステリアがこちらで戦っていることは、元の世界には良い影響を与えているらしいとわかったところで、それを励みにがんばるぞ!とはならない気がします。



そして、身代わりとなった妹は今は記憶を無くしているようですが、思い出した時にどれだけ苦しむだろうと思うとそちらも辛いです。でもまだ彼女は幸せになっているだけかなりマシですけど。


どんどん苦しくなりますが、結末はどうするつもりなのか気になるので最後まで追いかけます。


<恋した人は、シリーズ>
「1」
「2」


↓ ランキングに参加中 ポチッ×2と押して下さるとうれしいです。

   人気ブログランキングへ にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

タグ:永野水貴

2024年01月25日

知野みさき「深川二幸堂 菓子こよみ<二>」

83472b5d-43bf-496b-85dd-913be9ba779f.jpg

 知野みさき 著
 「深川二幸堂 菓子こよみ<二>」
 (大和書房)※電子書籍


光太郎と孝次郎の兄弟が営む菓子屋「二幸堂」。如才なく得意先を開拓する美男の兄と、不器用だが才のある弟の作る菓子は、江戸深川にしっかりと根を下ろしはじめた―。王子のせせらぎのような水羊羹「壬」、生姜の風味爽やかな「夕凪」、香ばしさと舌触りが絶妙な栗饅頭「日向」、瑞兆を映す祝い菓子「冬虹」・・。孝次郎の作るとびきりの菓子が、縁を言祝ぎ、幸いを呼ぶ―。江戸の菓子屋を舞台に描かれる極上の甘味と人情と、ままならぬ恋。兄弟の絆と人々の温かさに涙溢れる珠玉の時代小説、待望の第二弾!−出版社HPより−

一作目からかなり深川に根付いてきた感があった二幸堂。

目立ってくると邪魔が入ってくるものです。

弟・孝次郎が元々奉公していた菓子店からの嫌がらせがいくつか。あちらも店主が変わったりして色々問題があるようです。

自分の店をたて直すことより、他人を蹴落とすことを考えている時点で、大したことない店なんですけどね。


元の奉公先から自分の弟弟子のような存在の人たちが追い出されてしまい、孝次郎を頼ってきます。二幸堂で雇えたら良いのですが、小さな店ですし、すでに女性を一人雇っているのでなかなか難しい状態でした。

店を大きくすることも考え、今の場所から近い所で良い出物はないか?と、兄・光太郎も探しているのですがなかなか見つかりません。

でも追い出された理由も納得できませんし、彼らの人柄はとても良さそうなので応援したくなります。

彼らがどうやって助けられたのか?は読んでもらったら良いのですが、本当に良い解決が出来て良かったと思えました。


そして、私があまり読みたくない恋の部分は、相変わらずもどかしい! 兄は何とかなりそうではありますが、弟の方がじれったい!

ウジウジ悩むくせに、やることやって、結局どうしたいのか!と頭を叩きたい気分になります。

この部分はきっとしばらく続くのでしょう。そこはなるべく真剣には読まないようにしたいです。


今回も問題が多発し、店どころではないような事態もありますが、相変わらず美味しそうなお菓子を生み出していく孝次郎の腕は惚れ惚れします。大店の主人などにも気に入られているので、これからもっと繁盛していくことでしょう。

今後の展開も楽しみです。


<深川二幸堂>
「一」


↓ ランキングに参加中 お帰りの際にポチッ×2と押して行って下さると嬉しいです。

   人気ブログランキングへ にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ


タグ:知野みさき

2024年01月23日

椹野道流「最後の晩ごはん 地下アイドルと筑前煮」

322003000381.jpg

 椹野道流 著
 「最後の晩ごはん 地下アイドルと筑前煮」
 (角川文庫)


夜だけ開店、メニューは1種類。海里が働く芦屋の定食屋「ばんめし屋」に、迷惑な酔客が現れた。カラフルな髪色の彼女、レイナは、海里の役者時代のファンだという。しかし彼を見て失望し、品切れのトンカツを食べたいと言うなどやりたい放題。聞けば「人生最後の夜に、憧れの人に会い、大好物を食べたかった」らしい。実は彼女は地下アイドルで、未來に絶望していて・・。海里の新たな挑戦にも胸躍る、お料理青春小説第14弾!−裏表紙より−


ある大雨の日にやって来た女性、明らかに寄っていて、やたらと海里に絡んできました。昔から海里のファンだったと言うのはともかく、今の海里はひどいと目の前で酷評し、更にはその日品切れになってしまったトンカツ定食を食べたいと無理を言って、明らかに迷惑な客となり、夏神がうまく追い払います。

その女性はさすがに反省して別の日に来直すのですが、事情を聞いた所、なかなか不幸な人生だった様子。

地下アイドルとして活動していた彼女。グループのメンバーが次々と脱退して解散することになったそう。人生を終わらせようとする彼女に、海里は優しく声を掛け、夏神はどこか冷たく突き放すようにして対応します。


一見、厳しそうに思える夏神の対応ですが、よく考えるととても優しくて寄り添っているように思えます。自分には出来ないなと。やはり恋人や友人を亡くした彼ならではな気がします。

大好物のトンカツが食べたい!と言うわけですが、題名には「筑前煮」の文字が。??と思っていたら最後に登場します。

今回は筑前煮だからそこまで食べたくならないかと思っていたのですが、しばらくトンカツばかり出てくるので、食べたい〜!となりました。最近食べていないな・・・


夏神は相変わらずゆっくりですが、着実に前に進んでいますし、次回は海里に大きな展開がありそうで今から楽しみです。

前回誕生したカップルのその後も垣間見えてなかなか面白い巻でした。

続きも楽しみです。


<最後の晩ごはん>
「ふるさとだし巻き卵」
「小説家と冷やし中華」
「お兄さんとホットケーキ」
「刑事さんとハンバーグ」
「師匠と弟子のオムライス」
「旧友とおにぎり」
「黒猫とドーナツ」
「忘れた夢とマカロニサラダ」
「海の花火とかき氷」
「聖なる夜のロールキャベツ」
「秘された花とシフォンケーキ」
「閉ざされた瞳とクリームソーダ」


↓ ランキングに参加中 ポチッ×2と押して下さるとうれしいです。

   人気ブログランキングへ にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

posted by DONA at 14:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:椹野道流

2024年01月15日

今村翔吾「童の神」

9784758443425.jpg

 今村翔吾 著
 「童の神」
 (ハルキ文庫)※電子書籍


「世を、人の心を変えるのだ」「人をあきらめない。それが我々の戦いだ」-平安時代「童」と呼ばれる者たちがいた。彼らは鬼、土蜘蛛・・などの恐ろしげな名で呼ばれ、京人から蔑まれていた。一方、安倍晴明が空前絶後の凶事と断じた日食の最中に、越後で生まれた桜暁丸は、父と故郷を奪った京人に復讐を誓っていた。そして遂に桜暁丸は、童たちと共に朝廷軍に決死の戦いを挑むが―。差別なき世を熱望し、散っていった者たちへの、祈りの詩。第一〇回角川春樹小説賞(北方謙三、今野敏、角川春樹選考委員大激賞)受賞作にして、第十六〇回直木賞候補作。−出版社HPより−


平安時代の物語です。なかなか読むことのない時代ですし、あまり興味もない時代なので、読むのが不安でしたが、なかなか面白かったです。

酒呑童子というこの時代の妖怪、鬼のことを描いたそうですが、酒呑童子を知らないので読んでいてもわかりませんでした。調べてみると、平安時代の鬼のことみたいですね。山に住んでいて、近くの姫たちを攫っては食べていたとか。

すっごい悪者のようですが、この物語では普通の人間のように描かれています。

ただ、純粋な日本人ではなく、母親が白人だったようで、今でいうハーフですね。日本人のノペッと平らな顔ではなく、目鼻立ちのくっきりした顔で、目も黒ではなく青いというのは、この時代ではかなり異質な存在だったでしょう。

しかも、ちょうど日食の時に生まれたということで、周りから忌み嫌われてしまいました。生まれる時代が悪かった・・・。


他にも土蜘蛛と呼ばれる存在の者たちや山奥で暮らす者たちもいて、彼らをまとめて「童」と呼んでいた京人たち。朝廷も彼らの存在を消したくて、何度も何度も軍を差し向けては戦を仕掛けていきます。

鬼と呼ばれた桜暁丸は、童たちをまとめようと力を尽くし、京人に復讐するために立ち上がります。

何度も戦いが起こり、たくさんの童たち、京人たちの命が奪われ、何度も裏切りに合い、でも仲間も増えていき、目まぐるしい展開が続きます。


登場人物も多く、話が複雑になってくるので、読むのに時間がかかってしまいましたが、結末が気になって次々読めました。

同じ人間なのにどうして・・・と常に思いながら読んでいました。物語の中にのめり込むように読んだので、読み終わるとかなり疲れていました。肩に力が入り過ぎます。

朝廷としては彼らの力が怖くて、消したくて必死だったのでしょうが、ちょっとプライドを捨てて、協力を求めたら戦わずに済んだだろうに、とか思うと虚しくもなります。


結末は想像したようにしかならず。この展開で幸せに終わるわけはないのですが、でも「これで終われる」という何ともいえない安堵感はありました。


↓ ランキングに参加中 お帰りの際にポチッ×2と押して行って下さると嬉しいです。

   人気ブログランキングへ にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ


posted by DONA at 15:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:今村翔吾

2024年01月12日

買った本

83472b5d-43bf-496b-85dd-913be9ba779f.jpg

 知野みさき 著
 「深川二幸堂 菓子こよみ<二>」
 (大和書房)※電子書籍


続きが気になるシリーズ。


9784758443425.jpg

 今村翔吾 著
 「童の神」
 (ハルキ文庫)※電子書籍


お気に入りの作家さんなので購入。なかなか重い内容でした。


51UPoYejxuL._SY445_SX342_.jpg

 永野水貴 著
 「恋した人は、妹の代わりに死んでくれといった。3−妹と結婚した片思いの相手がなぜ今さら私のもとに?と思ったら」
 (TOブックス)※電子書籍


こちらも続きが気になって仕方がないシリーズ。結末が気になるし、頼むから面白く終わってよ〜と祈る思い。

2024年01月11日

坂上秋成「モノクロの君に恋をする」

180099_l.jpg

 坂上秋成 著
 「モノクロの君に恋をする」
 (新潮文庫)※電子書籍


四月、俺の未来は薔薇色に見えた。浪人覚悟で受験した大学に合格、そこには面倒見のいい先輩と、あわよくば恋人がいて、大好きな漫画の話もできる、充実の日々があるはずだった。だが、漫画サークル「パラディーゾ」に入った俺を待っていたのは、奇人・変人の先輩たちとの日々。違う。待ってくれ。それに俺が気になるあの女の子は・・。漫画への熱き想いを描く、切なく甘い青春小説。−裏表紙より−


初めましての作家さんです。

読書メーターで読友さんが絶賛されていたので読んでみました。

面白かったですが、ちょっと読みにくさがありました。一人称で書かれているのも読みにくいですが、それに加えて「俺」というのが読み慣れず、読み流せるようになるまで時間がかかりました。

内容は、ザ・青春!って感じですね。懐かしい気持ちで読みました。実際にはこんな青春も送っていないので懐かしくも無いのですが、何となく懐かしい気分にはなるのが不思議です。


漫画について熱く語る部分がたくさんあるので、漫画に詳しい方はかなり面白く読めるのでは?と思います。私は特に詳しいわけではないので、ほとんどが意味わからない感じでした。

アニメ映画とかも好きですし、アニメも見ますし漫画も読みますが、かなり好みが偏っていますし、浅く広くタイプでもないので知らない漫画がたくさん登場しました。


そんな私でも楽しめたのは、登場人物の面白さのお陰です。

漫画サークルでの話なので、出てくるのはサークルの人たち。少人数ですが、個性がそれぞれあって、口調も面白くてつい笑ってしまうことも。軽い口調ながら意外と深いことを言うこともあり「なるほど」と感心することもありました。


俺と彼女の恋愛模様ははっきり言ってどうでも良かったですし、彼女のウジウジ感や急な行動も理解不能でしたけど、まあ青春ってことで許される範囲かな?とは思います。

場面はほぼ変わらないですが、展開の速さと面白さで、慣れると一気に読めました。

こんな風に同じ思いを持った人たちと切磋琢磨しながら成長し合えたら素敵だろうな、と羨ましくもなりました。


↓ ランキングに参加中 お帰りの際にポチッ×2と押して行って下さると嬉しいです。

   人気ブログランキングへ にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

タグ:坂上秋成
posted by DONA at 15:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:その他

2024年01月10日

霜月りつ「神様の子守はじめました。8」

03161657_5aab78dcb8740.jpg

 霜月りつ 著
 「神様の子守はじめました。8」
 (コスミック文庫α)


日本の四方を守る次代の四神の子供たちを預かった普通の人間である羽鳥梓は日々、トラブルに遭いつつも子供たちを育てていた。四人の子供たちの個性もそれぞれで、夏の一日だけでも小さな発見や成長が盛りだくさん。梓も目が離せない。水と火の精霊の力も借りて子供たちにいろいろ体験させようとするが魔縁天狗が襲ってきたり、ヒマな神様がちょっかいをかけてきたりで、梓にとっては心配なことばかり。だけど、子供たちは優しい思いやりのある子に育ってきて嬉しさもひとしおで!?−裏表紙より−


前作も夏でしたが、今回もまだ夏です。

初めての海に出かけることになった四神の子供たち。小さい子どもを海に連れて行くだけでも大変なのに、この子たちは必ずトラブルに巻き込まれるので大変です。

毎回、巻き込まれて命の危機になる梓が気の毒になってきます・・・。


笑ってしまったのは、2話目。近くに住む作家の所にあそびに行ったら、たまたまドラマの撮影が行われていて、子供たちも写されてしまいます。普通の状態で写るなら良かったのですが・・・。

その後のドタバタが面白すぎでした。


そして、今回もっともハラハラさせられたのが天狗に会いに行く話。朱陽が大変なことに!

天狗に会うとろくなことがありません。今回もきっと何か起こるだろうとは思っていましたが、こんなに大変なこととは。


朱陽が梓から離れてしまうのか?と心配になる展開でした。

この犯人(?)の気持ちはわからなくもないんですけど、それでもやはり子供を巻き込むのは許せません。

今回だけでは彼のことは解決していないので、きっと今後も出てくるのでしょう。なかなか手強いので心配です。


とはいえ、朱陽と梓の絆は更に深まって、そういう点では良かったのかも?


しゃべり方は幼い彼らですが、精神的にはどんどん成長中です。まだまだシリーズは続くので、しっかり追いかけていきます。


<神様の子守シリーズ>
「神様の子守はじめました。1」
「神様の子守はじめました。2」
「神様の子守はじめました。3」
「神様の子守はじめました。4」
「神様の子守はじめました。5」
「神様の子守はじめました。6」
「神様の子守はじめました。7」


↓ ランキングに参加中 ポチッ×2と押して下さるとうれしいです。

   人気ブログランキングへ にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

タグ:霜月りつ

2024年01月04日

12月のまとめ

あけましておめでとうございます。今年もぼちぼち読書にお付き合いください。

モノクロの君に恋をする (新潮文庫nex)モノクロの君に恋をする (新潮文庫nex)
青春だね〜!という作品。これだけ熱い思いをもてる物があるのがとにかく羨ましい! アニメも漫画もあまり見ないので出てくる作品のことがわからないのが残念でした。詳しい人ならもっともっと楽しめそうです。恋愛部分も甘酸っぱかったな〜。普通ならそういうの嫌いですけど、コメディ要素が多いお陰で読みやすかったです。
読了日:12月03日 著者:坂上 秋成


童の神 (ハルキ文庫 い 24-7 時代小説文庫)童の神 (ハルキ文庫時代小説文庫)
あまり知らない時代の物語でした。どうしてここまで対立しないといけないのか、意味がわからない時代で、読んでいて苦しくなる場面がたくさん。裏切られることもあり、想定通りにいかないこともあり、命がどんどん奪われて、途中で何度も読むのをやめたくなるくらいでした。でも結末はどうなるのかが気になって次々読み進め、世界にどっぷり浸ったので、読み終わったら疲れていました。
読了日:12月12日 著者:今村翔吾


最後の晩ごはん 地下アイドルと筑前煮 (角川文庫)最後の晩ごはん 地下アイドルと筑前煮 (角川文庫)
筑前煮がなかなか出てこなくて、トンカツが食べたくなって仕方がない状態に。筑前煮とご飯か・・まあ合うけど甘いのはちょっと。それはともかく、行動を起こすのが遅いせいですれ違う人たちは悲しかったですが、最後がいつも明るく終わってくれるのは嬉しいです。海里もまた新たなチャレンジが待っていて、今後も楽しみです。
読了日:12月14日 著者:椹野 道流


深川二幸堂 菓子こよみ<二> (だいわ文庫)深川二幸堂 菓子こよみ<二> (だいわ文庫)
兄弟2人共、恋に関して読んでいてイライラします。もっと押せば良いのに! それはともかく、他の部分ではしんみりと良い話ばかり。亡くなる人もいたけれど、その度に成長する2人の今後も読んでいきたいと思いました。
読了日:12月19日 著者:知野 みさき


恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。3―妹と結婚した片思い相手がなぜ今さら私のもとに?と思ったら―恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。3―妹と結婚した片思い相手がなぜ今さら私のもとに?と思ったら―
読むのが苦しくなってきました。ウィステリアの救いはどこにあるんでしょう?このまま状況変わらず生きていくのかと思うと辛過ぎます。やっと自分に折り合いをつけて生きて来たというのに、ロイドはかき乱し過ぎです。この先の展開が心配でなりません。
読了日:12月25日 著者:永野水貴



全部で5冊。相変わらずののんびり読書です。簡単に読めた本もあったのに。

posted by DONA at 14:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:まとめ