2023年09月22日

宮木 あや子「校閲ガール」

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 宮木 あや子 著
 「校閲ガール」
 (角川文庫)※電子書籍


憧れのファッション誌の編集者を夢見て出版社に就職した河野悦子。しかし「名前がそれっぽい」という理由で(!?)、配属されたのは校閲部だった。校閲の仕事とは、原稿に誤りがないか確かめること。入社して2年目、苦手な文芸書の仕事に向かい合う日々だ。そして悦子が担当の原稿や周囲ではたびたび、ちょっとしたトラブルが巻き起こり・・!?読んでスッキリ元気になる!最強のワーキングガールズエンタメ。−裏表紙より−


初めましての作家さんです。
「校閲」という仕事に興味があったので読んでみました。

主人公の河野悦子は、ファッションが大好きでいつも素敵におしゃれをしている女性。出版社に就職した彼女の希望する配属先はもちろんファッション誌の編集でした。

でも、名前が「こうのえつこ」→略して「こうえつ」という安易な理由で校閲部に配属されてしまいます。

まさかそんな部署に配属されると思っていない彼女は、日々やる気なく過ごしています。・・が、意外とちゃんと仕事はしているので好感もてました。口が悪いのが読みづらかったですけどね。

校閲って、勝手に誤字脱字が無いかの確認をして修正するだけの仕事だと思っていたのですが、実は文章全体の流れや物語の流れがおかしくないか?も確認するそうです。例えば、ミステリで、死んだはずの人が再登場していないか?とか、登場人物の名前が変わっていないか?的なことですね・・ってそんな簡単な間違いはないでしょうけど。

時代背景の間違いも指摘しますし、実在の人物であれば名前の間違いも指摘します。

そんなことを指摘するためには、担当する作品をきちんと読まないといけませんし、時代背景など調べ物もたくさん出てきます。


ファッションばかりに気を取られ、口も悪い彼女がそんなこと出来るのか?と心配になりますが、文句を言いながらも仕事はきっちりこなしていますし、何なら頼りにされるくらいの存在。

周りの人に助けられることもありますが、日常に巻き起こる色々な事件というか問題をテキパキと片づけていく悦子の姿は読んでいてスッキリしました。


なかなか憧れのファッション誌を担当できそうにありませんが、シリーズ化されているので、彼女の成長を読んでみるつもりです。


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2023年09月15日

矢崎存美「湯治場のぶたぶた」

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 矢崎存美 著
 「湯治場のぶたぶた」
 (光文社文庫)


ふっと、休みたくなる時がある。身体をいたわって、滋味あふれる美味しい食事をとり、心を洗濯する――そんな思いを叶えてくれる小さな湯治場がここにあります。少し元気がない時は、鞄ひとつを持ってふらりと訪れてください。ビワがなる山里と豊かでいいお湯、そしてちょっとだけ不思議で、可愛い()宿のオーナー山崎ぶたぶたが、あなたをお待ちしています。−裏表紙より−


「最初の一歩」「特別室」「密かな告白」の3編収録。


今回のぶたぶたさんは、湯治場にいます。湯治場って時代劇のイメージがしてしまうんですけど、現代もあるんですよね。

温泉嫌いな私には縁のない場所です。温泉に入って癒されることはないですから。でもぶたぶたさんがいるなら、温泉に浸からなくても行きたいかも。


湯治場でぶたぶたさんは何をしているのか?と言うと、料理人でもあり、雑用係でもあり、送迎係でもあり、カウンセラーもやっています。今までもそうでしたけど、今回も多彩で大活躍のぶたです。


「最初の一歩」では働きすぎて疲れてしまった男性が登場し、ぶたぶたさんの料理に癒されます。この湯治場では自炊も出来るのですが、ぶたぶたさんの料理があるなら絶対そっちを食べた方が良いに決まっています! 小説を書いてみたいと思っている彼は、ぶたぶたさんと料理に癒されて、ほんの少し前に進むことが出来ました。


「特別室」
ここに出てくるのは若い女性。若いというかまだ10代の女の子。電波の届かない離れに泊まっている彼女には何やら隠し事がありそう。
離れに泊ればデジタルデトックスも出来るという、一石二鳥の効果がありますが、彼女の問題はそう簡単でもなさそうでした。
最後が爽やかに終わるのは、ぶたぶたさんと、10代の若さによるのか?


湯治場にやってくる、様々な問題を抱えた人たち。温泉でも癒され、ぶたぶたさんにも癒され、大自然と美味しい料理にも癒されて、みんな前を向いて進み始めることができます。

旅先でのんびり、という考えが湧かない私ですが、こういう場所ならのんびりくつろげるかもしれません。

山登りも興味ないですけど、山の途中でぶたぶたさんに会えるなら登ってみても良いかな?


<ぶたぶたさんシリーズ>
「ぶたぶた」
「刑事ぶたぶた」
「ぶたぶたの休日」
「夏の日のぶたぶた」
「クリスマスのぶたぶた」
「ぶたぶた日記」
「ぶたぶたの食卓」
「ぶたぶたのいる場所」
「ぶたぶたと秘密のアップルパイ」
「訪問者ぶたぶた」
「再びのぶたぶた」
「キッチンぶたぶた」
「ぶたぶたさん」
「ぶたぶたは見た」
「ぶたぶたカフェ」
「ぶたぶた図書館」
「ぶたぶた洋菓子店」
「ぶたぶたのお医者さん」
「ぶたぶたの本屋さん」
「ぶたぶたのおかわり!」
「学校のぶたぶた」
「ぶたぶたの甘いもの」
「ドクターぶたぶた」
「ぶたぶたの花束」
「居酒屋ぶたぶた」
「海の家のぶたぶた」
「ぶたぶたラジオ」
「森のシェフぶたぶた」
「編集者ぶたぶた」
「ぶたぶたのティータイム」
「ぶたぶたのシェアハウス」
「出張料理人ぶたぶた」
「名探偵ぶたぶた」
「ランチタイムのぶたぶた」
「ぶたぶたのお引っ越し」


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2023年09月12日

永野水貴「恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。―妹と結婚した片思いの相手がなぜ今さら私のもとに?と思ったら―(1)」

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 永野水貴 著
 「恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。―妹と結婚した片思いの相手がなぜ今さら私のもとに?と思ったら―(1)」
 (TOブックス)※電子書籍


妹の代わりに、毒に満ちた異界の番人となった元令嬢・ウィステリア。ある日、空から初恋の人に瓜二つの男が現れる。名はロイド。なんと彼女の初恋の人の息子だった! 王女へ求婚の証に、ウィステリアの相棒・言葉を解する聖剣サルティスを求めて来たという。止まった時の中で生き延びてきた彼女は、独自の魔法でロイドを倒し、元の世界に帰れと諭すがーー
「あなたを倒すため、弟子にしていただく!」と、説得も虚しく居座られることに。見る間に魔法を習得する弟子に翻弄されつつ、一方的に始まった師弟関係。果たして止まったままの彼女の時間は再び動き出すのかーー? 孤独な非戦闘系元令嬢×天才肌の傲慢系貴公子の師弟恋愛ファンタジー!
−出版社HPより−


初めましての作家さんです。表紙の雰囲気も題名も絶対に自分では選ばないであろう作品ですが、読友さんが高評価を付けていたので読んでみようと思いました。

ファンタジーは好きなので、こういう世界観は好みで読みやすいですが、題名が・・。電子書籍だから読んだけど、書店でレジに持って行くのは恥ずかしいわ・・。ファンタジーに恋愛が絡むと面倒だなと思ってしまいます。でも恋愛でもサラッと良い感じで読めるのもあるので何とか挑戦してみました。

それにしても「妹の代わりに死んでくれ」?怖い題名です。この題名からすると、間違いなく片想いなんだろうと思いますね。しかもかなり傷つく系。片想いの相手の妹の代わりに殺されるのか?と思ったら違いました。

自分の妹でした。ますます悲恋ですね・・。この場面は恋愛物嫌いな私でも泣きそうになりましたよ。


主人公は令嬢として育ったウィステリアという女性。彼女は血のつながらない夫婦に育てられているため、育ての親に対しても、血のつながらない妹に対してもどこか遠慮しているような状態でした。とはいえ、大切に育てられてはいるので、そういう意味での苦労は何もありませんが。

年頃の女性になっているウィステリアの片想いの相手は「生ける宝石」と呼ばれるほどの美貌の持主・ブライト。ウィステリアとも妹とも仲良く付き合っている彼。でも彼の家の方が身分が高いため、結婚するにはウィステリアは努力が必要です。・・と勝手に思っている感じ。

ブライトの家は貴族で、本来なら魔法が使える血筋ですが、彼は魔法が使えないため少し肩身の狭い状態です。そんな彼のために魔法について研究をするウィステリア。そして、瘴気満ちる「未明の地」についても研究することで、功績を得て、ブライトも手に入れたいと考えています。

優雅に暮らして良いはずの令嬢がそんな研究に明け暮れているのですから、当然周りからは「変人」扱いされています。そんなウィステリアに対しても分け隔てなく接してくれるブライトにますます好意を寄せる・・。

そんな時、妹に対して「未明の地」の番人としての役目が命じられます。瘴気が満ちている未明の地の番人というのはつまり生贄ということでした。涙に暮れる妹を見ながらもどうしようもなく、とにかく研究を進めようとするウィステリアでしたが、ブライトから「代わりに行ってくれ」と言われてしまいます。

ここは辛過ぎた・・・・・。ウィステリアには瘴気に対する耐性があるということですが、いくら耐性があっても未明の地の瘴気には対抗できないだろうことは想像できるので、結局「死んでくれ」ということです。妹本人から言われても辛いですが、片想いの相手が実は妹のことが好きだとわかり、その人から「死んでくれ」と言われるだなんて。


そして物語は23年後に飛びます。

ここからの話が、題名の「妹と結婚した〜」の部分になるわけです。未明の地にやって来た、ブライトの息子・ロイド。ブライトによく似た男性の登場に心乱されるウィステリア。

っていうか、ウィステリア生きていたんだ!?と驚く暇もなく、次の展開が。ロイドがやって来た動機も何だか不純ですし、親子で彼女の人生をかき乱していくのが腹立たしいですし、途中で挫折しそうになりましたが、後半に出て来たしゃべる聖剣・サルティスのお陰で読み進められました。

毒舌キャラで、言いたいこと言ってしまうサルティスですが、ウィステリアとは良いコンビのようです。お互い言い合いながらもうまく助け合って、喝を入れ合っていて、お陰でこの地でも生きてこられているようです。

未明の地では時が止まっているため、歳を取っていないウィステリア。そして、片想いの人の息子の登場。まだまだ物語は続きそうですし、最後にきっと元の世界に戻るのでしょうからその時の仕返し的な所を読むのが今から楽しみになっています。

サラッと何事もなかったように戻ったらどうしよう??

とりあえず、続きも読んでいきます。
 

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タグ:永野水貴

2023年09月11日

買った本

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 今野敏 著
 「パラレル」
 (中公文庫)


なかなか追いつかないシリーズ。


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 永野水貴 著
 「恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。―妹と結婚した片思いの相手がなぜ今さら私のもとに?と思ったら―(1)」
 (TOブックス)※電子書籍


自分では絶対に選ばないであろう作品ですが、読書メーターで読友さんが高評価されていたので読んでみました。


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 矢崎存美 著
 「湯治場のぶたぶた」
 (光文社文庫)


大好きなシリーズ。湯治場に興味はないですが、ぶたぶたさんがいるだけで癒される!


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 宮木 あや子 著
 「校閲ガール」
 (角川文庫)※電子書籍


ずっと気になっていた作品。読みにくい部分もありましたが、面白かった。

2023年09月06日

伊坂幸太郎「逆ソクラテス」

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 伊坂幸太郎 著
 「逆ソクラテス」
 (集英社文庫)


「敵は、先入観だよ」学力も運動もそこそこの小学6年生の僕は、転校生の安斎から、突然ある作戦を持ちかけられる。カンニングから始まったその計画は、クラスメイトや担任の先生を巻き込んで、予想外の結末を迎える。はたして逆転劇なるか!?表題作ほか、「スロウではない」「非オプティマス」など、世界をひっくり返す無上の全5編を収録。最高の読後感を約束する、第33回柴田錬三郎賞受賞作。−裏表紙より−


「逆ソクラテス」「スロウではない」「非オプマティス」「アンスポーツマンライク」「逆ワシントン」の5編収録。短編ですが、ちょこっと関連のある人物がいるので連作短編ともいえるかも?

ソクラテス・・・名前はもちろん知っていますし、哲学者だというのもわかりますが、どんな哲学なのか?はよくわかりません。調べてみると、彼の弟子がプラトンだそうですね。これも有名なことなんでしょうか。哲学なんてものは避けるように歩んできましたから、全く知らない状態でこの作品も読みました。

ということで、私がきちんと理解出来ているか?は疑問ですが、内容自体は難しいことではありませんでした。

表題作を始め、ほとんどの物語が小学生中心なので、それもわかりやすい原因だと思いますけど、文章も読みやすいのも良かったです。


表題作では、かなり賢い小学6年生が登場します。あらすじにもありますが「敵は、先入観だよ」という言葉は深くうなずいてしまいました。なんか、小学生に教えられた感じです。

担任にもクラスメイトにもちょっとバカにされている生徒を救うため立ち上がる安斎。安斎は別にその生徒を救おうとしたわけではなく、多分、自分がスッキリしたかったのだろうとは思いますが。

確かに小学生のころだけではなく学生時代はこういうちょっとバカにされるような生徒がいた気がします。もしかして自分もそうだったのかもしれませんし。
存在感がなく、ぼんやりしたタイプの生徒って「多分、勉強は出来ないだろう」「多分、運動は苦手だろう」という先入観を持ってしまうことが多いので、始めからバカにされてしまう。だから実はちょっとテストの点が良かったり、野球のセンスがあったりしたら大きく見直してもらえる、というのです。

その状況を意図的に作り出すために安斎はカンニングさせたり、裏から手を回したりして盛り立てます。

どんな結末になったのか?は読んでもらった方が良いので書きませんが、物悲しいような不思議な気持ちになりました。


「アンスポーツマンライク」から「非ワシントン」は関連が無さそうで、実は関わりがあって、続けて読んだ方が面白いと思います。

この作家さんらしい、一見無関係に見せかけて、最終的にギュッとまとまってくる爽快な物語になっていました。


いつも読み終わった時は色々思う所もありますし、「あ〜、今回も面白かった〜!」としみじみ思うのですが、時間が経つと細かい部分を忘れるという状態に。頭に浮かんだはずの色々な感情がうまく言葉で文章で表現できないというか。

どうしても表面的な感想で終わってしまうのがもどかしい作家さんです。今度は読んだらメモっておこうか?・・・・やらないだろうな。


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posted by DONA at 10:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:伊坂幸太郎

2023年09月01日

8月のまとめ

警視庁捜査一課・碓氷弘一3 - パラレル - 新装版 (中公文庫)警視庁捜査一課・碓氷弘一3 - パラレル - 新装版 (中公文庫)
何ともまあ壮大な、というかややこしい、というか。色んな作品から色んな人たちが登場しているそうな。私がこの作家さんの中で読んでいないジャンルの人たちなので全く知らないですが、これはこれで面白かったです。ただきっとそちらのジャンルの作品は今後も読まないだろうとは思いますけど。碓氷さんの影が薄すぎたのが残念ではあります。
読了日:08月03日 著者:今野 敏


紙屋ふじさき記念館 麻の葉のカード (角川文庫)紙屋ふじさき記念館 麻の葉のカード (角川文庫)
和紙についてそんなに色々考えたことも無かったですが、興味深く読めました。私の乏しい想像力でどこまでイメージ出来たかわかりませんが、見てみたいと思いました。最後があまりにも急に丸くなりすぎ感はありますが、次も読んでみようかな。
読了日:08月07日 著者:ほしお さなえ


猫を処方いたします。 (PHP文芸文庫)猫を処方いたします。 (PHP文芸文庫)
何だか不思議というかよくわからない話でした。途中でホラーなのか?と不安になる部分がありましたが怖さは大丈夫でした。もっと猫にスポットが当たってくれると楽しかっただろうに。
読了日:08月12日 著者:石田 祥


曲亭の家 (ハルキ文庫 さ 29-1)曲亭の家 (ハルキ文庫)
いきなりケンカして家出をしている場面から始まる割にはその後はずっと耐え忍ぶんだ、と変な所に感心。子は鎹というか、子は鎖に近い状態です。昔は特に男の子は家に取られてしまうものですから離れたくなければ耐えるしかない。最終的には幸せと言えたのかもしれませんが、それまでの耐え忍ぶ場面が辛過ぎました。
読了日:08月22日 著者:西條 奈加


暮鐘 東京湾臨海署安積班 (ハルキ文庫)暮鐘 東京湾臨海署安積班 (ハルキ文庫)
相変わらず面白いシリーズです。短編集で安積班のメンバーに少しずつスポットが当たっていて面白かった。特に普段あまり活躍を見られない桜井の話が良かったな。あっという間に読み終わってしまって残念です。早く続きが読みたいです。
読了日:08月28日 著者:今野 敏


神様の子守はじめました。7 (コスミック文庫α) (コスミックα文庫)神様の子守はじめました。7 (コスミック文庫α)
サクッと読めました。どんどん個性的になっていき、しゃべり方は幼いですけどどんどん成長中な四神の子たち。最後には梓と過ごせる時間が少ないことも書かれていて今から寂しい気持ちになりました。いなくなったら梓が抜け殻みたいになりそう。
読了日:08月29日 著者:霜月 りつ



全部で6冊。ちょっと増えたかな?

特に印象に残ったのは「暮鐘」「曲亭の家」です。
posted by DONA at 13:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:まとめ