
霜月りつ 著
「神様の子守はじめました。5」
(コスミック文庫α)
就活に失敗し、神社に神頼みをしにいった羽鳥梓が四神の卵を預かり、子供たちが生まれてから、はや5ヶ月。神子たちといろいろな感動体験もしたし、死にそうな目にもあった。神子たちを育てるのは普通の人間である梓にとっては大変なことだったが水精の翡翠と火精の紅玉がいつも力を貸してくれるのでなんとかなっていた。そんなおり、翡翠の故郷の村が土砂崩れの危険に迫られていると知り―!?−裏表紙より−
早5ヶ月って!5年じゃなくて?? というくらい一気に成長してしまった神子たち。人間で考えたらすでに4〜5歳にはなっていそうです。
ずっと家に閉じこもっているなら良いですが、子どもたちにも友だちが出来ているので、あまり一気に大きくなってしまうと違和感がすごすぎて心配。でも最近は成長も止まってきているようなのでそこは良かったですが。
今回の神子たちも大活躍。1話目から翡翠の故郷の危機を救います。人間たちの自然に対する冒とくや神を信じなくなり顧みなくなったことへの報復のような出来事。私自身も信心深くないので何だか身につまされる話でした。
便利な世の中の方が暮らしやすいけど、自然も大事にしないと、って難しいです。
梓が神子を預かるきっかけになった神社を掃除している時に、お世話になっている神様からまた手伝いを頼まれます。部屋に付いた霊を払ってほしいというものでした。心霊的なことは苦手な梓ですが、神子たちの力を借りて除霊していきます。
霊がたくさん出てくる割には軽く読みやすい話で助かりました・・。
最後の話では、いつまでも声が出せず、心の声で語りかけてくる白花の声を探しに行きます。心配しなくてもそのうち出るよ、ってことでもないのか、と感心。
苦しい思いをしてきた白花ですが、これからきっと明るく優しい子どもになっていくことでしょう。彼女の活躍も楽しみです。
<神様の子守シリーズ>
「神様の子守はじめました。1」
「神様の子守はじめました。2」
「神様の子守はじめました。3」
「神様の子守はじめました。4」
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