2023年01月27日

買った本

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 田中啓文 著
 「漫才刑事」
 (実業之日本社文庫)※電子書籍


軽く読めるけどしっかり謎解き。


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 今村翔吾 著
 「八本目の槍」
 (新潮社文庫)※電子書籍


重い話でした。読み終わるのに時間がかかってしまった・・・。


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 柴田よしき 著
 「あんの明日 お勝手のあん」
 (ハルキ文庫)


このシリーズは面白い! 今回は切ない内容でした。


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 中村颯希 著
 「神様の定食屋」
 (双葉文庫)※電子書籍


あまり期待していなかったのですが、意外と面白かった。

2023年01月26日

霜月りつ「神様の子守はじめました。5」

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 霜月りつ 著
 「神様の子守はじめました。5」
 (コスミック文庫α)


就活に失敗し、神社に神頼みをしにいった羽鳥梓が四神の卵を預かり、子供たちが生まれてから、はや5ヶ月。神子たちといろいろな感動体験もしたし、死にそうな目にもあった。神子たちを育てるのは普通の人間である梓にとっては大変なことだったが水精の翡翠と火精の紅玉がいつも力を貸してくれるのでなんとかなっていた。そんなおり、翡翠の故郷の村が土砂崩れの危険に迫られていると知り―!?−裏表紙より−


早5ヶ月って!5年じゃなくて?? というくらい一気に成長してしまった神子たち。人間で考えたらすでに4〜5歳にはなっていそうです。
ずっと家に閉じこもっているなら良いですが、子どもたちにも友だちが出来ているので、あまり一気に大きくなってしまうと違和感がすごすぎて心配。でも最近は成長も止まってきているようなのでそこは良かったですが。


今回の神子たちも大活躍。1話目から翡翠の故郷の危機を救います。人間たちの自然に対する冒とくや神を信じなくなり顧みなくなったことへの報復のような出来事。私自身も信心深くないので何だか身につまされる話でした。

便利な世の中の方が暮らしやすいけど、自然も大事にしないと、って難しいです。


梓が神子を預かるきっかけになった神社を掃除している時に、お世話になっている神様からまた手伝いを頼まれます。部屋に付いた霊を払ってほしいというものでした。心霊的なことは苦手な梓ですが、神子たちの力を借りて除霊していきます。

霊がたくさん出てくる割には軽く読みやすい話で助かりました・・。


最後の話では、いつまでも声が出せず、心の声で語りかけてくる白花の声を探しに行きます。心配しなくてもそのうち出るよ、ってことでもないのか、と感心。

苦しい思いをしてきた白花ですが、これからきっと明るく優しい子どもになっていくことでしょう。彼女の活躍も楽しみです。


<神様の子守シリーズ>
「神様の子守はじめました。1」
「神様の子守はじめました。2」
「神様の子守はじめました。3」
「神様の子守はじめました。4」


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タグ:霜月りつ

2023年01月20日

バリー・ライガ「さよなら、シリアルキラー」

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 バリー・ライガ 著
  満園真木 訳
 「さよなら、シリアルキラー」
 (創元推理文庫)※電子書籍


ジャズは高校三年生。町ではちょっとした有名人だ。ある日、指を切りとられた女性の死体が発見され、ジャズは連続殺人だと保安官に訴える。なぜジャズには確信があったのか―彼が連続殺人犯の息子で、父から殺人鬼としての英才教育を受けてきたからだ。親友を大切にし恋人を愛するジャズは、内なる怪物に苦悩しつつも、自ら犯人を捕えようとする。全米で評判の青春ミステリ。―出版社HPより―


初めましての作家さんです。

題名からして明るい内容なわけがないのですが、それにしても暗い・・。そして、残虐なシーンもたくさん。「青春ミステリ」というには暴力的すぎました。


主人公のジャズは、シリアルキラーだった父親に育てられました。この父親、息子に対してシリアルキラーであることを隠していたわけではなく、正体を明かした上に、殺し方や死体の処分の仕方、更には被害者の女性から「記念品」をどうやって取るかなど、細かく何でも教えていました。

そんな環境で育った割には真っすぐ育っている方だとは思いますが、自分の中にも恐ろしい父親の血が流れていることで、同じような殺人鬼になるのではないか?と日々恐れています。

父親は刑務所にいるため、その母親である祖母と共に暮らしているのですが、少し認知も始まっていると思われる彼女もまた暴力的で、決して良い環境とはいえません。彼女はまだジャズに対しては暴力を振るわないだけマシですが。


ジャズには親友と恋人がいて、彼らの存在はものすごく助けになっています。彼らがいなければジャズはとっくに壊れていたでしょう。また、父親を逮捕してから何かと気にかけてくれる警察官の存在もあり、良い支えになってくれているのが救いかもしれません。


連続殺人が起きたことで、ジャズが活躍して解決に導くのですが、なかなか危なっかしくて読んでいてハラハラする場面がたくさん。

しかも、この作品だけでは解決しない・・・・まあ中でさんざん父親のことを引っ張っておいて、このまま終わるわけないとは思っていましたが。

シリーズ化されているようで、すでに数冊発売されています。私はもう続きは読まないかな? ジャズを始め、登場人物が誰も好きになれなかったので読むのが辛いです。


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2023年01月18日

暁佳奈「春夏秋冬代行者 春の舞 上」

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 暁佳奈 著
 「春夏秋冬代行者 春の舞 上」
 (角川文庫)※電子書籍


「春は―無事、此処に、います」世界には冬しか季節がなく、冬は孤独に耐えかねて生命を削り春を創った。やがて大地の願いにより夏と秋も誕生し、四季が完成した。この季節の巡り変わりを人の子が担うことになり、役目を果たす者は四季の代行者”と呼ばれた―。いま一人の少女神が胸に使命感を抱き、立ち上がろうとしている。四季の神より賜った季節は『春』。母より授かりし名は「雛菊」。十年前消えたこの国の春だ。雛菊は苦難を乗り越え現人神として復帰した。彼女の心の奥底には、神話の如く、冬への恋慕が存在していた。暁佳奈が贈る、季節を世に顕現する役割を持つ現人神達の物語。此処に開幕。−出版社HPより−


初めましての作家さんです。

ネットの感想を読んで面白そうだったので、電子書籍で読んでみました。


でも私には合わず。

クリスマスのディズニーランドで読んでいたのですが、全く世界に入って行けず、ずっと周りばかり見ていた気がします。

あらすじを読んだ感じでは面白そうな設定で、世界観も好きそうだったんですけど。


パツパツ切れた感じの文章(主人公が吃音ということなので仕方ない所はありますが)と、しゃべっている言葉、登場人物たちのキャラクターと関係性もあまり好きではありませんでした。



でもネットでの感想を読んでいる限り、はまっている人が多いようです。私が合わなかっただけなのでしょう。

残念。


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タグ:暁佳奈

2023年01月17日

乃南アサ「チーム・オベリベリ 下」

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 乃南アサ 著
 「チーム・オベリベリ 下」
 (講談社文庫)


依然としてオベリベリでの生活は苦しい。初めての豊作を喜ぶのもつかの間、借金を返済するために上納分を取られる。入植した家は当初の十三軒から六軒に減っていた。「晩成社」幹部チーム三人の間に不協和音が流れる。美しく神々しい北の大地で、それでもカネはたくましく生きる。史実を基に描いた感動長編。−裏表紙より−


「女性が好きそう」とか「男らしい」とかそういう言い方は好きでは無いのですが、この小説を読んでいると、ことあるごとに「これだから男の人は」と言いたくなりました。


男性3人で決意をして未開の地・北海道を目指したはずなのに、数年では何ともならないとわかっているはずなのに、とにかくお酒に逃げて、愚痴って妻に当たって、読んでいてイライラすることが多々ありました。

ものすごく大変なことをしていることはわかるのですが、夢を抱き過ぎて現実に直面すると挫折してしまう感じがイライラします。

しかも、男の人たちは、農作業をして家に帰ればのんびりお酒を飲んで騒げますが、女性は結局、農作業をした上に、子育ても家事もあり、お酒を飲んで騒ぐ男性たちの世話さえしなければなりません。


今の便利な生活をしていてもやることはたくさんありますが、未開の地では電気もガスも無いですし、近くに買い物する所も無いわけで、料理を作るだけでも大変、洗濯はもちろん、着替えも買えませんから自分で着るものを作らないといけません。本当にやることがたくさんで常に忙しそうです。

カネは大人しく夫に従っていますが、それでも時々は愚痴も出てしまいますし、夫に文句を言うことも。そんな時に少しでも優しくしてくれたらいいのに、手を上げる始末。よくついて行っていることです。

夫は時々、北海道でも拓けている所に行くこともありますが、カネはずっと不便なオベリベリから出られない状態。私には絶対に出来ないですし、本当に尊敬します。


開拓したら、男性ばかりの名が残っていくのでしょうが、支えてがんばってきた女性たちのことも思って感謝していきたいものです。

彼らのような冒険者がいたお陰で、今は「北海道に美味しい物を食べに行きた〜い!」なんてのんきな感じで旅行に行けるわけですから、ありがたいことです。

読みながらイライラしつつ、でもお陰なんだよね、と言い聞かせていました。


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2023年01月13日

乃南アサ「チーム・オベリベリ 上」

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 乃南アサ 著
 「チーム・オベリベリ 上」
 (講談社文庫)


文明開化の横浜で、女学校に学び教会で洗礼を受けた鈴木カネ。兄の銃太郎は神学校の同窓である渡辺勝や伊豆の素封家の息子・依田勉三と「晩成社」を興し北海道開拓に挑む。卒業後、勝と結婚したカネは父と共に十勝オベリベリへ向かった。厳しい自然に戸惑いながら、先の見えない日々を希望を捨てず生きる女性の物語。−裏表紙より−


文明開化時代、ということは明治時代ですね。その頃の話です。横浜で育ったカネという女性が、北海道開拓をする夫に付いて行く話なのですが、この上巻はカネが女学校で学んでいる所から始まります。

クリスチャンの彼女は、神様を信じ、祈りを捧げながら生活をしています。彼女の学校は外国人が先生となり授業をしています。周りからは時々白い目で見られつつも信念を持って学んでいます。

外国人教師から授業を受けているだけあって、英語も話せる彼女。このまま女学校に残って教師になるつもりでいました。ところが、同じくクリスチャンの兄が友人らと北海道開拓をしようとしていることを知り、興味を持ちます。更に兄の友人の勝に求婚されて共に北海道に行くことに。彼女の父親も一緒に行くことになりました。

カネには妹と弟がいるとはいえ、母親を残して未開の地である北海道に行くなんてびっくりです。カネや兄はともかく、父親はなぜ?と不思議でした。ただ、この時代も男性社会で、妻はひたすら逆らわずに夫の仕事や生活を支えていくのみでしたから、夫が行くのは止められないのでしょうけど。それにしても冷たい人だと思ってしまいました。


今みたいに飛行機もなかった時代、船で何日もかけてやっとたどり着く北海道。その中でも未開の地で暮らそうとするなんて自分には想像もつきません。しかも、自分が開拓したくて行くのではなく、夫が望んでいるからという理由で。精神的に強くないと出来ないことです。

土地を耕して畑にしては、天候や害虫にやられ、冬の寒さにやられてしまう作物。ろくに収入もないというのに、開拓を後押ししてくれているはずの会社からは「金を返せ」と言われる始末。

確かに会社としては利益が出ない以上、融資は出来ないというのはわかりますが、彼らの苦労を見ていると、ものすごく非情なことに思えます。


カネの兄と夫は力を合わせているのですが、もう一人共に移住してきた会社の人はどうも地に足がついていない感じで、開拓よりも会社の存続を気にしている様子。だんだん3人がかみ合わなくなっていきます。

先に望みが出ない状態が続き、他の移住者も去って行ったり、逃げたり、人数も減っていく状況。


お先真っ暗状態のまま下巻へ。


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posted by DONA at 15:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:乃南アサ

2023年01月10日

買った本

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 バリー・ライガ 著
  満園真木 訳
 「さよなら、シリアルキラー」
 (創元推理文庫)※電子書籍


ネットでの感想を読んで面白そうだったので電子書籍を購入。


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 暁佳奈 著
 春夏秋冬代行者 春の舞 上」
 (角川文庫)※電子書籍


こちらも同じく面白そうだったので。でも読み切れず断念。


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 乃南アサ 著
 「チーム・オベリベリ 上下」
 (講談社文庫)


お気に入りの作家さんなので迷わず購入。長くて重い話でした。

2023年01月06日

高田郁「駅の名は夜明 軌道春秋U」

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 高田郁 著
 「駅の名は夜明 軌道春秋U」
 (双葉文庫)


妻の介護に疲れ、行政の支援からも見放された夫は、長年連れ添った愛妻を連れ、死に場所を求めて旅に出る(表題作「駅の名は夜明」)。幼い娘を病で失った母親が、娘と一緒に行くと約束したウイーンの街に足を運ぶ。そこで起きた奇跡とは?(「トラムに乗って」)。病で余命いくばくもない父親に、実家を飛び出し音信不通だった息子が会いに行くと・・(「背中を押すひと」)。鉄道を舞台に困難や悲しみに直面する人たちの再生を描く九つの物語。大ベストセラー『ふるさと銀河線 軌道春秋』の感動が蘇る。−裏表紙より−

「トラムに乗って」「黄昏時のモカ」「途中下車」「子どもの世界 大人の事情」「駅の名は夜明」「夜明の鐘」「ミニシアター」「約束」「背中を押すひと」


Uとはなっていますが、Tも短編だったので、どちらから読んでも問題ないですし、つながりもありません。ただ、旅や鉄道に関する物語の数々という意味でシリーズになっています。

どれも素敵なお話でしたが、特に印象に残ったのは「トラムに乗って」「黄昏時のモカ」「駅の名は夜明」「ミニシアター」です。

トラムに乗って
1話目から海外の話でびっくりしました。舞台はウィーン。おしゃれな街というイメージですが行ったことはありません。
娘を亡くした母親が、娘と一緒に行こうと約束していた場所がウィーンでした。病気で娘を亡くし、夫婦間もぎくしゃくして離婚するしかないかと思っている時に1人で行くことになった旅行。新婚旅行で行ったウィーンを旅していたら奇跡が起きます。途中も涙しましたが、最後も涙。きっと今後の人生うまくいってくれるだろうと思える嬉しい涙でした。


黄昏時のモカ
1話目と繋がりがある話です。1話目で出会っていた老婦人がいるのですが、その人が今度は主役となります。このまま連作短編になるのかと思ったのですが3話目は全く違う話です。
この老婦人は夫を亡くし、その遺影を持って思い出のウィーンを一人で旅しています。そこである外国人男性と出会うのですが、その人との会話がカッコいいというか素敵でこんな風に年齢を重ねたいものだと思わされました。この話でも最後に感動が待っています。


駅の名は夜明
表題作だけあって感動する話でした。ただ、読むのが辛い場面が多かったです。最後が何とかなってくれたので良かったですが。
老夫婦がお互いに支え合って生きていくのは本当に大変。子どもが親の介護をするのも大変なのに、自分も老いているのに介護だなんてどれほど大変なことか。介護をしたことがない私がいうのも変ですけど。国の制度でなんとか助けられないものでしょうか。色々考えさせられました。


ミニシアター
珍しくちょっと笑えるコミカルな話でした。でもこの作家さんらしく人との繋がりや人の温かみなどが感じられる内容になっていて、最初はちょっと顔をしかめる感じですが途中からはずっとほほえましく読みました。車内でのこんなやりとり、何だか素敵です。


普段、この作家さんの壮大な時代小説を読んでいると、ちょっと物足りない気はしますが、短編とはいえどれも感動できる良い話ばかりです。一度読んでみては?


<軌道春秋シリーズ>
「ふるさと銀河線」

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posted by DONA at 14:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:高田郁

2023年01月05日

12月のまとめ

さよなら、シリアルキラー (創元推理文庫)さよなら、シリアルキラー (創元推理文庫)
まあね、さっぱり終わったら面白くないでしょうし、これだけ騒がれて息子にも多大な影響を与えたシリアルキラーがあっさり終わるわけないんですけど、それにしても何だか。シリアルキラーに殺人の方法や隠蔽の方法まで教わって育ったなんて想像もつきませんが、うじうじうっとおしい性格だけど割と真っすぐ育っているのかも。恋人と親友に助けられていますね。ずっと暗い雰囲気が続くのが読んでいて辛かった。題名から想像したら暗いに決まっていますけど。
読了日:12月07日 著者:バリー・ライガ


神様の子守はじめました。〈5〉 (コスミック文庫α)神様の子守はじめました。〈5〉 (コスミック文庫α)
赤ちゃんから幼児くらいまで一気に成長してしまって心配でしたが、最近は少し止まっている感じかな?友だちも出来ているのであまり周りと成長スピードが違うと困るでしょう。気になる白花の声も良かった良かった。とにかくみんな可愛い!
読了日:12月12日 著者:霜月 りつ


神様の定食屋 (双葉文庫)神様の定食屋 (双葉文庫)
文体が軽くて読み始めの展開も何だか・・って感じで読んだのは失敗だったか?と思ったのですが、気付けば涙ぽろぽろでした。展開もあっさり軽くてすぐに読んでしまえますが、なかなかずっしりした内容でした。
読了日:12月15日 著者:中村 颯希


八本目の槍 (新潮文庫)八本目の槍 (新潮文庫)
いやあ読み切るのに時間がかかった・・。短い期間の話なのに壮大で重い話でした。石田三成って名前は知っていますし、秀吉の家臣で頭がキレるということも知ってはいましたが、より深く知ることができました。他の槍の方たちのことは知りませんでしたが、彼らを通して知る三成はかっこよかった。同じ場面を色んな視点で読めるのも良いです。ただ、三成の打ち首が何度もあるのは不快でした。
読了日:12月30日 著者:今村 翔吾



12月に読んだのは全部で4冊。少ない!
読み終わるのに時間がかかった本が2作ほどありまして・・・。

特に印象に残ったのは「神様の定食屋」「八本目の槍」です。

少ないながらも去年のベスト10を「読書メーター」にあげています。順位は関係ありません。

今年も遅い遅い読書と感想のアップになるとは思いますが、よろしくお願いします。
posted by DONA at 15:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:まとめ