2021年08月30日

今野敏「炎天夢」

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 今野敏 著
 「炎天夢」東京湾臨海署安積班
 (ハルキ文庫)


東京湾臨海署管内で強盗事件が発生。強行犯第一係は、交機隊小隊長・速水の協力を得て、夜明けを待ち家宅捜索を開始、犯人の身柄を確保した。しかし、続けざまに無線が流れ、江東マリーナで死体が浮かんだという。被害者はグラビアアイドルの立原彩花と判明。近くのプレジャーボートで被害者のものと思われるサンダルが見つかった。ボートの持ち主は、立原が愛人との噂がある芸能界の実力者だというが……。芸能界を取り巻くしがらみに、安積班が立ち向かう! ドラマ化常連の大人気シリーズ待望の文庫化。−裏表紙より−


前作は短編でしたが、今作はまた長編に戻りました。お陰で読みごたえ十分です。ただ、長編になると事件も大きくなり、捜査本部が出来るせいで安積班がバラバラに動くのが残念です。

それぞれ本庁の人間と組んで捜査に当たりますが、それはそれで活躍はしているようです。でもやはりメンバー同士の絡みが読めた方が個人的には嬉しいのですが・・。

捜査本部になると、人数が増える分、活躍の場所が少ない気がします。須田は相変わらず鋭い観察力で安積だけではなく、捜査本部でも意見が採用されがちですし、村雨はいざという時に安積の良い相談相手になってくれますが、それ以外のメンバーが目立たない。そこがどうしても残念です。


今回の事件の被害者はグラビアアイドル。でもそこまで有名ではなく詳しい人は知っているという程度の人物でした。グラビアアイドルが殺されたということよりも、彼女が芸能界の大手事務所の所長の愛人ではないか?ということの方が大きな問題となりました。愛人との仲がこじれて殺害したのではないか?という容疑がかかったわけです。

まあ当然考える動機ですよね。相手が業界の大物ということで、安積警部補が事情聴取に訪れます。高圧的な態度をとる人が多い警察官ですが、彼はとても紳士的に対応するので、容疑者も比較的素直に話してくれることが多いようです。業界の大物と聞いたらかなり怖そうなイメージになりますが、聞き出すのがうまい安積係長のお陰で好印象になりました。


このシリーズの醍醐味である、警察内の人間関係の問題ももちろんしっかりと描かれています。今回は捜査本部内での色々な人間関係でした。捜査を指揮する人物の思惑や立場、そして安積係長の捜査本部内での立ち振る舞いなど、読み応えのある内容でした。

表面だけ見ていたらきっと彼は自信満々で意見を変えない真っすぐな警察官だと思うのでしょうが、内側では色々悩んでいたり、ものすごく周りに人間の思惑などを考慮して発言していたりする、迷いも多い人だとわかります。そこが人間臭くて好きな所です。


シリーズはまだまだ続きそうです。今度はまた安積班だけの話も読みたいです。


<安積班シリーズ>
「二重標的」
「虚構の殺人者」
「硝子の殺人者」
「警視庁神南署」
「神南署安積班」
「残照」
「陽炎」
「最前線」
「半夏生」
「花水木」
「夕暴雨」
「烈日」
「晩夏」
「捜査組曲」
「潮流」
「道標」


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2021年08月24日

西條奈加「永田町小町バトル」

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 西條奈加 著
 「永田町小町バトル」
 (実業之日本社文庫)


「夜の銀座」専門の託児施設を立ち上げた行動力を買われて衆院選に出馬、見事初当選を果たした芹沢小町。“現役”キャバクラ嬢でシングルマザーという経歴、物怖じしないキャラクターがメディアで話題となり、働く母親達を中心に熱い支持を集めている。ひとり親家庭、貧困、埋まらない男女格差。“ジェンダー不平等国”ニッポンに、小町のパワーは風穴を開けられるのか!?−裏表紙より−


この作家さんにしては珍しいジャンルの作品ですね。時代小説以外も読んでいますが、政治の世界ですか・・。

とりあえず「政治」というだけで拒否反応が出てしまう私。こんなことではいけないのですが、小難しいしゃべり方をしている政治家たちを見ていると虫唾が走ります。「結局何が言いたいの?」と怒りが湧くことが多いです。頭悪い私が悪いのでしょうけど、頭悪くてもわかるような話し方は出来ないものなんですかね? 人生で一度も聞いたことがないような単語(「忖度」が良い例ですね)を使うことで国民の疑問を煙に巻くつもりなんじゃないか?と疑ってしまいます。

某知事のようにやたらと横文字を使う人とか、本当にバカにしているとしか思えません。

これ以上書いてしまうと、クレームが付きそうなのでこの辺でやめておきます。実際これ以上語るほどの知識がありませんし。


この物語の主人公である芹沢小町は、キャバクラで働くシングルマザーです。それで選挙に当選し、野党とはいえ国会議員となりました。経歴が珍しいことと、派手な容姿もあって始めから注目されています。

彼女が立候補した理由は、子育て支援。シングルで育てている家庭の支援をしたいというのが一番の理由でした。子育てする女性が働きにくいこと、子どもを預ける所がないこと、低所得のせいで生活が立ち行かなくなり世間からも離れてしまう悪循環を起こしている家庭を助けること、などなど「子育て支援」と一言で言っても色んな問題が山積みです。

その根本には「母親(女性)が子育てをするのが当然であり、女性は子育てが出来て当たり前」という考えがあります。確かに、お腹の中で育てるのは女性にしか出来ませんし、母乳が出るのも母親だけではありますが、だから「母親が育てるのが当たり前」になるのは違うと思います。これも語り始めると長くなる上に、何かしらの批判もありそうなのでやめておきますが、「女性に働け!」というのであれば、「男性も子育てしろ!」は当たり前の話です。「両親ともに働け!」というのであれば、子どもを預ける保育園を充実させないといけないのは当然。

最近でこそ0歳から預けられる保育園は増えましたが、数年前まではなかなか預けられなかったですし、今でも夜は遅くまで預かってくれないことが多いですね。長くても19時くらいまででしょうか? それ以降まで残業する仕事が多い中、これではしっかり働けないのも仕方ないですよね。かといって、保育の仕事に携わる私個人の意見としては、「そこまで長い時間、親と子どもが離れているのはどうなのよ」と思いますから、本当の理想は、職場が子育てしている期間は早く帰らせるという措置が取れるようにしてくれることです。もちろん、気兼ねなくその状態にしてもらえるのが条件です。そうならない限り、子育てしながら働こうと思う女性は増えないと思います。

やはり長くなってきましたね。


もう一つだけ認可外保育園に対する記述にクレームを。認可保育園と違って、国や地方自治体から認可がもらえないのが認可外(無認可ともいいます)保育園なのですが「認可がもらえないのは設置条件をクリア出来ないから」だと書かれていました。ですが、認可外保育園にも認可園に近い設置条件があり、職員の配置人数や子ども一人当たりの面積などはほとんど変わりません。

ではなぜ認可園にしないのかというと、その条件が厳しいからなんです。一番クリアしにくいのは「一定期間以上、ここの県や市、区などで認可園を経営していたという実績があること」という条件です。これって新規参入は無理??ってことですよね。自治体によってはここをクリア出来なくても他の条件がクリア出来ていればいいという場合もあるようですが。例えば認可外保育園を5年以上運営していて過去に何も指導されなかったことなどの条件です。

また、設置したい自治体で募集されていなかったら、条件なんて全く関係なく設置出来ません。つまり、自治体から募集されていて、条件をクリアできる状態で、更に応募して受け入れられて初めて認可園が開設出来るわけです。

なので、認可外だから、認可がもらえない園だから預けるのは心配だとか、問題がある園に違いないと思うのは間違いだと思います。逆に認可外の方が色々な保育の特色があって預けやすい所もあると思います。保育料はどうしても高くなりますけど。


すっかり物語の内容から離れてしまいました。

物語としては、題名のようなバトルはほとんどなく、小町の奮闘ぶりや政治家の活動方法についての細かい記述が多くをしめています。政治を知らない私にとっては「そうなんだ〜」と感心しきりでしたが、知っている人にとっては長々しく感じそうです。もっと端折る所はありそうです。

バトル部分に関してはもしかしたら続編を書かれるのかな?と。ハッキリ言ってこの巻だけでは小町は何もしていませんから、これからが楽しみな状態なので。色々面白い法案を考えていたので、ぜひ続きを読みたいです。


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2021年08月20日

柴田よしき「あんのまごころ お勝手のあん」

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 柴田よしき 著
 「あんのまごころ お勝手のあん」
 (ハルキ文庫)


品川宿の宿屋「紅屋」では、おやすが見習いから、台所付きの女中として正式に雇われることとなり、わずかばかりだがお給金ももらえるようになった。最近は煮物も教えてもらえるようになり、また「十草屋」に嫁いだ仲良しのお小夜さまが、みずから料理して旦那さまに食べてもらえる献立など、毎日料理のことを考えている。そんななか、おしげさんからおちよの腹にやや子がいることを聞いていたおやすは、日に日に元気がなくなっていくおちよの本音に気づきはじめて──。大好評「お勝手のあん」シリーズ、待望の第四弾!−裏表紙より−


おやすの今回の課題は、お小夜さんの旦那さんが食べる健康的で満足できる献立を考えること。こってりと濃い物が好きな旦那さんですが、身体のことを考えるともっと健康的な料理を食べてもらいたい。しかも、おやすが作るのではなく、普段ほとんど料理をしないお小夜さんでも作れる物という難題付き。

もちろん通常業務はしっかりこなしつつ、その献立も考えないといけません。店の人だけではなく、お医者様にも助言を求めながら日々試案を続けます。

今回は、この難題に加えて、おちよちゃんの妊娠という問題もあり、日々悩んでいるおやす。おちよちゃんの赤ちゃんは産むわけにはいかないということになったのですが、昔の中絶手術はかなり危険を伴うもので(今でも危険ではありますが)、まさしく命がけの事態に。色々悩んだ末、ようやく手術を受ける決心をしたはずですが、やはり思い悩むおちよちゃんに、おやすはもちろん、女中頭のおしげさんも何とか助けようと言葉をかけます。

こちらの問題はどうにかなりそうで安心しました。でもまだまだこれからも問題はあるでしょう。何とか幸せになってもらいたいものです。


お小夜さんが作る料理も、色んな人の力を借りながら何とか形になりました。その場面は読んでいるだけでお腹が鳴りそうなくらい美味しそうでした。今では簡単に作れるその料理ですが、道具が無いことや火加減の調節の難しさを考えると、この時代に作るのは本当に大変そうです。

でも拙い作り方をしているお小夜さんを見てニコニコ笑ってくれる旦那さんの人柄は、読んでいても嬉しくなりました。ほんと、良い所にお嫁に行きました。


問題が全て解決してこのまま穏やかに終わるかと思えば最後に大きな出来事が!

お店にとってはとても大きな損害になるでしょうが、働く人たちが良い人ばかりだということがよくわかったので、おやすの今後は安心だと思えたのは救いでした。

これからもきっとみんなで力を合わせて店を繁盛させていくでしょう。その様子を追いかけたいと思います。



それにしても気になるのは題名。「赤毛のアン」シリーズをなぞるのかと思ったら違うようですね。まあそれにこだわる必要もないんですけど。次はどんな成長を見せてくれるかな?楽しみです。


<お勝手のあんシリーズ>
「お勝手のあん」
「あんの青春〜春を待つころ〜」
「あんの青春〜若葉の季〜」


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2021年08月18日

近藤史恵「みかんとひよどり」

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 近藤史恵 著
 「みかんとひよどり」
 (角川文庫)



シェフの亮は鬱屈としていた。創作ジビエ料理を考案するも、店に客が来ないのだ。そんなある日、山で遭難しかけたところを、無愛想な猟師・大高に救われる。彼の腕を見込んだ亮は、あることを思いつく……。−裏表紙より−


ジビエ料理を出すレストランの話です。

ジビエ料理か〜。ほとんど縁がないです・・。食べたことがあるのは鹿肉くらいかな? 思ったより臭みも無く美味しかった覚えがあります。

ジビエの中では比較的身近な感じのするイノシシは意外と食べたことがありません。ボタン鍋は映像を見る限り美味しそうですけど、高いイメージがあって手が出せていません。


この珍しいレストランでシェフをしている亮は、オーナーにジビエ料理の腕を買われて雇われているのですが、なかなか客足が伸びずに悩んでいます。確かにジビエって敷居が高いですもんね。仕方ない部分はあると思うのですが、他のジビエ料理店はお客さんが来ているらしいと聞くと穏やかではいられません。

ジビエ料理を作る上で大変なのは、まず材料を安定して手に入れること。猟師の知り合いもいなかった亮は、自分でも猟に行くことがありましたが、毎回自分で獲るわけにはいかず悩んでいました。

猟に行った時に、遭難しそうになり、助けてくれた猟師・大高と出会ったことで材料の供給は安定させることが出来ました。


このまま行ったら何の盛り上がりも無く終わりそうな感じですけど、もちろんそうはいきません。猟師の大高が世捨て人のようで、謎がたくさんある人物で、その隠されている事が何なのか?がこの物語の大きなテーマになっていきます。

彼の抱える秘密ももちろん気になりますが、最後まで読んで思うのは、人は他の生物の命をもらって生きているのを忘れてはいけないということ。ジビエのように野生の動物だけではなく、普段食べている牛肉豚肉鶏肉も買う時には小さくカットされているから忘れがちですが、元々は生きている動物。その命を頂いているんだということに、感謝しながら食べないと申し訳ないですよね。魚介類もです。

その動物たちを育てている方、加工している方、売っている方、色んな方の手を借りないと自分たちの口には入らない。そういう当たり前にわかっているはずのことですが、あまりにも日常過ぎて忘れてしまいがちなので、食べる時にはしっかり感謝したいと改めて思わされました。もちろん無駄にするのはもってのほか。きちんと美味しく頂きたいと思います。

感謝感謝。


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2021年08月17日

買った本

もう読んでしまった本ばかりです。

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 西條奈加 著
 「永田町小町バトル」
 (実業之日本社文庫)


政治のことは苦手なので読むのに時間がかかってしまいました。言いたいことたくさんある!


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 柴田よしき 著
 「あんのまごころ」
 (ハルキ文庫)


あんちゃんの成長が楽しみなシリーズ。


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 今野敏 著
 「炎天夢」
 (ハルキ文庫)


安定の面白さ。大好きなシリーズです。


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 近藤史恵 著
 「わたしの本の空白は」
 (ハルキ文庫)


今回はハルキ文庫が多かったです。近藤史恵さんのハルキ文庫は珍しいかも?


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 乃南アサ 著
 「犬棒日記」
 (双葉社文庫)


苦手なエッセイでしたが面白かったです。

2021年08月06日

矢崎存美「ランチタイムのぶたぶた」

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 矢崎存美 著
 「ランチタイムのぶたぶた」
 (光文社文庫)


スーパーに勤める聖乃は、一人で過ごすお昼休憩を味気なく思っていた。そんな中、思いがけないお弁当を持った「山崎ぶたぶた」という新人が現れ、聖乃の毎日が変わり始める――(「ぶたぶたのお弁当」)。仕事も勉強もお悩みも、ひと休みできる「お昼」の時間。さりげなくも大切な時間を、お店や職場やお家で、不思議なぬいぐるみと過ごした人々の、七通りのランチタイム−裏表紙より−


「寝落ちの神様」「ぶたにくざんまい」「助けに来てくれた人」「ぶたぶたのお弁当」「相席の思い出」「さいかいの日」「日曜日の朝」の7編収録。

今回のぶたぶたさんは、最近の世の中に合った状況での話でした。つまり、新型コロナウィルスが感染拡大している世の中ということです。

飲食店が軒並み休まされて、どんどん閉店していく世の中。今となっては全く感染者数が減っていないというのに、意外と慣れてしまっていますが、始めの頃は本当に「どうなっていくんだろう?」という不安でいっぱいでしたよね。

そんな不安いっぱいな頃に登場してくれるぶたぶたさん。ありがたいです〜!


「寝落ちの神様」は、一人暮らしの大学生の話です。今もほとんど大学に行っていないという学生さんもおられるようですが、始めの頃は本当に休校で、オンライン授業さえもほとんどないような状況でした。そういう時に家族で住んでいるならともかく、一人暮らしの場合は本当に辛かっただろうと思います(私は学生でもなければ一人暮らしでもないので想像でしかないですけど)。

ここに出てくる学生さんも学校が休みになり、かといって実家に帰るのも難しい状況で、何となく一人暮らしを続けています。アルバイトは続けていましたが、気力がなくなっていて、自分では気づかないうちに食事も億劫になっていました。そんな彼の元に現れたのがぶたぶたさん!ありがたいですね。彼はぶたぶたさんの料理と会話することでどんどん元気になっていきます。

家族のありがたみも感じられる話で、最後はちょっと感動しますよ。


「助けに来てくれた人」は、子どもが主人公の話です。母親が具合悪くなって寝ているので「よし!お母さんにお料理作ってあげよう!」なんて考えて一人で出かけてしまうという強い子どもです。出先でぶたぶたさんと出会い・・・。こちらもちょっと感動する話ですよ。というか、ぶたぶたさんに会っていなかったらどうなっていたのか!


「ぶたぶたのお弁当」では、ぶたぶたさんのお店や娘さんたちの陰がチラチラと見えて、「日曜日の朝」ではしっかりと娘さんたち登場。久しぶりに嬉しかったです。彼女たち、本当に良い子に育っています。ぶたぶたさんがお父さんだったら当たり前ですけどね。でもぶたのぬいぐるみが父親だなんてどんな心境なんでしょう? 想像も出来ませんね。


まだまだ収まりそうもないコロナですが、早く飲食店が再開して、またみんなで楽しく食事が出来る世の中になってほしいですね。


<ぶたぶたさんシリーズ>
「ぶたぶた」
「刑事ぶたぶた」
「ぶたぶたの休日」
「夏の日のぶたぶた」
「クリスマスのぶたぶた」
「ぶたぶた日記」
「ぶたぶたの食卓」
「ぶたぶたのいる場所」
「ぶたぶたと秘密のアップルパイ」
「訪問者ぶたぶた」
「再びのぶたぶた」
「キッチンぶたぶた」
「ぶたぶたさん」
「ぶたぶたは見た」
「ぶたぶたカフェ」
「ぶたぶた図書館」
「ぶたぶた洋菓子店」
「ぶたぶたのお医者さん」
「ぶたぶたの本屋さん」
「ぶたぶたのおかわり!」
「学校のぶたぶた」
「ぶたぶたの甘いもの」
「ドクターぶたぶた」
「ぶたぶたの花束」
「居酒屋ぶたぶた」
「海の家のぶたぶた」
「ぶたぶたラジオ」
「森のシェフぶたぶた」
「編集者ぶたぶた」
「ぶたぶたのティータイム」
「ぶたぶたのシェアハウス」
「出張料理人ぶたぶた」
「名探偵ぶたぶた」


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2021年08月02日

7月のまとめ

なんと〜! 3冊! たったの3冊! 自分でもびっくりです。

みかんとひよどり (角川文庫)みかんとひよどり (角川文庫)
ジビエ料理はほとんど食べたことがありませんが、シカ肉は美味しかった覚えがあります。普段よく食べる牛豚鶏肉はあまり意識しませんが、ジビエはやはり「命をいただいている」気持ちが増しますね。普段から感謝しながら食事をしたいと改めて思わされました。自然を生きている動物だからこそ調理の仕方にはいろいろと制約があって、でも命を奪うからにはしっかり美味しく食べたいのもわかりますし、難しい問題です。
読了日:07月05日 著者:近藤 史恵


あんのまごころ お勝手のあん (時代小説文庫)あんのまごころ お勝手のあん (時代小説文庫)
おちよちゃんはどうなることかと思いましたが何とか収まる所に収まりそうな感じでホッとしました。強い彼女はきっと幸せになってくれるでしょう。おやすも素敵な娘に成長してそろそろお嫁入の話も出てくるお年頃。奥様の素敵な話に、おやすと共に涙してしまいました。
読了日:07月11日 著者:柴田 よしき


永田町小町バトル (実業之日本社文庫)永田町小町バトル (実業之日本社文庫)
政治の細かい説明が多くて、読むのに時間がかかってしまいました。無知な人にもわかりやすく書いてくれているのですが、政治用語が出てくると拒否反応が・・。色々言いたいことが出てくる作品でした。もっとバトル場面が多くても楽しかったと思います。
読了日:07月27日 著者:西條 奈加




原因は何だろう??3冊とも面白かったんですけどね〜。読み終わるのは時間がかかってしまいました。

posted by DONA at 15:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:まとめ