2021年04月28日

買った本

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 柴田よしき 著
 「草原のコック・オー・ヴァン」高原カフェ日誌2
 (文春文庫)


シリーズ2作目。ちょっと間空き過ぎたから忘れていることも多かったです。


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 今村翔吾 著
 「火喰鳥 羽州ぼろ鳶組」
 (祥伝社文庫)※電子書籍


「くらまし屋」の作家さんの別シリーズ。読書メーターでお勧めされたので読んでみました。


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 リース・ボウエン 著
 「巡査さん、事件ですよ」
 (原書房)※電子書籍


ネットで感想を読んで面白そうだったので購入。


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 大崎梢 著
 「キミは知らない」
 (幻冬舎文庫)※電子書籍


結構好きな作家さんですが、たまに好みではない作品があるので、とりあえず電子書籍で。

2021年04月26日

乃南アサ「いっちみち」

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 乃南アサ 著
 「いっちみち」
 (新潮文庫)


家族が引き起こした不祥事で故郷を離れ、コロナ禍のなか帰郷した女性。母の実家で、家業代々の秘密を知った息子。両親を事故で失い、我が家にやってきた不思議な従妹。わかりあえると思ったら、遠ざかる。温かいのに怖い。恋があって、愛があって家族になったはずなのに――。「人間」という人生最大のミステリーを描き続けてきた作家による、傑作短編を精選した文庫オリジナルアンソロジー。−裏表紙より−


いっちみち」「ルール」「青い手」「4℃の恋」「夕がすみ」「青い夜の底で」「他人の背広」「団欒」の7編収録。


表題作「いっちみち」というのは、方言です。ちょっと行ってみて〜みたいな感じです。両親の都合で、子どもの頃に故郷から逃げて来た女性が、新型コロナウィルスが流行し始めた頃、移動が制限される前にちょっと故郷に帰ってみようかな?と思い立ち、行くことになるという話です。

両親がなぜ故郷を離れないといけなかったのか、今彼女が帰っても問題はないのか、田舎ならではの人間関係や幼い頃の恋など、色んな出来事が描かれています。この話は最後までほっこり出来る内容でした。

でも表題作以外は何とも後味が悪い話ばかり・・。


ルール」は突然、神経質になって除菌など細かいルールを作り始めた家族の話。これもこのご時世にはありそうな話ではありますが、どんどんエスカレートしていく家族の様子にゾッとさせられました。最後も・・・・。


青い手」が一番気持ち悪かったかも。始めのうちはのどかな田舎の雰囲気で進むので安心しかけたのですが、少しずつ秘密が明らかになっていくと怖い!ホラー的な雰囲気で終わりました。私の苦手分野!


4℃の恋」もなかなかの内容。これはゾッとするというか、ここまで「死」に対して冷酷でいられるものなのか不思議な気持ちになりました。身内の死よりも自分の恋を優先させる展開が怖かったです。


団欒」も「死」を軽く扱いすぎ!と思うのですが、ここまで軽く扱っているのを読むとどこか笑えて来るのがまた怖い。自分たちの保身にばかり気を取られる彼らがなかなか怖いです。途中まででも怖いのに、オチがまた・・・。家族が集まって誰もまともな人がいないのが救いようのない状況です。



という感じで、どの話も最後までいや〜な展開で、オチも「これで終わるつもり!?」と後味の悪さ全開。

表題作以外、どれも救われない展開ですが、変に笑える感じもあって、何とも言えない感情がわきました。

まあ、たまにはこういうのも良いのかな?でもすぐに確実に安心できる作品で口直ししたくなります。


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2021年04月22日

尾崎章「替え玉屋 慎三」

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 尾崎章 著
 「替え玉屋 慎三」
 (祥伝社文庫)



表向きは評判の髪結い。その裏稼業は、巧みな化粧で人を他人そっくりに仕立て上げ、機知と騙りで悪を退治する「替え玉屋」―お武家嫌いの町人慎三は、ある小藩の窮状を聞き、渋々腰を上げる。筆頭家老一派による米横流しの絡繰りを暴いて糾弾すべく、死んだはずの男の替え玉を国許に向かわせ…。慎三の仕掛ける二重三重の罠が悪を追いつめる、痛快時代小説!書下ろし。−裏表紙より−


先に2作目から読んで面白かったので、1作目に戻ってみました。主人公・慎三がなぜこんな稼業を始めたか?がわかるかと思ったのですが・・。

結局そういう謎の部分は謎のままで、もちろん慎三の過去も秘密のままでした。その辺りは少しずつ明らかにしていくんでしょうね。


今回の依頼は、武家からでした。武士が嫌いな慎三ですが、依頼内容を聞いて引き受けることに。

その内容は、時代小説や時代劇のファンなら、「はいはい、ありがちなやつね」って感じです。藩の中の一派が悪事を働いて、でもその中心人物が藩の中でも重要な役についているので誰も反抗できない・・というパターン。

そしてヒーロー登場! このままではいけない!と勇気をもって、命を懸けて立ち上がる人がいるんですよね。そして、そのヒーローは悪者たちによって殺害されてしまう。

でもそれで終わってしまったら、悪が勝ってしまうので、必ずその遺志を継ぐ人が現れます。

今回は遺志を継いで立ち上がった人たちを助けるのが依頼。うんうん、よくあるやつね・・と思うはず。普通の時代小説なら、ものすごく腕の立つ剣客を用心棒にして、その剣客がバッサバッサと敵を倒して行くのですが、この小説では違います。

ここで「替え玉屋」という意味が出てくるわけです。どうやって依頼を成し遂げたのか、更に痛快なこともたくさんあるので、そこは読んでのお楽しみということで。


主人公・慎三はまだキャラクターがわかりにくいですが、他の人たちは魅力的です。代筆屋・文七、元盗人・辰吉、剣客・新之丞。彼らの協力なしでは依頼を成し遂げられません。慎三の理解者でもあり、熱くなってしまうのを抑えたり、役目がたくさんあって、大活躍です。


シリーズはまだ続いているので、早めに続きも読むことにします。


<替え玉屋慎三>
「伊勢の風」


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2021年04月20日

柴田よしき「回転木馬」

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 柴田よしき 著
 「回転木馬」
 (祥伝社文庫)


「逢いたい。もう一度彼に逢いたい」十年前に失踪した夫・貴之を捜し続ける女探偵・下澤唯。わずかな手掛かりを頼りに新潟、東京、長野と各地を巡る。そんな、ひたむきに夫を追い求める唯の前に現れる、それぞれ過去に心の傷を抱えた女性たち・・。唯が十年の月日を経てもなお夫に願うこととは? 希望と悲しみが交錯する、心震わす感動ミステリー。
−裏表紙より−



「観覧車」という作品の続編だったそうですが、そちらは読まずに続編を読むことになりました。それも後で気付くという・・。どうりで「?」と思う部分があるはずです。とはいえ、「?」は大した問題ではないので、1作目を読まなくても大丈夫でした。もちろん、読んだ方がより理解できるとは思いますが。



10年前に突然姿を消してしまった夫を探すため、探偵となった唯。多分、前作の中で夫の手掛かりを見つけたらしく、ほんのわずかな手掛かりを頼りにして新潟へ。

そこで出会ったのは、唯と同じ名前を持つ少女。そして、夫のことを何か知っているようなのに何も言ってくれない人たち。

夫はなぜ失踪してしまったのか? 


夫を取り巻く人たちの人生が描かれて行き、一見関係なさそうな女性の話が少しずつ夫に近づいていく感じでした。

出てくる女性たちは過去に色んな経験をしてきて、心にいくつもの傷を抱えています。その人生を読んでいるだけでも十分苦しいのに、夫をけなげに探し続ける唯の姿は本当に読むのがしんどくなりました。


私には10年も待ち続ける相手がいませんから、彼女の気持ちがわかるとは言えませんが、何の連絡もない、生きているのか死んでいるのかさえわからない人を待ち続けるのはかなりの覚悟が必要だということはわかる気がします。

覚悟だけではなく「自分は愛されていたはず」という自信も必要です。見つけたら実は自分から逃げていたなんてわかったらその衝撃は想像もつきませんから。


読み終わって題名の回転木馬というのが心に刺さってくるような物語でした。

これで唯は救われたのか? 今後の人生、どうなっていくのか? 色々心配な気持ちのまま読み終えました。


1作目を読もうか、でも結末を知ってから戻るのはどうなんだろう?と悩み中です。やはり読むなら順番通りが良いですね。


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2021年04月14日

近藤史恵「私の命はあなたの命より軽い」

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 近藤史恵 著
 「私の命はあなたの命より軽い」
 (講談社文庫)


東京で初めての出産をまぢかに控えた遼子。夫の克哉が、突如、ドバイへ赴任することになったため、遼子は大阪の実家に戻り、出産をすることに。だが、実家に帰ると、両親と妹・美和の間に、会話がないことに気がつく。そして父は新築したばかりの自宅を売却しようとしていた。不穏な空気が流れる実家で、出産への不安と家族への不信感があふれ出る……そして明らかになっていく家族を襲った出来事とは――。−裏表紙より−


これはまた何とも感想に困る内容です・・。

誰のことも「わかる」と言えない状況で、複雑な心境のまま読み進めることに。


まず、初めての出産を控えている妻を置いて、仕事とはいえ海外に赴任してしまう夫。確かに夫がいても役には立たないのかもしれませんが、精神的支えにはなるはずです。産気づいた時に病院に送るだけでも助かるのに、何で普通に海外に行けるのか・・。

そして遼子の両親。初めての孫が産まれるかどうかという時に、ここまで不安な環境にいさせてしまう神経がわかりません。お母さんが東京に行くという選択肢はなかったか??

もちろん、遼子の妹・美和に対する仕打ちは一番納得が出来ません。未成年だし育てられないだろうと考えるのは当然だとは思いますが、それ以外の部分は理解できません。

更に美和。彼女は被害者なので、始めのうちはまだ優しい気持ちで見ていられたのですが、だんだんと・・・。

遼子に相対して、心がざわつくのはちょっとわかる気はしますし、当たり散らしたくなる気持ちもわかる気はするんです。でも、最後の最後であの状況になるのは何だか・・。

遼子は何もしていないのに。

何もしていないことに腹が立つのかもしれませんけど、知らなかったわけですし。


結局、誰のことも好きになれない何とも後味の悪い状態で話が終わって、何だったんだろう?という気持ちになりました。

読み終わって題名を見たら余計に辛くなりました。


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posted by DONA at 14:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:近藤史恵

2021年04月09日

買った本

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 柴田よしき 著
 「回転木馬」
 (祥伝社文庫)


シリーズ物だったらしく、これは2作目でした。でも1作目は手に入らないし、これから読んでも平気だったので良かったです。


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 尾崎章 著
 「替え玉屋 慎三」
 (祥伝社文庫)


2作目を読んで面白かったので、1作目に戻ってみました。


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 乃南アサ 著
 「いっちみち」
 (新潮文庫)


この作家さん久しぶりでした。お気に入りの作家さんなので迷わず購入。


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 大門剛明 著
 「罪人に手向ける花」
 (ハルキ文庫)


こちらもお気に入りの作家さん。

2021年04月05日

近藤史恵「岩窟姫」

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 近藤史恵 著
 「岩窟姫」
 (徳間文庫)


人気アイドル、謎の自殺――。彼女の親友である蓮美は呆然とするが、その死を悼む間もなく激動の渦に巻き込まれる。自殺の原因が、蓮美のいじめだと彼女のブログに残されていたのだ。まったく身に覚えがないのに、マネージャーにもファンにも信じてもらえない。すべてを失った蓮美は、己の無実を証明しようと立ち上がる。友人の死の真相に辿りついた少女が見たものは……衝撃のミステリー。−裏表紙より−


アイドルとして活躍していた沙霧が自殺した・・。自殺の理由は同じアイドルの蓮美によるいじめだとネットブログに書き残していたので、蓮美はマネージャーやファンから見限られてしまいます。

でも、蓮美は沙霧のことを親友だと思っていたほど仲が良かったため呆然としてしまいます。

しばらくは世間の目を気にして出かけられなくなり、引きこもっていた蓮美ですが、ストレスで太って以前の容姿と変わってしまったのをきっかけに、自殺の原因を探ることにしました。

そうしないと先に進めないという蓮美の気持ちはわかります。

一番の理解者だと思っていたマネージャーにも疑われてしまったので、誰のことも信用できなくなっていましたが、昔同じようにアイドルをしていたチホと再会して協力してもらうことになりました。


始めはチホのことも半分疑いながら行動を共にしていたのですが、彼女がはっきりと蓮美のことを「嫌いだった」と言ってくれたことで少し信頼するようになります。

男性のことは知りませんが、女性同士ってなかなか本音を言い合わない物なので、チホのような人は貴重な存在です。

少しずつ真相に近づいていくのですが・・・。


最後に大きなどんでん返しが。これはどうなんだろう?私的には「良かったね」というより「他に方法はなかった?蓮美の気持ちはどうなるの?」という気持ちが大きかったです。自殺はともかく、蓮美に対する行動は納得できずでした。

それでも、彼女たちが前向きに生きてくれそうなのは救いになりましたし、そこまで後味悪くならなかったのは良かったです。


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2021年04月01日

3月のまとめ

ウツボカズラの甘い息 (幻冬舎文庫)ウツボカズラの甘い息 (幻冬舎文庫)
話の展開が面白くて次々読み進められました。犯人がわかってからはあっさり終わり過ぎな感じがありましたけど。犯人の半生をもっと掘り下げてくれても面白かったのかも。文絵の話も良かったですけどね。彼女は加害者でもあるけれど、とても悲しい人生です。彼女も多少の罪には問われるのでしょうが、ぜひ幸せになってもらいたいです。
読了日:03月01日 著者:柚月裕子


あきない世傳 金と銀(十) 合流篇 (ハルキ文庫 た 19-25 時代小説文庫)あきない世傳 金と銀(十) 合流篇 (ハルキ文庫 時代小説文庫)
前作でどうなることかと思いましたが、復活の兆しが見えてくる大きく進展する巻でした。そこまでいきつくまでの道のりが苦しかった・・。でも、幸にはたくさん味方がいて、店にも素敵なお客さんがいて、本当に素敵です。これからも大きな店に発展していって欲しいです。
読了日:03月05日 著者:高田郁


カップケーキよ、永遠なれ (コージーブックス)カップケーキよ、永遠なれ (コージーブックス)
シリーズ最終巻でした。でもまだ続けられそうな感じですけどね。前作からかなり間が空いたので、細かい所は忘れていましたけど問題なしでした。「痩せたい」と言いつつ胸やけしそうなほど甘いものを食べるのが相変わらずでした。事件自体はあっさりしていましたけど、他の部分が楽しめるからよし。
読了日:03月11日 著者:J.B. スタンリー


Vヴィレッジの殺人 (祥伝社文庫)Vヴィレッジの殺人 (祥伝社文庫)
サクッとサラッと読んでしまえるページ数で、物語自体もサラッと終了。読みやすい文章で面白かったです。でもまあ何というか印象に残らない軽い話でした。
読了日:03月13日 著者:柴田 よしき


任侠浴場 (中公文庫 こ 40-38)任侠浴場 (中公文庫)
お気に入りのシリーズ。今回は銭湯の立て直しに手を貸しました。立て直しの具体策よりも、家族や世の中の問題点に着目して、ある意味壮大な立て直しになりました。やっぱりかっこいい親分です。日村の気苦労も相変わらずで、素敵なメンバーたちににやけながら読み進めました。次は何を立て直すのか楽しみです。
読了日:03月15日 著者:今野 敏


岩窟姫 (徳間文庫)岩窟姫 (徳間文庫)
芸能界って怖い! 現実世界にもスキャンダルで姿を消す芸能人がたくさんいますけど、落ちるときは一気に落ちていなくなるのが怖いなと思っていました。なかなか戻れませんしね。特殊な世界です。絶対関わりたくないな。
読了日:03月17日 著者:近藤史恵


私の命はあなたの命より軽い (講談社文庫)私の命はあなたの命より軽い (講談社文庫)
重い話だなと思いながら読み進め、この両親に育てられたのに長女のよく出来たこと!と思い、最終的にはゾッとさせられるという何とも忙しい読書になりました。とにかく最後まで怖かった・・。
読了日:03月19日 著者:近藤 史恵


回転木馬 (祥伝社文庫)回転木馬 (祥伝社文庫)
「観覧車」という作品の続編だったそうです。でもこれから読んでも大丈夫でした。若干「誰?」ということもありましたけど、説明もあって問題なしです。しかし、12年も連絡なく消えたままの人がいたら「死んでいる」か「生きていても自分から離れた」と考えるのが普通で、それを待つ家族って本当につらいでしょうね・・。読んでいて苦しい場面がたくさんありました。
読了日:03月22日 著者:柴田 よしき


替え玉屋 慎三 (祥伝社文庫)替え玉屋 慎三 (祥伝社文庫)
先に2作目を読んでいたので、戻ってみました。でも結局、慎三の詳しい経歴などは描かれなかったので残念でした。とはいえ、1作目から面白かったので、3作目も読もうと思います。痛快な時代小説です。
読了日:03月23日 著者:尾崎章


いっちみち乃南アサ短編傑作選 (新潮文庫)いっちみち乃南アサ短編傑作選 (新潮文庫)
表題作以外は後味の悪い何とも言えない気持ちの悪い展開の話ばかりで、決して読後感は良く無いです。でも妙に面白いというか読みやすいというか、飽きれつつほぼ一気読みしてしまいました。
読了日:03月26日 著者:乃南 アサ


罪人に手向ける花 (ハルキ文庫)罪人に手向ける花 (ハルキ文庫)
人って平気で嘘をつくから罪を暴いて罰するのって難しいです。証拠が少なければ公訴できないなんて納得いかないです。でもどうしようもないことでもあるし、モヤモヤさせられました。悲しい結末で残念ですけど、一応裁くことは出来そうだったのは救いかな。
読了日:03月30日 著者:大門剛明



全部で11冊。久しぶりに2桁になりました。

気軽に読める物も多かったからかな?

特に印象に残ったのは「あきない世傳」「任侠浴場」です。

posted by DONA at 14:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:まとめ