2021年02月19日

小田菜摘「平安あや解き草紙 その姫、後宮にて天職を知る」

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 小田菜摘 著
 「平安あや解き草紙 その姫、後宮にて天職を知る」
 (集英社オレンジ文庫)※電子書籍


時は平安。過去に入内の話はあったものの立ち消えになってしまい、婚期を逃したまま実家に居座っている藤原伊子(かのこ)。当時の結婚相手となるはずだった東宮は早世し、彼の息子が現在の帝である。ところが、ここにきてなぜかその帝が伊子の入内を希望してきた。彼は十六歳、伊子はその倍の年齢だ。いくらなんでも無理でしょう、と断るために出かけた先で、伊子が再会したのは十年前に別れた恋人、嵩那(たかふゆ)。彼との関係は誰にも知られていないけれど、処女ではない身で入内なんてできないと思っていたのだ。だが帝の熱烈な要請によって、尚侍として後宮に入ることになってしまった伊子に謎の人物からの脅迫文が届き…!? −出版HPより−


初めましての作家さんです。軽い文章で読みやすかったです。

ただ、登場人物の名前が覚えられなくて困りました・・。平安時代の話ですから、一人に対しての呼び方が山ほどあるんですよね。主人公はともかく、元彼も帝も、とにかく呼びかける時だけでも、言う人によって呼び方が変わりますし、説明文のときも違いますし、どれが誰のことなのか理解するまでに時間がかかりすぎました。登場人物の数はかなり少ないのでまだマシでしたけど。

それ以外の部分では、平安時代らしい(特に平安貴族の)しきたりも興味深かったですし、主人公・伊子の恋愛模様もちょっと笑える所があって面白かったですし、謎解きもあって楽しめました。


この時代は、十代どころかそれ以下の年齢から結婚することもあるので、伊子のように32歳はすっかりおばさんです。何度も「婚期を逃した」という描写が出てくるのが悲しいくらいです。今だったらまだ若いと言われるのに。

一夫多妻制ですから、女同士の確執もなかなかのものです。だれが帝の寵愛を受けるのか?という争いが醜いこと! まだこの話の中ではマシですけど、源氏物語のようにドロドロしてきたらギブアップしそうです。

更に面倒なことは、男女が面会するときには、御簾とか衝立とか扇子などで顔を隠さないといけないところ。父親と年頃になった娘でもです。恋仲になって初めてその衝立は外されるわけです。それでなくても、重くて長い着物を着て窮屈なのに、人に会うたびに色々と隠さないといけないなんて、面倒臭すぎます。

この時代に生まれていたら、もしも貴族だったら生きていけないな〜とか変なことを考えてしまいました。


このシリーズはすでに3冊出ているようです。続きを早めに読まないと、また名前がわからなくなりそう・・。でもちょっと別に続きは要らないかな?とも思ってもいるので、成り行きに任せようか・・。


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2021年02月18日

青山美智子「猫のお告げは樹の下で」

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 青山美智子 著
 「猫のお告げは樹の下で」
 (宝島社)※電子書籍


失恋のショックから立ち直れないミハルは、ふと立ち寄った神社で、お尻に星のマークがついた猫――ミクジから「ニシムキ」と書かれたタラヨウの葉っぱを授かる。宮司さんから「その“お告げ”を大事にした方が良いですよ」と言われたミハルは、「西向き」のマンションを買った少し苦手なおばの家を訪れるが……。中学生の娘と仲良くなりたい父親。なりたいものが分からない就活生。家族をないがしろにしたと後悔する頑固おやじ。転校先でクラスに馴染めない男の子。20年来の夢を諦めるべきか迷う主婦。自分のしたいことに臆病になった占い師。なんでもない言葉をきっかけに、思い悩む人たちの世界がガラッと変わっていく――。猫のお告げが導く7つの温かい物語です。−出版HPより−


ニシムキ」「チケット」「ポイント」「タネマキ」「マンナカ」「スペース」「タマタマ」の7編収録。

初めましての作家さんです。軽く読める文章で読みやすかったです。

人生に疲れたり、迷ったり、悩んだりした男女7人が、偶然立ち寄った神社で不思議な猫・ミクジから、4文字のお告げの文字が書かれたタラヨウの葉をもらいます。

タラヨウの葉というのは、細いもので傷をつけたらそのまま残るので、手紙などにも使えそうです。そんな葉っぱに書かれる4文字。それが1話毎の題名にもなっている言葉たちです。


「ニシムキ」と書かれた葉をもらった女性は、失恋から立ち直れず毎日をぐずぐず過ごしていました。以前から苦手意識を持っていたおばの家にあそびに行くことになり、買ったばかりだというそのマンションが西向きであることに驚きます。苦手に思っていたおばさんの意外な面を見ることができ、生きるヒントをもらいました。


どの話も同じような展開で進むのですが、飽きることなく読めましたし、それぞれの悩みも共感できる部分があって、それを解決するときには同じようにスッキリ出来ました。

「チケット」は特に好きな話でした。中学生の娘と父親のよくある父娘関係の悩みなのですが、どうすれば仲良く出来るだろうか?と悩む父親が奮闘する話です。ここに出てくる奥さんが素敵だったんです。「私さぁ、決めてることがあるんだ」(中略)「生まれ変わったら、あなたの娘になるの。それで、べっとべとに愛してもらう」(中略)「でも今世は耕介さんの奥さんでけっこう満足してるから、今後もよろしく」 って言うんです。最高じゃないですか!素敵な夫婦です。娘が初めて、大好きなアイドルグループのライブに行った時の様子も一緒にワクワク出来て面白かったです。


他の話も悩みはそれぞれ違いますが、その人なりに深い悩みで、たった4文字のヒントから答えを導き出して、次のステップに進んでいく様子は読んでいてスッキリしました。

温かい文章と物語だったので、他の作品も読んでみようと思います。


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タグ:青山美智子
posted by DONA at 14:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:その他

2021年02月16日

買った本

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 古内一絵 著
 「風の向こうへ駆け抜けろ」
 (小学館文庫)※電子書籍



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 高殿円 著
 「上流階級」
 (小学館文庫)※電子書籍




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 斎藤千輪 著
 「ビストロ三軒亭の謎めく晩餐」
 (角川文庫)※電子書籍




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 山本幸久 著
「男は敵、女はもっと敵」
(集英社文庫)※電子書籍



今回は電子書籍ばかりでした。なかなか本屋さんにも行きにくいですしね・・・。とはいえ、もうすぐ発売される本は買いに行くつもりですけど。


2021年02月10日

辻堂魁「帰り船 風の市兵衛」

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 辻堂魁 著
 「帰り船 風の市兵衛」
 (祥伝社文庫)


日本橋小網町の醤油酢問屋「広国屋」に風のように一人の男が現われた。“算盤侍”の唐木市兵衛である。使用人の不正を明らかにしてほしいということだったが、折しも広国屋で使う艀に直買い(密輸)の嫌疑がかかっていた。市兵衛は店を牛耳る番頭の背後にいる、古河藩の存在を知る。その側用人と番頭の企みとは?風の剣を揮う市兵衛の活躍やいかに。−裏表紙より−


シリーズ3作目です。2作目の感想は書いていませんが・・。いつか再読して書く予定。


あらすじを読んで、そういえば「算盤侍」だった、と思い出すくらい、算盤が出てこない巻でした。しかも事件自体、特に調査するまでもなくちょっと突ついてみたらどんどん敵の方からボロを出す状態で、苦労なく解決します。

でもその分、市兵衛の剣の強さが際立った感じはしたのでそれはそれで良いのかもしれません。


武士の時代、武家にとっては見栄を張るというか、身分相応の見せ方をしないといけないのに財政は苦しくて、でも大っぴらに副業をするわけにもいかず、商人に頭を下げてお金をもらうのはプライドが許さないし、でもお金は必要で。

そうなると、藩の中でもお金を持っている者は重宝されますし、上の人にお金を撒いて出世出来たりします。戦国時代なら敵の大将の首をとったら出世できることもあるのですが、平安な時代にはそうもいきません。だから、出世したい人はお金がもっとたくさん欲しい。

どうやってお金を手に入れるか?知恵を絞ると、やはり違法な所に手を出すんですよね。これはいつの時代も同じです。こういう違法なことをしてお金を得る人の話を読む度に、こういう悪いことに頭を使えるなら他の方法も考えられそうなのにと思います。

そして巻き込まれるのは、商人の中でも出世が見込めないような二番手三番手の人たち。違法なことをすればお金が手に入る立場にあり、働いている店に対して不満があると付け込まれます。

「広国屋」の番頭たちもある意味被害者ではあるんですが、徹底的に悪者として描かれているので、彼らが負けた瞬間、スカッと出来るのは良かったです。


今回も出て来た気味の悪い敵。変な技を使う女性なのですが、市兵衛の好敵手となりそうです。

読みやすくて面白い時代小説なので、続きも読んでいく予定です。

<風の市兵衛>
「風の市兵衛」

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2021年02月04日

ジョアン・フルーク「ラズベリー・デニッシュはざわめく」

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 ジョアン・フルーク 著
  上條ひろみ 訳
 「ラズベリー・デニッシュはざわめく」お菓子探偵ハンナシリーズ21
 (mirabooks)※電子書籍


ロスが出ていって2週間。ハンナは悲しみをこらえ、いつものようにオーブン仕事に明け暮れていた。そんなある晩、ロスの車を使っていた彼のアシスタントのPKが、ハンナとのビデオ通話中に意識を失い、事故で帰らぬ人となってしまう。ロス宛てに届いた薬物入りのチョコレートを食べて心臓発作を起こしたのだ。一体誰がこんなことを? ハンナは調査を開始するが、驚愕の事実が次々と明らかになり……。−裏表紙より−


事件が起こってまず思ったのは「PKって誰?」ってことでした。どうやら前にも出て来ていたらしいですが、覚えていませんでした。いつも適当に読んでいるのがばれますね・・。

前作に引き続き、ハンナが気に入らないと思っていない人が被害者となりました。ハンナにとってはそれよりもロスの失踪の方が気になるので、それどころではない感じです。でも、被害者がロスのアシスタントだったことと、殺され方が毒殺で、もしかして狙われたのはロス?という可能性があったことで調べに熱が入ることに。

大体、ロスはどうしていなくなったのか、どこに行ったのか、戻るつもりはあるのか、など謎がいっぱいの状態なので、調べざるを得ません。

ロスと結婚生活を送っていたときは、何だか冷静というか、本当に好きなの?というクールな感じだったのに、出て行ったとたんにハンナはどれだけロスを愛していたか!という言葉の数々。白けてしまいます・・。

白々しいまでに傷心するハンナを甲斐甲斐しく支えるノーマンの姿が一番読んでいて辛かったです。そんな彼に対してハンナは「ノーマンのような親友がいて良かった」なんて言う始末。本人に言わないだけマシですけど。

最後にはロスの秘密も明らかになり、ハンナは大きなショックを受けてしまいます。読者の方は「意外とそんな単純な理由なんだ」って拍子抜けくらいな気分ですけど。


さんざん文句を書きまくっていてなんですが、惹きつける物があるんですよね・・。お陰でずっと追って読むことになっているわけですが。今後も文句言いつつ読み続けることでしょう。こうなったら、シリーズが完結するまで付き合いますよ!


<お菓子探偵ハンナシリーズ>
「チョコチップクッキーは見ていた」
「ストロベリーショートケーキが泣いている」
「ブルーベリー-マフィンは復讐する」
「レモンメレンゲ・パイが隠している」
「ファッジ・カップケーキは怒っている」
「シュガークッキーが凍えている」
「ピーチ・コブラーは嘘をつく」
「チェリー・チーズケーキが演じている」
「キーライム・パイはため息をつく」
「キャロットケーキがだましている」
「シュークリームは覗いている」
「プラムプディングが慌てている」
「アップルターンオーバーは忘れない」
「デビルズ・フードケーキが真似している」
「シナモンロールは追跡する」
「レッドベルベット・カップケーキが怯えている」
「ブラックベリー・パイは潜んでいる」
「ダブルファッジ・ブラウニーが震えている」
「ウェディングケーキが待っている」
「バナナクリーム・パイが覚えていた」


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2021年02月03日

近藤史恵「インフルエンス」

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 近藤史恵 著
 「インフルエンス」
 (文春文庫)


小学二年生の友梨は、同じ団地に住む親友の里子が虐待されていることを知る。誰にも言えないまま中学生になった時、憧れの存在・真帆を救うために友梨は男を刺してしまうのだが―不可解な事件が少女たちを繋げ、罪は密かに重なり合う。大人になった三人の運命が明らかにした驚愕の真相とは。現代に響く傑作長編。。−裏表紙より−


これは感想が難しいな・・。

同じ女性だけに理解できる部分もあって心が痛くなることが何度かありました。でもきちんと彼女たちの気持ちが理解できたかというとハッキリ言って理解不能です。

団地に住んだこともないですし、親友が虐待されていたことも(多分)ないですし、中学校が荒れていたわけでもないですし、同級生が(在学中に)事故死したこともありませんから、全てを理解できるわけもありませんが、そういう環境で育ったからと言って、彼女たちのようになるとも限らないでしょう。


女子同士って小さい頃からややこしいですけど、ここまでドロドロするのは珍しいと思います。彼女たちの人生を読んでいると自分の子どもの頃ってなんて幼かったんだろうと思ってしまいます。

友梨なんて、平均的な普通の家庭で育っているのに、どこでそこまで達観したというか、物事を冷静に分析して生きていけるようになったんだろう?と不思議でした。親友の里子は特殊な家庭なわけですし、誰も助けてくれない状況で被害を受け続けたのですから、ある程度大きくなって反抗的になるのは納得出来ますが。

そして真帆。私には唐突に現れたように思えたのですが、彼女の何がそこまで友梨を惹きつけたのか、友だちになったからといってそこまで出来るだろうか?と疑問がわきました。


結局、始めの里子のことで抱いた何とも言えない、どうしようもない罪悪感からどんどん負の連鎖が続き、誰か一人でもまともな判断を下していれば止められたであろう出来事なのに「友人のため」「以前助けてくれたから」ということを言い訳にして犯行を重ねてしまうことになったのでしょう。

最後に何とか止めることが出来たわけですが、全ての犯罪を償ってはいないですし、この犯罪のきっかけとなった里子の祖父がしっかり反省する場面があってほしかったと思います。

小説の中とはいえ、彼女たちの人生が悲しすぎて、読むのが辛くなる作品でした。余韻もすごくて、しばらくぼんやりとしてしまうくらいでした。

なるべく冷静に、客観的に距離をとって読むことをお勧めします。入り込むと辛いですよ。


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posted by DONA at 15:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:近藤史恵

2021年02月02日

1月のまとめ

あんの青春 若葉の季 お勝手のあん (時代小説文庫)あんの青春 若葉の季 お勝手のあん (時代小説文庫)
シリーズ3作目。おやすはどんどん良い子になっていくな〜。周りから大事にされるのがわかります。おやす自身というよりは、周りのゴタゴタがすごくて大変。問題山積です。続きも楽しみです。
読了日:01月07日 著者:柴田よしき


お宿如月庵へようこそ: 湯島天神坂 (ポプラ文庫)お宿如月庵へようこそ: 湯島天神坂 (ポプラ文庫)
間に違う本を読んでしまったので、ちょっと時間がかかってしまいましたが、サラッと読める話でした。ただ、しきりに「この宿には秘密がありそう」と書かれている割には、そんなに不思議なこともなく進んでいくのが気になりました。今後大きな問題となるであろう出来事があっさり最後に解決したので、どうやって続けるんだろう?と心配になりました。
読了日:01月09日 著者:中島 久枝


海のイカロス (光文社文庫)海のイカロス (光文社文庫)
イカロスがどんな物なのか、ぼんやりとしかわかりませんでした。図解があるとわかりやすいのか? 事件自体はまあありがちな感じですが、研究者らしく自己分析をしながら事件を起こしていく様子が好きになれませんでした。やたらと出てくる「イケメン」という描写もいるのかな?と思いますし、そんなに後悔するならもっと早く行動を起こせなかったのか?とかそんなに冷静に分析出来るならやらない選択肢はないのか?とか色々気になりました。
読了日:01月15日 著者:大門 剛明


名探偵ぶたぶた (光文社文庫 や 24-28)名探偵ぶたぶた (光文社文庫)
あっという間に読み切れるぶたぶたさん。題名からすると、今回は探偵なのか〜と思ってしまいますが、そうではなく、今までのぶたぶたさんが登場して、日常の謎をさり気なく解決していく展開です。お医者さんやカウンセラーもあるので、料理は少な目。でも面白かったです。
読了日:01月18日 著者:矢崎存美


インフルエンス (文春文庫 こ 34-6)インフルエンス (文春文庫)
話がどう展開していくのか気になってほぼ一気読みでした。団地出身ではありませんし、中学は荒れていませんでしたし、同級生が在学中に亡くなったこともありませんが、同じ女性として少なからず共感できる部分があって、何度も心が痛くなりました。結局誰が悪いって、里子の祖父なわけで、彼が裁かれなかったのが残念ですし、もっと対処する方法は無かったのか?と悔やまれます。小学生の女子が背負うには重すぎる荷物でした。
読了日:01月21日 著者:近藤 史恵


ラズベリー・デニッシュはざわめく (mirabooks)ラズベリー・デニッシュはざわめく (mirabooks)
なぜ惹かれるのかわからないシリーズ。今回もハンナの言動にイライラさせられつつも、サクッと読めました。美味しそうな料理と焼き菓子の数々や、姉妹の会話などが良いのかな?事件自体は、被害者のことがよくわからないだけに何の感慨もなく終了。でもロスのことは謎のまま・・。だからノーマンを選んだら良かったのに!と今でも思います。
読了日:01月28日 著者:ジョアン フルーク



軽い物が多かったので久々に6冊読めました。

特に印象に残ったのは「お勝手のあん あんの青春」「インフルエンス」です。

posted by DONA at 14:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:まとめ

2021年02月01日

買った本

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 辻堂魁 著
 「帰り船 風の市兵衛」
 (祥伝社文庫)


シリーズ3作目です。まだまだあるのでどんどん読まないと!


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 青山美智子 著
 「猫のお告げは樹の下で」
 (宝島文庫)※電子書籍


ネットでの感想を読んで面白そうだったので、とりあえず電子書籍で購入。


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 小田菜摘 著
 「平安あや解き草紙〜その姫、後宮にて天職を知る〜」
 (集英社文庫)※電子書籍


これも、ネットでの感想を読んで面白そうだったので、とりあえず電子書籍で購入。


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 ジョアン・フルーク 著
 「ラズベリー・デニッシュはざわめく」
 (mirabooks)※電子書籍


かなり惰性で読んでいるシリーズ。でも気になる・・ということで、今回も電子書籍で手に入れました。