2020年10月21日

買った本

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 伊坂幸太郎 著
 「ホワイトラビット」
 (新潮文庫)



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 アンソロジー
 「明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語」
 (ポプラ社)※電子書籍



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 高田郁 著
 「あきない世傳金と銀 九」
 (ハルキ文庫)



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 吉永南央 著
 「黄色い実 紅雲町珈琲屋こよみ」
 (文春文庫)

2020年10月06日

今野敏「棲月 隠蔽捜査7」

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 今野敏 著
 「棲月 隠蔽捜査7」
 (新潮文庫)


鉄道のシステムがダウン。都市銀行も同様の状況に陥る。社会インフラを揺るがす事態に事件の影を感じた竜崎は、独断で署員を動かした。続いて、非行少年の暴行殺害事件が発生する。二件の解決のために指揮を執る中、同期の伊丹刑事部長から自身の異動の噂があると聞いた彼の心は揺れ動く。見え隠れする謎めいた“敵”。組織内部の軋轢。警視庁第二方面大森署署長、竜崎伸也、最後の事件。−裏表紙より−


いよいよ大森署での最後の事件となった竜崎。変人、堅物の竜崎もさすがに大森署を去るのは寂しいようで、読者としても寂しい限りです、部下たちはよくこんな人について行ったものです。でも、正論を言ってくれるし、意見がコロコロ変わることも無いし、基本的に部下に任せてくれるのですから、まあ信頼しても当然ではあります。

きっと、次の署長に戸惑うだろうとは思いますが。


最後の事件は、竜崎の方から飛び込んでいった形になりました。鉄道と銀行が同じようにシステムダウンしたと聞いて、誰に指示されたわけでもなく自ら部下たちを動かして捜査を始めてしまいます。

普通の署長ならあり得ない話です。自分から仕事を増やすようなことをするなんて・・。

でも、警察の人ならこうあるべきだとは思います。


ただの故障であればいいと思っていたのですが、当然そうではなく・・・。伝説的ハッカーまで登場して事件は複雑化していきます。


竜崎個人としては、息子が留学したいと言い出したことでまた混乱するはめに。無駄な留学をさせる気はないので、本人を含め色んな人からの意見を聞きつつ、最終的には妻の冴子に任せつつ、これも良い具合に落ち着きそうです。


次はまた別の場所での捜査が始まります。大森署の人たちとの別れは寂しかったですが、また新たにどんな人たちと会えるのか、どんな敵にぶつかっていくのか、色々楽しみなことも増えました。

早く文庫化してほしい!!


<隠蔽捜査>
「隠蔽捜査」
「果断」
「疑心」
「初陣」
「転迷」
「宰領」
「自覚」

「去就」



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posted by DONA at 15:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:今野敏

2020年10月01日

9月のまとめ

([ん]1−14)明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語 (ポプラ文庫)明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語 (ポプラ文庫)
初めましての作家さんが多かったので充実していました。ほのぼのとした良い商店街で居心地が良かったです。しかし、何だかわかりにくい所があると思ったらこれはシリーズ4作目だったんですね・・。やってしまった。ちょっと合わない作風の物もありましたが、お気に入りになった作家さんもいたのでこれからも楽しみです。
読了日:09月04日 著者:寺地 はるな,蛭田 亜紗子,彩瀬 まる,芦原 すなお,前川 ほまれ,大島 真寿美,山本 幸久


冤罪犯 (角川文庫)冤罪犯 (角川文庫)
やっぱり冤罪なのか?いや、模倣犯か??と最後までどちらなのかわからない展開が続いて、警察官たちの保身に走る様子や、それを暴こうとする様子(駆け引き)が醜くて情けないような、でも作品としては面白くもあり、複雑な心境になりました。事件自体は可哀そうなだけで何の同情もわかないし、後味悪い感じ。警察小説としては面白いかな?
読了日:09月10日 著者:翔田 寛


春はまだか くらまし屋稼業 (時代小説文庫)春はまだか くらまし屋稼業 (時代小説文庫)
シリーズ2作目にして主人公の過去がどんどん気になり、どんどん好きになっていく状態。出てくる人たちみんな魅力的です。悪者は除く。悪者はでも思いっきり悪者で、何の同情もわかない嫌な奴なので、とてもスッキリします。可哀そうな目に合った春ちゃんが幸せになってくれそうなのは良かったですし、今後も楽しみなシリーズです。
読了日:09月13日 著者:今村翔吾


黄色い実 紅雲町珈琲屋こよみ (文春文庫 よ 31-9)黄色い実 紅雲町珈琲屋こよみ (文春文庫)
今回はまた深い話でした・・。女性なら誰にでも起こり得る話で、多分、久実ちゃんと同じように悩むと思います。お草さんのように冷静に考えて行動できる人ばかりなら良いのですが。久実ちゃんに幸せが訪れますように。由紀乃さんとの関係はこのまま続くと良いな。今後も楽しみです。
読了日:09月15日 著者:吉永 南央


ホワイトラビット(新潮文庫)ホワイトラビット(新潮文庫)
時系列が行ったり戻ったりしながら謎解きがされていき、誰が誰だかちょっと混乱する部分もありましたが、ニヤッと笑えるところも多くて面白かったです。色んな名言も飛び出し、この作家さんらしいお話でした。
読了日:09月22日 著者:伊坂幸太郎


あきない世傳 金と銀(九) 淵泉篇 (時代小説文庫)あきない世傳 金と銀(九) 淵泉篇 (時代小説文庫)
ほんと、色々ありすぎでしょう! やっと江戸本店も軌道に乗ってうまくいくかと思ったら、問題山積み!その度に悩む幸の姿が痛々しくて辛かったです。きっと次はうまく行くはず!と信じて続きを待ちます。
読了日:09月26日 著者:高田郁



ということで、6冊。

いつもよりは少し多めに読めたかな?

電子書籍にも慣れてきました。まだ使いこなせてはいませんが・・。

posted by DONA at 15:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:まとめ