2020年08月31日

買った本&電子書籍

18809.jpg

 今野敏 著
 「連写-TOKAGE特殊遊撃捜査隊」
 (朝日文庫)



42706.jpg

 近藤史恵 著
 「マカロンはマカロン」
 (創元推理文庫)




45605.jpg

 芦辺拓 著
 「殺人喜劇の13人」
 (創元推理文庫)



9784758441803.jpg

 今村翔吾 著
 「くらまし屋稼業」
 (ハルキ文庫)電子書籍



9784758443432.jpg

 柴田よしき 著
 「あんの青春 お勝手のあん」
 (ハルキ文庫)



全て読んでしまっていますが。

面白いかどうかわからない、初めての作家さんの作品は電子書籍で読むことにしました。気に入ったら紙を買うことにしようかと。

2020年08月28日

矢崎存美「出張料理人ぶたぶた」

9784334790370 (1).jpg

 矢崎存美 著
 「出張料理人ぶたぶた」
 (光文社文庫)


体調が悪い自分の代わりに、出張料理人の作る料理を食べてほしい。そう頼まれて友だちの家に行った里穂は、やって来たその渋い声の料理人の姿にびっくり仰天――しかし、彼の作る料理を食べた時間は、なんだかとっても、特別な思い出になった(「なんでもない日の食卓」)。料理、パーティ、お掃除もお任せ。頼れる山崎ぶたぶたが、家にいるあなたに幸せをお届けします。−裏表紙より−


「なんでもない日の食卓」「妖精さん」「誕生日の予定」「通夜の客」の4編収録。

今回のぶたぶたさんは、出張料理人。とはいえ、料理だけではなくお掃除もしてくれます。

料理も特別な時じゃなくても頼めますし、1人のためにも作ってくれますし、何なら取り置き用の料理も作って保存してくれるという便利なサービス、

何よりのサービスはぶたぶたさんが料理するところをじっくり観察できることですけどね。


美味しいと評判のぶたぶたさんの料理を家で食べられるなんて贅沢です!

目の前で料理してもらいながら、悩みを相談したり、ちょこまかと動き回るぶたぶたさんの姿を観察したりして、癒されること間違いなしです。


日常生活に疲れた大人たちが癒されていくのを読んで、自分も癒された気がしました。

いつかぶたぶたさんの料理が食べてみたい!


<ぶたぶたさんシリーズ>
「ぶたぶた」
「刑事ぶたぶた」
「ぶたぶたの休日」
「夏の日のぶたぶた」
「クリスマスのぶたぶた」
「ぶたぶた日記」
「ぶたぶたの食卓」
「ぶたぶたのいる場所」
「ぶたぶたと秘密のアップルパイ」
「訪問者ぶたぶた」
「再びのぶたぶた」
「キッチンぶたぶた」
「ぶたぶたさん」
「ぶたぶたは見た」
「ぶたぶたカフェ」
「ぶたぶた図書館」
「ぶたぶた洋菓子店」
「ぶたぶたのお医者さん」
「ぶたぶたの本屋さん」
「ぶたぶたのおかわり!」
「学校のぶたぶた」
「ぶたぶたの甘いもの」
「ドクターぶたぶた」
「ぶたぶたの花束」
「居酒屋ぶたぶた」
「海の家のぶたぶた」
「ぶたぶたラジオ」
「森のシェフぶたぶた」
「編集者ぶたぶた」
「ぶたぶたのティータイム」
「ぶたぶたのシェアハウス」


↓ ランキングに参加中 ポチッ×2と押して下さるとうれしいです。

   人気ブログランキングへ にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

posted by DONA at 14:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:矢崎存美

2020年08月20日

今野敏「道標」

9784758443272.jpg

 今野敏 著
 「道標」東京湾臨海署安積班
 (ハルキ文庫)


東京湾臨海署刑事課強行犯第一係、通称「安積班」。そのハンチョウである係長・安積剛志警部補の歩んできた人生とは? 警察学校や交番勤務時代、刑事課配属から現在の強行犯第一係長に至るまで、安積剛志という一人の男の歴史をたどる短篇集。安積班おなじみのメンバー、村雨、須田、水野、黒木、桜井、そして安積の同期、交通機動隊小隊長・速水の若かりし頃や、鑑識・石倉との最初の出会いなど「安積班」ファンにも見逃せない一冊がここに誕生!−裏表紙より−


大好きなシリーズです。

しかも今回は、お気に入りの安積係長にスポットを当てた作品ということで、終始微笑みながら読みました。外では我慢しましたけど・・。


1編は今野敏さんのエッセー集に収録されていて既読でしたけど、他は初なので楽しめました。

警察学校時代の若かりし安積さんから始まり、交番勤務をしていた頃、刑事新人時代、そして強行班の係長になるまでのそれぞれの活躍が読めました。

安積係長本人の視点よりも、周りの人から見た班長が描かれているので、より一層かっこよさが際立つ!

昔から冷静沈着で、でも正義感が強くて熱い人。私の想像通りの安積係長がいました。


部下たちもそれぞれ思いはあるのでしょうが、係長を尊敬して信頼しているので、とてもまとまっています。

今度は係長以外の人たちにもスポットを当てて、どんな刑事人生を歩んで今の彼らがあるのか?も知りたいと思いました。


でもとりあえず、今度はじっくりと重い長編で事件の捜査を読みたいですが。


<安積班シリーズ>
「二重標的」
「虚構の殺人者」
「硝子の殺人者」
「警視庁神南署」
「神南署安積班」
「残照」
「陽炎」
「最前線」
「半夏生」
「花水木」
「夕暴雨」
「烈日」
「晩夏」
「捜査組曲」
「潮流」


↓ ランキングに参加中 ポチッ×2と押して下さるとうれしいです。

   人気ブログランキングへ にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

posted by DONA at 15:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:今野敏

2020年08月06日

高田郁「あきない世傳金と銀 瀑布篇」

9784758443227.jpg

 高田郁 著
 「あきない世傳金と銀<八> 瀑布篇」
 (ハルキ文庫)


遠目には無地、近づけば小さな紋様が浮かび上がる「小紋染め」。裃に用いられ、武士のものとされてきた小紋染めを、何とかして町人のものにしたい──そう願い、幸たちは町人向けの小紋染めを手掛けるようになった。思いは通じ、江戸っ子たちの支持を集めて、五鈴屋は順調に商いを育てていく。だが「禍福は糾える縄の如し」、思いがけない禍が江戸の街を、そして幸たちを襲う。足掛け三年の「女名前」の猶予期限が迫る中、五鈴屋の主従は、この難局をどう乗り越えるのか。話題沸騰の大人気シリーズ第八弾!!−裏表紙より−


幸たちが町人のものにしようと頑張っている「小紋染め」も少しずつ受け入れられてきて、腕のいい職人に支えられながらどんどん枚数を増やしていきました。

そうなると今度はデザインを増やさなければ飽きられてしまう・・ということで、新たなデザインを考えるのに四苦八苦しています。

そして、いくら小紋染めで人気が出ても、女名前で商いが出来ない以上、幸の後継者を決めなければ店は続けられません。

誰を次の店主にするのか?という大きな問題にも頭を悩ませることになります。

そこへ更に、妹・結の恋愛、そして嫁入りという問題も浮上。お年頃ですから仕方ないのですが、彼女の想いを知っているだけに一筋縄ではいかない状況・・。

幸は、商売を長年やっていてるだけあってしっかりした女性ですが、妹はまだまだ幼い所があり、危うい所もたくさんあるので、「いつかわかってくれる」とか「そのうち何とかしよう」なんて思っていたらだめだぞ・・と心配していたらやはりやってくれました!

それをすることで、五鈴屋にどれだけの迷惑、損害を与えるのか、姉の幸に泥を塗ってしまうということもわからずに行動してしまうあたりが、彼女の幼さを物語っています。


色んなことが落ち着いて、これから商売をどう大きく発展させていくか?を考えれば良いだけだったのに、また大問題発生で終了。今後どうなっていくのか・・・。


次の巻はもうすぐ発売のようです。早く手に入れて早く読むことにします。


<あきない世傳金と銀>
「源流篇」
「早瀬篇」
「奔流篇」
「貫流篇」
「転流篇」
「本流篇」
「碧流篇」


↓ ランキングに参加中 お帰りの際にポチッ×2と押して行って下さると嬉しいです。

   人気ブログランキングへ にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

posted by DONA at 14:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:高田郁

2020年08月03日

7月のまとめ

刑事の怒り 刑事・夏目信人 (講談社文庫)刑事の怒り 刑事・夏目信人 (講談社文庫)
表題作が一番印象に残りました。何ともいたたまれない・・。巻き添えになった少年が可哀そう過ぎました。他の話も顔をしかめてしまうような事件があり、殺人がいけないことというのがわかっていても、どこかで「仕方ない」と思ってしまうこともあり、そんな自分にゾッとしました。
読了日:07月03日 著者:薬丸岳


合理的にあり得ない 上水流涼子の解明 (講談社文庫)合理的にあり得ない 上水流涼子の解明 (講談社文庫)
いつも重めな内容の話が多い作家さんですが、今回はサラッと読めてなかなか爽快でした。飛び交うお金の額が大きすぎてイマイチ感覚がわからないですが、その分他人事感が大きくて楽しめました。シリーズ化してくれるかな??
読了日:07月09日 著者:柚月 裕子


殺人喜劇の13人 (創元推理文庫)殺人喜劇の13人 (創元推理文庫)
本格ミステリではあるのですが、だれが誰だかどんどんわからなくなっていくのが困りました・・。しかも、よくある連絡手段のない離れ小島とか山奥とかでもないのに、どうして彼らはこの家から出ないんだ?とか、警察も捜査に来ているんだから誰か警護したらどうなんだ?とか色々突込みたくなってなかなか集中できず。犯人は多分この人だろうという人でしたが、動機も納得できず。まあ連続殺人なんてそんなものなんでしょうけど。
読了日:07月24日 著者:芦辺 拓


あんの青春 春を待つころ お勝手のあん (ハルキ文庫 し 4-4 時代小説文庫)あんの青春 春を待つころ お勝手のあん (ハルキ文庫 時代小説文庫)
2作目も面白かった! おやすの周りの人たちにもたくさん悩みがあって、でもそれぞれの悩みはおやすにとっては贅沢に思えたり、可哀そうに思えたり・・。この時代の女性は本当に大変です。自分の生きたいように生きられていた女性はどのくらいいたのか・・。次はおやすも恋する頃かな??
読了日:07月30日 著者:柴田よしき



ということで4冊。相変わらずの少なさです。

どんどん感想も忘れているので、覚えている本だけチラチラと書いていきます。

posted by DONA at 14:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:まとめ