2019年08月16日

高田郁「あきない世傳金と銀<六> 本流篇」

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 高田郁 著
 「あきない世傳金と銀<六> 本流篇」
 (ハルキ文庫)


大坂天満の呉服商「五鈴屋」は、天災や大不況など度重なる危機を乗り越え、江戸進出に向けて慎重に準備を進めていた。その最中、六代目店主の智蔵が病に倒れてしまう。女房の幸は、智蔵との約束を果たすべく立ち上がった。「女名前禁止」の掟のもと、幸は如何にして五鈴屋の暖簾を守り抜くのか。果たして、商習慣もひとの気質もまるで違う江戸で「買うての幸い、売っての幸せ」を根付かせたい、との願いは叶えられるのか。新たな展開とともに商いの本流に迫る、大人気シリーズ待望の第六弾!−裏表紙より−


前作で、六代目店主・智蔵が倒れてしまい、まさか・・と思っていたら、今作はいきなり葬儀の場面からスタートしました。やはり・・と幸の度重なる不運に泣きそうになりました。

幸は、悲しみが深すぎたのか、泣くこともできず、淡々と葬儀をこなしていきます。現店主が急死したのですから、決めないといけないことは山ほどあります。悲しんでばかりはいられないのが現状です。


今まで、3人の店主に嫁いだ幸ですが、いよいよ兄弟もいなくなり、後継ぎも生まれないままです。この時代、「女名前禁止」という決まりがあったので、幸が跡を継ぐわけにはいきません。

本当、腹立たしい決まりです。この時代の男尊女卑にはイライラさせられます。ほとんど「女性は産む機械」という立場でしかありません。幸のように商売上手な女性もたくさんいたでしょうに・・。


跡継ぎをどうするか?もかなり難題ですが、それはとりあえず期間限定で幸が仮の店主として店を続けることになりました。跡継ぎは一旦保留です。その期間中に、江戸の店を開店させ、軌道に乗せることに力を注ぐことにしました。


夫に次々先立たれる不孝を味わった幸ですが、ここから幸の商売の才能がいかんなく発揮されるかと思うと、かなり楽しみでもあります。

モタモタしている間に、新刊が出てしまいました・・。急いで読まなくては!


<あきない世傳金と銀>
「源流篇」
「早瀬篇」
「奔流篇」
「貫流篇」

「転流篇」



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posted by DONA at 17:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:高田郁