2018年05月28日

買った本

読んでしまった本も多いのですがとりあえずご紹介。

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 深町秋生 著
 「ドッグ・メーカー ―警視庁人事一課監察係 黒滝誠治―」
 (新潮文庫)


読み応えのある警察小説でした。


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 渡辺淳子 著
 「東京近江寮食堂」
 (光文社文庫)


言葉が気になってちょっと時間がかかりましたが・・。


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 柴田よしき 著
 「風のベーコンサンド」
 (文春文庫)


今読んでいる所です。


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 シャンナ・スウェンドソン 著
 「魔法使いの陰謀 フェアリーテイル3」
 (創元推理文庫)


シリーズ最新作。どんな展開をみせるのか楽しみです。

2018年05月25日

高田郁「あきない世傳金と銀<五> 転流篇」

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 高田郁 著
 「あきない世傳金と銀<五> 転流篇」
 (ハルキ文庫)


大坂天満の呉服商、五鈴屋の六代目店主の女房となった主人公、幸。三兄弟に嫁す、という数奇な運命を受け容れた彼女に、お家さんの富久は五鈴屋の将来を託して息を引き取った。「女名前禁止」の掟のある大坂で、幸は、夫・智蔵の理解のもと、奉公人らと心をひとつにして商いを広げていく。だが、そんな幸たちの前に新たな試練が待ち受けていた。果たして幸は、そして五鈴屋は、あきない戦国時代を勝ち進んでいくことができるのか。話題沸騰の大人気シリーズ待望の第五弾!−裏表紙より−


現代ではありえないであろう、三兄弟に順番に嫁すという事態になってしまった幸。この時代は女性に選択権は無いのでありえることなんでしょうね・・。しかし、幸しかいないのか!とも思ってしまいます。それだけ幸の商才がすごいということなのでしょうが。

今回の結婚が一番スッキリして幸が幸らしく要られる状態かもしれません。夫自身が「操り人形に徹する」と言ってくれていますから、かなりやりやすいです。

本当はそんなことしなくても、幸が表に出られたら一番良いのですが、この時代は女性では店主にはなれないので仕方ありません。

あらすじにもあるように、幸の支えとなってくれていた義母であるお家さんも亡くなってしまい、幸の負担は大きくなっています。でも、幸の商才が存分に発揮できるのは良いことだと思います。

今回も、今に通じるような売り方をどんどん思いついて実行に移していく幸。そして、その売り上げに貢献したのが、幸の妹とお竹どん。

二人が今で言うモデルとなって、様々な商品と着こなしを披露することで、お客さんは買いやすくなりました。

幸には色んな困難が待ち受けていましたが、それでも商売はどんどん上向いて行きます。そろそろ目標でもある江戸に進出か!?という所までこぎ着けそうそうです。

でも、そんな風に明るく終わらないのがこのシリーズ。最後はまた試練が訪れてしまいます。

とても気になる状態で終わったというのに、しばらくはこのシリーズの新刊は出ないとか。

「みをつくし料理帖」の番外編が出るそうなので、そちらを読みながら首を長くしつつ待つことにします。


<あきない世傳金と銀>
「源流篇」
「早瀬篇」
「奔流篇」
「貫流篇」


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2018年05月23日

桂望実「嫌な女」

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 桂望実 著
 「嫌な女」
 (光文社文庫) 


初対面の相手でも、たちまちするりとその懐に入ってしまう。小谷夏子は男をその気にさせる天才だ。彼女との未来を夢見た男は、いつの間にか自らお金を出してしまうのだ。そんな生来の詐欺師を遠縁に持つ弁護士・石田徹子は、夏子がトラブルを起こすたび、解決に引っぱり出されるのだが……。対照的な二人の女性の人生を鮮やかに描き出し、豊かな感動をよぶ傑作長編。−裏表紙より−


以前読んだ「ハタラクオトメ」は軽く読める明るい感じの小説でしたが、この作品は読むのに時間がかかりました・・。

ページ数の多さもあるのですが、主人公でもある弁護士の徹子先生のことが好きになれず、その遠縁の夏子のことは更に好きになれず、なかなか読み進められませんでした。


夏子が問題を起こして、徹子に頼って来るという展開で話は進みます。1話目から時間が進んでいるので、夏子も徹子も年齢を重ねていきます。

性格も生き方も違う二人の女性が年齢を重ねていくのもこの物語の魅力になっているのでしょうが、とりあえず二人とも好きではないのでどうでも良いと思ってしまいました。

夏子のことはたぶん、女性はほとんどの人が苦手なタイプだと思うでしょう。男性は好きかもしれませんが。徹子や周りの人たちのように「次はどんなトラブルを起こした?」と興味はもてませんでした。そんなに大人になれていないってことかもしれませんが。

徹子は、弁護士に向いているのか微妙な感じのまま、人生に大きな波もなく歩んでいきます。もしかしたら、自分の人生と似ているから好きになれなかったのかも?と思わなくもない感じですが、どうして夏子にここまで振り回されるのか、その理由が理解できないせいもあると思います。


終わりの方にあった、弁護士事務所のベテラン事務員の言葉には感動させられましたが、それ以外はあまり印象に残らない感じでした。


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タグ:桂望実
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2018年05月17日

今野敏「マル暴 甘糟」

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 今野敏 著
 「マル暴 甘糟」
 (実業之日本社文庫)


甘糟達夫は「俺のこと、なめないでよね」が口ぐせのマル暴刑事だ。ある夜、多嘉原連合の構成員が撲殺されたという知らせが入る。コワモテの先輩・群原虎蔵と捜査に加わる甘糟だが、いきなり組事務所に連行されて―!? 警察史上、もっとも気弱な刑事の活躍に笑って泣ける<マル暴>シリーズ第一弾!<任侠>シリーズの阿岐本組の面々も登場!−裏表紙より−


この作家さんはシリーズが多いので、なかなか追いつきません。やっと新たなシリーズを読んでみました。

今回の主人公は、マル暴の刑事。得意の任侠ものですね。

マル暴刑事というと、どちらが暴力団関係者かわからないような風貌をしているイメージですが、この甘糟は細身で優しい顔をしている珍しい刑事です。

なので、よくヤクザさんたちからなめられてしまい、口ぐせが「俺のことなめないでよね」という何とも可愛らしい言葉。

真面目に真摯にヤクザさんたちとも向き合うので(本人に自覚無しですが)、意外と信頼されていて、よくスカウトされるという面白い人。

先輩刑事や、捜査本部の他の部署の刑事たちにも気を使って、ヤクザさんたちには精一杯気を張って、日々「向いてないな」と思いながら刑事を続けています。

あらすじでは「気弱」な刑事となっていますが、気弱ではなく真面目という感じです。芯がしっかりしているので、ブレないのが魅力です。

事件は二転三転しながらも、マル暴たちがうまくコントロールして穏便に解決させていきます。


彼の活躍は今後も楽しみです。また文庫化したら読もうかな?


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2018年05月07日

山田五郎「知識ゼロからの西洋絵画 困った巨匠たち対決」

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 山田五郎 著
 「知識ゼロからの西洋絵画 困った巨匠たち対決」
 (幻冬舎)



「偉大な天才のダメッぷり」とも書いてある作品です。西洋絵画は昔から好きで、この題名に興味をひかれたので「本が好き!」で献本申し込みました。


ダ・ヴィンチ対ミケランジェロ、デューラー対クラーナハ、カラヴァッジョ対レンブラント、モロー対ロセッティ、クールベ対マネ、ドガ対セザンヌ、ゴッホ対ゴーガン、の7対決が解説されています。

名前を聞いただけで作品まで思い浮かぶ画家(ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ゴッホ、ドガ、ゴーガン、マネ、セザンヌ)もいますが、名前を聞いてもピンとこなくて紹介されている絵を見て「あ〜、この絵の作者!」とわかる画家(レンブラント、クラーナハ)もいます。

作品も名前も知らなかった画家もいました・・。まだまだ知識が浅いです。


近い年代の画家同士を色々なダメさを強調して対決させていて、有名で天才な画家たちも人間なんだな〜と面白く読めました。この絵はそういう思いが込められているのか、とかこういう生活を送っている中で描かれたのか、とか勉強になることもたくさんありました。

これを知ってから絵を見たらまた違った感じ方をするのかもしれません。


特に驚いたのはカラヴァッジョ対レンブラント。カラヴァッジョは何と殺人を犯したそうで、逃げ回りながら絵を描いていたとか。なんでもありですね。一方のレンブラントは破産してしまって、大変な生活を送っていたそうです・・。

更にモロー対ロセッティ。モローはニートで、ロセッティはイケメンの浮気性。う〜ん・・画家も人の子なんですね。

そして、ゴッホは性格に難ありだったせいで仕事が続かず、弟・テオの資金援助を受けながら画家として活動していました。なのに自分を傷つけまくりで、最期も悲惨でした・・。ゴーガンは絵はうまいのに商売が下手で、選ぶ道全てのタイミングを外してしまって生活苦。辛い人生です。


天才というのは、何かしら性格が歪んでいたり、日常生活に支障が出たりするのかもしれません。真っすぐすぎたり情熱的過ぎたりしてうまく絵が売れないことも。

依頼者の望む絵を素直に描ける画家ばかりではないんですね。そのせいで苦しい生活を送る人が多かったようです。


そして、時代の先取りをする画家もまた辛い・・。売るためには、当然その絵を欲しいと思う人が必要なわけで、時代に合った人気のある描き方をしないと売れないんですよね。だから亡くなってから人気が出て(時代が追いついて)売れることも出てくるわけです。もっと楽な生き方あるだろうに、と何度も思わされました。



一番印象に残ったのはセザンヌのこと。個人的に今までセザンヌの絵画を見ても良いと思えなかったのですが、この著者が「セザンヌは絵が下手」とはっきり書いておられたのでちょっとすっきりしました! やっぱり下手なんだ〜。

また近くで絵画展があったら見に行くつもりなので、そのときはまた読み返そうと思います。


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タグ:山田五郎
posted by DONA at 15:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:その他

2018年05月01日

4月のまとめ

六花落々 (祥伝社文庫)六花落々 (祥伝社文庫)
雪の形を記録に取るだけの話では無く、この頃の世情が詳しく描かれた物語でした。主人公の知りたがりな性格も、主人の人柄も、幕末前の動きも全てが魅力的で面白くて次々読み進めました。歴史の勉強でよく聞いていた事柄も詳しくわかって勉強にもなりました。
読了日:04月09日 著者:西條奈加


炎路を行く者: 守り人作品集 (新潮文庫)炎路を行く者: 守り人作品集 (新潮文庫)
守り人シリーズのヒュウゴの物語。彼のことはぼんやりとしか思い出せないくらいだったのですが、それを差し引いて新たな気持ちで読んでも面白かったです。曲げられない信念と、ある程度の強さのせいで、逆に苦しんでしまった彼の半生は読んでいて辛い部分もたくさんありました。でもこの経験が生かされているんじゃないかと思うと救われる感じもします。
読了日:04月16日 著者:上橋 菜穂子


優しい死神の飼い方 (光文社文庫)優しい死神の飼い方 (光文社文庫)
時々笑いながら、ゾクッと怖い所もありながら、最終的には号泣していました・・。感情が色々湧き出してきて読み終わったら疲れていました。死神・レオはずっとおじさんのイメージになっていました。でも犬なんだよね・・と何度も思いながら読み進めていました。最後はそんなことどうでも良いくらい中身が濃い話でした。
読了日:04月23日 著者:知念 実希人


東京近江寮食堂 (光文社文庫)東京近江寮食堂 (光文社文庫)
関西弁でも滋賀県は違うんだな〜と。方言のせいかなかなか読み進めず。でも最終的には号泣してしまいました・・。ヨシ子さんが素敵でした。心に刺さる言葉がいっぱいでした。
読了日:04月29日 著者:渡辺 淳子


4冊。最近は4冊が限界みたいですね・・。もう少し読みたいんですけど、週に1冊ペースになってしまっています。

連休中に少し読めるかな??

posted by DONA at 14:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:まとめ