2017年04月12日

畠山健二「本所おけら長屋」

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 畠山健二 著
 「本所おけら長屋」
 (PHP文芸文庫)


本所亀沢町にある「おけら長屋」は騒動の宝庫だ。大家の徳兵衛、米屋奉公人の万造、左官の八五郎、後家女のお染―ひと癖ある住人が入り乱れて、毎日がお祭り騒ぎ。そんなおけら長屋に、わけあり浪人の島田鉄斎がやってきて・・。貧しいくせにお節介、そそっかしいけど情に厚い。そんな庶民が織りなす、江戸落語さながらの笑いと情緒にあふれる連作時代小説。−裏表紙より−


初めましての作家さんです。

だいくま」「かんおけ」「もののふ」「くものす」「おかぼれ」「はこいり」「ふんどし」の7編収録されています。


最初の話「だいくま」を読み始めたときは、なかなか面白いと思ったのですが、結末がどうにも気に入らず、次の話を読むかどうするか悩んでしまいました。

そんな気持ちのまま2話目「かんおけ」を読むと、最後まで面白くて、長屋の人たちのことも好きになっていって、気づけば続きを読み進めていました。

長屋の人は、みんな貧乏ですが、人情深くてお節介で、でも勘違いをしてしまうちょっとおバカな所もあるので、いつも大事件に発展させては大騒ぎしています。

そこが面白くて、読んでいる間ずっとにやけていたと思います。

時々、ほろり・・ともさせられて、なかなか忙しい内容でした。

特に「おかぼれ」は良かったな〜。「はこいり」も良い話でした。

すっかり長屋の人たちのファンになってしまったので、続きも探して読もうと思います。


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タグ:畠山健二