2015年08月29日

買った本

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 乃南アサ 著
 「鍵」
 (講談社文庫)


「新装版」なのですが、読んだことが無かったので購入しました。初期の作品だそうですが、お気に入りの作家さんなので楽しみです。


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 北森鴻 著
 「なぜ絵版師に頼まなかったのか」
 (光文社文庫)


この作家さんの作品もお気に入りで、見かけると買っています。これも面白そうです。


今月はこの2冊を入れて、4冊しか買いませんでした。借りている本がたくさんあるのでちょっと制限しています・・。

早く読まないと!


2015年08月27日

E・J・コッパーマン「海辺の幽霊ゲストハウス」

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 E・J・コッパーマン 著
  藤井美佐子 訳
 「海辺の幽霊ゲストハウス」
 (創元推理文庫)


ニュージャージーの海辺に建つ古い屋敷をリフォームしてゲストハウスにし、9歳の娘メリッサと新生活を始めようとしていたシングルマザーのアリソン。だがひょんなことから、屋敷に取り憑いている前オーナーと私立探偵の幽霊が見えるようになってしまう。彼らから、自分たちの死についての調査を手伝ってほしいと頼まれたのだが・・。明るく楽しいコージーミステリ・シリーズ!―裏表紙より―


あらすじを読んで面白そうだったので買って読み始めたのですが、どうも進まない・・。いつになったら読み終わるのか?と自分でも呆れてしまうくらいになりました。


まず、シングルマザーとしてがんばるアリソンは、明るくて面白い人のように感じていたのに、愚痴が多くて勘も鈍い人だとわかってきて、だんだん興味を失っていったのも原因の一つです。別れた夫のことを「豚野郎」と呼んでいる、という記述があるのに、どうしてそんな呼ばれ方をするのか?がよくわかりませんでした。でも本人は「良いあだ名を付けた!」と喜んでいる様子。まあ、まだ1作目ですから細かく書けていないだけかもしれませんが。

そして、何よりも肝心な幽霊たち・マキシーとポールが魅力的ではない! 自分たちが死ぬことになった事件を調べてほしいと依頼する所まではわかりますが、幽霊ってこんなに我儘なの!?と思うくらい、自分のことばかり。

アリソンが最後のチャンスだと言いつつ、アリソンの人生については後回しにしてほしいとあからさまに思っていて、調査を優先するように何度も要求しますし、マキシ―に至っては、アリソンがリフォームした部分を壊していくという暴挙にまで出ます。

自分の家を改装されるのが嫌なのはわかりますが、そうやって工事を遅らせれば遅らせるほど、調査に時間をかけられなくなるのに、そんなこともわからないのか!とイライラします。


始めの方からずっと、事件の調査をしているわりには、展開がなかなか無くて、盛り上がりがあったと思ったらすぐにまた平凡な毎日が続いて・・という繰り返しで、怠い場面が多かったのも、読み終わるのに時間がかかった原因だと思います。

これからどうなっていくんだろう?という緊張感や、ワクワク感があまりありませんでした。

娘のメリッサと、アリソンの母親のある秘密が明かされてからは面白くなり、2人が出てくる場面は楽しく読めました。


幽霊たちの事件は解決したので、シリーズ2作目からはアリソンの周りで起きる事件を調査していくのでしょうから、そうなればもう少し面白い展開もあるかな?と思います。

これは、2作目以降に期待かな??


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2015年08月24日

伊吹有喜「BAR追分」

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 伊吹有喜 著
 「BAR追分」
 (ハルキ文庫)


新宿三丁目の交差点近く―かつて新宿追分と呼ばれた街の「ねこみち横丁」の奥に、その店はある。そこは、道が左右に分かれる、まさに追分だ。BAR追分。昼は「バール追分」でコーヒーやカレーなどの定食を、夜は「バー追分」で本格的なカクテルや、ハンバーグサンドなど魅力的なおつまみを供する。人生の分岐点で、人々が立ち止まる場所。昼は笑顔が可愛らしい女店主が、夜は白髪のバーテンダーがもてなす新店、二つの名前と顔でいよいよオープン!−裏表紙より−


スープの時間」「父の手土産」「幸せのカレーライス」「ボンボンショコラの唄」の4話が収録された連作短編集です。プロローグで、ねこみち横丁にある“BAR追分”の様子がわかるようになっています。

“BAR追分”は、昼と夜で店の内容が変わります。今流行(?)の宿借り店舗ですね。夜はバーテンダーのいる「バー」で、昼は女店主の営む「バール」になります。昼はランチも出していて、なかなかの人気。夜も美味しいつまみがある本格的なバーで、こちらも人気です。

各話で視点となる人物が変わっていますが、他の登場人物はみんな同じ。特に最近この横丁に入ってきた男性は全ての話に出てきて、重要な役目をはたしています。彼のお陰でこの横丁の不思議な雰囲気が伝わりやすくなっています。彼がいなければ、すごくマニアックな内容になって、読者はおいていかれそうです・・。


どの話も特に大きな変化があるわけではありませんが、かといって、平凡な日常だけではないそれぞれのストーリーがあって、飽きずに楽しんで読めました。

特に気に入ったのは「父の手土産」と「ボンボンショコラの唄」です。

父の手土産」は、以前からこの横丁に通っていたという男性がもうすぐ結婚する娘を連れて来る話なのですが、父親の想いと娘の何ともじれったい父に対する気持ちがとても共感できて、何度か涙してしまいました。父と娘ってなぜか素直になれず、難しい関係です・・。

ボンボンショコラの唄」は、それまでの話と違ってちょっとしたどんでん返しのような物もあって、え!?そうだったのか!という驚きがありました。他の話もそうですが、それ以上に大人の雰囲気漂う素敵な話でした。最後の場面は映像が頭に浮かぶくらい、素敵な終わり方をして、しんみりと良い雰囲気になりました。


この話はまだまだシリーズとして描いていけそうです。色んな人生を背負ってきた人たちの憩いの場として、たくさんの話題がうまれそうです。続きが出版されることを楽しみに待つことにします。


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タグ:伊吹有喜
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2015年08月20日

高濱正伸「働くお母さんの子どもを伸ばす育て方」

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 高濱正伸 著
 「働くお母さんの子どもを伸ばす育て方」
 (実務教育出版)



多くの働くお母さんたちは、昔ながらの「3歳児神話」や「良妻賢母幻想」にどこかで心を痛め、子どもと一緒にいてあげたい気持ちと葛藤しながら、日々、仕事と育児を両立させるために、いろいろな問題と戦っています。
どんなにスピーディに行動しても時間が足りなくなる問題のほか、「また休むの?」と冷たい視線の同僚、どこまでも非協力的な夫、甘やかしてばかりの義父母……悩みは尽きません。

本書は、それらに立ち向かうヒントを読みやすくまとめた、「働くお母さんのバイブル」です。 花まる学習会が実施した「働くお母さん1050人アンケート」から、すぐに役立つ先輩ママのアドバイスもセレクトしています!
−出版社HPより−


独身で子どももいないのですが、働くお母さんの手助けをする仕事をしているので、少しでもお母さんたちの気持ちが知りたいと「本が好き」で献本申し込みしました。


最近では、“女性の社会進出”を推し進める声が高まり、数年前よりも働くお母さんが更に増えています。“子育て支援”にも力が入れられ、女性が子どもを産んでからも働きやすくなったかのように思われがちですが、実際には何も変わっていない気がします。

昔に比べれば、確かに理解してもらいやすくはなっていますが、まだまだ大変だというのが現状です。

子どもを育てながら働くためには、保育園さえ用意すれば良いと思われているようですが、当然それだけでは何も解決しません。もちろん、保育園は最低条件ではありますが。

この本を読むと、そういう働くお母さんの現状がとてもよくわかります。しかも、クスッと笑える部分があったり、イラストもあって、簡単に読めるようになっていますし、実際に働きながら子育てしている女性の声が載せられているので、ただ専門家の意見だけではなくて共感しやすくなっています。


働くお母さんの敵として特に身近にいるのは、子どものお父さんである“夫”。最近では“イクメン”などともてはやされているようですが、そんな言葉も無くなるくらい世の中のお父さんが子育てに積極的に参加するようにならないとダメですね。

母親からすれば、なぜこのタイミングで手伝ってくれないんだ!などとイライラすることも多いようです。男性というのは、母親業の大変さがわからない生き物のようですね。そういう男性には大変さを書き出すとわかってもらいやすいそうですよ。この本の作者は、「夫をと思ってしつけたら腹も立たない」と書いています。「ワンちゃんは手紙を書いてわからせる」という川柳も載せています。思わず笑ってしまいました。でもなるほどね・・と感心です。


私がショックを受けたのは
0歳から保育園に預けていたら、いろいろな人に「3歳児神話」を引き合いに出され「子どもがかわいそう」と言われた。
自分の姉や弟から「保育園なんて自分の子は入れないよ」と言われた。

という母親のアンケートの答え。

何より「保育園なんて」には大ショック。自分がこの仕事をしているからだけではなく、子どもは母親と離れることで成長することも多いと思うんですよね。決して「かわいそう」ではありません。家で母親と子どもが1対1で生活して息詰まる気がするならぜひ預けて離れることをお勧めします。預けることに罪悪感を覚える時代はもう終わりました。


この本にも書かれているように、
「子どもに悪いな」ではなく、「仕事が大好き」や「仕事に誇りを持って生き生きとしている母の姿を見せること」が、最終的には子どもの将来のためにもなるのです。

仕事をしていることで引け目を感じているお母さんってまだまだいます。そういう人には、「肩の力を抜いていいんだよ」とアドバイスしたいです。時間をかけられない分は、ギュッと濃い内容でカバーすれば良いんです。「子どもの為に働いてあげているんだぞ」くらいの気持ちでいてちょうどいいのかもしれません。


働くお母さんだけではなく、そんなお母さんをそばで見ているお父さんにもぜひ読んでもらいたい本です。できればおじいちゃん、おばあちゃんにも読んでもらいたいですね。そして、少しでも周りからサポートしてもらいたいと思います。

まだまだお父さんの助けは足りていませんよ!


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2015年08月17日

高田郁「蓮花の契り 出世花」

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 高田郁 著
 「蓮花の契り 出世花」
 (ハルキ文庫)


下落合で弔いを専門とする墓寺、青泉寺。お縁は「三昧聖」としてその湯灌場に立ち、死者の無念や心残りを取り除くように、優しい手で亡骸を洗い清める。そんな三昧聖の湯灌を望む者は多く、夢中で働くうちに、お縁は二十二歳になっていた。だが、文化三年から翌年にかけて、江戸の街は大きな不幸に見舞われ、それに伴い、お縁にまつわるひとびと、そしてお縁自身の運命の歯車が狂い始める。実母お香との真の和解はあるのか、そして正念との関係に新たな進展はあるのか。お縁にとっての真の幸せとは何か。生きることの意味を問う物語、堂々の完結。−裏表紙より−


1作目を読んだのは約4年前。内容は何となく覚えていましたが、細かい人間関係などは忘れてしまっていました・・。1作目を読み直してから読めば良かったと後悔しながら読み進めましたが、途中からはそんなことどうでも良いくらい話に入り込んでいました。


ふたり静」「青葉風」「夢の浮橋」「蓮花の契り」の4編が収録されています。短編なので、じっくり1話ずつかみしめるようにして時間をかけて読みました。


今回はあらすじにもあるように、実母であるお香との関係が鍵になっています。

母親であるお香は、娘の縁ともちろん共に生きていきたいと願っているわけですが、縁にとっては“捨てられた”という思いがどうしても拭い去れずわだかまりが残っているので簡単に「では一緒に暮らしましょう」というわけにはいきません。

そんな中「青葉風」でお香が亡き夫の連れ子に、ある頼みごとをし、何とか縁との関係を修復しようと画策します。“画策”という言い方をすると嫌な奴みたいに聞こえますが、お香はまっすぐな人で憎めないので、2人にとって良い方法はないか?と考えながら読んでいました。

夢の浮橋」では縁がどんな人生を選択するのかが気になっていたのに、大変な痛ましい事故が起こってしまい、先の人生を悩むよりも目の前で起きている事故と被害者たちの弔いに全ての時間を捧げることになり、その懸命な姿に涙が流れました。

そして、お香の気持ちと、お縁の気持ち、お互いに想い合っているのにうまくいかない状態なのが切なくてまた涙・・。


最後の「蓮花の契り」では正念にまた試練というか、今後の人生の選択を迫られます。簡単に「僧として生きていく」と言い切れない難しい立場の正念。彼の悩みにも涙が流れました。そこに巻き込まれるようにお縁の将来も変化することに。

この題名で結末がわかった、とおっしゃる方もいるように、“蓮花”といえば・・と考えると、2人がどんな選択肢を選んで今後の人生を決めたのかがわかりそうですね。


2作でこの物語が終わったのはとても残念です。でも、きれいな終わり方をして、お縁も正念もこれからは迷いなく生きていけそうなので、安心して本を閉じることが出来ました。


あとがきもまた素敵でした。特に最後の1文、あなたの悲しみに、この物語が届きますように。に残りの涙を持って行かれました。


これで高田さんの作品は読み終わりました。次の作品を楽しみにして首を長くして待つことにします。

<出世花>
「出世花」


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2015年08月12日

買った本

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 伊吹有喜 著
 「BAR追分」
 (ハルキ文庫)


面白そうだったので購入。この作家さんの作品を読むのは2作目かな?


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 今野敏 著
 「ヘッドライン」
 (集英社文庫)


事件記者シリーズ2作目。しばらく間が空いたのですが、ドラマを見て久しぶりに追いたくなりました。

2015年08月10日

有川真由美「上機嫌で生きる」

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 有川真由美 著
 「上機嫌で生きる」
 (幻冬舎)


夢・お金・恋愛運がなくても関係ない!
40か国を旅したベストセラーエッセイストが綴る、世界共通の「幸せになるコツ」

「給料が足りない」「仕事が楽しくない」「嫌なことがあった」
最近幸せを感じにくくなってしまっていませんか?
働く女性からの好感度No.1著者がおくる、
あなたが見逃している、幸せになるための種の見つけ方。
−出版社HPより−


最近、イライラの多い毎日を送っているので読んでみようかな?と「本が好き」で献本申し込みしました。

第1章 こころを整える習慣
第2章 自分らしく生きる習慣
第3章 「最高傑作の自分」をつくる習慣
第4章 日常を楽しむ習慣
第5章 調和する習慣

大きく5つの項目で、どうすれば上機嫌に生きられるか?が書かれています。上機嫌というより、幸せに生きるがテーマになっています。まあ上機嫌に生きられれば幸せなんですけどね。

幸せを感じるためには、日々の生活でどんなことをすれば良いのか? 具体的に書かれていてわかりやすかったですし、文章が簡単なので読みやすかったです。

それを実践できるか?はともかくとして・・。

帯にもあるように、起きてすぐにベッドを整えるだけでも気分が良くなる、というようなことも書いてあります。


私の印象に残った部分をいくつか挙げてみます。


「相手に期待せず、自分に期待すること」が大事。(中略)
それぞれの幸せは、それぞれに責任があります。
人はだれでも、自分で幸せになる力があるのですから。


相手に期待しないというのは良いですね。期待しなければ裏切られることもありませんし。更に、自分のせいで相手に迷惑をかけた・・と悔やむこともしなくて良いんですよね。なかなかこんな風には考えられませんが、努力していきたいです。


こころからやりたいことをやること。
そうなると信じて疑わないこと。
こころにブレーキをかけるのをやめて、「そうなる」と信じた人だけが、自分の限界を超えていけます。


確かにそうかもしれません。やりたいことをやっていけるときが一番幸せなんですよね。もし失敗しても後悔はしない気がします。とりあえず、やりたいことを探す所から始めないといけない私は・・・・・。


相手のいい点を見よう、褒めようとしているうちに、相手を観察し、理解しようとするようになります。
(中略)
あなたが心地いいと感じる人間関係ができてくるはずです。


これが出来たら最高でしょうね。どうしても相手の悪い所ばかり目が行きがちですもんね。苦手な相手だと特に。これはさっそく実践してみようと思います。


そして一番印象に残ったのはこの文章。

いちばん大切なことは、近すぎて見えなくなりがちです。

実は今も幸せなんだということを、忘れてしまいがちですよね。あれが欲しい、あんな人生が送りたい、と考え始めたらきりがありませんが、実際にはきちんと仕事があって、毎日満足できるほどの食事が摂れて、テレビや読書など娯楽もあって、何より暑い夏にもエアコンで涼しく過ごせるなんて、本当に幸せなことです。


他人をうらやむより、目の前にある幸せを噛みしめて、機嫌よく生きていきたいものです。少しずつ努力していきます。


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2015年08月06日

矢崎存美「学校のぶたぶた」

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  矢崎存美 著
 「学校のぶたぶた」
 (光文社文庫)


中学教師になって五年の美佐子は、校内のスクールカウンセリング担当に任命される。新年度から新しいカウンセラーを迎えることになったのだが、現れたその人は、なんとぶたのぬいぐるみだった! その名は山崎ぶたぶた。彼が中庭でカウンセリングを始めると、生徒たちの強張った心が、ゆっくりと、ほぐれてゆく。ストレスもお悩みも、ぶたぶた先生にお任せあれ!−裏表紙より−


誰にも知られず」「重い口」「弱い人」「好奇心」の4編からなる連作短編集です。


題名が「学校のぶたぶた」なので、学校の先生かと思ったら、カウンセラーでした。なるほど、適役かもしれません。彼になら何でも話せそうな気がします。ただまあ、我に帰ったら「私、何ぬいぐるみに悩みを打ち明けてるんだ!?」と別の意味で悩みそうですけどね・・。

今時の学校には、スクールカウンセラーっていう職業の人がいるんですね。手厚く保護されてちょっとうらやましい気もします。でもある意味、それだけ悩みも多くて、悩みに弱くて、ややこしい世の中になったということでもあって、嘆かわしくもありますね。

中学生の悩みは、なかなか面白いです。「重い口」や「弱い人」は、中学生なのに色々考えないといけなくて、大人の都合で振り回されて、本当にかわいそうでもらい泣きしそうになるような悩みでしたが、「好奇心」のようなクスッと笑ってしまうような悩み(?)もあって、同じ中学生でも色々だな、と楽しめました。


どんな悩みでも誰かに打ち明けられたらそれだけで、ラクになれることもありますし、悩んでいたことがうそのようにスッキリできることもあります。“カウンセリング”を受けるというのは、かなり勇気がいりますし、ハードルも高いですが、ぶたぶたさんならそのハードルも低くて良いです。

現実はここまでスムーズには解決しないのでしょうが、読んでいてこちらも元気になれる木がしました。

またカウンセリングのぶたぶたさんを読んでみたいです。


さ、次はどんな職業かな?楽しみです。


<ぶたぶたさんシリーズ>
「ぶたぶた」
「刑事ぶたぶた」
「ぶたぶたの休日」
「夏の日のぶたぶた」
「クリスマスのぶたぶた」
「ぶたぶた日記」
「ぶたぶたの食卓」
「ぶたぶたのいる場所」
「ぶたぶたと秘密のアップルパイ」
「訪問者ぶたぶた」
「再びのぶたぶた」
「キッチンぶたぶた」
「ぶたぶたさん」
「ぶたぶたは見た」
「ぶたぶたカフェ」
「ぶたぶた図書館」
「ぶたぶた洋菓子店」
「ぶたぶたのお医者さん」
「ぶたぶたの本屋さん」
「ぶたぶたのおかわり!」


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2015年08月03日

今野敏「確証」

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 今野敏 著
 「確証」
 (双葉文庫)


都内で起きた強盗事件と窃盗事件。警視庁捜査3課で盗犯捜査ひと筋の萩尾秀一は、ふたつの事件には繋がりがあるとして、部下の武田秋穂とともに捜査を始める。捜査1課との軋轢や駆け引きの中で、ベテランの萩尾は何を見て、若い秋穂は何を考えるのか。「継続」と「ひらめき」が融合した円熟の警察小説、待望の文庫化。連続テレビドラマ原作。−裏表紙より−


この作家さんの作品を読むのは約半年ぶり。作品が多いですし、色んな作風の物があって、たぶん私には合わないだろうと思う作品も多いので、選んでいるうちに間が空いてしまいました。

でもやっぱりこの作家さんの警察小説は読みやすいし面白いな〜と再認識しました。

主人公は同じようなタイプの刑事が多いんですけどね。部下をうまく使いつつ、上司にも堂々と意見を言って、でも「言い過ぎたかな?」とか「あいつは自分のことをどう思っているんだろう?」とか後で悩むタイプ。そして、刑事という仕事に誇りを持っていて、この仕事を守るためなら何でもやるという気持ちが溢れているような人。

この「確証」では萩尾がその人物です。萩尾の部下は若い女性なので、他の人たち以上に「こんなとき相手が男ならこうやれば収まるけど、女性だとどうしたらいいかわからない・・」という悩みまで増えていて、なかなか大変そうです。女性からすると、女性だからって色々考えなくても良いのに、と思うんですけどね。集団になるとややこしいのですが。


この作品は捜査3課の話で、盗犯係と呼ばれるように窃盗事件の捜査をする部署なので、事件も窃盗事件です。ただ今回は3課が扱う窃盗事件と、1課が扱う強盗殺人事件との関連性が考えられたので、捜査1課も絡んできます。

そうなると、1課の妬みとか嫌味っぽい言動とかが増えてきて“捜査1課は嫌な部署”という図式になってくるわけです。それぞれの仕事に対するプライドが変に出てきてしまって、衝突もくり返されます。たまたま理解ある上司がいてくれたおかげで、捜査は円滑に進むのですが、それでも細かい問題は山ほど出てきて、もっとスムーズに捜査出来ないものかと呆れる所もありました。

萩尾がいなかったら解決できなかったであろう事件。萩尾のような職人という刑事がもっといないとダメなんじゃないの?と変なことを心配してしまいました・・。



萩尾と武田秋穂のコンビもどんどん息が合ってきて、良い感じになってきました。これはシリーズ化するでしょうから、続編を楽しみに待つことにします。


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2015年08月01日

7月のまとめ

ハードラック (講談社文庫)ハードラック (講談社文庫)
いつもの薬丸作品とは雰囲気が違いましたが、話に引き込まれる面白さは同じで、ほぼ一気読みでした。続きが気になって仕方ありませんでした。なるほどこの人があの人だったのね・・と色々ひっくり返されつつ、最後は収まる所へ収まってホッとしました。歯車が一つ狂っただけでどんどん転落していく様子は読んでいて怖かったです。
読了日:7月1日 著者:薬丸岳


マイ・ブルー・ヘブン (4) 東京バンドワゴン (集英社文庫)マイ・ブルー・ヘブン (4) 東京バンドワゴン (集英社文庫)
サチさんと勘一さんの出会いが描かれた番外編。かなり物騒な冒頭の割にはあまり大きな混乱も危険もなく、結構さらりと流れて行った印象でした。2人の出会いがわかっただけでも収穫かな?
読了日:7月6日 著者:小路幸也


焼きたてマフィンは甘くない (お料理名人の事件簿)焼きたてマフィンは甘くない (お料理名人の事件簿)
今回も美味しそうな料理とお菓子と、品の良いでも少々やんちゃぎみのフィリスおばあちゃんが大活躍で、最後まで楽しめました。犯人の予想はつきますが、謎解きよりもおばあちゃんたちの生活ぶりが面白かったです。
読了日:7月15日 著者:リヴィア・J・ウォッシュバーン


ミミズクとオリーブ (創元推理文庫)ミミズクとオリーブ (創元推理文庫)
冴えない作家の奥さんが推理力冴え渡る名探偵!面白い設定です。表紙の雰囲気や2人の生活ぶりから勝手に戦後間もなくくらいの話かと思っていたので、携帯電話とか出て来てびっくり、というか違和感がありました。更に美味しそうな手料理も出てきて、素敵な物語でした。
読了日:7月25日 著者:芦原すなお



4冊・・・読書ブログをする意味あるのか?と思えてくる分量ですねふらふら

今月こそはたくさん読みたいな!!・・と毎月言っている気がしますけど。

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