2014年10月28日

近藤史恵「モップの精は深夜に現れる」

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 近藤史恵 著
 「モップの精は深夜に現れる」
 (文春文庫)


大介と結婚した掃除人キリコは、短期派遣の掃除の仕事を始めた。ミニスカートにニーハイブーツの掃除のプロは、オフィスに溜まった人間関係の澱も死角も見逃さず、電器メーカーの子会社に編プロ、モデル事務所の謎を鮮やかに解き明かす。夫・大介が探偵役となる最後の謎は、キリコ自身。読後感温かなミステリ。−裏表紙より−


前作を読んでから1年くらい経つので、詳しい内容は覚えていませんでしたが、キリコと大介のことは覚えていました。前作の感想で「どうしてこんな展開にしたのか?」と書いていますが、その辺りははっきり覚えていませんでした。それでも何の違和感もなく読み進めることができました。


今回は大介の会社ではなく、色々な会社に掃除人として派遣されているキリコ。1話目の「悪い芽」では、電器メーカーで掃除をします。いきなりそこの会社の中年社員にキリコが掃除人としてふさわしくない恰好をしていると注意されてしまいます。一度は喧嘩してしまった2人ですが、2回目に会ったときから仲直りして逆に親密になり、会社の危機を救うことになりました。

2話目「鍵のない扉」は編集社での話。ワンマン社長が亡くなるという事件が起きて、社員の1人と犯人探しをします。珍しく殺人事件が起きました。

3話目「オーバー・ザ・レインボウ」はモデル事務所での話。モデルの1人と仲良くなり、お互いに色々なことを相談しながら仕事について、人生について考えていく物語になっています。前向きに進んで行こうとする2人の女性の姿が印象的でした。

最後「きみに会いたいと思うこと」で初めて大介が出てきます。この話だけはキリコが掃除をしている所での話ではなく、キリコのプライベートの話になっていて、彼女の結婚生活がどんな感じなのか知ることができました。

大介は相変わらず不器用なようで、キリコとの関係はハラハラさせられました。それでもさすがにハッピーエンドで、これからも2人を応援していきたくなるような展開になっていました。

まだ続編があるので、今度はあまり間を空けずに読もうと思います。


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2014年10月23日

ジル・チャーチル「大会を知らず」

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 ジル・チャーチル 著
   新谷寿美香 訳
 「大会を知らず」主婦探偵ジェーンシリーズ14
 (創元推理文庫)


自分たちの町で作家や出版関係者が集まるミステリ大会が開かれると知り、ジェーンは喜び勇んで親友のシェリイと参加することに。大会では憧れの作家に会え、自作の小説を持ち込む機会に恵まれた一方で、新人作家や名物編集者の振る舞いに眉をひそめることにもなる。そして、批評家の失踪を皮切りに事件が続発し・・・主婦探偵がイベントで起きた現実の事件に挑むシリーズ第14弾。−裏表紙より−


もう14作目になりました。長く続いていますね〜。いまだに飽きることなく読んでいるのは、ジェーンとシェリイの2人の会話が面白いからだと思います。

今回も、2人でミステリ大会に参加することになり、ジェーンが舞い上がるのをシェリイが辛辣な言葉で抑えつけたり、冷静にさせる役目になっていて、とても良いコンビぶりを発揮していました。ジェーンも、シェリイがいるから思うままに行動できています。

また、大会で行われるたくさんの講演を一度2つは聞けないので、ジェーンが気になる講演をシェリイが聞いて、メモをしてくるという大切な役目も担っています。

シェリイの夫の関係でスウィートルームに泊まれた2人は、短期間とはいえホテル生活を満喫しています。その様子も面白かったです。

何よりも、今回はミステリ大会という面白いイベントの様子に興味津々でした。こういう大会って日本でもあるのかな?作家の講演会はよくあるでしょうが、編集者まで来て新人の作品を見てくれるなんてすごいです。

事件が続発しますが、殺人ではないので、そこまで重くならずにすみました。狭い範囲で起きた事件なので、あまり思い悩まなくてもサラッと解決!という感じでした。ミステリとしては物足りないかもしれません。


いよいよ、ジェーンも作家として歩み始めるのか??まだ何ともいえない状況ではありますが、ほんの少しでも前進したのが見られてうれしかったです。

彼女が作家になっても、親友や恋人、子どもたちも支えてくれるでしょうし、うまくやっていけそうです。

ジェーンの今後も楽しみにしつつ、次作を待つことにします。


<主婦探偵ジェーンシリーズ>
「ゴミと罰」
「毛糸よさらば」
「死の拙文」
「クラスの動物園」
「忘れじの包丁」
「地上より賭場に」
「豚たちの沈黙」
「エンドウと平和」
「飛ぶのがフライ」
「カオスの商人」
「眺めのいいヘマ」
「枯れ騒ぎ」
「八方破れの家」


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2014年10月21日

遠藤彩見「給食のおにいさん 進級」

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 遠藤彩見 著
 「給食のおにいさん 進級」
 (幻冬舎文庫)


「味より栄養」という制約だらけの給食作りに反発しながらも、やりがいを感じ始めた元一流シェフの宗。そんな時、学校で生徒の居眠りや優等生の登校拒否が問題に。給食で彼らを助けたい!と奮闘する宗に、なぜか栄養士の毛利は「君は給食のお兄さんに向いてない」と冷たく言うが・・。「おかわり」の声に応えて、人気作が待望のシリーズ化!−裏表紙より−


「給食のおにいさんをする」と覚悟を決めたかのように思われた佐々目ですが、まだまだ悩みは多いようで、毛利からは冷たい言葉を何度も浴びせられてしまいます。

それでも、前作よりはプライドはかなり低くなり、いちいちつっかかる言動は減ってきました。「子どもたちのために」という思いも強くなってきたようです。まあ、佐々目の思いなんて、毛利に比べればまだまだなんですけどね。

毛利がどうしてここまで“給食”にこだわるのか?も少し語られて、彼の努力が報われる日がいつか来れば良いと思いました。この学校だけがうまくいっても、全面的な解決にはならないでしょうが、何事も少しずつ、一歩ずつ・・・。


今回は、給食の時間にいじめられる生徒の話が描かれています。そのいじめ方は陰湿で、読んでいて不快になりました。なんか、いじめ方が巧妙になったんだか、逆に幼稚になったんだかわかりませんが、先生にバレないようにしようという努力をするところはかなり嫌な感じです。

せっかく美味しい給食を作っても、楽しく食べられないと意味が無い!・・ということで、佐々目や毛利、そして先生たちも何とかしようと立ち上がります。


1作目ではほとんど出てこなかった生徒の親、つまり保護者のみなさまが、少しですが登場しました。給食が絡んでいない場面でも、教師の大変さも浮き彫りにされ、子どもを教育する立場って本当に大変だと思わされました。



給食だけでここまで問題が解決するか!?と思われるような安易な展開ではあるのですが、それでも解決していくことが心地良かったです。いじめられている子どもに笑顔が戻ると、小説の中とはいえ、本当にうれしくなります。

現実の世界でもうまく解決して、たくさんの笑顔が見られたら良いですね。

さて、次は「卒業」という題名が付いています。佐々目は給食のおにいさんを堂々と卒業していくのでしょうか?楽しみです。


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タグ:遠藤彩見

2014年10月19日

紅茶クッキー

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紅茶の葉を生地に入れました。

焼いているときから良い匂いがしていました!

コーヒー好きな私ですが、たまには紅茶も良いですね。


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2014年10月17日

買った本

検事の死命

 柚月裕子 著
 「検事の死命」
 (宝島社文庫)


佐方検事のシリーズ。面白かったので、新刊も購入です。


モップの精は深夜に現れる

 近藤史恵 著
 「モップの精は深夜に現れる」
 (文春文庫)


キリコシリーズの2作目。こちらもなかなか手に取らなかったのですが、やっと購入して読み始めています。


最近は、本を読み終わっても感想を書く時間が無くなってきました・・。いつかは書く予定なので、たまにのぞいてみて下さい。

2014年10月16日

近藤史恵「賢者はベンチで思索する」

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  近藤史恵 著
 「賢者はベンチで思索する」
 (文春文庫)


ファミレスでバイトをしているフリーターの久里子。常連にはいつも同じ窓際の席で何時間も粘る国枝という名の老人がいた。近所で毒入りの犬の餌がまかれる事件が連続して起こり、久里子の愛犬アンも誤ってその餌を食べてしまう。犯人は一体誰なのか?事件解決に乗り出したのは、意外なことに国枝老人だった。−裏表紙より−


“賢者”という言葉が付いているので、難しいのかもしれないと思っていたのですが、そんなこともなく、あっさりと読み切ることができました。

ミステリーなのですが、人が死ぬわけではなく、日常の謎を解く感じです。でも、コージーと呼ぶには事件の内容が重い・・。そんなミステリーでした。


主人公は、久里子というファミレスのウェイトレスをしている女性。彼女には夢があるのですが、その道を進もうとしてちょっと挫折をしてしまいます。そこで、フリーターという自分では納得できていない生活をすることになりました。

毎日に不満を感じながら、でも自分で選んだことだとあきらめも感じながら過ごしている彼女の前に、お客さんとしてある老人が現れます。

国枝という名前の彼は、店では同じ席に座って、おとなしく新聞を読んでコーヒーを飲んで去って行く、あまり目立たないタイプの客なのですが、偶然出会った公園での彼はまるで別人のようでした。

老人らしくない言動と、ハキハキとした態度に圧倒されている久里子に、愛犬が毒入りの餌を食べさせられる、という事件が起きてしまいます。

国枝と2人で事件の解決に動き出します。主に、国枝老人が考えて行動するのを久里子が助ける状態なのですが、彼と出会い、行動を共にすることで、久里子の考えが少しずつ前向きになっていく感じがしました。


このまま2人で良い関係を築いて、老人は元気になり、久里子は目標に向かって進んで行く・・という結末があると思っていたら、最終話で何だか不穏な雰囲気に。

どうやら国枝老人には秘密があったようで・・・。

とても意外な終わり方をしたわけですが、この作品には続編があるとか。どうやって続きを書いたのか不思議ではありますが、続きも読んでみようと思います。


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2014年10月12日

ドロップクッキー

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1つの生地から、3種類のクッキーができる便利なクッキー。

お手軽でとても美味しいので、時間が無いときでも作りたくなります。


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2014年10月07日

買った本

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 遠藤彩見 著
 「給食のおにいさん 進級」
 (幻冬舎文庫)


1作目が気に入ったので、続きも読もうと購入しました。


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 ジル・チャーチル 著
 「大会を知らず」
 (創元推理文庫)


お気に入りの主婦探偵ジェーンシリーズ最新刊です。今回はどんな事件に巻き込まれるのか、読むのが楽しみです。

2014年10月06日

「大崎梢リクエスト! 本屋さんのアンソロジー」

本屋さんのアンソロジー

 飛鳥井千砂/有栖川有栖/乾ルカ/大崎梢/門井慶喜
 坂木司/似鳥鶏/誉田哲也/宮下奈都/吉野万里子 著
 「大崎梢リクエスト! 本屋さんのアンソロジー」
 (光文社文庫)


「本屋さんをモチーフに、短編を一作書いていただけませんか? 書店をこよなく愛する作家・大崎梢が、同じくらい書店が好きにちがいない人気作家たちに執筆を依頼。商店街、空港、駅近、雑居ビル。場所は違えど、多種多様な人が集まる書店には、宝石のようなドラマが生まれる。読めば笑えて、泣けて、心がふっと軽くなる、そんな素敵な物語が十編、集まりました。−裏表紙より−


アンソロジーだと、大抵何作か気に入らない、合わない作品があるものですが、今回は全て気に入りました。

読んだことのなかった作家さんも何人かいましたが、他の作品も読んでみようかな?と思える方がほとんどでした。

特に面白かったものを挙げると、有栖川有栖さん、宮下奈都さん、飛鳥井千砂さんの3作になります。他のも面白かったので全部紹介したいところですが・・。


有栖川有栖「本と謎の日々」は、書店のアルバイト店員が遭遇した日常の謎を店長が鋭く解決していく話です。本当に日常の謎という感じなので、次々と謎が起きては解決する・・という展開で面白かったです。


宮下奈都「なつかしいひと」は、母親を亡くしたばかりの家族の物語です。母親を失った悲しみを紛らわせるために、母親の田舎へ引っ越してきた家族。学校に馴染めるか、環境に馴染めるか、不安に思っている息子が偶然書店で見かけたのは、どこか懐かしい気持ちにさせられる女の子でした・・。しみじみとする物語です。


飛鳥井千砂「空の上、空の下」は、空港にある書店の話です。空港では、とりあえずの暇つぶしに、と本を買っていく人が多く、やりがいを感じられなくなっていく店員の悩みが描かれています。最後は前向きな気持ちで進んでいけそうな、明るい終わり方をしていて良かったです。


全ての作品で、書店の裏側や、書店員の悩み、やって来る客の様子などが描かれていて、本屋さんが好きな私にとっては、興味深く読めるアンソロジーでした。

お客さんも色々いるんですね〜。私なんて特徴のない平凡な客なんだろうな・・とちょっと安心する所もありました。本の向きをちょこっと直すくらいあまり目立たない行為なんですね!良かった、良かった。


本屋さんに興味のある方は、楽しく読めると思いますよ。新規開拓のためにもぜひどうそ。


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posted by DONA at 15:09| Comment(2) | TrackBack(0) | 読書:その他

2014年10月05日

アーモンド抱っこクッキー

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プレゼント用に作りました。

アーモンドを抱っこしているクマさん!

可愛く出来たのですが、持って行ってる間に、腕が折れてしまうクマ続出で、プレゼントには向かないクッキーでした…。



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2014年10月02日

9月のまとめ

楽園のカンヴァス (新潮文庫)楽園のカンヴァス (新潮文庫)
はっきり言って好きでは無かったルソーの絵画に少し興味がもてました。織絵やティムほどには好きになれませんが、いつか本物を見てみたいと思います。物語の展開も面白くて、一気に引き込まれました。
読了日:9月1日 著者:原田マハ


本を隠すなら本の中に (創元推理文庫)本を隠すなら本の中に (創元推理文庫)
初めて読んだシリーズ。厄介者のパミーは、前作からいたのか?ということすらわからず、誰が誰だか結構混乱しましたが、サクサクと読み切ることができました。登場人物たちのイメージが固まらないまま終わったので、やはり1作目から読むべきだと思いました。
読了日:9月8日 著者:ローナ・バレット


お待ちしてます 下町和菓子 栗丸堂(メディアワークス文庫)お待ちしてます 下町和菓子 栗丸堂 (メディアワークス文庫)
始めて読んだ作家さんですが、サラッと軽く読めて面白かったです。若干の物足りなさも感じますが…。全てが丸く収まって、スッキリ読み終えました。
読了日:9月11日 著者:似鳥航一


夜の光 (新潮文庫)夜の光 (新潮文庫)
4人の高校生の物語。彼らはスパイ・・というのが面白くて、1人目のジョーの話からすっかり引き込まれました。高校生とは思えないくらいしっかりと将来を見据えている彼ら。でも「まだまだ考えが甘い」と自分では思っていたりして、大人の私は頭が下がる思いでした。4人には幸せになってもらいたい!と強く思いました。
読了日:9月17日 著者:坂木司


巴之丞鹿の子―猿若町捕物帳 (光文社時代小説文庫)巴之丞鹿の子―猿若町捕物帳 (光文社時代小説文庫)
この作家さんの時代小説、初めて読みました。軽い文章でサラッと読めて、面白かったです。ただ、あっさり終わり過ぎた感じもあったので、もう少しページ数を増やして、じっくり書いて欲しかったです。
読了日:9月23日 著者:近藤史恵


本屋さんのアンソロジー (光文社文庫)本屋さんのアンソロジー (光文社文庫)
珍しく、全ての作品が気に入りました。クスッと笑える物、ホロリとさせられる物、色んなタイプの物があり、最後まで楽しめました。本屋さん巡りがしたくなります。
読了日:9月27日 著者:大崎梢



全部で6冊。先月よりは増えましたが、ページ数の少ない本も多かったので、読む量は増えていない気がします。

何だか毎日が飛ぶように過ぎるんですけど・・・。

特に印象に残ったのは「楽園のカンヴァス」「夜の光」です。

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posted by DONA at 14:55| Comment(2) | TrackBack(0) | 読書:まとめ