2014年01月31日

森沢明夫「虹の岬の喫茶店」

虹の岬の喫茶店

 森沢明夫 著
 「虹の岬の喫茶店」
 (幻冬舎文庫)


小さな岬の先端にある喫茶店。そこでは美味しいコーヒーとともに、お客さんの人生に寄り添う音楽を選曲してくれる。その店に引き寄せられるように集まる、心に傷を抱えた人人―彼らの人生は、その店との出逢いと女主人の言葉で、大きく変化し始める。疲れた心にやさしさが染み入り、温かな感動で満たされる。癒しの傑作感涙小説。−裏表紙より−


初めましての作家さんです。

軟らかい文章と、温かい雰囲気が読みやすくて良かったです。


長いトンネルと抜けてすぐに立っている小さな看板を見逃すとたどり着けないような、小さな岬にぽつんと建っている喫茶店がこの物語の舞台になっています。

ある年の春から始まり、数年後の夏までの出来事を、6編で描いています。

季節だけではなく、年数も経っているので、前の短編に出てきた人たちのその後の様子が、次の話でチラッと垣間見えたりするようになっていて、その部分でも楽しめました。・・楽しめたというか、悩み疲れた人たちが立ち直ろうとする物語なので、その後がわかるとホッと出来て良かったです。


この小さな喫茶店には、悦子さんという女主人と、三本足の犬・コタローがいます。悦子さんが淹れるコーヒーは抜群に美味しくて、お客さんに合わせて選んでくれるBGMは、悩んだり落ち込んだりしていても元気になれる物ばかりです。

悦子さんとの会話、そして、この喫茶店にある綺麗で不思議な虹の絵が、更にお客さんの気持ちを落ち着かせてくれるのです。


悦子さんと話した人たちは、みんな前を向いて生きていけるようになりました。中にはちょっと悲しい最期を迎えてしまった人もいましたが、その人も人生に悔いは無かったと思います。

また、悦子さん自身もお客さんや家族に囲まれて、幸せに暮らせたのではないか?と思えました。最後の悦子さんの話は涙があふれる良い物語でした。目の前に大きな虹が見えるようでした。


本の中に何度も美味しそうなコーヒーが登場するので、コーヒー好きにはたまりません。私も悦子さんみたいに魔法の呪文を唱えたら、美味しいコーヒーが淹れられるのかな?一度試してみようと思います。


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2014年01月30日

買った本

ビブリア古書堂5

 三上延 著
 「ビブリア古書堂の事件手帖5〜栞子さんと繋がりの時〜」
 (メディアワークス文庫)


ずるずると読んでいるシリーズ。これ以上、恋愛要素が増えたら無理・・と思いつつ、新しいのも買いました。


ランチタイムは死神と

 柴田よしき 著
 「ランチタイムは死神と」
 (徳間文庫)


大好きな作家さん。不思議なタイトルの作品です。どんな内容なのかイマイチわかりませんが、買ってみました。


今月は 9冊 買いました。

2014年01月29日

矢崎存美「ぶたぶたのお医者さん」

ぶたぶたのお医者さん

 矢崎存美 著
 「ぶたぶたのお医者さん」
 (光文社文庫)


山崎動物病院は、病院に来られないペットのための往診もしてくれる、町で人気のクリニックだ。でも一つ、普通の病院とは違ったところがある。院長の名前は、山崎ぶたぶた。彼の見た目は、なんと、かわいいピンクのぶたのぬいぐるみなのだ!この院長、動物の病気だけじゃなくて、飼い主の悩みも解決しちゃう名医との噂。もしかして、ペットの悩みもお任せかも―?―裏表紙より―


これまで様々な職業をしてきたぶたぶたさんですが、私的には今回の動物病院の医者が一番好きです。

自分と同じくらい、もしくは自分より大きな動物とじゃれ合うようにしながら診察できるなんて最高です。ぜひその現場を見てみたい!かわいすぎます。


今回は「ビビリ猫モカ」「春の犬」「トラの家」の3話収録されています。

ビビリ猫モカ」には、題名の通り怖がりのモカという猫が登場します。元野良猫だっただけに、まだまだ人間を信用していない所があり、抱っこもままならない状態。そんなモカを受診させるのは飼い主にとって最大の難関。爪も切れないので、引っかかれると流血してしまいますし「殺される〜!」的な泣き方をされると、かわいそうになって、ついついあきらめてしまいます。飼い主とモカの奮闘ぶりから、ぶたぶた先生による診察まで笑ってしまう場面がたくさんありました。


春の犬」は、チョコという犬の話です。チョコはお金持ちの家に飼われていますが、そこの母親が興味本位で飼ったというかわいそうな犬。息子・伊織が、病気になっていたチョコを発見し、犬のことは何もわからないながらも、ぶたぶた先生や友だちに助けられながら看病します。犬を通して大きく成長する伊織の姿が微笑ましかったです。


トラの家」は、トラという元野良猫の話です。これはほろりと泣きそうになりました。トラは、子猫や子犬が捨てられているのを見つけると、優しそうな人間に近づいて助けるように仕向ける、とてもかしこい猫で、かわいいとはいえない容姿ながら近所でかわいがられている猫でした。そんなトラが晩年になり、根岸夫妻の家へふらりとやって来て、そのまま居ついてしまいました。夫婦とトラの様子が軟らかく温かい雰囲気を出していて、自然と涙があふれました。


今作も楽しく読めました。次も楽しみです。


<ぶたぶたさんシリーズ>
「ぶたぶた」
「刑事ぶたぶた」
「ぶたぶたの休日」
「夏の日のぶたぶた」
「クリスマスのぶたぶた」
「ぶたぶた日記」
「ぶたぶたの食卓」
「ぶたぶたのいる場所」
「ぶたぶたと秘密のアップルパイ」
「訪問者ぶたぶた」
「再びのぶたぶた」
「キッチンぶたぶた」
「ぶたぶたさん」
「ぶたぶたは見た」
「ぶたぶたカフェ」
「ぶたぶた図書館」
「ぶたぶた洋菓子店」


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2014年01月27日

柚木麻子「あまからカルテット」

あまからカルテット

 柚木麻子 著
 「あまからカルテット」
 (文春文庫)


女子中学校の頃から仲良し四人組の友情は、アラサーの現在も進行中。ピアノ講師の咲子、編集者の薫子、美容部員の満里子、料理上手な由香子は、それぞれ容姿も性格も違うけれど、恋に仕事に悩みは尽きず・・・稲荷寿司、甘食、ハイボール、ラー油、おせちなど美味しいものを手がかりに、無事に難題解決なるか!?−裏表紙より−


この作家さん、前回読んだ「終点のあの子」が意外と自分に刺さってしまう部分が多かったので、面白くてもなかなか次を読む気になれなかったのですが、表紙になっている稲荷寿司に惹かれるようにして買ってしまいました。

この作品は、「終点のあの子」ほど刺さることはなく、終始「あ〜、あるある」と共感するか、4人の関係をうらやましく思うかでした。


登場する4人は、中学生の頃からの親友。とりあえず、女性で15年以上も親友として関係を続けられるのは本当に珍しいことです。全員が独身ならまだしも、1人は結婚していますし。

女性ってどうしても、結婚すると家庭が中心になってしまうので、友達との付き合いは後回しになりがちです。そうこうしているうちに、お誘いもなくなって気づけば年賀状だけの仲になってしまうんですよね・・。

だから、彼女たちのようにお互いに「親友」と認め合って付き合っている関係がうらやましくてたまりませんでした。

困ったときにはそばにいて、時には叱りながらも支えていってくれる、悲しいときにはギュッと包み込んでくれる、そういう人がいるって本当に幸せです。


短編になっていて、1〜4話は、それぞれの悩みを残りの3人が知恵を出し合って解決していく、という形で描かれています。あらすじにもあるように、稲荷寿司、甘食など食べ物に関連した謎があって、それをそれぞれの得意分野と人脈を生かして解決していきます。

最後の1編はそれぞれが同じ夜に苦難に合い、お互いに心の中で助けを求めながらも、何とか自力で乗り越える様子が描かれています。


最後まで楽しく読み切ることができました。こんな内容だったら、他も読んでみようかな??


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タグ:柚木麻子
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2014年01月26日

ラムレーズンクッキー

   ラムレーズンクッキー

レーズンって、一回買ったら使い切るまで結構かかるんですね・・。

まだあったので、た〜くさん生地に入れて焼きました。

ちょっと多いかな?と思いましたが、意外と美味しかったです。

これでやっと使い切りました。


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2014年01月23日

ジョゼフ・ディレイニー「魔使いの弟子」

魔使いの弟子

 ジョゼフ・ディレイニー 著
  金原瑞人/田中亜希子 訳
 「魔使いの弟子」
 (創元推理文庫)


ぼくはトム、七番目の息子の七番目の息子。ひとりだちのためにぼくが弟子入りするのは、ボガートや魔女やゴーストから人々を守る、危険で孤独な魔使いの仕事だ。弟子入りのための最初の試験は、さびれた炭鉱町にある幽霊屋敷でひと晩過ごすこと。ところが、だれもいないはずの地下室で地面を掘る音がする。怖がりの少年トムは弟子入りを果たせるのか。好評シリーズ待望の文庫化。−裏表紙より−


初めましての作家さんです。久しぶりに海外のファンタジーを開拓したくて、「本が好き!」で献本になっていたので申し込んでみました。


なかなか面白かったです。若干、暗い雰囲気と、ホラーっぽい所が私の好みではありませんでしたが、それ以外の部分は面白かったです。


題名をパッと見ると「魔法使い」かと思ってしまいますが、「魔使い」なんですよね。つまり、魔法を使う話ではないんです。華々しく悪魔をやっつけるような魔法は出てこないので、そういう物語を期待してしまうと、予想を大きく裏切られてしまいます。

ただ、魔女というのは出てきます。悪い魔女がいて、それを封じ込めたり、抑えつけたりするのが“魔使い”の仕事です。しかも、魔法は使わず(というか、使えない)歴代の魔使いの知恵だったり、銀や塩などを使います。

もちろん、それだけではありません。魔使いになるためには、持って生まれた素質が必要です。誰よりも強い勘と力が無いとできない仕事です。更に、七番目の息子の七番目の息子というのも重要みたいです。・・・その辺はよくわからなかったのですが。


この物語の主人公は、12歳のトムという少年。七番目の息子の七番目の息子として生まれた彼は、その素質を見込まれて、というよりは、食い扶持を減らすために魔使いの弟子になることに。

正式な弟子になるには、試練があります。それを乗り越え、魔使い・グレゴリーに認められないといけません。


あらすじではここまでしか書かれていないので、これ以上はネタバレになるので書きませんが、これがシリーズ化していることからして、弟子になれるのは簡単に想像できますね。

弟子になっても魔使いの仕事がこなせるようになるわけではなく、まだまだ気の遠くなるような試練が待っています。命がけの戦いもあります。

トムはどこにでもいるような少年なので、不満や不安や様々な弱気な感情が沸いてしまいます。それでも、両親の教えを思い出しながら少しずつ成長していきました。

もちろん、まだまだ頼りない状態ではありますが、シリーズを通して成長していくのを読むのが楽しみになりました。また、魔女の姪だというアリスという美少女も出てきて、彼女とトムのこれからの関係も気になります。

続きも読んでいこうと思います。


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2014年01月22日

買った本

ぶたぶたのお医者さん

 矢崎存美 著
 「ぶたぶたのお医者さん」
 (光文社文庫)


新しい方がまた発売されました。今度は医者です。どんな癒し系の医者なのか、楽しみです。


円卓

 西加奈子 著
 「円卓」
 (文春文庫)


ネットでの評判が良かったので購入しました。面白いと良いな・・。

2014年01月21日

薬丸岳「天使のナイフ」

天使のナイフ

 薬丸岳 著
 「天使のナイフ」
 (講談社文庫)


生後五ヵ月の娘の目の前で妻は殺された。だが、犯行に及んだ三人は、十三歳の少年だったため、罪に問われることはなかった。四年後、犯人の一人が殺され、桧山貴志は疑惑の人となる。「殺してやりたかった。でも俺は殺していない」。裁かれなかった真実と必死に向き合う男を描いた、第51回江戸川乱歩賞受賞作。―裏表紙より―


今回も重かったです・・。でも、読んで良かったと思える作品でした。


妻を13歳の少年3人に殺害された桧山が、遺された娘を育てながら何とか日常を取り戻していた頃、犯人の少年1人が彼の職場の近くで殺害される事件が起きました。

妻が殺害されて、犯人が裁かれないことを知った桧山は、当時インタビューで「代わりに殺してやりたい」と答えてしまったため、真っ先に疑われてしまいます。

せっかく日常を少しずつ取り戻していた桧山の周りがまた騒がしくなり、また事件のことを思い出すはめになりました。


当時のことを思い出して苦しみながらも、娘を育てるという大切な役割があり、板挟みになっている様子は読んでいてつらかったです。

ページ数がたくさんあるのに、結構早い段階で桧山の疑いが晴れてしまうので、残りはどうするのか?と思いつつ読み進めると、どんどん新たな展開が起きました。後半は明らかにされる出来事に、桧山と共に翻弄されながら、ほぼ一気読みでした。

身近な人物や妻の意外な過去が明らかにされていく度に、何度も涙が出そうになりました。

最後には何とか前を向いて生きてくれそうだったので、それだけが救いでした。


途中で説明のあった、

刑事裁判と違って少年審判には、検察官のような加害者の罪を問う人物はいないのだ。少年審判は、裁判官と、調査官と、少年たちの付添人、そして少年たちの保護者、つまりは少年たちを守ろうとする近親者たちだけで進められるのである。
さらに少年審判は非公開で、被害者やその家族ですら膨張することができない。調査官は被害者の家族である桧山の慟哭に耳を傾けることもなく、被害者側の苦悩を裁判官に届けることもしないのだ。


という文章には怒りと共に悲しみもわきました。

確かに少年の未来を奪ってしまうのはいけないことかもしれません。でも、被害者や遺族が蔑ろにされて良いはずがありません。

人を殺すという取り返しのつかない過ちを犯しておいて、被害者や遺族に対する贖罪も無く生きていくのは間違いだと思います。それを悔やみながら、常に反省しながらも、前を向いて生きていくことが少年のためになると思います。

事件に巻き込まれたこともなければ、子育てしたこともない私が言えることではないかもしれませんが・・。


また別の作品も読むつもりです。しばらく間をあけて。


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2014年01月19日

コーヒークッキー

   コーヒークッキー

コーヒー入りのクッキーです。

何度も作っていて大好きなクッキーなのですが、なぜか今回はうまく出来ず・・。

生地の段階で、バターが分離していたので嫌な予感はあったのですが。味というより、食感がイマイチな出来上がりでした。

いつか、リベンジしたいです。


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2014年01月18日

コリン・ホルト・ソーヤー「年寄り工場の秘密」

年寄り工場の秘密

 コリン・ホルト・ソーヤー 著
  中村有希 訳
 「年寄り工場の秘密」海の上のカムデン騒動記7
 (創元推理文庫)


高級老人ホーム<海の上のカムデン>に変化が起きた。長年すんでいたトッツイが、近所にできた老人ホームに引っ越したのだ。三週間後、その彼女がアンジェラとキャレドニアに依頼する。転居先に出る幽霊の正体を見極めてほしいというのだ。同じ屋根の下にいた縁で・・・というよりは退屈しのぎが目的で、名物コンビは“潜入捜査”を敢行するが・・・!? 老人探偵団シリーズ第七弾。―裏表紙より―

前作を読んだのはなんと4年前! やっと新作が読めました。前作で「作者の消息が不明」と言われていたのですが、作者が元気で執筆活動中だと判明したそうで、ホッとしました。


今回もアンジェラとキャレドニアの2人は元気です。近所に出来た老人ホーム“黄金の日々”に幽霊の調査に出かける事になりました。

数日間、お試し入居する形で出向いていった2人。でも、そこの食事が驚くほど質素で不味くて、キャレドニアはかなり不満です。夜は我慢できずに外出してハンバーガーを買って来てしまいました。

アンジェラも食事は気に入りませんが、キャレドニアほどは食に執着があるわけではないので、嫌がらずに調査を進めていきます。そこのホームにいた男性・コニーがとても素敵で、アンジェラの肩に腕をまわしたり、手の甲に接吻したりするので、ますます気に入ったようです。

この幽霊騒動がメインになるのかと思ったのですが、これは意外とあっさり解決し、今度はカムデンで殺人事件が発生してしまいます。

“黄金の日々”からコニ―や他数名の人たちも引っ越してきているため、よく知らない人物もいて捜査は難航します。もちろん、いつものように素敵な警部補・マーティネスやスワンソン刑事もやって来て、2人は嬉々として手伝います。

楽しい捜査に加え、アンジェラはコニ―とどうやってお近づきになるか?という楽しみもあるので、いつもより更に張りきっている感じです。


犯人の目星は早い段階でつきますし、動機もわかりますので、ミステリとしては簡単というか物足りないでしょう。でも、老人たちの活躍がかわいらしくて、健気で憎めなくて、他の部分で楽しめるのでこのシリーズは大好きです。

彼女たちのように、優雅な老後を過ごしたいものだと毎回思います。まあ無理でしょうけど・・。


このシリーズはどうやら残り1作だけのようです。寂しいですが、最後の1作を楽しみに待つことにします。


<海の上のカムデンシリーズ>
「老人たちの生活と推理」
「氷の女王が死んだ」
「フクロウは夜ふかしをする」
「ピーナッツバター殺人事件」
「殺しはノンカロリー」
「メリー殺しマス」


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2014年01月16日

映画「REDリターンズ」

先日見てきました。原題は「RED2」です。


CIAが最も恐れた超一流の元スパイ・チーム──コードネームは、Retired(引退した) Extremely(超) Dangerous(危険人物)…RED!引退したはずの彼らをカムバックさせたのは、失敗に終わったはずの32年前のミッションだった。その卓越した情報収集能力と年甲斐もない戦闘能力で過去を掘り起こす内に、なぜだか列強各国の諜報機関を敵に回し、世界最高の殺し屋たちに狙われるハメになったRED。封印されたミッションに隠された恐るべき真実とは?そして、REDが直面する“世界の危機”とは…?―HPより―


数年前に上映されていた前作「RED」を見ていないのに続編を見るというおかしなことをしてしまいました・・。

結論から言うと、絶対に前作から見た方が良い!・・・まあ当たり前というか、予想はできることですけど。

話の流れ的には難しくもないので大丈夫だったのですが、人物像がわかりにくかったです。登場人物同士の会話も、人物像がわかっていた方がより楽しめたのでしょう。


内容は深いわけではなく、アクションが中心で、驚くほどたくさんの人が死にます。しかも、あっさりと撃たれてしまいます。これだけ銃が撃たれるとある意味爽快かもしれません。

特に、イ・ビョンホンが撃った連射できる銃がかっこよかった!あれは人がいない所で撃ってみたい!反動はすごそうですけど。

ちなみに、イ・ビョンホンの名前が思い出せず、家に帰ってからネットで調べました・・。彼のファンなら垂涎モノのシーンもたくさんありました。筋肉隆々の裸体をさらしたり、素肌に浴衣を羽織ったり。


こういう、アクション映画の割には、出てくる役者がみんな結構な年齢の人ばかり(ブルース・ウィリス、ジョン・マルコヴィッチ、ヘレン・ミレン、アンソニー・ホプキンス他)で、ヨレヨレした状態で話が進むのかと思ったら、かなりキビキビしていて驚きました。

ヘレン・ミレンが車から銃撃するシーンは最高でした(もちろん、ヘレン・ミレンの名前も知りませんでしたから調べました)。


この映画は見るならぜひ映画館で見た方が迫力があって良いと思います。でも、見なくても別に良いかな?とも思います。何も考えず、スカッとできるので、ストレス発散には良いかも。


映画のHPはこちら


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2014年01月14日

原田ひ香「東京ロンダリング」

東京ロンダリング

 原田ひ香 著
 「東京ロンダリング」
 (集英社文庫)


内田りさ子、32歳。訳あって夫と離婚し、戻る家をなくした彼女は、都内の事故物件を一ヶ月ごとに転々とするという、一風変わった仕事を始める。人付き合いを煩わしく思い、孤独で無気力な日々を過ごすりさ子だったが、身一つで移り住んだ先々で出会う人人とのやりとりが、次第に彼女の心を溶かしてゆく−。東京の賃貸物件をロンダリング<浄化>する女性の、心温まる人生再生の物語。−裏表紙より−


初めましての作家さんです。ネットでの評判が良かったので読んでみたのですが、何かとてもあっさりした内容に感じました。

裏表紙の作品紹介を読めば全てわかってしまうような、ここに全て集約されている状態です。


主人公のりさ子は、賃貸物件のロンダリングをするという珍しい仕事についています。ロンダリングというのは、「浄化する」という意味で、亡くなった人が住んでいた賃貸物件に住む仕事です。

賃貸物件で亡くなった人が出た場合、次に借りる人にはその事情を説明する必要があり、どうしても借り手がいなくなります。誰かが亡くなった部屋にすぐ住むのは嫌ですもんね・・。

自殺に限らず、事故でも、とにかく亡くなった人が出ると、その部屋に住んで浄化させるわけです。

浄化といっても、別にお祓いとかをするわけではなく、ただその部屋に住むだけ。一度でも誰かが住めば、その部屋で誰かが亡くなったことを説明する必要が無くなり、借り手も見つかりやすいそうです。


りさ子はこの仕事を淡々とこなしています。それは、彼女の過去に事情がありそうで、それが明らかになるのが楽しみでもあったのですが、意外な過去で、何か自業自得というか、そこまでの間は「悲しい人」という目で見ながら読んでいたのに、そこで見る目が変わってしまいました。

ある意味被害者でもあるんですが、私には同情する気持ちもわきませんでした。


主人公がこんな感じで好きになれず、他の登場人物たちも、ページ数が少ないせいか、あまり人物像がつかめないまま終わってしまう感じがしたんですよね。

話自体の盛り上がりももう少し欲しかった気がします。


・・と、さんざん書いてきましたが、ネットでの評価は高いです。「感動した」とか「元気になれた」とか書かれています。たぶん、私の受け取り方がひねくれていたんでしょう。

素直な方なら面白いのかもしれません。


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タグ:原田ひ香
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2014年01月13日

黒糖クッキーレーズンサンド

   黒糖クッキーレーズンサンド

黒糖の入ったクッキーに、ラムレーズンとバタークリームを挟みました。

このクッキー生地はなぜかうまく型抜きが出来ずに苦戦しました・・。でも、なんとなく出来上がりはそれなりに形になりましたけど。

間に挟んだクリームは美味しくできました。

今度は違うクッキーのレシピで作ろうと思います。


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2014年01月12日

ラムレーズンスノーボール

   ラムレーズンスノーボール

レーズンをスノーボールクッキーに入れてみました。

これ、意外と美味しく出来ました。

あまり期待していなかったのですが、美味しかったので、妙に嬉しかったです。


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2014年01月10日

買った本

あまからカルテット

 柚木麻子 著
 「あまからカルテット」
 (文春文庫)


ネットでの評判が良かったので読んでみようと思いました。


虹の岬の喫茶店

 森沢明夫 著
 「虹の岬の喫茶店」
 (幻冬舎文庫)


どうも泣く話らしい・・。これは家で読むことにしよう!

最近は、結構サクサク読めているのですが、積んでいる本は減らない・・でも、本屋に行きたいし、行ったら買わずにいられない。困ったもんです。

2014年01月08日

池井戸潤「下町ロケット」

下町ロケット

 池井戸潤 著
 「下町ロケット」
 (小学館文庫)


研究者の道をあきらめ、家業の町工場・佃製作所を継いだ佃航平は、製品開発で業績を伸ばしていた。そんなある日、商売敵の大手メーカーから理不尽な特許侵害で訴えられる。圧倒的な形勢不利の中で取引先を失い、資金繰りに窮する佃製作所。創業以来のピンチに、国産ロケットを開発する巨大企業・帝国重工が、佃製作所が有するある部品の特許技術に食指を伸ばしてきた。特許を売れば窮地を脱することができる。だが、その技術には、佃の夢が詰まっていた―。男たちの矜持が激突する感動のエンターテインメント長編!第145回直木賞受賞作。−裏表紙より−


この作品も難しかったです。今回は、いつもの金融関係の難しさに加えて、ロケットのというかエンジン部分の構造という難しさもあって、理解できていない部分は多かったと思います。

でも、いつも通り面白かったです。今まで読んだ作品の中で上位に入るくらい気に入りました。

ページ数も多いのですが、それを感じさせないくらい展開が早くて、あっという間に読んでしまえました。


ロケット打ち上げのチームで研究者として働いていた佃航平は、打ち上げに失敗したことに対して責任を取る形で退職し、父親の町工場を継ぐことになりました。物語は、佃が工場を継いで7年が経った所から始まります。

佃製作所と取引のあった会社から契約を打ち切られ、その穴埋めをしようと画策しているとき、今度はライバルメーカーから「特許侵害」という訴えをうけてしまいます。

その訴えは明らかに言い掛かりでしたが、裁判をしているというだけで、銀行は融資を断ってきますし、契約している他会社からも契約をうちきる話が出てきてしまいます。

ますます経営が苦しくなり、裁判も負けそうな、絶体絶命の状況が続きます。

きっと、この先もずっと裁判が続いていくのだろうと思って読み進めると、意外な展開が待っていました。

裁判はあっさりと、でもスカッとする形で終了するのです。

そしてそこから新たな展開が・・。今度は、佃製作所が特許をとっていたバルブシステムに、大手企業である帝国重工が興味をもってきたのです。

帝国重工はロケット開発を行っている企業で、佃製作所のバルブシステムの特許を使いたいと言って来ます。その申し出を受けると大金が手に入り、工場の経営は安定してくるとわかっているのですが、佃は自分の夢であるロケット打ち上げ成功のために、別の方法を進めることに・・。


ここからの展開は書かないでおきますが、更に苦難も待っていて、でもそれを色んなアイディアで乗り越える様子はとても面白かったですし、苦労を読みながらラストシーンまで来ると、思わず感動の涙が出ていました。

仕事ってお金のため、生活していくためにするわけですが、それだけではやはり空しくなることもあります。佃航平のように熱い想いや夢があって、それを追える環境にいられるのはとても幸せなことです。

夢ばかり追って、お金にならなければ家族はたまりませんけどね・・。でもやはり、夢を追って熱い気持ちをもって仕事をする姿はキラキラ輝いていて素敵だと思います。


さて、次はどの作品が文庫化されるかな??楽しみです。


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2014年01月06日

原田マハ「さいはての彼女」

さいはての彼女

 原田マハ 著
 「さいはての彼女」
 (角川文庫)


25歳で起業した敏腕若手女性社長の鈴木涼香。猛烈に頑張ったおかげで会社は順調に成長したものの結婚とは縁遠く、絶大な信頼を寄せていた秘書の高見沢さえも会社を去るという。失意のまま出かけた一人旅のチケットは行き先違いで、沖縄で優雅なヴァカンスと決め込んだつもりが、なぜか女満別!?だが、予想外の出逢いが、こわばった涼香の心をほぐしていく。人は何度でも立ち上がれる。再生をテーマにした、珠玉の短篇集。−裏表紙より−


表題作他「旅をあきらめた友と、その母への手紙」「冬空のクレーン」「風を止めないで」の4編収録されています。それぞれ、日常に疲れた女性が一人旅をして、癒されていく話になっています。

最初の「さいはての彼女」で出てきたナギという女性のことが気に入って、勝手に連作短編だと思い込んでしまったのですが、2編と3編には出てきませんでした。最終話に少し登場しましたが、彼女の物語をもっと書いてほしいと思います。

ナギは、ハーレーを乗り回す女性。耳が聞こえず、でも常に笑顔で明るくて、バイクをメンテナンスする技術も素晴らしく、バイク乗りたちのアイドル的な存在です。

そんな彼女に出会った涼香は、自分で作った会社で人間関係に疲れていたのですが、少しずつナギの明るさに助けられて元気になっていきました。

ナギの亡くなったお父さんも良い人なんです。彼の言葉が心に沁みました・・・内容はぜひ読んでください。


旅をあきらめた友と、その母への手紙」では、一流企業に勤めていた女性が旅に出ます。いつもはナガラという親友と2人旅をしていたのですが、今回は都合で1人旅になりました。彼女がなぜ2人で旅行することになったのか、なぜ今回は親友が来れなかったのかということが描かれていて、最後の手紙の部分では泣きそうになりました。


冬空のクレーン」では、都市開発会社で課長補佐という重役に就いている女性が旅に出ます。会社で後輩を叱責したことで、自分の会社での立場を知ることになり、自分でも驚くほど落ち込んだ彼女は、旅先で素敵な出会いをします。改めて自分のことを客観的に見つめ直すことができて、また新たな気持ちで日常に帰ることが出来るでしょう。


風を止めないで」は、他の3作と雰囲気が違います。「さいはての彼女」に出てきたナギのお母さんの話です。夫を亡くした彼女がどんな気持ちで今を生きているのか、ナギに対してどんな気持ちでいるのかなどが描かれていて、彼女の精いっぱい生きている姿に感動しました。


どの話も最後が爽やかに終わっていて、気持ちが軽くなりました。感動させられることも多く、読んで良かったと思えました。ナギや両親のことが気に入ったので、ぜひまた登場させてもらいたいです。


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2014年01月05日

いちごクリームパイ

“いちごクリーム”という物が売っていたので買ってみました。

   いちごクリームパイ

それを、どうやって食べたらいいのかよくわからず(なんで買ったんだ!?って感じですが)、パイを作って、間に挟んでみました。

作る前のイメージは“ミルフィーユ”だったのですが、全くうまく出来ず・・。

でもまあ、味は良かったので、良しとしますあせあせ(飛び散る汗)

まだクリームが残っているので色々使ってみようと思います。


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2014年01月04日

型抜きクッキー

   CIMG4873.JPG

ちょっと変わった型を買ったので、使ってみました。

ココアとバニラの生地を型抜きして、面倒でしたがなかなかかわいく出来ました。


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2014年01月03日

柴田よしき「クロス・ファイアー」

クロス・ファイア

 柴田よしき 著
 「クロス・ファイアー」
 (徳間文庫)


日本プロ野球のチームに、女性選手が入団。東京レオパーズ所属の楠田栞は、左腕で下手投げの中継ぎ投手。客寄せパンダと陰で囁かれつつも、同僚で親友の早蕨麻由と励まし合いながら、野球に恋に奮闘している。ある日栞は、臨時コーチの雲野と出会う。雲野は言う。おまえの恵まれた体と素質を活かせ、一流になれ、と。女性投手では前例のない、ある目標のための特訓が始まった・・。−裏表紙より−


この作家さん、色々な作品を書かれるんだと改めて感心しました。

これは、野球に詳しくないと書けない作品です。野球が好きな私にはぴったりの話でした。


プロ野球チームに女性選手が入団した、という設定の話で、現在の日本プロ野球ではまだ実現していないことです。私は野球が好きですし、女性ですが、プロ野球チームに女性が入団してほしいか?というとそこは賛成ではないです。

やはり、男性と女性では体力の差が歴然としていますし、超えられない壁は大きいと思うんですよね。この話に登場する栞と麻由という2人の女性選手もその差を埋められず苦しんでいます。

そりゃそうですね・・。当然、数イニングしか投げられませんから、中継ぎがメインになってきますし、彼女たちが投げることで男性ファンを呼び寄せようという思惑が見え見えになってしまいます。

プロとして雇われたからには「客寄せパンダ」で終わりたくないと思う彼女たちは、もがくことになります。しかも、自分たちが失敗したら後に続く女性がつぶされてしまうんですよね。「先駆者」としての責任が2人の肩にのしかかっているわけです。


将来が見えず、漠然と毎日を過ごしていた栞の前に、彼女を鍛えるためだけにやって来たというコーチが現れます。「女性を選手として雇うなんてあり得ない」と公然と反対していたそのコーチに特訓されることになった栞は、どうなっていくのか・・・。

思うように練習がこなせない自分にイライラして、周りのことも信じられなくなって、ボロボロになっていく栞。彼女が苦しむ姿は読んでいてつらかったです。しかも、結末が見えないまま終わってしまうんですよね・・。


解説の方が書かれているように、私も続編を希望します。ぜひ読みたいです。


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posted by DONA at 22:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:柴田よしき