2013年02月27日

買った本

トッカン

 高殿円 著
 「トッカンVS勤労商工会」
 (ハヤカワ文庫)


やっと2作目が文庫化されました!今読んでいますが、とても面白いです。


猫弁

 大山淳子 著
 「猫弁と透明人間」
 (講談社文庫)


これも待っていた文庫化。読むのが楽しみです。


ビブリア古書堂

 三上延 著
 「ビブリア古書堂の事件手帖4〜栞子さんと二つの顔〜」
 (メディアワークス文庫)


何となく続けて読んでいるシリーズ。これ以上、複雑にならないでシンプルな話で進んでほしい・・と願いつつ読んでいきます。


今月も 7冊 でした。本屋に行きたい!時間をかけてじっくりと眺めたい!

禁断症状が出ています・・。

2013年02月26日

西條奈加「はむ・はたる」

はむ・はたる

 西條奈加 著
 「はむ・はたる」
 (光文社文庫)


掏摸やかっぱらいで食いつなぐ暮らしを改めて、まっとうな商売を始めた、勝平をはじめとする十五人の孤児たち。彼らは周囲の小さな事件を解決しながら、自分たちの居場所を拓こうとする。厳しくも温かい長谷部家の人々や、口の悪い金貸しお吟らの助けも借りながら、子供たちは事件解決に奮闘する。笑いと涙が交錯する傑作に、特別書下ろし短編「登美の花婿」も収録。−裏表紙より−


「烏金」の第2弾です。今回は烏金に少し登場した勝平とその仲間たちが主役となり、話が進んで行きます。

勝平と仲間たちは、10代から3歳くらいの子どもで、それぞれ家族に捨てられ、売られた過去を持ち、売られた先から逃げた所を勝平に拾われて、共に暮らして生きています。

「烏金」のときには掏摸やかっぱらいをして食いつないでいた彼らですが、浅吉に助けられ、生きる術を教えてもらい、今では真っ当に暮らしています。

その暮らしに知恵や力を貸しているのは長谷部家の人たち。特にご隠居と呼ばれるおばあさんからはしつけや勉強まで見てもらっていますし、身元引受人として厳しく接してもらっています。

今回はその次男・柾さまも登場し、彼が勝平たちと行動することで、大きな助けとなっています。


題名の「はむ・はたる」とは、フランス語の「ファム・ファタール」という言葉のことで、存在するだけで男性を惑わせてしまう魔性の女のことだそうです。なぜこの題名が付いたのか?は、柾さまに大きく関係があるのですが、詳しい内容については書かないでおきます。

連作短編となっていて、1話ずつ語り手が変わりながら話が進みます。仲間の中でも少し年上の子どもたちの視点で進みます。メンバーは、身体の大きな玄太、お調子者の三治、計算ができるためお吟を手伝うテン(天平)、小さい子どもの面倒を見る登美、小さいけれどしっかり者で仲間のハチに想いを寄せる伊根、そして最後は仲間のリーダーである勝平。

最後の1話までは仲間たちが感じる勝平の姿が描かれているので、勝平がどれだけしっかりしているか、仲間のことをどれだけ考えているのか、仲間がどれだけ彼を信頼しているのか、がよくわかるようになっています。

まだ10代の子どもなのに、驚きのしっかり具合で、その言動には感動してしまいます。ただ、本当なら子どもらしく野山を駆け回っていて良いはずの年齢で、それだけしっかりしなければならなかった勝平がかわいそうにもなりました。

でも今の彼には、たくさんの素敵な大人や仲間がいて、きっとこれで幸せなんだろうとも思います。


まだまだ気になる勝平たちの人生。続きをぜひ読みたいと思います。続編出るかな??


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2013年02月25日

小路幸也「シー・ラブズ・ユー 東京バンドワゴン」

シー・ラブズ・ユー

 小路幸也 著
 「シー・ラブズ・ユー 東京バンドワゴン」
 (集英社文庫)


東京、下町の老舗古本屋「東京バンドワゴン」。営む堀田家は今は珍しき8人の大家族。伝説のロッカー我南人60歳を筆頭にひと癖もふた癖もある堀田家の面々は、ご近所さんとともに、またまた、なぞの事件に巻き込まれる。赤ちゃん置き去り騒動、自分で売った本を1冊ずつ買い戻すおじさん、幽霊を見る小学生などなど・・・。さて、今回も「万事解決」となるか? ホームドラマ小説の決定版、第2弾!!−裏表紙より−


第2弾は、四季で話が作られています。秋から始まって春まで。

それぞれの話ごとに、「東京バンドワゴン」にややこしい問題や事件が持ち込まれます。我南人が持って帰ることもあるのですが。

サチさんの上品な語り口で進んでいく話は、相変わらず人情とLOVEに溢れています。


赤ちゃんを置き去りにしたお母さんは、我南人に助けられ、久々に家族と再会して昔の仲を少しずつ取り戻していきそうです。

幽霊を見るという小学生は、研人に助けられ、お母さんとおばあちゃんの愛情を再び一心に受けて暮らしていけそうです。


そして何よりも、新しく堀田家に増えた2つの命!

2人のお嫁さんが一度に妊娠するのも驚きですが、安定した安らかな環境で生まれない所がこのお話らしくて笑えます。

8人もいる家族に更に2人の子どもが増え、藍子にも家族が増えて、合計3人増えるわけで・・。

次の巻では、ますます家族のメンバーの名前に混乱させられそうです。


特に大きな事件が起きるわけでもない静かな話なのに、読んでいると妙に笑えたり、懐かしい気持ちになれたりする、不思議な世界に行けるので、血なまぐさいミステリーなどを読む合間に読んでいきたいと思います。


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タグ:小路幸也
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2013年02月24日

4種クッキー

   4種クッキー

以前も作ったクッキーです。

生地を一つ作って、途中で4つに分けて、味を変えていくので、とても簡単にできます。

一気に4種類!

一度で4度美味しいってやつです。


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2013年02月21日

買った本

はむ・はたる

 西條奈加 著
 「はむ・はたる」
 (光文社文庫)


「烏金」の続編です。1作目が面白かったので、読むのが楽しみです。


今回は時間が無くて、1冊しか買えず・・。本屋さんでゆっくりウロウロしたい!!

2013年02月20日

赤川次郎、有栖川有栖 他「金田一耕助に捧ぐ九つの狂想曲」

金田一耕助に捧ぐ九つの狂想曲

 赤川次郎、有栖川有栖 他 著
 「金田一耕助に捧ぐ九つの狂想曲」
 (角川文庫)


もじゃもじゃ頭にぼんやりした姿。だがひとたび事件が起これば誰よりも鋭く謎を解き、犯人の心に潜む哀しみを見抜く、心優しき名探偵。横溝正史が生んだ日本を代表する探偵が現代作家の手でいま、甦る! 金田一耕助に正面から挑んだ快作から、ある事件の「その後」の姿を描いたパラレル作、近田一耕助や金田耕一、錦田一コンビ、金・田・一トリオが活躍する変奏作まで。趣向を凝らした豪華オマージュ競演!−裏表紙より−


読んだことのない作家さんがたくさんいました。気に入ったかも・・と思ったらもう亡くなっている方だったりして残念なこともありましたが、他の作品も読んでみようかな?と思う物もありました。

とりあえず、金田一耕助について詳しくない私では楽しめない作品もあったのが残念でした。だったら読むなよって感じですが。


やはり一番気に入ったのは
柴田よしき「鳥辺野の午後」です。金田一らしくない雰囲気で(と言っても、金田一らしい雰囲気がよくわかっていませんが)、これだけ単独の話でも良いくらいでした。女性同士の友情というのは怖いな〜と同性ながらゾッとしました。最後に一捻りあったのも良かったです。

他、印象に残ったのは
小川勝己「愛の遠近法的倒錯」菅浩江「雪花 散り花」服部まゆみ「松竹梅」の3作品。

愛の遠近法的倒錯」は、結構ありがちな設定ではあるのですが、物悲しくてドロドロしている感じが、金田一らしいのではないか?と思いました(私の個人的な見解ですが)。

雪花 散り花」は、話の内容というよりも、登場人物の名前が面白かったです。キムという韓国人とデンちゃんという友人、更に“一”と書いて“ニノマエ”と読む後輩という3人で、それぞれの名前を並べると「金・田・一」・・・なるほど〜。感心しました。

松竹梅」は、ありがちなお家騒動かと思いながら読み進めてみると、実はもっと深い物があって、後味の悪い結末だと思っていたら、どんでん返しが待っていて、それが更に心地悪い結末でした・・。


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2013年02月17日

ハートチョコクッキー

   ハートチョコクッキー

バレンタイン用に作ったクッキーです。

とはいえ、渡す相手はいないんですけどねあせあせ(飛び散る汗)

職場に持って行って、みんなで食べました。

まあ、雰囲気を味わったってことで。


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2013年02月15日

乃南アサ「自白」

自白

 乃南アサ 著
 「自白」
 (文春文庫)


“アメリカ淵”と呼ばれる渓谷で発見された女性の全裸死体。手がかりは仏が身につけていたネックレスただひとつ・・・。警視庁捜査一課の土門功太朗は、徹底的な地取り捜査で未知の犯人ににじり寄る。やがて浮かんだ容疑者。息詰まる取調室の攻防。懐かしの昭和を舞台に、男たちの渋い仕事っぷりを描いたノスタルジー刑事小説。−裏表紙より−


あらすじにもあるように、昭和の時代が舞台になっています。私が子どもの頃の話なので、色々と懐かしい出来事が描かれていて、その部分でも楽しめました。

一番懐かしかったのは500円玉の登場! 若い人はもう知らないでしょうね〜。私が子どもの頃は500円札でおこづかいをもらっていたので、硬貨になると同じ値段なのに価値が下がる気がして嫌で、母親にお札を残しておいてほしいと頼んだ覚えがあります。


まあそんなことはともかく・・・。



アメリカ淵」「渋うちわ」「また逢う日まで」「どんぶり捜査」の4話が収録されています。連作短編なのですが、時系列は順番通りではありません。

土門という刑事が主人公なのですが、娘二人を持つ中年男性で、好きになれるか不安だったのですが、そんな心配は無く、すぐに好きになり一気読み状態でした。

1話に1つの事件が起きて、それを捜査一課の刑事たちが捜査し解決していくわけですが、土門はその刑事たちを束ねる役柄。とはいえ、トップというわけではなく、中間管理職的な立場で、現場にも出向きますし、取り調べもします。

彼が最後にどんな風に捜査内容をまとめて、どんな風に取り調べで容疑者を落とすのか? 気になって次々ページをめくっていました。

良い味を出しているおじさん・・と言った感じ。


昭和が舞台なので、戦争が終わり、高度経済成長・・と、大きく変化を見せる日本が生み出した事件や犯罪者が、良い雰囲気を作品全体に醸し出しています。


新シリーズということなので、次作が発売されるのも楽しみに待つことにします。



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2013年02月14日

買った本

シー・ラブズ・ユー

 小路幸也 著
 「シー・ラブズ・ユー 東京バンドワゴン」
 (集英社文庫)


1作目が面白かったので、続きを購入。読むのが楽しみです。


金田一耕助に捧ぐ九つの狂想曲

 赤川次郎・有栖川有栖・他 著
 「金田一耕助に捧ぐ九つの狂想曲」
 (角川文庫)


金田一耕助については全くと言って良いほど知識が無いのですが、北森鴻さん、柴田よしきさんの作品もあるので、買ってみました。

2013年02月13日

矢崎存美「ぶたぶたの休日」

ぶたぶたの休日

 矢崎存美 著
 「ぶたぶたの休日」
 (徳間文庫)


大学の卒業間際になっても、自分の将来が決められない。そんなとき、親に勧められたお見合いの相手がいい人で、とんとん拍子に結婚が決まってしまった。順調な日々とは裏腹に不安を抱えたある日、街中で占いをしているピンク色をしたぶたぬいぐるみを見つけて・・。山崎ぶたぶたさん(♂ 妻子持ち)と出会った人々の心の機微。珠玉の四篇を収録したハート・ウォーミング・ノベル。−裏表紙より−


「約束の未来」「評判のいい定食屋」「女優志願」の3編の前後に「お父さんの休日」という短編が収録されています。

ぶたぶたさんは、相変わらず様々な職業に就いています。


約束の未来」では、見習の占い師になっています。裏表紙の折り返しを見ると、そのかわいらしい姿が描かれていますハートたち(複数ハート) ぜひ見て下さい。この話では、将来が決められず、何となく結婚することになった女子大生がぶたぶたさんに癒されます。

評判のいい定食屋」では、定食屋の店員。空になった食器を頭をつぶしながらかついて片付ける様子がかわいいです。この話では、単身赴任の夫を持つ妻が、ぶたぶたさんに癒されます。

女優志願」では、刑事。以前読んだ「刑事ぶたぶた」と同じ設定です。若手の刑事と共に捜査をしていくぶたぶたさんが素敵です。でもこの話は今までと少し毛色が違う雰囲気で、かなりミステリー調です。転落死した男性が自殺なのか他殺なのか、それとも事故なのか・・という部分が気になり、ぶたぶたさんの存在がしばらく薄かったです。

でも、最後の場面でやっぱりぶたぶたさんだな〜と思える所があり、私も癒されました。


間に挟まっていた「お父さんの休日」という題名の4話は、ぶたぶたさんの日常が描かれています。何となく見かけたとか、少し接点を持った人たちが、その存在に癒されていく・・という静かで、でもクスッと笑える内容でした。


また次も再版されることを願って待つことにします。


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2013年02月12日

今野敏「罪責 潜入捜査」

罪責

 今野敏 著
 「罪責 潜入捜査」
 (実業之日本社文庫)


平凡な一家を蹂躙するヤクザに佐伯の怒りが爆発する!
元マル暴刑事・佐伯涼が環境犯罪に立ち向かう、『潜入捜査』シリーズ第4弾。小学校に不法投棄された使い捨て注射器で、子供がB型肝炎に感染した。廃棄物回収業者の責任を追及する教師の家族に、ヤクザの暴力が襲いかかる。教師は命を奪われ、長男は自動車事故、高校生の長女は監禁、強姦−激しい怒りに駆られた佐伯は、古代拳法を武器にヤクザに闘いを挑む!
−裏表紙より−


内容に深みが無くて、あっさり終わるので、なんでこんなに読みたくなるのかよくわからないシリーズなのですが、新刊が次々出ているのを見ると、つい追いかけてしまいます。

登場人物たちの魅力だけで楽しめるシリーズです。


今回のヤクザたちの、女子高生に対する仕打ちはかなりひどくて、出来るだけ想像しないように、被害者の気持ちにならないように気を付けないと読み進められないくらいでした。

被害者の高校生だけではなく、その母親の気持ちも想像すると辛かったです。

彼女と母親の今後の人生が心配でたまりません。すごくあっさりと心を開いたような場面がありましたが、絶対にそんなことはあり得ないと思います。

本当に今回は読みにくかったです。


ただ、アクションの場面では相変わらず佐伯がかっこよくて無敵で、かなり強いはずの奴を相手にしても怯むことなく、冷静に戦える強さが素敵でした。

まあ、組長に対する暴力はどうか?と思いますが。目には目を的な考えと行動にちょっと呆れました。

良いのか?これで。


また新刊が平積みされているのを見かけたので、早く次も読もうと思います。



<潜入捜査シリーズ>
「潜入捜査」
「排除」
「処断」


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2013年02月11日

食パン

   メープル入り食パン

食パンの型を使って、四角い食パンを作りたかったのですが・・。

山型のパンになってしまいました。しかも、膨らみも足りないバッド(下向き矢印)

   メープル入り食パン 断面

断面はこんな感じ。一応、それなりにフワッとしていると思うのですが。


またリベンジしようと思います。


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2013年02月10日

型抜きクッキー

   クッキー


ストレスが溜まってくると作りたくなるクッキー。

生地を伸ばして、型を抜いて・・を繰り返していると、頭の中が空っぽになって良いんですよわーい(嬉しい顔)

味も良かったです。


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2013年02月09日

買った本

罪責

 今野敏 著
 「罪責 潜入捜査」
 (実業之日本社文庫)


シリーズの4作目。また新作が出ていたので、早く追いつきたくて焦って購入です。もうすでに読み終わっています。


自白

 乃南アサ 著
 「自白」
 (文春文庫)


新シリーズだそうです。面白かったら良いな〜。


ぶたぶたの休日

 矢崎存美 著
 「ぶたぶたの休日」
 (徳間文庫)


また新しく再版されました!!今読んでいますが、やっぱり面白いです。


2013年02月08日

今野敏「初陣 隠蔽捜査3.5」

初陣

 今野敏 著
 「初陣 隠蔽捜査3.5」
 (新潮文庫)


警視庁刑事部長を務めるキャリア、伊丹俊太郎。彼が壁にぶつかったとき頼りにするのは、幼なじみで同期の竜崎伸也だ。原理原則を貫く男が愛想なく告げる一言が、いつも伊丹を救ってくれる。ある日、誤認逮捕が起きたという報に接した伊丹は、困難な状況を打開するため、大森署長の竜崎に意見を求める(「冤罪」)。『隠蔽捜査』シリーズをさらに深く味わえる、スピン・オフ短篇集。−裏表紙より−


待ちに待った文庫化!買ったとたんに一気読みしそうになり、勿体無くてわざと時間を空けたりしてしまいました。

3.5という不思議な番号が付いていることからもわかるように、この作品は竜崎ではなくて、同期で幼馴染の伊丹が主役となっています。伊丹から見た竜崎・・という構図になっていて、ファンにはたまらない作品です。

何よりも、伊丹ファンには最高の一冊ではないでしょうか?(私は竜崎の奥さん・冴子のファンですが)
伊丹が普段どんなことを考えているのかよくわかりました。意外だったのは、彼が色々と周りに気を使って、組織が円滑に進むように、嫌われないように演技をしているということ。

本能のままに動いてああいう行動になるのかと思えば、苦労しているのがわかって驚きました。


また、隠蔽捜査シリーズを読んできている人にとっては、ニヤッとできる場面がちりばめられていて、それも楽しめます。話の流れにも沿っていますから、このエピソードはあの話のことだな・・とかわかって面白いです。

特に「試練」という話は、竜崎が恋に苦しんだ「疑心」の裏話的のようになっているので、竜崎の苦しみを思い出しながらニヤニヤしてしまいました。


伊丹が困る度に竜崎を頼るのには笑えました。電話をかけてきた伊丹に対して相槌も打たずに聞く竜崎の姿も彼らしくて、目に浮かぶようでした。

反目し合っているようでいて、実はやっぱり良いコンビなんだと思うと嬉しくて、早く次の作品が読みたくなりました。早く2人の活躍が見たいです。



<隠蔽捜査>
「隠蔽捜査」
「果断」
「疑心」


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2013年02月07日

万城目学「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」

かのこちゃんとマドレーヌ夫人

 万城目学 著
 「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」
 (角川文庫)


かのこちゃんは小学1年生の女の子。玄三郎はかのこちゃんの家の年老いた柴犬。マドレーヌ夫人は外国語を話せるアカトラの猫。ゲリラ豪雨が襲ったある日、玄三郎の犬小屋にマドレーヌ夫人が逃げこんできて・・。元気なかのこちゃんの活躍、気高いマドレーヌ夫人の冒険、この世の不思議、うれしい出会い、いつか訪れる別れ。誰もが通りすぎた日々が、キラキラした輝きとともに甦り、やがて静かな余韻が心の奥底に染みわたる。


初めましての作家さんで、以前から気になっていたのですが、なぜか読まずにいました。

不思議な雰囲気の漂う世界観で、なかなか面白かったです。ただ、この作品は他とは少し違うようなので、これが気に入ったからといって他も気に入るかはわからないのかもしれません。


かのこちゃんという小学1年生の女の子の成長物語・・なのですが、それだけではなく、かのこちゃんの家に迷い込んで来た猫のマドレーヌの物語も描かれています。

マドレーヌが「夫人」という称号付きで呼ばれるのは、かのこちゃんの飼い犬・玄三郎と夫婦だからです。犬と猫が夫婦?とその時点でも不思議な感じですよね。マドレーヌはなぜか玄三郎の言葉だけは理解でき、玄三郎もマドレーヌの言葉だけは理解できるのです。すっかり気が合った2人(あえて「人」と書きたい)はひそかに夫婦として、いつもそばで過ごすようになりました。

その事実は、飼い主であるかのこちゃんの両親は知りません。犬や猫は話せませんから。でも、かのこちゃんは何となく2人が夫婦であることを知っていて、何かと手助けをしています。

特に玄三郎が病気になったときには、マドレーヌと離さないように、そばにいさせるように両親に訴え、2人を一緒に過ごさせました。お陰で静かな最期を迎えることができたのでした。


かのこちゃんは、指吸いを止めたとたんに、知識欲が溢れ出たという、不思議な女の子。父親に難しい言葉をたくさん教えてもらい、その意味も聞いてお気に入りの言葉をたくさん持っていました。

小学生になって初めて親友と呼べる友だちができ、更に成長を見せたかのこちゃん。その親友との別れがあっても、力強く乗り越えていきます。彼女たちはきっとこれからも親友でいられるでしょう。


かのこちゃんも知的で不思議でかわいらしいのですが、私が特に気に入ったのは、かのこちゃんのお父さんです。かのこちゃんが繰り出す様々な質問にも丁寧に答えますし、「鹿と話せる」など面白い発言もして、魅力的なんです。

最後の文章も素敵でした。
あと、もう少し、マドレーヌを待とうと決めた。
かのこちゃんの純粋な想いと、マドレーヌ夫人の姿が目に浮かぶようで、きれいな余韻が残りました。


他の作品も読んでみようかな?・・でも、少し間を空けようかな?と迷い中です。



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タグ:万城目学
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2013年02月06日

買った本

初陣

 今野敏 著
 「初陣 隠蔽捜査3.5」
 (新潮文庫)


大好きなシリーズ。やっと文庫化されたので、急いで購入しました。


今回は時間が無くて、1冊だけ新刊コーナーでつかんで買って出てきましたもうやだ〜(悲しい顔)

ゆっくり見たかったな〜。



2013年02月05日

西條奈加「烏金」

初めましての作家さんです。

鳥金

 西條奈加 著
 「烏金」
 (光文社文庫)


因業な金貸し婆・お吟のもとへ押しかけ、金貸し業の手伝いをする浅吉。新しい発想で次々と借金をきれいにし、貧乏人たちを助ける彼には、実は秘密があった。大金を得るべく浅吉が仕掛ける真の目的はいったい・・。日本ファンタジーノベル大賞作家が江戸を舞台に描いた痛快時代エンターテインメント小説。文庫だけのオリジナル短編「勘左のひとり言」収録。−裏表紙より−


烏金というのは、朝借りて夜には返す借金のことで、商売人がその日の仕入れのために借りることが多いようです。


江戸へ出てきた浅吉は、金貸しの老女・お吟のもとへ転がり込み、金貸し業の手伝いを始めました。

彼は、ただ借金の取り立てをするのではなく、算術を駆使して、独自の方法で借金をしている人に借金を返す方法を教えます。町人には町人の、武士には武士の生き方や、生活スタイルがあって、それもきちんと考慮しながらアドバイスをして、どうすれば借金を返せるようになるのか?を共に考えていきます。借金取りなのに、妙に感謝されるようになり、お吟は不思議がります。

ただ、彼には何か秘密がありそうで、お吟に対して企んでいることがあるようです。


初めは得体の知れない雰囲気を持つ浅吉に、戸惑う感じでしたが、彼が出すアイディアやアドバイスを読んでいるうちに、どんどん好きになりました。

借金をする人の心情もよく理解していて、返しやすい気持ちになるようにうまく誘導していくのですが、その方法は「なるほど」と納得できる物が多かったです。


始めから浅吉の謎が気になり、その謎解きを知りたくて、次々と読み進める感じでした。特別、号泣するような話があったわけではないですが、感動する部分も多く、最後まで面白く読めました。

時代小説ではありますが、特に難しい言葉も出てきませんし、普段あまり読まない方でも読みやすい作品だと思います。


この話には続きがあるようなので、ぜひ読みたいと思います。


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2013年02月04日

藤堂志津子「独女日記2 愛犬はなとのささやかな日々」

独女日記2

 藤堂志津子 著
 「独女日記2 愛犬はなとのささやかな日々」
 (幻冬社)



初めましての作家さんです。普段ほとんどエッセイというものは読まない私ですが、題名に惹かれて「本が好き」で献本申し込みしました。「独女」だなんて、私にぴったりな言葉!・・と思ったわけです。

この作家さんは63歳ということで、私よりかなり先輩です。なので、共感できる部分と、まだわからないな・・という部分とがありました。


大きく共感したのは、自分が死んだあとのことは生きてるひとびとの好きなようにすればいい、と本気で思うようになってはいるけれど、たったひとつの気がかりは、孤独死の放置。孤独死はとっくに覚悟しているけれど、放置、だけは、どうにかして避けたいものだと考えるたびに悩みぬく。という部分。私も孤独死の覚悟はしているつもりです。でも、死んで嫌な臭いを発するまで発見されないのは、申し訳ないと思うんですよね・・。発見した人に迷惑を掛けるな〜と思ってしまいます。

なので、ボケないうちに、早めに施設に入ることを考えないと・・とか今から考えています。まあ、実際にそのくらいの年齢になったら考えが変わってしまうのかもしれませんが。


まだ共感できないのは、本を処分しようとすること。

身辺整理というか、できるだけ荷物を減らそうとする努力はまだ出来ていませんし、荷物多い自覚はありますが、減らせません。本は特に難しいです。

きっと二度と読まないと思う本は売ることもありますが、まず「二度と読まない」という判断を下す本が少ない・・。気づけばどんどん本は増えていきます。新しく買った本棚の可動棚をどれだけ動かしたことか!1段に前後2列に並べるのは当たり前ですし、それでも足りなくなっています。

そんな私も作家さんくらいの年齢になったら減らせるのかな??


この本は副題に「愛犬はなとの〜」とあるだけあって、飼っている犬の話がずっと出てきます。犬の話をされても興味が無い私には読みにくい部分もありました。かなり犬をかわいがっておられる描写があって、そこはよくわからない感情でした・・。


エッセイというのもたまには良いかな?と思える、とても穏やかな流れの本でした。


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タグ:藤堂志津子
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2013年02月03日

シナモンパイ

   シナモンパイ


シナモンとグラニュー糖しか入っていないのに、あまりシナモンを感じないという不思議なパイ。

これなら私も食べられまするんるん

パイ生地作りも、すっかり慣れてきました。


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