2013年01月31日

吉川英梨「エリカ 女性秘匿捜査官・原麻希」

エリカ

 吉川英梨 著
 「エリカ 女性秘匿捜査官・原麻希」
 (宝島社文庫)


警視庁捜査一課にて、史上最凶の“犯罪脚本家”である背望会リクルーターを逮捕するという使命を受けた原麻希のもとに、河川敷でリクルーターの自殺体があがったとの連絡が入る。他殺を疑い、捜査を続ける麻希。そこへ、テロ集団背望会のフォロワーを名乗る「続・背望会」から、背望会の黒幕であったアゲハの釈放を要求する脅迫メールが届く−。映像化でも話題となった、人気警察小説シリーズ最新作−裏表紙より−


今回で終わるのかと思ったのに、やはり引っ張りました。しかも、妙に気になる謎を残して終わっています。次こそ終わりかな?


前作でとうとう、リクルーターの名前が判明しました。麻希は伊達警視正から13係というリクルーターを逮捕するためだけに設置された部署を率いるように命じられます。

名前もわかり写真も手に入れ、いよいよ逮捕するだけとなった矢先、リクルーターの自殺体が発見されました。焼身自殺をしたとされるその遺体は、DNA鑑定の結果、リクルーターだと判明しました。

それを聞いた麻希は「他殺ではないか?」と疑いをもち、捜査を進めます。13係には茶谷という一見、頼りない感じの刑事しかいませんが、彼と2人で何とか捜査をしていきます。


ここでまず私は、あんなに翻弄されたリクルーターがそんなあっさりと死ぬか?という疑問をもちました。麻希が「他殺では?」と疑いますが、「本当にリクルーターなのか?」という疑問はもたないことにも納得できませんでした。いくらDNAが証明したとはいえ、彼ならそれくらいどうにでもできそうなのに・・。

しかも「警察内部に共犯がいる」とまで思っているのなら、余計にすり替えることはできそうだとか思わないのか?頭がキレるんだかぼんやりしているんだかよくわからない人です。

彼の生い立ちを調べて、かなり壮絶な幼少期を過ごしてきたことがわかります。確かに同情できる部分はあるのですが、それでも彼の犯した罪は許せません。小さいうちに何とかできなかったのか・・そればかり考えてしまいました。


今回の犯人というか、黒幕については早い段階でわかってしまいました。パターン化していますからね〜。そんなに信用したらダメでしょう!と思っていた人がやはり・・でした。

最後にはそれ以上に気になる謎が残りましたし、麻希の人生もどうやら転機を迎えそうなので、続きも気になります。

次は、もう少し健太を活躍させてほしいです。彼の存在の必要性がなくなってきた気がするので。


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2013年01月30日

原田マハ「一分間だけ」

一分間だけ

 原田マハ 著
 「一分間だけ」
 (宝島社文庫)


ファッション雑誌編集者の藍は、ある日ゴールデンレトリバーのリラを飼うことになった。恋人の浩介と一緒に育て始めたものの、仕事が生きがいの藍は、日々の忙しさに翻弄され、何を愛し何に愛されているかを見失っていく・・・。浩介が去り、残されたリラとの生活に苦痛を感じ始めた頃、リラが癌に侵されてしまう。愛犬との闘病生活のなかで、藍は「本当に大切なもの」に気づきはじめる。−裏表紙より−


あらすじを読んだら、すべて書かれているので、話の流れはこれでわかると思います。泣かずに読めるわけない!ってわかりますよね?

案の定、何度も泣いてしまいました。特に後半は号泣・・。家でしか読めませんよ、これは。犬を飼ったことのない私でもこれだけ泣いたんですから、飼ったことがある人は、大変だと思います。


犬だけでなく、生き物を飼うということの難しさと責任の重さ、命の大切さなどがよくわかる作品でした。私は小さいころから、犬を飼いたいと思ったことはありません。自分には無理だと思っていたからなのですが、これを読んで、更にその思いが強くなりました。

「かわいい」というだけでは飼えないのがよくわかりました。自分がどれだけ疲れていても、犬の散歩や餌やりは省くわけにはいきませんし、もし病気になったら、看病も必要です。

それを負担に感じても、物のように捨ててしまうことはできません。最期まできちんと世話をして、看取って送るまでは、何があっても責任をもたなければならない・・。

その覚悟が無いなら初めから飼ってはいけないんです。

でも、どれだけ覚悟して飼っても、どうしても疲れてしまうことはあると思います。そんなとき、ぜひこの作品を読んでほしいと思います。

リラの飼い主である藍も、恋人と別れ、仕事に追われ、一瞬「リラさえいなければ」と思ってしまうことがあります。それでもボロボロになりながらも必死で共に暮らし、前を向いて生きていくのです。

これから犬など飼おうと思っている方、今すでに飼っていて疲れている方、ぜひ読んでください。



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2013年01月29日

買った本

鳥金

 西條奈加 著
 「鳥金」
 (光文社文庫)


ネットで感想を読んで、面白そうだったので購入です。面白かったら良いな・・。


かのこちゃんとマドレーヌ夫人

 万城目学 著
 「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」
 (角川文庫)


単行本のときから気になっていました。文庫になったのでさっそく購入です。


今月買ったのは 7冊 驚きの少なさ!
去年から読んでいた本が時間かかったのと、借りた本や献本など、買わなくても読む本がたくさんあったせいもあります。

まだ、借りている本があるので、来月もあまり買わないかな??

読みたい本はあるのですが。

2013年01月28日

高野和明「幽霊人命救助隊」

幽霊人命救助隊

 高野和明 著
 「幽霊人命救助隊」
 (文春文庫)


浪人生の裕一は、奇妙な断崖の上で3人の男女に出会った。老ヤクザ、気弱な中年男、アンニュイな女性。そこへ神が現れ、天国行きの条件に、自殺志願者100人の命を救えと命令する。裕一たちは自殺した幽霊だったのだ。地上に戻った彼らが繰り広げる怒涛の救助作戦。傑作エンターテインメント、遂に文庫化! 解説・養老孟司−裏表紙より−


題名でビビッていた私。もっと早く読んでおけば良かったと後悔するくらい面白かったです。笑いあり、涙あり、人生の教訓もあり・・。


東大受験に失敗した裕一は、自分に過度な期待をしてプレッシャーをかけ続けた両親を恨んで、首吊り自殺をしました。自殺したことを後悔しながらたどり着いた所には、3人の男女がいました。

老ヤクザ・八木、気弱な中年男・市川、紅一点・美晴。彼らも裕一と同じように自殺をしていました。集められた3人に神様が与えたのは「100人の自殺志願者を救う」という任務。・・いや、任務というより罰とか、罪滅ぼしと言った方が良いかもしれません。その任務をクリアすれば、天国に行けるということで、さっそく地上に戻った4人の幽霊。

詳しい説明を一切受けずに地上に戻されたので、しばらくはどうやって自殺志願者を探せばいいのかさえもわからない状態でした。試行錯誤を繰り返し、何とか救う方法を見つけ出すのですが、今度はどうやって自殺を思い止まらせるかが問題になります。


自殺を考える人は、みんな考えが一方にしか向かない状態になっていて、いくら説得しても、頭から悪い方、悪い方へと決めつけていってしまうため、なかなか思い止まりません。

4人は、自分たちの経験も踏まえながら、様々な言葉で説得していきます。


「自殺」という重いテーマで書かれているので、暗いイメージをもちそうですが、助けようとがんばる幽霊たち4人の言動が妙に笑える部分があり、そのお陰で少し明るくなっています。

もちろん、シリアスな部分も多く、何度も泣きそうになってしまいました。電車の中じゃなかったら号泣だったと思います。母子の話とか弱いんですよね〜。


「自殺はダメ」というのは簡単に言えます。でも、そんな考えにまで思い詰めてしまった人をどうやって助ければいいのか、本当に難しい問題だと思います。日本では毎年驚くほどの自殺者がいます。私は「死ぬ勇気があるなら何でもできる」という考えで、「自殺」をするのが一番勇気がいることだと思っています。

でもこの話を読んで、誰にでも自殺を考える瞬間って起こり得るんだというのを思い知らされた気がしました。私だっていつそんな考えをするかわからないんですよね。そうなるまでに誰か一人でも声を掛ける人がいれば・・。

八木さんの言った「未来が定まっていない以上、すべての絶望は勘違いである」という言葉が印象に残りました。本当にそうですね。思い詰める前に、一歩引いて見直す力があればきっと世界は変わるはず。

色々考えさせられた作品でした。 



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2013年01月27日

きなこパン

   きなこパン

お正月に使ったきな粉がまだ余っていたので、使い切りたくて作ってみました。

きな粉のクリームをパン生地に巻き込んで焼きました。

きな粉らしさも残っていて、でもクリーミーで美味しかったです。

見た目は相変らずヒドイですが・・バッド(下向き矢印)


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2013年01月26日

小路幸也「東京バンドワゴン」

東京バンドワゴン

 小路幸也 著
 「東京バンドワゴン」
 (集英社文庫)


東京、下町の古本屋「東京バンドワゴン」。この老舗を営む堀田家は今は珍しき8人の大家族。60歳にして金髪、伝説のロッカー我南人。画家で未婚の母、藍子。年中違う女性が家に押しかける美男子、青。さらにご近所の日本大好きイギリス人、何かワケありの小学生までひと癖もふた癖もある面々が一つ屋根の下、泣いて笑って朝から晩まで大騒ぎ。日本中が待っていた歴史的ホームドラマの決定版、ここに誕生!!−裏表紙より−


ずっと気になっていたこの作品。あらすじにある「ホームドラマ」という文句に引っかかりを感じてしまい、手に取らずにいました。「ホームドラマ」に興味が無いんですよね・・。

アンソロジーなんかでこの作家さんの作風が気に入ったので、やっと読んでみることにしました。


2年前に亡くなったサチさんが幽霊となって、一家の様子を語る・・という方法で、話が進められます。彼女の口で語られているので、話言葉で書かれています。

それに慣れるまで時間がかかってしまい、しばらくは話に入り込めない感じがしました。更に、家族の人数が多いため、誰が誰だかわからなくなるのも困りました。しばらくは登場人物紹介のページに指を挟みながら読んでいました。

ただ、その家族の人たちのキャラクターが個性的で、その言動に笑ってしまっているうちに、気づけば話しに入り込んでいました。家族のことが好きになる頃には、サチさんの語り口調も心地よくなっていました。


家族の元に持ち込まれる事件や厄介事を家族がそれぞれの持ち味を生かして、力を合わせて解決していきます。

笑えるのが、我南人というサチさんの息子。もう孫もいるのですが、全く落ち着く様子も無く、ロッカーという肩書を持ってフラフラと根なし草のように暮らしています。フラッと家を出て、何日も帰ってこないことも。

そんな彼がたまにきちんとした良いことを言うのが笑えて仕方なかったです。「LOVEだねぇ」だそうな・・わけわかりませんねぇわーい(嬉しい顔)あせあせ(飛び散る汗) 家族にこんな人がいたらイラッとしそうですが、離れてみている分には面白くて良いですね。


これはシリーズ化されていて、もう何冊か出ているようです。次も読むことにします。


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タグ:小路幸也
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2013年01月25日

ボブ・バーグ/ジョン・ディビッド・マン「ひとを動かす技術」

ひとを動かす技術

 ボブ・バーグ/ジョン・デイビッド・マン 著
  川村透 訳
 「ひとを動かす技術」
 (大和書房)


世界ナンバーワン・メンターが絶賛する人心掌握の至高の名著。初めて部下を持った人からコンビニの店長、大企業の社長まで必読の書!


私は全く上に立つ器は無く「人を使うよりも使われている方が気が楽」という考えで仕事もしてきたのですが、最近、自分が上に立つ必要が出てきて、悩んでいたときにこの本が「本が好き!」で献本されていたので、申し込むことにしました。


いわゆるビジネス書みたいな物で、人を動かすために必要なことが箇条書きのようにして書かれているんだろうと思って読み始めると驚かされます。

なぜか、普通の小説のようにストーリーがあったのです。


主人公はベンというビジネスマン。ある会社に合併話を持ちかける仕事をしています。その合併先の会社で彼に課せられたのは、1週間で500人の社員から「イエス」を引き出すこと。

ベンがその会社でスピーチを行い、その反応の悪さに落ち込んでいるとき、友人の知人だったエルおばさんと出会います。

何度か彼女とランチを共にしながら、様々なアドバイスを受けたベンは、自分がこの1週間、どのように動き、働きかけていけば、全員が賛成してくれるのか?を見つけていきます。


箇条書きになって、説明臭い書き方されるよりも、ストーリーを作って書いてもらった方が、読みやすくてよかったのですが、いつも小説を読んでいる私にとっては、逆効果だった気もします。

ストーリーばかりを追ってしまって、読み終わったときに、せっかくベンが身につけた技術を覚えていなかったんですよね・・。

そのことに気付き、読み終わってからもう一度大事な所を読みなおしました。彼が覚えたこと、自ら気づいたこと、教えてもらったことなどをノートに書き込んでくれたので、その部分を読めば大事なことはわかる!


その中で私が「なるほど」と思ったのは、「自分の志の原点を決して忘れてはいけない」「地に足をつけておく 自ら泥まみれになる そして、自分を信じる」「言葉で伝わるものはごくわずか。行動で伝わるものはそれ以上だが、いちばん伝わるのは、自分が何者であるかという自分のあり方である」「大切なのは、自分のことではなく、相手がどうなるかである」「リーダーは、人々の大事な思いを託されているが、自分こそが大事な存在だと思ってはいけない」

特に「自分を信じる」・・これが難しいなと思いました。誰よりも自分のことだけは信じられませんから・・。


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2013年01月24日

買った本

幽霊人命救助隊

 高野和明 著
 「幽霊人命救助隊」
 (文春文庫)


気になっていたのですが、題名が不安で、ずっと買えずにいました。怖い話が本当に苦手なので「幽霊」とか言われると敬遠してしまうんです・・。

でもネットでの評判を見ていると、怖さは無さそうなので、読んでみることにしました。


エリカ

 吉川英梨 著
 「エリカ 女性秘匿捜査官 原麻希」
 (宝島社文庫)


シリーズ最新刊!どういう展開を見せるのか楽しみです。


2013年01月23日

薬丸岳「悪党」

悪党

 薬丸岳 著
 「悪党」
 (角川文庫)


探偵事務所で働いている佐伯修一は、老夫婦から「息子を殺し、少年院を出て社会復帰した男を追跡調査してほしい」という依頼を受ける。依頼に後ろ向きだった佐伯だが、所長の木暮の命令で調査を開始する。実は佐伯も姉を殺された犯罪被害者遺族だった。その後、「犯罪加害者の追跡調査」を幾つも手がけることに。加害者と被害者遺族に対面する中で、佐伯は姉を殺した犯人を追うことを決意し・・・。衝撃と感動の社会派ミステリ。−裏表紙より−


以前読んだ「刑事のまなざし」も色々と考えさせられ、悩みながら読んだのですが、今回の作品も重かったです。「刑事のまなざし」は主人公が柔らかい雰囲気を出す人だったのでまだ明るさもあったのですが、今回は暗さもあって重みが増した気がしました。


話は、佐伯修一が子どもの頃から始まります。プロローグの最後で、姉・ゆかりが暴行を受け、殺害されてしまいます。その遺体を修一は見てしまったことで、心の傷を負ってしまいます。

そして話は10数年後に飛び、修一は探偵事務所で働いています。警察官になったのに、数年前に懲戒免職になり、所長・木暮に拾われたのです。

その事務所に依頼にやって来たのは、ある老夫婦。「息子を殺した男が今どうしているのか知りたい」という依頼でした。居場所を突き止めた修一に対し、老夫婦は更に「彼が今、事件のことを反省しているのかどうか知りたい」と依頼します。反省しているかどうか、彼のことを許せるかどうか、は修一の判断に任せると言われ、相手に近づくことにします。

殺人事件を犯した男と話すうちに、姉の事件とも重ね合わせてしまい、苦しむ修一。老夫婦に出した答えが、また新たな事件を生むことに・・。


加害者と被害者遺族、両方に関わることで、姉の事件をどうしても思い出して、「自分ならどう思うのか」「姉を殺した犯人は反省しているのか」「反省していたら許せるのか」など、悩み苦しむ修一の様子は、読んでいても辛かったです。

気持ちがわかる、なんてことは簡単に言えませんが、どうすれば彼が救われるのか?一緒になって悩みながら読み進める感じでした。


修一の父親が久しぶりに会った息子に対して言った「いつでも笑っていいんだぞ。いや、笑えるようにならなきゃいけないんだぞ。おれたちは絶対に不幸になっちゃいけないんだ」というセリフに涙しました。本当にそうだと思います。被害者遺族が不幸になってはいけないんですよね。


最後まで苦しい展開が続きますが、最後にはちょっと救われそうな感じで終わっていたので良かったです。本当に救われるのかはわかりませんが、そうなりそうな感じだったのがうれしかったです。


この作家さん、追うことにします。重いのでちょっと間をあけながら・・。


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2013年01月22日

神永学「心霊探偵八雲8」

心霊探偵八雲8

 神永学 著
 「心霊探偵八雲8 失われた魂」
 (角川文庫)


あれは、ぼくがやったのか−?目を覚ました八雲の側にあった、血まみれの遺体。混乱する八雲の前に、制服姿の少女の霊が現れる。「−赦さない」呟く少女を追って歩き出した八雲は、殺人の疑いをかけられ追われることに。一方、後藤から八雲が容疑者扱いされていると知らされた晴香は、八雲が姿を消す直前、ある心霊現象の調査を依頼されていたことを突き止め・・!?追い詰められる八雲の運命は!?大人気シリーズ、緊迫の第8弾。−裏表紙より−


8作目にして初めて、八雲目線の書き方になっていました。八雲の心の中が少し見えて、今までが謎すぎただけに妙に嬉しかったです。

それだけ晴香のことを大事に思っているなら、もっと素直になれよ!って感じで、シリアスな場面なのに笑えてしまいました。八雲の不器用さが笑える・・。


八雲が目を覚ました時、目の前には知人の死体が。滅多刺しにされて殺害されたその死体を前に、記憶を失っていた八雲は自分がやったことなのか?と疑問を持ちます。その場を離れようとしたとき、あるメモを見つけた八雲は、警察に知らせることなく、逃げる道を選びます。

警察に逃げる所を見られたため、八雲は第一容疑者として追われることになります。

後藤と晴香は、八雲の無実を信じ、彼を助けるために様々な人の助けを借りながら調査をします。もちろん、石井も彼なりに助けます。今回は意外と頭が働き、熱い動きで助けになりました。まあ、相変わらず鈍い所もあって、イライラはするんですけど。


8作目ともなると、何となく犯人はあの人じゃないかな?とか、あの人が後ろで糸を引いているんだろうな・・とか予想がつくようになります。

それでも、今までにない緊迫した展開と、八雲の過去がまた少し明らかになりそうな雰囲気に、飽きずに読み切ることができました。

そして、最後にはまた悲しい結末が・・。

話が終わった後についている「添付ファイル」でちょっと微笑ましいエピソードがあって、それに救われる感じでした。

そろそろ話も終わりに近づいてきた感じです。今後彼らがどうなっていくのか、楽しみです。



<心霊探偵八雲シリーズ>
「心霊探偵八雲1 赤い瞳は知っている」
「心霊探偵八雲2 魂をつなぐもの」
「心霊探偵八雲3 闇の先にある光」
「心霊探偵八雲4 守るべき想い」
「心霊探偵八雲5 つながる想い」
「心霊探偵八雲 SECRET FILES 絆」
「心霊探偵八雲6 失意の果てに 上」
「心霊探偵八雲6 失意の果てに 下」
「心霊探偵八雲7 魂の行方」


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2013年01月21日

姉小路祐「見当たり捜査25時」

見当たり捜査25時

 姉小路祐 著
 「見当たり捜査25時 大阪府警通天閣署分室」
 (徳間文庫)


見当たり捜査とは、指名手配犯の顔写真を覚えて繁華街の雑踏に立ち、いつ現れるともわからぬ犯人を発見し逮捕することを任務とする。ウラやんこと浦石大輔は大阪府警捜査共助課通天閣署分室見当たり班に所属。“逃げ得は許さない”をモットーに、捜査に励んでいる。今回、熱海の老舗ホテルをめぐる殺人事件の被害者を心斎橋筋で見事逮捕。しかし起訴後の裁判は意外な展開をみせる・・。(『二重逆転の殺意』改題)−裏表紙より−



相変わらず軽快な大阪弁での会話が心地よかったです。大阪弁が苦手な人には読みにくい作品だと思いますが。かなりコテコテですから・・。


見当たり捜査をする専門部署があるなんて、知りませんでした。その仕事の内容が詳しく書かれています。すごく大変そうだと思いました。何よりもストレス溜まりそう。指名手配犯の写真を見つめて頭にインプットしてから町に出て、さり気なく町に溶け込みながら、人の観察をします。

そして、指名手配犯を見つけて逮捕するわけですが、かなりの数いる犯人の顔を写真だけを見て覚えて探すなんて、考えただけでも難しそう。かなりの集中力が必要なので、数時間すれば限界がくるそうです。

見当たり班に所属する浦石の妻・姫子も大阪府警に勤めているのですが、彼女が所属しているのは「女性警官コント班」・・驚きの名前です。名前の通り、女性警官だけが所属しており、彼女たちは数人で組んで、コント仕立ての出し物をすることで、防犯意識を高める活動をしているそうです。

架空の話だろうと思っていたのですが、この班も実在するそうで、警察のイメージが少し変わった気がしました。


浦石たち見当たり班が逮捕した人物は、ある殺人事件の容疑者でした。素直に自白したのですが、裁判になったとき彼は突然、容疑を否認しました。アリバイまで主張し、どうやら違う人物を逮捕したのではないか?と、見当たり班が疑われてしまうことに・・。


容疑者が否認し、生い立ちがわかった時点で、何となく狙いはわかりましたし、その後の展開も想像がつきました。それでも、想像が出来ない展開もあって、飽きることなく最後まで楽しく読むことができました。

何より、「姫」「殿」と呼び合う夫婦に好感がもてましたし、今後も彼らの活躍が見たいと思いました。

続編が出たら読みたいです。


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2013年01月20日

さつまいもマフィン

   さつまいもマフィン

まだまだたくさんあるさつまいも。

今回はマフィンに入れました。

潰したさつまいもを生地に混ぜ込んで焼きました。

なかなか美味しく出来ました。


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2013年01月19日

劇団四季「ライオンキング」

先日見て来ました!

これは家族や仲間、先祖、生命のつながりの大切さ(サークル・オブ・ライフ)を伝える物語。ライオンの王ムファサは息子シンバに、生命は永遠に受け継がれるという自然界の理念を教える。ある日、シンバの叔父スカーが王位を狙い、父を殺す。自分のせいで父が死んだと思い込んだシンバは群れを離れ、友と出会い「ハクナ・マタタ(くよくよするな)」の歌に励まされ立ち直る。成長したシンバの前に幼友達ナラが助けを求め、シンバがスカーと対決すべく故郷を目ざす。−劇団四季パンフレットより−


劇団四季のミュージカル、いくつくらい見たかわかりませんが、その中で一番初めに見て、一番好きなのが「ライオンキング」です。

大阪では12年ぶり?らしいですが、変わらず面白かったです。四季のミュージカルでここまで笑うのは珍しい!

プンバァとティモンの2人(?)が最高なんですよ。大阪に合わせて大阪弁で会話するのですが、まるで漫才師のようで、会話のリズムが最高です。

きっと大阪出身の人が演じているんだろうと思うのですが、ノリ突っ込みもテンポ良く大笑いさせてもらいました。

ナラとシンバは、前回も思ったのですが、子どもの頃はかわいいのに、大人になったら・・・・。もう少し声が通る人なら良かったのにと思いました。でも、声はきれいで、さすがだと思います。


話の内容も面白いですし、ダンスも歌もあり、笑いもあり、何より動物の動きがリアルに表現されていて、それを見るだけでも感動しますよ。

ぜひ一度見てみて下さい。

詳しくは劇団四季公式HPでどうぞ。大阪は、9月末まで延長決定しました!チケットは相変わらず取りにくいですが・・。


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2013年01月18日

買った本

悪党

 薬丸岳 著
 「悪党」
 (角川文庫)


チャウ子さんのブログで紹介されていて、面白そうだったので購入です。以前読んだ作品も気に入ったので、これも気に入るかな?と期待しています。


東京バンドワゴン

 小路幸也 著
 「東京バンドワゴン」
 (集英社文庫)


アンソロジーでは読んだことのある作家さん。気になっていたのですが、今回やっと手に取りました。面白かったら良いな〜。


一分間だけ

 原田マハ 著
 「一分間だけ」
 (宝島社文庫)


先日読んだ作品が面白かったので、読むことにしました。泣きそうな雰囲気なので、家で読むことにします。

2013年01月17日

吉川英梨「マリア 女性秘匿捜査官・原麻希」

マリア

 吉川英梨 著
 「マリア 女性秘匿捜査官・原麻希」
 (宝島社文庫)


警視庁鑑識課に勤める原麻希は、奈良での失態を受けての謹慎中に、友人の離婚式で原田という刑事から相談を持ちかけられる。とあるアパートの一室で見つかった女性の自殺体が、他殺ではないかと言うのだ。現場に残っていたゲソ痕から、麻希は恵比寿の女子高へとたどり着く。そしてそこで、第二の事件と遭遇するが−。ついに宿敵リクルーターの素性が明らかになる!? 映像化もされた人気シリーズ第3弾。


このシリーズも3作目になりました。前作のことは“スワン”の正体での衝撃が強すぎて、あまり覚えていなかったのですが。「奈良での失態って何だっけ?」という状態のまま読み進めました。


謹慎中にも関わらず、原田という刑事に相談されたことをきっかけにして、捜査に口を挟むことになりました。そのまま巻き込まれるような形で、捜査本部にも呼ばれてしまいます。

一見、関連が無さそうな2つの事件ですが、どうやら背後にリクルーターの影が。

麻希は、また捜査に没頭していきます。

今回の麻希には、新たに協力者ができます。警察学校時代の同期である織江と愛香、そして捜査をするきっかけとなった原田。3人の協力を得ながら捜査するのですが、このシリーズ、今まで協力者が犯人・・というパターンがあったせいで、妙に動きが気になってしまいました。

特に同期の2人は、私生活のことも描かれていて、それが余計に怪しく感じてしまい、おかげで事件に集中できなくなりました。

更に、娘の菜月がややこしい・・。8歳とは思えないほどの大人っぷりで、母親に対する態度も高校生のようです。様々な経験をしたからこうなってしまったのでしょうが、麻希とのぎこちないやり取りにハラハラさせられます。この母娘、どうなるのか・・気になって仕方ないです。


事件の犯人は、早い段階でわかってしまったのですが、動機が辛かった・・。全く理解できないですし、そんなことで殺してたら切りがないと思います。犯人の将来が本気で心配になる感じでした。

今回も後味が悪い終わり方。次がきっと最終巻になるのでしょう。もうすぐ発売されるので、読むのが楽しみです。すべてがうまくまとまりますように。


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2013年01月16日

谷瑞恵「思い出のとき修理します」

思いでのとき修理します

 谷瑞恵 著
 「思い出のとき修理します」
 (集英社文庫)


仕事にも恋にも疲れ、都会を離れた美容師の明里。引っ越し先の、子供の頃に少しだけ過ごした思い出の商店街で奇妙なプレートを飾った店を見つける。実は時計店だったそこを営む青年と知り合い、商店街で起こるちょっぴり不思議な事件に巻き込まれるうち、彼に惹かれてゆくが、明里は、ある秘密を抱えていて・・。どこか懐かしい商店街が舞台の、心を癒やす連作短編集。文庫書き下ろし。−裏表紙より−


初めましての作家さんです。知人から借りました。

主人公の明里や時計屋さんの秘めた過去が謎めいていて、始めのうちはとても興味深く読み進めることができました。


昔懐かしい雰囲気のする商店街が舞台。明里は昔祖母がやっていた美容室に引っ越してきます。近所にあった時計屋さんと知り合いになるのですが、その店には「思い出の時 修理します」というプレートがかけてありました。

その不思議なプレートに引かれるようにして、少し不思議な出来事が起こります。死んだはずの人や動物が現れたり、過去に問題を抱えた人がやって来て過去を清算したり。

ファンタジー色の強い作品が続き、面白かったのですが、途中から必ず謎解きがされるようになり、不思議だと思った現象も実はこういうことでした・・ときちんと説明がされるようになりました。それが残念に思えたんですよね。

そういう風に謎解きした方が良い話もあるとは思うのですが、これは不思議なプレートや謎めいた登場人物や舞台が用意されている話なので、最後まで「不思議だけどこういうのもありだね」と思わせたまま終わった方がよかったのではないか?と思いました。


後半になると、時計屋さんや明里の過去の秘密も一気に明らかにされ、その展開の早さにもついていけない気がしました。もう少しじっくりと明かしてほしかったですし、そこまで秘密にするような過去でもないような気もしました。

途中まで面白かっただけに残念です。



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タグ:谷瑞恵
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2013年01月15日

STARDUST REVUE LIVETOUR「B.O.N.D.」

日曜日に行ってきました!

約半年ぶりのライブ。神戸公演は1年4か月ぶりだとか・・。ライブツアーが長いバンドですから、仕方ないことではありますが、もっと来てほしいな〜。

神戸でやるのは1日だけなので、今回も立ち見の方がたくさんおられました。長時間やるので大変です。

今回のツアーは9月に発売された新しいアルバム「B.O.N.D.」を持っての公演。アルバムのツアーも久しぶりです。そのせいか、曲紹介が妙に長かった〜。

いつも説明は長いのですが、今回は曲の歌詞全部言っちゃうんじゃない?っていうくらいの長さ。メンバーも呆れ顔です。

しかも日曜日は、スタレビにとって今年初めてのライブだったせいもあり、時間配分というか、ちょっと勘が鈍っていたのかもしれません。

でも喉の調子は良さそうでした。声の伸びも良かったですし、いつもより嗄れていませんでした。飛ばしすぎたのか、珍しく途中で水を飲んでいましたけど・・。


ここからは、ライブの内容を書くので、ネタバレが嫌な方は読まないで下さいね。




新しいアルバムからは数曲演奏されました。大体予想通りの曲が選ばれていました。歌詞がややこしそうな曲があるのですが、ほとんど間違えずに歌えたことを自分でも驚いていたのには笑わされました。自分で書いた歌詞も間違える人ですから、他の人が書いた物ならなおさら難しいですね・・。

懐かしい曲も演奏してくれて、久しぶりに聴いた曲もあり、聴いていた頃のことを思い出して懐かしい気持ちにもなりました。

会場に入った所に、今回もリクエストマシーンが置いてありました。今回は具体的な曲を選ぶのではなく、「しっとり系」「CM系」「おバカ系」「シェフのきまぐれ系」「カバー系」という選択肢になっていました。

私は、どれにするか決めきれず、人任せ的な「シェフのきまぐれ系」にしました。

投票の結果、選ばれたのは「しっとり系」でした。そこで2曲のバラードを聴かせてくれました。その曲は書かないでおきますが、どちらも懐かしくてでも大好きな曲だったので、聴けてうれしかったです。

アンコールでは、2位と3位になった「おバカ系」「CM系」からもそれぞれ1曲ずつ演奏してくれました。これも大好きな曲で、うれしかったです。まあ、基本的に嫌いな曲はないんですけどね。

恒例の観客が歌うコーラスのコーナーもありました。今回は「シュガーはお年頃」なかなか高度なパートだったので、歌うのが難しかったです。隣にいた男性がとても上手に歌われる方で、私と違うパートだったのでつられてしまいました・・。


あっという間の3時間ちょっと。要さんも「終わるのが寂しい」としきりにおっしゃってましたが、去っていくメンバーを見ていると泣きそうになりました。これもいつものことなんですけど、どうも慣れませんね。


スタレビはライブの通算が2000回を超えそうだそうです。その記念のライブをどこかでやろうとしているとか。決まったらぜひ見に行きたいと思います。どこでやるのかな〜?


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2013年01月14日

クリームパン

   クリームパン


久々のパン作り。

カスタードクリームを上に乗せてみました。

カスタードクリームは、電子レンジで作れますし、とても簡単に出来ました。

久々の割には成功かな?


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2013年01月11日

大崎梢、近藤史恵ほか「エール!1」

エール!

 大崎梢 近藤史恵ほか 著
 「エール!1 お仕事小説アンソロジー」
 (実業日本之社文庫)


元気になれる六話を収録する働くあなたへの応援歌!!
旬の作家六人による、お仕事小説アンソロジーシリーズ第1弾。漫画家、通信講座講師、プラネタリウム解説員、ディスプレイデザイナー、スポーツ・ライター、ツアー・コンダクター―六人の「働く」女性たちが、ときに悩み、へこみながら、自分らしい生き方を見つけていくさまを、気になる職業の裏側や豆知識も盛り込みながらいきいきと描く。オール書き下ろし、文庫オリジナル企画!
責任編集/大矢博子
−裏表紙より−


収録されているのは6話。題名と「働くあなたへの応援歌」という文字に惹かれました。仕事で悩むことの多い今の私にはぴったりだっと思ったんです。それに、気になっているけど読んだことのない作家さんが書いているというのもあって、読んでみることにしました。


大崎梢「ウェイク・アップ」は、漫画家の話です。大好きな作家さんなので、読みやすかったですし、漫画家の裏側のようなこともわかって楽しめました。

平山瑞穂「六畳ひと間のLA」は、通信講座講師の話。初めましての作家さん。お名前も知りませんでした。でも読みやすかったです。通信講座ってやったことありませんけど、これも裏側を知ることが出来てよかったです。最後が切なくて、元気がもらえるという感じではありませんでした。

青井夏海「金環日食を見よう」は、プラネタリウム解説員の話。プラネタリウムか〜。子どもの頃、学校の社会見学的な物で行ったことしかないな・・と懐かしい気持ちで読みました。初めましての作家さんでしたが、読みやすかったです。でもまあ、読み終わって振り返るとあまり印象に残らなかったのですが・・。

小路幸也「イッツ・ア・スモール・ワールド」は、ディスプレイデザイナーの話。初めましての作家さんで、気になっていた人です。読みやすかったですし、文章も私の好みだと思いました。話の流れもやさしくて良い感じ。最後の展開も良かったので、他の作品も読んでみようと思います。

碧野圭「わずか四分間の輝き」は、スポーツ・ライターの話。今人気のあるフィギュアスケートのことが描かれています。実在の選手が思い浮かぶような描写もあり、なかなか面白かったです。が、選手の方に目が行ってしまい、肝心のライターには感情移入できずに終わってしまいました。

近藤史恵「終わった恋とジェット・ラグ」は、ツアー・コンダクターの話。以前はよくツアーを利用していたので、そのときのツアコンの方たちを思い出しながら読みました。私は迷惑かけなかったよね?と反省もしつつ・・。この作家さんはきっと私に合うだろうと思いながらもまだ何も読んでいません。今度何か読もうかな?


ほとんどの話が、前を向いて歩いて行こう!と決心して終わるような展開になっていて、元気がもらえましたし、確かに応援されている気がしました。編集をされた大矢さんの解説(あとがき)も良かったです。

短編でサクッと読めてしまいますし、通勤には便利な作品集です。

どうやら、第2弾、第3弾も決まっているようです。ぜひ読みたいと思います。


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posted by DONA at 11:50| Comment(4) | TrackBack(0) | 読書:その他

2013年01月10日

原田マハ「キネマの神様」

キネマの神様

 原田マハ 著
 「キネマの神様」
 (文春文庫)


39歳独身の歩は突然会社を辞めるが、折しも趣味は映画とギャンブルという父が倒れ、多額の借金が発覚した。ある日、父が雑誌「映友」に歩の文章を投稿したのをきっかけに歩は編集部に採用され、ひょんなことから父の映画ブログをスタートさせることに、“映画の神様”が壊れかけた家族を救う、奇跡の物語。解説・片桐はいり−裏表紙より−


初めましての作家さんです。ネットでの評判を見て読むことにしたのですが、最初の文章で心をギュッとつかまれた気がしました。「これは大丈夫。好みだ」と。

映画好きな父娘の話なので、当然、映画の話題がほとんどをしめています。しかも、名作と呼ばれる、少し古い映画。よく出てきたのは「ニュー・シネマ・パラダイス」・・聞いたことありますし、音楽も口ずさむことが出来ますが、内容が・・。見たこと無いのかもしれないと思っています。どうやら、とても良い映画みたいなので、いつか機会があったら見てみようと思います。


私は映画を見るのが好きです。でも、見る本数はかなり少なくて、年に1本とかのときもあるくらい。好みがうるさいというか、見たい映画が無いと見に行かないんですよね。それでも映画を見るのは好き。映画館という空間で、気の合う友人と一緒に見るのが好き。隣にいるのは友人、でも映画が始まったらその友人の存在さえ忘れるほど没頭してしまうんですよね。画面と音楽に包み込まれる感じ。

そして、絶対にエンドロールの最後まで見てから立ちたいんです。席を立つのが勿体無くて!映画の世界にいつまでもいたい気がするんですよね。最後まで気合を入れて作ったはずだから、作った人たちのためにも見なければ!と思ってしまいます。

まあ、中には気に入らない映画もあって、そういうのに当たるとぼんやり違うことばかり考えてしまいますし、サッサと席を立つのですが。

音楽も映像も終わって、客席の照明が点いて、何となくひそひそと交わされる会話や雰囲気がまた良いんですよね。で、今度は早く出て友人と映画の感想を語り合いたい!と思う。

あ〜、久しぶりに映画が見たくなりました。


この作品にはたくさんの映画が紹介されています。そのほとんどを見ていなかったのですが、それでも十分楽しめました。もちろん、先に見ておいた方がより楽しめたんだろうとは思いますが。

はっきり言って、ご都合主義というか、なんでもうまく行きすぎという展開ではあるのですが、普段なら「ケッ」と思う展開でも、この物語では気になりませんでした。逆にこういう展開にならなかった方がきっと気に入らなかったと思います。

すっかりお気に入りの作品になりました。作品の良い所をうまく説明できないのが残念です。この作家さんの作品、他のも読みたいと思います。


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posted by DONA at 11:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:原田マハ