2017年11月21日

原田マハ「総理の夫」

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 原田マハ 著
 「総理の夫」
 (実業之日本社文庫) 


20××年、相馬凛子は42歳の若さで第111代総理大臣に選出された。鳥類学者の夫・日和は、「ファースト・ジェントルマン」として妻を支えることを決意。妻の奮闘の日々を、後世に遺すべく日記に綴る。税制、原発、社会福祉。混迷の状況下、相馬内閣は高く支持されるが、陰謀を企てる者が現れ・・。凛子の理想は実現するのか? 感動の政界エンタメ!−裏表紙より−


ちょうど選挙戦の時に読んでいました。こんな理想的な政治家がいてくれたら、有権者として気持ちよく1票投じることができるのに・・と、自分の選挙区に立候補されている方たちの選挙公約を読みながら思いました。

もっとわかりやすく、もっと簡潔に、もっと信念をもって政治って出来ないものなんだろうか??

どこの政党も同じように思えるし、ここは良いけどこっちは嫌という部分があったりして、毎回投票には迷います。

とりあえず、野党がコロコロ変化し過ぎでしょう!

・・・・本作と関係のない話を書いてしまいました。


さてこの作品ですが、史上初の女性総理大臣が誕生したという設定での話です。女性総理の視点ではなく、その夫である日和が日記を書いているという設定で話は進んでいきます。

日記というスタイルに慣れるまでちょっと時間がかかりましたが、途中で政界らしいゴタゴタがあってその辺りから面白くなっていきました。現実でもこんな感じで足の引っ張り合いをしているようですね・・。

総理だというだけでも十分非難される立場なのに、それが女性となれば叩かれるのは目に見えるわけで、凛子も大変な立場に立たされます。

小説ですから、こんなにうまくいくわけないと思うようなご都合主義な展開もありますが、それはそれで痛快で良かったと思います。

総理の伴侶というものには、絶対になりたくないとは思いますが。


最後まで読んだ後、解説を安倍昭恵さんが書かれていたのでちょっと冷めました・・。いろんな意味で。本当に色んな所に顔を出される方なんですね。


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2017年11月20日

買った本

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 ジュリア・バックレイ 著
 「真冬のマカロニチーズは大問題」秘密のお料理代行2
 (コージーブックス)


前作が気に入ったので購入。コージーらしい作品です。


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 柚木麻美 著
 「3時のアッコちゃん」
 (双葉文庫)


こちらも前作が気に入ったので購入。アッコちゃんのシーンが少なすぎ!


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 池井戸潤 著
 「花咲舞が黙ってない」
 (中公文庫)


もう感想もアップしていますが、なぜか買った本の中になかったので改めて載せました。

2017年11月16日

谷瑞恵「思い出のとき修理します4 永久時計を胸に」

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 谷瑞恵 著
 「思い出のとき修理します4 永久時計を胸に」
 (集英社文庫)


不仲に思えた両親の絆、亡き妻への秘めた思い・・時計店には今日も人々の「思い出」が持ち込まれる。そんな中、秀司が作ってくれているドレスウォッチの完成が近いと聞き、喜びとともに複雑な気持ちになる明里。秀司の元に、スイスの時計工房から手紙が届いているらしいからだ。ともに商店街で暮らす未来を夢見つつ、本当は秀司がスイスで修業を続けたいのではないかと悩み・・。ついに完結!−裏表紙より−


なぜか、前作で終わったような気がしていたのですが、前作の感想を読んだらそういうわけでもなかったようです。

久しぶりに読んだので、細かい内容が把握できておらず、何とか思い出しながらの読書になりました。


そういえば、結婚指輪の代わりにドレスウォッチをあげるという話になっていたな・・・という所からスタート。

時計屋さんとして、色々な人の持ち込んだ時計を直しながら、ついでにその人の悩みも解決している秀司。そんな忙しい日々の中で、更に明里のために時計を作っています。

作ってもらえることに感動している明里ですが、実は秀司にスイスから修業に誘われる手紙が届いていることを知り、複雑な心境に。

結婚して商店街で暮らすよりも、時計職人としてもっと腕を磨きたいであろう秀司の気持ちを思いやっているわけです。

普通ならキュンとしたり、明里と一緒に胸が苦しくなったりするべき場面なのでしょうが、やっぱり恋愛小説が苦手な私は白けてしまうんですよね・・。

単純にスイスで修業して、帰って来ても気持ちが変わらなければ結婚したら良いのでは?と思ってしまいますし、悩んでウジウジしている文章を読むのが辛かったです。


とりあえず最終巻ということで、後半は一気に詰め込んだ感じにはなっていますが、それぞれ強い決意を持って進んで行くことになって良かったと思います。

きっと2人なら大丈夫でしょう・・。

すっきり終わった最終巻でしたが、一つ心残りなのは太一のこと。彼は結局何者だったんだろうか?? 読者が勝手に考えた人で良いのかな?不思議な存在でした。


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タグ:谷瑞恵

2017年11月14日

池井戸潤「花咲舞が黙ってない」

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 池井戸潤 著
 「花咲舞が黙ってない」
 (中公文庫)


その日、東京第一銀行に激震が走った。頭取から発表されたライバル行との合併。生き残りを懸けた交渉が進む中。臨店指導グループの跳ねっ返り・花咲舞は、ひょんなことから「組織の秘密」というパンドラの箱を開けてしまう。隠蔽工作、行内政治、妖怪重役・・このままでは我が行はダメになる! 花咲舞の正義が銀行の闇に斬り込む痛快連作短篇。−裏表紙より−


久しぶりの花咲。読んでみたらかなりドラマに引っ張られている感じになっていました。こんなキャラだったっけ??読んでいる間中ずっと、杏が頭の中にいました。

大人気の半沢まで登場します。またドラマにするつもりなのか?


半沢のいる銀行と花咲のいる銀行が合併することに。銀行が合併するときってこんな感じなんだということが色々わかってなかなか面白かったです。

お互いに自分の銀行を優位に立たせたいから裏で画策するんですね〜。当たり前と言えば当たり前のことなんですけど、合併しないと経営していけないくらいの状態ならそれどころじゃない気もします。

そんなときですから、出来るだけ自分の銀行では不祥事を起こしたくない。もし起きていたとしても秘密裏に始末したい・・。

不祥事を起こさない努力は必要ですけど、発覚しないように隠そうとする根性は腹が立ちます。

当然、花咲も許せないタイプなので、真っ向から立ち向かっていきます。そして、それに振り回される相馬。ドラマでもそうでしたけど、彼は振り回されながらも冷静に自分のやるべきことをやって、不祥事をもみ消すわけではなく何とか鎮火させようとします。

まあそういうタイプの人たちって、客からすれば頼りになると思うのですが、銀行のトップたちからすれば煙たい存在です。何かと妨害工作をしかけてくるわけです。

そんな上層部に花咲と相馬はどうやって対抗するのか!?


痛快、爽快な部分も多いのですが、すっきり出来ない部分も多かったです。大手の銀行の問題を扱っておいて全てが丸く収まると違和感しか残らないと思うので、これで良かったのでしょうが、嘘でもスキッと終わってほしかった気もします。

でもまあ今後は大逆転を見せるはずだと信じておきます。


<花咲舞シリーズ>
「不祥事」


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2017年11月07日

買った本

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 乃南アサ 著
 「死んでも忘れない」
 (新潮文庫)


お気に入りの作家さんなので購入。怖そうな題名の割にはハッピーエンドでした。


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 柏井壽 著
 「鴨川食堂」
 (小学館文庫)


ネットでの感想を読んで面白そうだったので購入。サラッと読める作品でした。


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 葉室麟 著
 「散り椿」
 (角川文庫)


一度だけ読んだことのある作家さん。前回が読みやすかったので購入。今読んでいます。

2017年11月04日

柴田よしき「風味さんのカメラ日和」

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 柴田よしき 著
 「風味さんのカメラ日和」
 (文春文庫)


東京を離れ洋菓子屋を営む実家に戻った風味は、幼馴染の頼みでカメラ講座に通うことに。いつも写真がボケてしまう老人、寂しくない写真を撮りたい中年女性などが集う中、講師の知念大輔は、カメラマンを挫折した天然なイケメン。だが、彼はレンズを通して受講生の心を癒していく。カメラ撮影用語解説もついた文庫書き下ろし。−裏表紙より−


この作家さんにしてはサラッと読み終わって、あまり印象に残らない感じの話でした。面白くないわけではないのですが、グッと刺さるようなこともなく・・。


東京で働いていた風味が実家に戻り、ぼんやり過ごしているときに、幼馴染から頼まれてカメラ講座に通うことになります。生徒が集まらなくて困っている幼馴染を助けるつもりで、仕方なく通うことになったのですが、講師と写真に興味を持ち、はまっていきます。

同じ被写体を撮っても、それぞれみんな違う雰囲気の写真が撮れることに感動してしまうんです。

確かにそうですよね。写真って上手い下手だけではないそれぞれの持ち味というか、性格が表れるような気がします。

私自身、昔はうまく撮れていると自信があったのですが、最近はどうもうまく撮れない・・。思ったタイミングでシャッターが押せない気がしています。

そういうのも習えば出来るようになるのかな??   それはともかく。


講師の知念は過去に挫折した経験があるカメラマン。でも、観察眼は鋭くて、生徒の撮った写真を見るだけで、謎を解明したり、問題点をうまく指摘して直していったりできる人。

難しい用語も少ない上に、もしわからない用語があっても巻末に解説してありますから、あまり悩まずに読めるのも良い感じ。


最近は、スマホで撮ることがほとんどですが、たまにはカメラも引っ張り出してみようかな?と思わされました。


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2017年11月02日

レイ・ペリー「ガイコツと探偵をする方法」

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 レイ・ペリー 著
  木下淳子 訳
 「ガイコツと探偵をする方法」
 (創元推理文庫)


大学講師の職を得て、高校生の娘を連れ故郷へ戻ってきたジョージアは、親友のシド(世にも不思議な、歩いて喋る骸骨だ!)と再会した。人間だったときの記憶のない彼が、見覚えのある人物と遭遇したのをきっかけに、二人はシドの“前世”を調べはじめる。だが、その過程でできたての死体を発見、殺人事件も背負いこむことに。たっぷり笑えてちょっぴり泣ける、ミステリ新シリーズ。
―裏表紙より―


気になる題名だったので、「本が好き!」で献本申し込みしました。

題名を見たときは、骨格標本が家にあって、それに話しかけながら事件を解決していく探偵の話かと思ったら、あらすじを読んでびっくり! “歩いて喋る骸骨”だなんて!

ますます興味がわきました。


今回のメインになるのは、歩いて喋る骸骨のシドの前世(?)を調べること。これって、普通はシリーズ最終巻にやりそうなことですが、このシリーズでは1作目からやるそうな・・。

これがまたなかなか大変な調査になってしまい、何度も立ち止まることになります。何せ彼が生前のことをほぼ覚えていないのですから。しかも別の殺人事件にも巻き込まれて大変な事態に。

まあこの殺人事件は何ともつまらない動機だったんですけど。アメリカ人で、しかも大学で研究をしていたら理解できる動機なのかもしれませんが、日本人の私には全く理解できず。

そんなことどうでもいいやん!って思ってしまいました。それで人まで殺すか!?・・よくわかりません。


それにしても、シドは謎めいた存在としていた方が良いんじゃないの?と心配になったのですが、よく考えたら彼が生前どんな人物でどんな名前だったとしても、謎めいた存在であることは変わらないんですよね。だから1作目に彼のことがわかっても大丈夫なんです。

彼と、彼の友人、家族として幼いころから一緒にいるジョージアとの関係も良い感じです。お互いを思いやって生活しているのが素敵です。骸骨と過ごす毎日って想像出来ませんけど。

しかも、ジョージアには「ニヤッと笑った」とか怒ったとか、表情の無い彼の感情がわかるんです。これまた素敵ですし、笑えるポイント。

彼の過去がわかったとき、そして、彼がジョージア家族と新たに歩んで行こうと決めたとき、ちょっとホロリともさせられました。

登場人物たちのことも気に入りましたし、彼とジョージアたち家族が今後どんな生活をして生きていくのかも楽しみになったので、シリーズを追いかけようと思います。

本国では3作目まで書かれているとか。訳されて発売されるのを気長に待ちます。


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2017年11月01日

10月のまとめ

思い出のとき修理します 4 永久時計を胸に (集英社文庫)思い出のとき修理します 4 永久時計を胸に (集英社文庫)
シリーズ最終巻。なぜか前作が最後だと思っていた私にとっては、何とも印象が浅い感じになってしまいましたが。2人の関係がほとんどを占めているのに、そこをどうでも良いと思ってしまって、内容が薄く感じてしまいました。全体的にほのぼのと良い雰囲気でした。
読了日:10月03日 著者:谷 瑞恵


総理の夫 First Gentleman (実業之日本社文庫)総理の夫 First Gentleman (実業之日本社文庫)
総理大臣になろうとする人の気持ちは全く理解できませんが、こんな女性にならなってもらいたいかもしれません。これくらい真っすぐな心で国民と向き合ってくれる人がどうしていないんだろう?と思いながら読みました。そして、総理大臣の伴侶となってしまう人には同情しかありません。それを誇りに思える人にしか支えられないのでしょうね。解説を安倍昭恵さんが書かれていて、読んだら何となく複雑な心境になってしまいました。
読了日:10月11日 著者:原田マハ


これは経費で落ちません!  ~経理部の森若さん~ (集英社オレンジ文庫)これは経費で落ちません! ~経理部の森若さん~ (集英社オレンジ文庫)
題名から想像していたのは、もっとスッパリと経費について断るようなすっきりできる話だったのですが、全然違って、どちらかというと波風を立てず何とかスルーしようとする何ともすっきり出来ない内容でした。残念。主人公も好きになれませんでしたし、他の人たちにも魅力を感じられず。
読了日:10月14日 著者:青木 祐子


薔薇を拒む (講談社文庫)薔薇を拒む (講談社文庫)
古い時代の話のように感じる内容ですが、携帯電話なども出てきて意外と最近の設定のようで、違和感がありました。それくらい時代錯誤な生活をしている裕福な一族が出てきて、ずっと謎めいた雰囲気を醸し出しています。最後まで妙にゾクッとする内容でした。
読了日:10月18日 著者:近藤 史恵


最後の晩ごはん 黒猫と揚げたてドーナツ (角川文庫)最後の晩ごはん 黒猫と揚げたてドーナツ (角川文庫)
相変わらずサクッと読めます。時々ウルウルさせられながら終了。もうすぐこのシリーズにも終わりが来ているのかな?とちょっと寂しくなるような内容でした。
読了日:10月20日 著者:椹野 道流


ヘビメタ中年! (小学館文庫)ヘビメタ中年! (小学館文庫)
サクッと読み切ることが出来ました。バンドのメンバー一人一人にスポットを当てて描かれる物語に、一気読みでした。中年になっても自分のやりたいことに情熱を傾けることが出来るって羨ましいですし、素敵です。最後は意外な展開になりましたけど、最後の一人を含め、体力の続く限りバンドを続けてもらいたいものです。
読了日:10月24日 著者:荒木 源


SROVII - ブラックナイト (中公文庫)SROVII - ブラックナイト (中公文庫)
おぞましい記述がたくさん出てきて気持ち悪い話なのに、どうしても目が離せないし気になって一気読み。ただ、心は荒んでいく気がして、続けてたくさんは読みたくないです。房子おばさんに操られるように殺人を犯した人が最後まで救われなくて、それも辛かった・・。まあこのシリーズで救われる人なんていないんですけどね。
読了日:10月26日 著者:富樫 倫太郎


ガイコツと探偵をする方法 (創元推理文庫)ガイコツと探偵をする方法 (創元推理文庫)
新しいシリーズ。題名だけでも興味津々です。でもまさかガイコツがしゃべって動くとは・・。内容も意外だったので、最後まで楽しく読めました。登場人物たちも気に入ったので、続きも発売されたら読むつもりです。
読了日:10月31日 著者:レイ・ペリー


全部で8冊。更に1冊減りました。しかもページ数の少ない作品が入ってのこの数・・。もっと時間が欲しい!

それにしても感想が追いつかない・・。まだ9月分も書けていませんね。忘れる前に書かないと。


印象に残ったと言いたくないですが、印象に残ったのは「SROZ」です。

posted by DONA at 14:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:まとめ

2017年10月30日

椹野道流「時をかける眼鏡 王の覚悟と女神の狗」

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 椹野道流 著
 「時をかける眼鏡 王の覚悟と女神の狗」
 (集英社文庫)


過去の世界のマーキス島でしばらく暮らす決意をした遊馬のもとに、宰相フランシスから“『女神の狗』が現れた”との知らせが届く。城下で変死体が発見され、王の治世に不満を持った女神が国を滅ぼすために遣わすという伝説の狗の仕業だとの噂が広がっているのだ。ロデリック王の善政を信じる遊馬たちは急ぎ帰国し、死体を検分するが、そこに隠されていた真実とは・・!?−裏表紙より−


今回も厄介なことが起きたな〜と思っていたら、これまたあっさりと解決。これって遊馬いる??っていう展開でした。

まあ一応、検死はしましたけど、これは遊馬じゃなくても見たらわかるんじゃない?と思ってしまいました。


テレビやネットなどの映像が無い世界ならではの出来事でしたね。とりあえず「伝説」という奴は大抵見間違いや適当な噂話から大げさに発展するパターンなわけで、「女神の狗」なんて恐ろしい名前の化け物でも、蓋を開ければこんなもの・・。

昔の日本だって、天狗や鬼なんかが本当にいるかのように語られていたわけですから、どんな怪物が出てきても「まあ、あるだろうね」という感じではあります。


今回も王様って大変だね〜という展開。ロデリック王のかっこよさが際立った回でした。なるほど、王族に生まれて王になる人というのはこういう覚悟をもって生きているんだと感心しました。

私には出来ない職業だな・・(王様を職業と呼ぶのは違う気がしますけど)。

そして、誰よりもかわいそうだったのが、遊馬の師匠でもあり、ロデリック王の忠実なる家臣でもあるクリストファー。誰よりも王の事を考え、心の底から心配していた彼が一番翻弄された回でした。

同情しかない状況・・。でもまあそれだけ愛されてるってことかな?


うん、今回もサラッと軽く終了。遊馬の存在意義もよくわかりませんが、この世界のことは気に入っているので続きも読みますよ!


<時をかける眼鏡>
「医学生と、王の死の謎」
「新王と謎の暗殺者」
「眼鏡の帰還と姫王子の結婚」



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posted by DONA at 15:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:椹野道流

2017年10月26日

西條奈加「涅槃の雪」

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 西條奈加 著
 「涅槃の雪」
 (光文社文庫)


町与力の高安門佑は、新任の北町奉行・遠山景元の片腕として市井の取締りに励む毎日だ。その最中、元遊女のお卯乃を屋敷に引き取る。お卯乃との生活に安らぎを覚える門佑だったが、老中・水野忠邦が推進する天保の改革は、江戸を蝕み始めていた。改革に反対する遠山らと水野の鬩ぎ合いが苛烈を増す中、門佑は己の正義を貫こうとするが―。爽やかな傑作時代小説。−裏表紙より−


現代人にも馴染みの深い、遠山の金さんが出てきます。彼の片腕として活躍する高安門佑という与力が主人公なのですが、知っている人が出てくるだけで読みやすい気がしました。

さすがに時代劇のように金さんが町に出て、刺青を見せながら暴れるなんてことはありませんが、そんな姿を思い起こさせるような破天荒な感じの人として描かれていました。


ちょうど、有名な天保の改革の時代。質素倹約を押し付けられている江戸の人たち。特に商人たちは、商売に影響が出るくらいの取締りに合って苦しんでいます。

その改革を推し進めているのが老中の水野忠邦。有名どころがいっぱい出てきてちょっと嬉しくなります。

商人たちを苦しめる改革に対して、異議を唱える立場になるのが遠山奉行。水野の怒りを買わないようにしながらも、何とか改革を止めるように進言していきます。その駆け引きも面白かったです。

門佑はちょっとつかみどころのない人で、あまり好感はもてなかったのですが、彼を慕っている元遊女のお卯乃のことは好きになりました。なかなか武家の生活に馴染めないようですが、彼女の辛い過去と、その過去があるからこその深い想いに感動させられることが何度かありました。


最後までハラハラさせられる展開でしたが、最終的に良い終わり方をしてくれて嬉しかったです。彼らの幸せを確信しながら読み終えることができました。


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posted by DONA at 15:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:西條奈加