2026年05月20日

天藤真「大誘拐」

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 天藤真 著
 「大誘拐」
 (創元推理文庫) ※電子書籍


刑務所の雑居房で知り合った戸並健次、秋葉正義、三宅平太の3人は、出所するや営利誘拐の下調べにかかる。狙うは紀州随一の大富豪、柳川家の当主とし子刀自。身代金も桁違い、破格ずくめの斬新な展開が無上の爽快感を呼ぶ、捧腹絶倒の大誘拐劇。天藤真がストーリーテラーの本領を十全に発揮し、映画化もされた第32回日本推理作家協会賞受賞作。−出版社HPより−


初めましての作家さんです。

かなり古い作品みたいですね。映画化もされたそうです。だから題名を知っていたのか。


刑務所で知り合った3人組が、紀州随一の大富豪の当主を誘拐するという話です。

その当主(刀自と呼ばれている)は誘拐犯の1人が実は子どもの頃にちょっとした因縁があったおばあさんでした。犯人たちがなかなかの頼りなさで、誘拐を実行するまでもあれこれ問題が発生しますし、きちんと考えているようで実は穴だらけの計画だったので後々のフォローが大変でした。

やっと誘拐できたと思っても計画の杜撰さが目立ち、結局刀自に支配されるような状況になります。

始めは数百万を要求するつもりだったのに、数百億に値上げされ、どうやって金を受け渡すか?や、被害者が無事であることをどう伝えるか?も全て刀自の言うままに進められます。

本当は潜伏するはずだった家はあまりにもすぐに見つかりそうだということで、隠れ家を見つけたのも刀自という状況はかなり情けない・・。

どこか憎めない犯人たちで、誘拐という大それたことをしている割にはのんきと言うか考えが甘いというか。


途中からは刀自の思惑が何となくわかってきて、性格が良さそうなイメージだったのに意外としたたかなんだと思えてきました。かわいらしくはあるんですけどね。


この誘拐の方法は、古い時代だから出来ることで、現代だとかなり難しそうです。いくら田舎でもほとんどの人がスマホを持っている時代ですから、誰にも見られず気づかれず・・というのは無理だと思います。


最終的にしてやったりな刀自に感心しつつ、事件を起こした犯人たちに対してそんな結末で良いのか?とも思いますし、税金は払わないといけないでしょ?とも思いましたし、何とも複雑な気持ちになりました。


後は文章が古くて読みにくく、面白いのに進まなくて時間がかかりました。


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タグ:天藤真

2026年05月14日

シャンナ・スウェンドソン

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 シャンナ・スウェンドソン 著
  今泉敦子 訳
 「魔法治療師のティーショップ パン職人の秘密」
 (創元推理文庫) 


パンをつくるときは優しい気持ちで心を満たすようにする。それが祖母の教えだ。祖国の動乱を逃れてリディング村でパン屋を営むルシーナだったが、いまだに悪夢に怯える夜が続いていた。そんななか、村の鍛冶屋に見習いとしてやってきた青年ニコが同郷だとわかり、ルシーナは激しく動揺する。彼は追っ手?<(株)魔法製作所>の著者が贈る、お茶と謎のコージーファンタジイ。−裏表紙より−


シリーズ2作目です。

1作目で終わってもおかしくは無かったのですが、続いてくれて嬉しいです。どうやってシリーズ化するのかと思ったら、こういう方法か!と納得です。

1作目の主役となったのは魔法治療師のエルウィンで、このまま彼女の話が続くのかと思っていたのですが、今回はパン職人のルシーナが主役となります。

もちろん、エルウィンも主なる村人たちも健在です。同じ村の中での話が続きますが、視点となるのがルシーナです。


ルシーナもエルウィンと同じで、他の国から移住して来た女性。祖母が教えてくれたパン作りの腕を活かして、パン屋を営んでいます。祖国では動乱が起こり、国から逃げるしかなかったルシーナ。祖母とは離れて暮らしています。彼女の目標は、お金を貯めて祖母をこちらに連れてくること。

祖母の教えをしっかり守り、優しい気持ちを込めて作っているので、彼女のパンは評判でした。

この村での生活に馴染んでいるのに、村の鍛冶屋に見習いとしてやって来たニコという男性が同郷だとわかり、もしかして追手ではないか?と怯えることになります。


そんな時に村で窃盗騒ぎが持ち上がり、色んな村人が被害に合っていることから、新しくやって来たニコが疑われることに。村人が疑うのは仕方がないですが、いきなり彼に食って掛かるような事態も起きてしまいます。

彼がいる鍛冶屋とルシーナだけが被害を受けていない・・同じ国出身だから一緒に疑われるのでは?という不安も持ち上がります。



窃盗事件の真相はファンタジーらしく、ほのぼの?としたことだったのですが、それ以外の部分では少し血なまぐさいというか、争いごとがあってもっと柔らかい雰囲気で進んでほしい気がしました。

ルシーナにもある能力があって、それは面白かったですし素敵なことだですが、私的にはこの能力は要らないかな?とも思いました。


こんな感じで村人にスポットを当てて、何かしらの能力があって、それをうまく使って解決していくような展開が続くのかな?

この村の不思議については、何も解決していないので今後もどうなっていくのか楽しみではあります。


ちょこちょこと挟まる恋愛系の部分がいらないけど・・

<魔法治療師のティーショップシリーズ>
「魔法治療師のティーショップ」


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2026年05月12日

香月美夜「本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜第四部「貴族院の自称図書委員V」」

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 香月美夜 著
 「本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜第四部「貴族院の自称図書委員V」」
 (TOブックス) ※電子書籍


久し振りに神殿へ帰還したローゼマインは神官長らと共に、神殿長としての仕事に明け暮れていた。奉納式や印刷業関連、数多くの面会、書類業務など、日々は慌ただしく過ぎていく。
季節は冬の終わりへ。ローゼマインの周辺は変化が止まらない。早くも一年生が終わろうとする貴族院では、全領地を集めたお茶会を開催する必要に迫られ、最終学年の領主候補生や側近が卒業式を迎える。領地の繁栄のため、自身の婚約話まで浮上。そして、何より懸案だった、下町の面々との別れが近づく……。
見果てぬ夢への「約束」を胸に、立ち止まってはいられないビブリア・ファンタジー!
書き下ろしSS×2本、椎名優描き下ろし「四コマ漫画」収録!
−出版社HPより−


久しぶりに神殿に帰ったローゼマインを待ち受けていたのは新官長たちからのお叱りと山積みの仕事と社交界での立ち振る舞いに関する教育でした。

新官長が予想していたよりもかなり早く、社交界に出始めたローゼマインに対する教育がまだまだ足りないので、これから関わるであろう人たちの名前や立場や自分たちとの関係性などを教え込むことになりました。

膨大な量のテキストですが、文字を読むのが好きな彼女にとっては楽しみな時間でもありそう。

印刷業にも変化が起こり、キルベルタ商会との関係、そして心の支えだったルッツや本当の家族との関係にも変化が。仕方がないこととはいえ寂しくなります。でも貴族院にいる間はほとんど思い出すこともなかったようなので、大丈夫そう?と思ったら意外と盛大に落ち込んでいました。

本>家族という考えのようですから、すぐに立ち直ることでしょう。


今回最大の目玉は、ローゼマインにとって初めての「読友」が出来そうなこと!
まず読書が趣味な人が少ない世の中にいて、更に年齢が近くて同じ女性で、本の趣味も合いそうだなんて最高な存在です。
せっかく友だちになれそうだったのに、興奮しすぎて倒れてしまうところがローゼマインらしい・・。
彼女との関係がうまく続くと良いですね。


更には次期領主候補でもある義理の兄との婚約も決まりそうです。こんなに若い(幼い)のに婚約!?と驚いていましたが、本人は「本さえ思う存分読めたら誰でも良い」というスタンスで、あっさり承諾してしまいます。

ここまで潔いと気持ちいいです。


貴族院での生活はまだ始まったばかり。どうなっていくのか。


<本好きの下剋上>
「第一部〜兵士の娘T」
「第一部〜兵士の娘U」
「第一部〜兵士の娘V」
「第二部〜神殿の巫女見習いT」
「第二部〜神殿の巫女見習いU」
「第二部〜神殿の巫女見習いV」
「第二部〜神殿の巫女見習いW」
「第三部「領主の養女T」
「第三部「領主の養女U」
「第三部「領主の養女V」
「第三部「領主の養女W」
「第三部「領主の養女X」
「第四部「貴族院の自称図書委員T」
「第四部「貴族院の自称図書委員U」


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2026年05月07日

森原すみれ「お夜食処おやさいどき 癒やしと出逢いのロールキャベツ」

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 森原すみれ 著
 「お夜食処おやさいどき 癒やしと出逢いのロールキャベツ」
 (角川文庫) ※電子書籍


「こちらが今宵の、お客さまのお夜食です」北海道札幌市。転勤直後で疲労を重ねていた望は、ある夜『お夜食処おやさいどき』と出逢う。そこには女性店主の魅惑の夜食と、野菜愛あふれる柔らかな語りがあった。彼女の人柄に魅せられた人々は自然にそこへ足を運び、互いに交流しながら、心と身体を癒やしていく。──今宵のあなたは、どのお野菜を選びますか? 野菜たちが繋いでいく人々の絆と友情と、不器用な恋の物語。『あやかし手製本編纂館 あなたの想い、紡ぎます』『あやかし薬膳カフェ「おおかみ」』の著者による、心も体も温かくなる物語。−出版社HPより−


「癒やしと出逢いのロールキャベツ」「親子の絆とニンジンのグラッセ」「個性豊かなカボチャと三種の野菜の煮物」「同郷のいももちと思い出の味」「癒やしと再会のロールキャベツ」の5話収録。


企業宣伝やイベントPRなどの会社に勤めている榊木望は、札幌支社の立ち上げメンバーに選ばれ、札幌に引越ししてきました。新しい支社のため、やるべき仕事が山積みで、食事を摂る時間もほとんどないほど忙しくしています。

そんな忙しい日の帰り道、さすがに空腹を感じた時に見つけたのが「お夜食処おやさいどき」。

料理を作っている店主は花岡沙都。野菜に対する愛情が深くて、野菜に関する質問をすると止まらないほど説明をしてくる女性。店のメニューは野菜の名前と写真だけが載っていて、客はどの野菜が食べたいかを伝えると沙都が客の雰囲気などを見て料理を作ってくれます。


望が頼んだのはキャベツ。優しい味のロールキャベツを作ってくれました。仕事が忙しすぎて生活リズムが乱れて胃痛まで起こしていた望は、ここで食事を摂ってから体調が良くなりました。

美味しくて、体調も整うとなれば、店の常連になるのは当然です。しかも、店主のことも好きかな?という感じになっていますし。


望だけではなく、隣りに住む翻訳家・加奈子や、ゲーム配信をしている若い女性なども常連として登場します。


登場人物が全員魅力的で、出てくる料理も美味しそうで、読んでいる間ずっと優しい時間が流れている感じがしました。

それぞれが悩みを抱えていて、でも「おやさいどき」で癒されて悩みを解決していきます。


中でも印象に残ったというか、電車の中なのに泣きそうになったのは「同郷のいももちと思い出の味」です。

出てくる定年を迎える中年男性が素敵な人で、人柄が良いので周りもかなり彼を慕っていて、定年退職するのを本当に残念がってくれています。

彼が数年前、部下に叱った場面が感動的で、泣きそうになりました。電車でなければ泣いていたかも。


仕事にばかり夢中になっていたら大事なことを見失うし、実際に失うこともあるということ。今本当に大事なことは何なのか?を常に考えないといけないなとしみじみ思いました。


最終話はちょっと好きではない展開があったのですが、それ以外は気に入りました。

シリーズ化しているなら続きも読んでみたいです。

でもまあ、恋愛系が進んでいくなら嫌だな・・。


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タグ:森原すみれ
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2026年05月01日

4月のまとめ

永遠の旅人 天地の理 天下四国 (講談社文庫)永遠の旅人 天地の理 天下四国 (講談社文庫)
いよいよ最終巻。相変わらずの大風呂敷で、前半はかなり盛り上がりを見せますが、後半は一気に解決しすぎて置いて行かれる感がすごい。そんなにあっさりと解決して良いのか!?本人たちにとってはあっさりではなく一大決心だったのでしょうけど、読んでいる側からすればあっさりでした。
読了日:04月02日 著者:中村ふみ


お夜食処おやさいどき 癒やしと出逢いのロールキャベツ (角川文庫)お夜食処おやさいどき 癒やしと出逢いのロールキャベツ (角川文庫)
野菜を使った料理と野菜のうんちく、人間関係の心地よさ、とにかくずっとほっこりする話でした。最終的な恋愛状態は要らなかったな・・ロールキャベツ、食べたくなった!
読了日:04月10日 著者:森原 すみれ


【小説15巻】本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜第四部「貴族院の自称図書委員3」【小説15巻】本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜第四部「貴族院の自称図書委員3」
ほんと、お貴族様たちの関係性って大変です。お茶会を開催するにも段階がありますし、作法も会話も気を付けることが盛りだくさん。元は社会人とはいえよくやっているなと感心してしまいます。家族との関係にも変化が訪れますが、意外とあっさりしている印象でした。もっと涙涙かと思ったのですが。
読了日:04月19日 著者:香月美夜


魔法治療師のティーショップ パン職人の秘密 (創元推理文庫)魔法治療師のティーショップ パン職人の秘密 (創元推理文庫)
シリーズ2作目。こういう続かせ方をするわけね。なるほど。今回の主役・ルシーナが作るパンが美味しそうでお腹がすきました。意外な人に魔力があったりしてファンタジー色が強くて面白かったです。2人の恋仲については興味なしですが、この村のことは気になるので続きも読みたいです。
読了日:04月27日 著者:シャンナ・スウェンドソン



全部で4冊。

あまり印象に残らない感じの読書になりました。


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2026年04月30日

買った本

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 香月美夜 著
 「本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜第四部「貴族院の自称図書委員V」」
 (TOブックス) ※電子書籍


話が進んでいるのかどうなのか。司書への道が遠い遠い・・


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 天藤真著
 「大誘拐」
 (創元推理文庫) ※電子書籍


古い作品だそうで、読みにくさはありますが、話的には面白そう。ただいま読み中。


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 森原すみれ 著
 「お夜食処おやさいどき 癒やしと出逢いのロールキャベツ」
 (角川文庫) ※電子書籍


優しい話でした。優しすぎて印象に残らないくらい・・


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 シャンナ・スウェンドソン 著
  今泉敦子 訳
 「魔法治療師のティーショップ パン職人の秘密」
 (創元推理文庫) 


お気に入りの作家さん。このシリーズも良いな。でも欲を言えばもっと魔法色強くても良いけど。

2026年04月28日

今村翔吾「襲大鳳(上)(下)」

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 今村翔吾 著
 「襲大鳳(上)(下)」
 (祥伝社文庫) ※電子書籍


血湧き、肉躍り、心が涙する。あの大火から十八年、再び尾張藩邸を火柱が襲う!源吾の前に、炎の中から運命の男が姿を現わす。大気を打ち震わす轟音が、徳川御三家尾張藩屋敷に響く。駆け付けた新人火消の慎太郎が見たのは、天を焼く火柱。家屋は爆ぜたと聞き、慎太郎は残された者を救わんと紅く舞い踊る炎に飛び込んだ―。新庄藩火消頭松永源吾は、尾張藩を襲った爆発を知り、父を喪った大火を思い出して屈託を抱く。その予感は的中。源吾の前に現れたのは、十八年前の悪夢と炎の嵐だった。

「喰ってやる!」侍火消・松永源吾はひたむきに炎と戦う!強く澄んだ眼差しは、火消のそれだった―。新庄藩火消頭”火喰鳥”松永源吾は、尾張藩中屋敷を襲う猛火消の中、もう一人の鳳と邂逅を果たす。火事が特定の人物を狙った謀殺と看破した源吾だったが、背後には巨悪の影がちらつく。ぼろ鳶組の面々、同期の火消たち、そして妻深雪と子平志郎との絆が、源吾を一個の火消たらしめる。技を、想いを、火消の意志を繋げ!−出版社HPより−


新人火消の慎太郎が管轄内の地理を覚えようと休みの日に歩いていたところ、突然の轟音と共に火柱が。あわてて駆けつけ、残された人の救出に向かうが、火の様子がおかしいことに気づきます。

まるで爆発したかのような火事で、その家の主人が亡くなり、どうやって火が付いたのかわからない状況と、火を消すことの困難さから、源吾は父が亡くなることになった18年前の大火を思い出します。

父はどうして亡くならないといけなかったのか? 火をつけたと犯人とされる甚兵衛は、源吾の憧れの人だっただけに思いは複雑です。


18年前の大火で父と共に亡くなったはずの甚兵衛が実は・・・という展開にも驚きました。
火の性質がおかしいので、新人火消は出さないと決めますが、それを守る火消ばかりではなく、危なかしいのが数人。でもお陰で勝利できたのですが。


普段はライバル心も大きい火消たちですが、今回ばかりはしっかり団結し、お互いを信じあって火に立ち向かう姿はとてもかっこよかったです。臨場感もあり、読み応えのある場面がたくさんありました。


あとがきによると、とりあえず今作で第一部が終わったという感じだそうで、まだまだ読めそうで良かったです。


ただ、そろそろ人が多すぎて覚えられなくなっているのが辛い・・・一覧表というか、細かい相関図みたいなのを作ってもらいたいです。


<羽州ぼろ鳶組シリーズ>
「火喰鳥」
「夜哭鳥」
「九紋龍」
「鬼煙管」
「菩薩花」
「夢胡蝶」
「狐花火」
「玉麒麟」
「双風神」


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2026年04月23日

香月美夜「本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜第四部「貴族院の自称図書委員U」」

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 香月美夜 著
 「本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜第四部「貴族院の自称図書委員U」」
 (TOブックス) ※電子書籍


貴族院に入学したローゼマインは図書館に通いたい一心で、勉強に試験に大奮闘を続けていた。が、貴族の常識を知らない振る舞いに、側近や教師たちからも心配の声が高まっていく。そんな折、魔術具のシュバルツ達を巡り、大領地ダンケルフェルガーの学生と衝突が勃発!騎士見習い達の模擬戦「宝盗りディッター」で勝負することに。おまけに領地関係に配慮せず、他の領主候補生から秘密の相談を受けたり、王子の恋の相談にまで乗ったりと…。ローゼマインの奔放さにエーレンフェストで待つ保護者達は頭を抱えるのだった。図書館を守るためには手段を選んでいられません!騒動続きで大賑わいのビブリア・ファンタジー!書き下ろしSS×2本、椎名優描き下ろし「四コマ漫画」収録!−出版社HPより−


貴族院でテストに次々合格し、時間を作っては図書室へ通っています。図書室の魔術具を目覚めさせたことで主となったわけですが、その魔術具がうさぎの形をしていてかわいらしく、女の子たちに人気になりました。

主となると魔力を入れに2日に1回くらい通う必要があり、更に衣装も作らないといけなくなり、さっそく採寸することになります。

彼らの衣装や身体に魔法陣が描かれていることがわかり、それを読み取ってもう一度描き直さなければならず、思ったよりも大変そうです。


昔からあった魔術具を新入生が起動させ、しかも主となっていることに他領の生徒が反発する場面も。その国と、ローゼマインの国で「ディッター」という戦いをすることに。私の想像では、ハリー・ポッターの「クィディッチ」みたいなイメージでしたけど、魔物を狩って来て守り切ったら勝ちというゲームです。

ローゼマインは自国の連携の無さに呆れ、相手国の強さを認めつつ、策略をめぐらせて何とか勝利して主の座を守りきります。


そんなにがんばった理由も本のためだから、まあそうなるよね、という感じ。


後半には地元に戻り、領主やフェルディナンドへの報告&お叱りが待っていました。私的にはよくがんばっていた気がしていましたが、上部の人たちからすればダメダメだったようで、怒られまくっていました。まあ本人は「あれれ・・」って感じで軽く流していましたけど。


久々のルッツやキルベルタ商会の人との再会もありました。でも今までのように抱きつくこともできず、今後はクールな関係になっていきそうです。

貴族院では全く思い出していなかったようなので、このままで良いのかもしれません。

第四部はまだまだ続きます。


<本好きの下剋上>
「第一部〜兵士の娘T」
「第一部〜兵士の娘U」
「第一部〜兵士の娘V」
「第二部〜神殿の巫女見習いT」
「第二部〜神殿の巫女見習いU」
「第二部〜神殿の巫女見習いV」
「第二部〜神殿の巫女見習いW」
「第三部「領主の養女T」
「第三部「領主の養女U」
「第三部「領主の養女V」
「第三部「領主の養女W」
「第三部「領主の養女X」
「第四部「貴族院の自称図書委員T」


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2026年04月22日

今野敏「署長シンドローム」

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 今野敏 著
 「署長シンドローム」
 (講談社文庫)


長く大森署を支えてきた竜崎伸也が去り、新署長・藍本小百合が着任した。ある日、羽田沖海上で武器と麻薬の密輸取引が行われるとの情報が入る。テロに繋がる重大事件として前線本部が置かれた大森署は恐慌寸前。だが、藍本は泰然自若、部下の貝沼や戸田らと共に事件に挑む。大人気「署長」シリーズ第一弾!−裏表紙より−


「隠蔽捜査」のスピンオフ的な話です。


竜崎伸也がいた大森署に後任として来た藍本小百合。かなりの美人で、心を落ち着けて見ないとぼんやりしてしまうほどだそう。

私の乏しい想像力ではどんな顔か浮かびませんけど。とりあえず、今までの長い人生で見ただけでぼんやりしてしまうほどの美人には一度も会ったことがありません。

芸能人でも綺麗な人は多いですが、そこまで見とれるような人はいるかな?? これは映像化が難しそうです。


大森署の面々に再会できたのはとても嬉しいですし、竜崎が去ってからの様子が見られたのは本当にうれしかったですが、美人の署長に会いたくて何度もやって来る偉い人たちの行動にはイライラさせられました。


彼女はある意味、竜崎に似たところがあって、合理的に何でも考えるタイプのようですが、その良さが活かされていません。

彼女の言動よりも、見た目に納得させられている感じがする男性どもに(あえて「ども」と言わせていただきます)ムカついて仕方ありませんでした。


最後の収め方もそんなことで良いのか!?となり、これは多分続きは読まないなと思いました。


全体を通して、警察って暇なんだね〜と思いました。これが、今作の感想のメインです。


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2026年04月15日

買った本

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 香月美夜 著
 「本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜第四部「貴族院の自称図書委員U」」
 (TOブックス) ※電子書籍


どんどん複雑になっていく・・


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 今野敏 著
 「署長シンドローム」
 (講談社文庫)


大好きな作家さんですが、これは・・・


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 今村翔吾 著
 「襲大鳳(上)(下)」
 (祥伝社文庫) ※電子書籍


大好きなシリーズです。登場人物多すぎてついていけなくなりつつある・・