2019年03月22日

斜線堂有紀「私が大好きな小説家を殺すまで」

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 斜線堂有紀 著
 「私が大好きな小説家を殺すまで」
 (メディアワークス文庫)


突如失踪した人気小説家・遥川悠真。その背景には、彼が今まで誰にも明かさなかった一人の少女の存在があった。 遥川悠真の小説を愛する少女・幕居梓は、偶然彼に命を救われたことから奇妙な共生関係を結ぶことになる。 しかし、遥川が小説をかけなくなったことで二人の関係は一変する。梓は遥川を救うため彼のゴーストライターになることを決意するが・・・。 才能を失った天才小説家と彼を救いたかった少女―なぜ彼女は最愛の人を殺さなければならなかったのか?−裏表紙より−


初めましての作家さんです。ネットでの感想を読んで面白そうだったので読んでみました。


『憧れの相手が見る影もなく落ちぶれてしまったのを見て、「頼むから死んでくれ」と思うのが敬愛で「それでも生きてくれ」と願うのが執着だと思っていた。だから私は、遥川悠真に死んで欲しかった』という文章で始まるこの物語。この文章でグッと惹きつけられる感じがありました。

その後、誰かの遺書らしいということはわかります。どんな人が自殺したのか・・。

読み進めるとこの遺書の主は、小説家・遥川悠真が助けた少女・幕居梓だということがわかってきます。遥川悠真と共同生活を始めることになった梓。“少女”というくらいですから、さすがに同棲ではないのですが、保護者代わりという感じです。梓の母親はネグレクトなので、日々の生活に困っていた梓を見兼ねて「家に来ても良い」ということになりました。


梓は実は遥川悠真のファンでもありました。そばにいられることにただただ喜びを感じていたのですが、彼が小説を書けなくなったことで、少しずつ2人の関係に変化が。


この辺りから渡しは少しずつ置いて行かれた気がしました。遥川の気持ちはともかく、梓の気持ちがどうしても理解できなかったのです。彼を独占するために色々画策したり、彼の気持ちを想像して先回りして何かしようとしたり。更には愛するあまり殺さなければならないとまで思い詰める・・・。う〜〜ん。ある意味ここまで愛することが出来るのは、羨ましいような、ここまで落ちたくはないような。


これを暗く悲しい物語だと感じてしまった私は、まだまだなのかな?と思ってしまいました。


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タグ:斜線堂有紀

2019年03月18日

今野敏「継続捜査ゼミ」

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 今野敏 著
 「継続捜査ゼミ」
 (講談社文庫)


元刑事、警察学校校長を最後に退官した小早川の再就職先は三宿女子大学。「刑事政策演習ゼミ」、別名「継続捜査ゼミ」を担当し、5人の女子大生と挑む課題は、公訴時効廃止後の未解決の殺人等重要事案。逃走経路すらわからない15年前の老夫婦殺人事件だった。警察小説の名手が贈る、新たなる捜査が始まる!−裏表紙より−


大好きな作家さんなので、何でも読みたくなるのですが、シリーズが多すぎて追うのが大変で新シリーズに手を出すのをためらっていました。でも、面白かったので読んで良かったです。それに、ちょっと他のシリーズとは雰囲気が違うので混同しなくて良さそう。一応、これも警察小説になるのかな?


元・刑事で、最後は警察学校の校長をやってから退官した小早川が、再就職したのは女子大の准教授。そこで担当している「継続捜査ゼミ」が話の中心となります。ゼミ生は5人。彼女らと共にゼミの課題として、過去の事件を推理し、捜査します。

何て面白そうなゼミ! 大学でこんなゼミがあったらぜひ参加したい!


小早川は元刑事なので、コネを使って実際にお蔵入りした事件の資料を借り出して題材にします。これって大丈夫?と心配になってしまうほど詳しく後輩たちから聞き出し、細かいことまで知った上で捜査出来るので、本当に羨ましい!

素人がする捜査ですから、簡単に解決できないはずですが、「5人寄れば文殊の知恵」的なことと、ビギナーズラックのような感じで解決。まあこれは現実にはあり得ないでしょうけど。


事件の捜査も面白かったですし、ゼミ生のことも小早川や彼らを手伝う現職の刑事たちのことも気に入ったので、次も文庫化を待って読むつもりです。

しかし、また新たなシリーズにはまってしまったな・・・・・。


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2019年03月07日

伊坂幸太郎「PK」

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 伊坂幸太郎 著
 「PK」
 (講談社文庫)


人は時折、勇気を試される。落下する子供を、間一髪で抱きとめた男。その姿に鼓舞された少年は、年月を経て、今度は自分が試される場面に立つ。勇気と臆病が連鎖し、絡み合って歴史は作られ、小さな決断がドミノを倒すきっかけをつくる。三つの物語を繋ぐものは何か。読み解いた先に、ある世界が浮かび上がる。−裏表紙より−


「PK」「超人」「密使」という3つの話からなるのですが、短編でもないし連作短編ともいいにくい内容です。最初から話は繋がっているのですが、それぞれ独立もしています。

この作家さんらしく、読み始めはよくわからない記述も最後にはきれいにつながっていく・・ということでもなかったのが残念でした。

そのせいで、最後まで読んでも理解できず。

解説を読んでちょっとわかった気がしましたが、感想文が書けるほどには理解できませんでした。

結局はあの嫌な虫が活躍する!?的な??


とりあえず、読んだ記録ということで。

 
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2019年03月06日

加藤実秋「モップガール」

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 加藤実秋 著
 「モップガール」
 (小学館文庫)


なんなのこの人たち? なんなのこの会社!?
高級優遇・初心者歓迎・・求人広告に誘われて、フリーターの桃子が就職した先は、事件・事故現場の後始末が専門の掃除会社だった。そこで働くのは、超犬好きの社長を筆頭に、売れない役者の重男、ギャルの未樹、イケメンだが不愛想な翔と、変人ばかり。 ようやく仕事にも慣れてきた桃子だったが、ある事件現場の清掃中、フラッシュバックに襲われる。  個性豊かな清掃員達が、桃子に起こる超常現象を手がかりに、事件や事故の謎に挑む日本初!お掃除サスペンス。
−裏表紙より−


初めましての作家さんです。


事件現場の掃除をする会社に入ることになった桃子。事件現場の掃除。たまに2時間ドラマなどで見かけますが、確かにいないと困る人たちですね。ただ、自分でやりたくない・・。清掃業者でも断る所が多いというのは納得できます。

桃子が入ったのは、変な社員ばかりの会社でした。まず社長。彼はほぼしゃべらない謎の多い人物。ただただ犬が大好きというのだけはわかります。そして、売れない役者で次の仕事の役柄になりきって性格さえも変わる重男、事務をやっているギャルの未樹、イケメンだけど性格がよくわからないこちらも謎の多い翔、という4人。そこに入った桃子も見た目は大人しくてまじめですが、実は時代劇マニアという珍しい女性。

私も時代劇は好きなので出てくる話は結構知っていましたが、さすがに彼女ほどのマニアではない・・。でも血生臭い事件の中で、彼女のマニアっぷりがちょっと話を軽くしてくれている気がしました。

そんな彼女は初めての現場以来、体調に異変が起こるようになりました。そこからどんどん事件に入り込んでいきます。変人たちと事件を解決していく桃子の成長も楽しめるようになっています。


マニアな感じと変人たちの様子が面白かったので、続編も読んでみようと思います。


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タグ:加藤実秋

2019年03月01日

2月のまとめ

パレートの誤算 (祥伝社文庫)パレートの誤算 (祥伝社文庫)
パレードだと思っていたからどういう意味だろう?とずっと考えていました・・。パレートね。生活保護と貧困ビジネスと役所・・色々問題が起こりそうなものばかり出てきます。生活保護受給者に対しては、近くで不正受給の人を見ていると怒りが湧きますが、必要な制度だとは思いますし、本当に難しいです。当然そこには裏のビジネスが絡んできますね・・そして役所も。色々考えさせられる話でした。
読了日:02月04日 著者:柚月 裕子


落ちぬ椿: 上絵師 律の似面絵帖 (光文社時代小説文庫)落ちぬ椿: 上絵師 律の似面絵帖 (光文社時代小説文庫)
初読みの作家さん。視点がよく変わるのが気になりますが、登場人物たちが魅力的で、話も面白くて気に入りました。シリーズ追いかけます。
読了日:02月07日 著者:知野 みさき


スターダストパレード (講談社文庫)スターダストパレード (講談社文庫)
シリーズの途中から読んだのか?と思うくらい、マモルと鷹原刑事の関係性がわかりにくかったですし、元妻の存在もよくわからなかったです。ハラハラする展開だったのに、一気に解決し過ぎて尻つぼみ感がすごかったです…。
読了日:02月13日 著者:小路 幸也


政と源 (集英社オレンジ文庫)政と源 (集英社オレンジ文庫)
身近に政のような人がいるので、時々心が痛くなる思いもしつつ、でも源がいる政のことが羨ましくもあり、複雑な思いで読み終えました。幼馴染というものに改めて憧れてしまいます。年をとっても遠慮なく相手のことが言えるなんて、良いですね。
読了日:02月20日 著者:三浦 しをん


恋するハンバーグ 食堂のおばちゃん(2) (ハルキ文庫 や)恋するハンバーグ 食堂のおばちゃん(2) (ハルキ文庫)
1作目では姑として出て来ていた一子さんの若かりし頃の物語。夫の孝蔵さんも素敵。本当に素敵な夫婦でただただうらやましかったです。一流だけど、暖かい家庭料理のような雰囲気もあって良い食堂です。美味しそうな描写もたくさんありました。
読了日:02月25日 著者:山口恵以子



全部で5冊。結構読めた気がしたのは気のせいでした・・。

posted by DONA at 15:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:まとめ

2019年02月26日

アミの会(仮)「アンソロジー 捨てる」

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 アミの会(仮) 著
 「アンソロジー 捨てる」
 (文春文庫)


連作ではなく、単発でしか描けない世界がある―9人の人気女性作家が、それぞれの持ち味を存分に発揮し、今大変注目を集めている「捨てる」をテーマに豪華競作!女性作家ならではの視点で、人の心の襞をすくいとり丁寧に紡がれた9篇は、いずれも傑作ぞろい。さまざまな女たちの想いが交錯する珠玉の短編小説アンソロジー。−裏表紙より−


アミの会(仮)によるアンソロジーです。女性作家ばかりが集まってできた会だそうです。名前の由来はあとがきを読めばわかるようになっています。

収録されているのは9篇。

大崎梢「箱の中身は」ミステリーっぽくもあり、ちょっと不思議な雰囲気もありました。ただ、結局何だったのかイマイチ理解できず。自分の理解力の無さが情けない・・。


松村比呂美「蜜腺」嫁姑の確執の話。かなりイライラさせられる内容でした。そして、最後が怖い。でもちょっと気持ちはわかる気がするのが、自分でも怖いです。


福田和代「捨ててもらっていいですか?」ハラハラさせられる内容。でもちょっとほのぼのします。遺品を捨てるって難しそう。特にこの遺品は・・。



篠田真由美「forget me not」これも遺品整理の話。娘が母の家を片付けるのですが・・。自分のときはちゃんと片付けておかないと、と強く思わされました。


光原百合「四つの掌編」人形の話は怖そうなので途中でやめておきました。



新津きよみ「お守り」お守りをいつどうやって捨てる? 確かに悩みますね。捨てずに持っていたお守りを捨てたとき・・・。



永嶋恵美「ババ抜き」女性が集まると駆け引きが怖いです。これも色んな意味でゾッとさせられました。



近藤史恵「幸せのお手本」祖母に憧れていた主婦の話。これも結末はゾッとさせられました。でもある種よくある夫婦で、一線を越えるかどうかだけな気もします。


柴田よしき「花子さんと、捨てられた白い花の冒険」謎がいっぱいのミステリー。軽い感じなのに本格的でした。最後はすっきり解決して良い感じです。


彼女たちのアンソロジーは他にもあるようなので、文庫化されたら読みたいと思います。


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2019年02月25日

買った本

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 柚月裕子 著
 「パレートの誤算」
 (祥伝社文庫)


お気に入りの作家さんなので購入。深いお話でした。


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 知野みさき 著
 「落ちぬ椿」
 (光文社文庫)


ネットでの評判が良かったので購入。


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 山口恵以子
 「恋するハンバーグ 食堂のおばちゃん2」
 (ハルキ文庫)


シリーズ2作目。ちょっと間が空いてしまいましたが・・。

2019年02月20日

伊坂幸太郎「陽気なギャングは三つ数えろ」

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 伊坂幸太郎 著
 「陽気なギャングは三つ数えろ」
 (祥伝社文庫)


陽気なギャング一味の天才スリ久遠は、ひょんなことからハイエナ記者火尻を暴漢から救うが、その正体に気づかれてしまう。直後から、ギャングたちの身辺で、当たり屋、痴漢冤罪などのトラブルが頻発。蛇蝎のごとき強敵の不気味な連続攻撃で、人間嘘発見器成瀬ら面々は追いつめられた! 必死に火尻の急所を探る四人組だが、やがて絶体絶命のカウントダウンが!−裏表紙より−


お気に入りの作家さんのお気に入りのシリーズです。第3弾ですが、間が空きすぎて(約9年ぶり!?)中身をすっかり忘れていたので、読みながら思い出す状態でした。


4人のギャングの物語で、この4人についてはぼんやりとはいえ覚えていました。冒頭で銀行強盗をするのですが、その場面が好きなんですよね。悪いことをしているので“好き”というのも微妙なのですが・・・。

ぺらぺらと演説しながら人質を集めておとなしくさせる響野、スリの天才・久遠、人間嘘発見器であり堅物な成瀬、正確な体内時計を持つ雪子、という個性的なメンバーで、この4人が集まって問題に立ち向かう様子がとても面白いです。

何か問題が起こったときに、それぞれがどんな反応をするか予想して「やっぱり!」と当てたり、外れて「あれ?意外と・・」と驚かされたりするのも読む楽しみの一つです。


今回の彼らは、人助けからトラブルに巻き込まれるという何ともかわいそうな展開。ひたすら冷静に物事を把握して解決させようとする成瀬に、雪子も冷静に、でも時に熱くなりつつ立ち向かい、久遠は発端を作った本人であるにも関わらず妙に他人事のように第三者的な目線で立ち向かい、響野は1人バタバタしては物事をよりややこしくする役回り。

彼らのバタバタさに何度もニヤッとさせられながら読みました。最後まで飽きずに一気読みできました。


彼らの話はいくらでも書けそう。もっと読みたいです。次はもう少し早めに・・。


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posted by DONA at 15:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:伊坂幸太郎

2019年02月18日

中山七里「テミスの剣」

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 中山七里 著
 「テミスの剣」
 (文春文庫)


豪雨の夜の不動産業者殺し。強引な取調べで自白した青年は死刑判決を受け、自殺を遂げた。だが5年後、刑事・渡瀬は真犯人がいたことを知る。隠蔽を図る警察組織の妨害の中、渡瀬はひとり事件を追うが、最後に待ち受ける真相は予想を超えるものだった!どんでん返しの帝王が司法の闇に挑む渾身のミステリ。−裏表紙より−


以前、ドラマをやっていたので録画したのですがまだ見ていません・・。原作を先に読むことにしました。


不動産業者の殺害と窃盗事件が発生し、渡瀬刑事とベテランの鳴海が捜査することに。そこで浮上した容疑者を逮捕し、強引な方法で自白させてしまいます。

容疑者は死刑判決の末、自殺をしてしまいます。なのに、5年後に別に犯人がいることが判明。

普通ならその事実を公表し、亡くなったとはいえ冤罪で逮捕され死刑判決を受けた人の名誉を回復させるべきなのですが、警察と言うのは隠蔽体質のようで、上司たちは何とかして隠そうとします。

渡瀬も公表したときの波紋の大きさを恐れてかなり葛藤し、信頼している検事や冤罪を作ることになってしまった裁判官にも相談しに行きます。

彼の苦しみはわからないこともないですし、勇気も必要だとは思います。でも、間違えたことを組織全体で公表し、そのミスをカバーできるようになるべきなのに・・と思うと、情けない気持ちになります。

唯一、裁判官と検事だけはまともでいてくれたことが救いでした。


現実社会でも時々聞かれる冤罪。人が人を逮捕して裁くことの難しさ、怖さを痛感させられました。


ドラマも見てみよう! どんなアレンジがされているか楽しみです。


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タグ:中山七里

2019年02月13日

柴田よしき「恋雨」

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 柴田よしき 著
 「恋雨」
 (文春文庫)


不倫の恋に破れ、仕事も失った茉莉緒は、偶然の出会いから、伸び悩んでいる若手俳優・雨森海のマネージャーに抜擢される。だが、その直後、撮影現場で殺人事件が発生し、海の関与が疑われる事態に。奔流のごとき芸能界で必死にもがく茉莉緒は、海を守り切ることができるのか(『ミスティー・レイン』改題)。−裏表紙より−


大好きな作家さんの作品なので、内容も確かめずに読みました。

題名に「恋」という字が入っている時点で予想するべきでしたが、私の苦手な恋愛絡みの話でした・・。とはいえ、前半はミステリ色が強かったですが。


いきなりタレントと思われる女性が自殺し、それをマネージャーが発見する場面から始まります。

そして次の場面は、茉莉緒という女性が失業した所。つながりのない状態のまま話は進みます。茉莉緒が偶然出会ったまだ売れていない俳優・雨森海のマネージャーになることに。

タレントとマネージャー、そして芸能事務所。ここで始めの場面とのつながりが何となく予想されますね。

その後起きた殺人事件の容疑者にされた海。事件を解決させる・・というわけでもなく、いかに海を守るかに重点がおかれます。海の日常に事件がチラチラと出てくる感じです。

そして後半はどんどん恋愛話へ・・。

事件はあっさり解決しますが、それはあまり関係ない感じです。それよりも恋愛の方が重要になっています。となると、私にとってどうでも良い状態になるわけです。


マネージャーの裏側的な話としては楽しめますので、芸能界に興味がある人は面白いかも。とりあえず、それ以上でもそれ以下でもない感じでした。


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posted by DONA at 15:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書:柴田よしき